中国地方に位置する広島は、世界遺産である「原爆ドーム」や日本三景のひとつ「宮島」、軍事関連施設の集まる「呉」などの見どころの多い県です。
南に広がる瀬戸内海では、美しい島々が点在しており、それらをつなぐ「とびしま海道」や「しまなみ海道」のドライブも楽しめます。
今回は、そんな広島を2泊3日で巡る観光モデルコースと見どころ、広島で行くべき観光スポットについて解説していきます。
広島2泊3日観光モデルコース
ではまず、広島を2泊3日で巡る観光モデルコースをご紹介します。
広島2泊3日観光モデルコースは以下の通り。
✅広島2泊3日観光モデルコース
広島2泊3日観光モデルコースは、広島駅から出発し、広島市内→宮島と観光。そのあと、呉→とびしま海道→しまなみ海道→尾道と移動していきます。
とびしま海道からしまなみ海道へはフェリーが利用できます。フェリーを避けるなら呉→竹原→尾道→しまなみ海道の順番で巡りましょう。
また、広島では山陽道沿いなら基本的にバスや電車で移動できますが、瀬戸内海の島々をドライブするなら車が必要になります。
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広島の観光の見どころ
広島の主要観光スポットは以下の通りです。
✅広島の主要観光スポット
- 【広島市内】広島平和記念公園・原爆ドーム
- 【広島市内】おりづるタワー
- 【広島市内】広島城
- 【広島市内】縮景園
- 【宮島町】厳島神社
- 【呉市】大和ミュージアム
- 【とびしま海道】御手洗町並み保存地区
- 【しまなみ海道】大山祇神社
- 【尾道】千光寺公園
- 【竹原】町並み保存地区
広島の観光の見どころは、広島の市内にある原爆ドームや平和記念公園、宮島の厳島神社、防衛・軍事関連施設のある呉の町などです。
そのほか、瀬戸内海の島々の絶景が楽しめるとびしま海道・しまなみ海道でのドライブや、歴史散策が楽しめる尾道や竹原もあります。
宿泊は1泊目は広島市内のリーズナブルな価格のシティホテルが便利です。2泊目は尾道にある旅館・ホテルを利用できます。
さらに広島に隣接する山口県や岡山県にも見どころは満載です。観光モデルコースは以下の記事で解説しているので合わせてご覧ください。
広島観光｜行き方・交通アクセス
広島県への行き方は、大阪からは”JR新幹線のぞみ・さくら・みずほ”で約1時間30分。福岡からは約1時間10分です。東京からでも”JR新幹線のぞみ”が利用でき、所要時間は約4時間です。
飛行機では広島空港が玄関口で、東京の成田と羽田、新千歳、仙台、那覇の国内線5路線を結んでいます。所要時間は羽田から1時間25分ほど。広島駅までは連絡バスと電車を乗り継いで1時間ほどです。
新幹線や飛行機のチケットは、「ホテル・旅館」と組み合わせたダイナミックパッケージでお得に購入することができます。このようなサービスは、以下の旅行会社で取り扱われているので、ぜひチェックしてみてください。
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広島で必ず行きたい10の観光スポット
では、ここからは上記モデルコースで行ける広島の観光スポットをそれぞれ解説していきます。
広島平和記念公園・原爆ドーム
原爆ドームは、広島平和記念公園内にある記念碑（被爆建造物）です。
原爆投下以前は「広島県産業奨励館」と呼ばれていた建物で、現在はユネスコの世界遺産（文化遺産）に登録されています。
公園内ではそのほか、慰霊碑や広島平和記念資料館なども見学できます。所要時間は園内散策で1時間ほど、資料館を含めて2~3時間ほどです。
広島平和記念公園
所在地／広島県広島市中区中島町１丁目１
TEL／082-504-2390
料金／無料
▶公式ホームページ
おりづるタワー
「おりづるタワー」は原爆ドームの隣に2016年9月にオープンした新たな複合施設です。
1Fには、品揃えが豊富な物産館や、広島や瀬戸内の素材にこだわったオリジナルメニューを提供するカフェを併設。屋上展望台「ひろしまの丘」からは、平和記念公園・原爆ドーム、晴れた日には宮島の弥山（みせん）まで、広島の2つの世界遺産を同時に望めます。
そのほか、12階にある「おりづる広場」では、地上階から吹き抜けの高さ約50mあるガラスでできた「おりづるの壁」に、願いを込めて折った鶴を投入する体験ができます。
おりづるタワー
所在地／広島市中区大手町1-2-1
TEL／082-569-6803
営業時間／10:00～19:00（最終入場は閉館1時間前まで）
定休日／12月31日
料金／大人1,700円、中・高生900円、小学生700円、幼児(4歳以上)500円
▶公式ホームページ
広島城
「広島城」は、1589年に豊臣秀吉の五大老の一人として知られる毛利輝元によって築城されました。
国宝に指定されていた五層天守閣はアメリカ軍の原子爆弾投下によって倒壊。現在の城郭建築はすべて1958年以降に再建されたものです。
天守閣内部は歴史博物館となっており、展望室からは広島市街はもちろん、晴れた日には宮島も望むことができます。
広島城
所在地／広島市中区基町21
TEL／082-221-7512
営業時間／
12月～2月は9:00～17:00(入館16:30まで)
3月～11月は9:00～18:00(入館17:30まで)
料金／
天守閣：大人 370円、高校生・シニア（65歳以上） 180円、中学生以下無料
二の丸：入館料無料
▶公式ホームページ
縮景園
縮景園は、広島藩初代藩主 浅野長晟（ながあきら）が別邸の庭園として築成した大名庭園です。
中国の世界的な景勝地”西湖”を模してつくられたとも伝えられている園内は、山川の景、京洛の態、深山の致を庭の中に縮景していることから、「縮景園」と名付けられました。
園内の池には島が浮かび、小山や渓谷、数寄屋造の茶室などが配置された明媚な造り。入口近くの「泉水亭」では抹茶セットや軽食も楽しめます。
縮景園
所在地／広島市中区上幟町2-11
TEL／082-221-3620
営業時間／4月〜9月 9:00〜18:00（入園は17:30まで）
10月〜3月 9:00〜17:00（入園は16:30まで）
定休日／12月29日～12月31日
料金／一般 260円、高・大学生 150円、小・中学生 100円
▶公式ホームページ
また、広島市内で宿泊するなら「リーガロイヤルホテル広島(2,500円〜)」が人気があります。低価格でありながら上質な設備とサービスを提供するラグジュアリーホテルです。
「ダイワロイネットホテル広島駅前(4,250円〜)」と「ホテル川島(5,950円〜)」は広島駅にほぼ隣接するビジネスホテル。「天然温泉 ドーミーイン広島ANNEX(3,500円〜)」は天然温泉が魅力のホテルです。
そのほかは以下リンクをチェックしてみてください。
宮島・厳島神社
広島市内の西側に位置する宮島は、神宿る島として古くから島そのものが信仰の対象になっていたという周囲約30kmの小さな島です。
松島・天橋立とともに日本三景に数えられる広島の人気観光スポットで、海に浮かぶ大きな赤い鳥居が印象的な「厳島神社」が有名です。平成8年12月に世界文化遺産として登録されました。
そのほか、宮島の最高峰の「弥山」や、紅葉が美しい「紅葉谷公園」などの観光スポットがあり、表参道商店街では宮島名物の牡蠣や穴子、もみじ饅頭などのご当地グルメが楽しめます。
観光所要時間は2～3時間ほど。弥山に登るなら1日を見積もっておきましょう。
宮島・厳島神社
所在地／廿日市市宮島町１－１
TEL／0829-44-2020
交通アクセス／宮島口桟橋からフェリーで宮島桟橋へ（約10分)
※料金：大人180円（片道）小人90円（片道）
▶公式ホームページ
また、宮島での宿泊は、江戸時代初期の創業で宮島で一番歴史のある「宮島グランドホテル 有もと(7,700円〜)」や、楽天トラベルアワード3年連続受賞の「ホテル菊乃家(7,000円〜)」が人気があります。
そのほかは以下リンクをチェックしてみてください。
宮島の観光モデルコースは以下の記事で詳しく解説しています。
呉市海事歴史科学館（大和ミュージアム）
広島市内から車で30分。呉市内に位置する「大和ミュージアム」は、呉の歴史や造船技術の歴史について学ぶことができる博物館です。正式名称は「呉市海事歴史科学館」。
見どころは、実物の10分の1サイズの戦艦大和の模型や、零式艦上戦闘機六二型、人間魚雷回天10型（試作型）の展示です。そのほか、戦後の海事史についての展示物も充実しています。
また、向かい側にある「てつのくじら館（海上自衛隊呉史料館）」は、実物の巨大潜水艦を陸上展示している博物館です。館内は無料で見学できます。
呉市海事歴史科学館（大和ミュージアム）
所在地／広島県呉市宝町５−２０
TEL／0823-25-3017
営業時間／9:00～18:00（展示室入館は17:30まで）
定休日／火曜日（祝日の場合は翌日休館）
※4月29日～5月5日、7月21日～8月31日、12月29日～1月3日は無休
料金／大学生以上 500円、高校生 300円、小・中学生 200円
※未就学の幼児は無料
▶公式ホームページ
そのほか、呉の観光スポットと観光モデルコースは以下の記事にまとめています。
とびしま海道
とびしま海道は、広島の呉市本州側から、5つの有人島と2つの無人島を8本の橋で結ぶ全長約31kmの道路です。
海沿いをドライブやサイクリングで楽しむことができ、各島にある展望台からは瀬戸内海のパノラマビューを望めます。
最終地点の岡村島からは、周囲の島へのフェリーが運行。広島観光モデルコースでは、とびしま海道を通って大三島に渡り、しまなみ海道→尾道へ移動すると効率よく観光できます。
御手洗町並み保存地区
「御手洗町並み保存地区」は、とびしま海道で人気の観光スポットです。御手洗地区は、17世紀の中頃に形成されて以来、瀬戸内海交通の中継港として栄えてきました。
当時のまま現存している建築物も多く、江戸から明治、大正昭和初期までに建てられた貴重な建物が混在。近年では清涼飲料水のCMのロケ地で登場し、「美しい町並み」として注目を集めました。
平成6年には、重要伝統的建造物群保存地区として国から選定されています。
御手洗町並み保存地区
所在地／呉市豊町御手洗
TEL／0823-67-2278
しまなみ海道
広島南部に架かる「しまなみ海道」は、広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ全長約60kmの自動車専用道路です。
サイクリングの聖地として有名で、2014年にはCNNから世界7大サイクリングルートに選定されました。
しまなみ海道の島々は、かつて瀬戸内海を支配していた村上水軍が拠点を置いた場所です。2016年には「“日本最大の海賊”の本拠地」として芸予諸島が日本遺産に認定されました。
しまなみ海道の観光モデルコースと見どころは以下の記事で詳しく解説しています。
尾道
広島東部に位置する「尾道」は、大阪と北海道を結ぶ大型船の寄港によって繁栄してきた町です。
現在でも、古寺がたくさん残る歴史情緒あふれる街で、観光では「千光寺公園」のほか、「文学のこみち」や「猫の細道」などの散策や映画やアニメのロケ地散策が楽しめます。
尾道で人気の宿泊施設は以下の記事をどうぞ。
そのほか、尾道の観光スポット・モデルコースについては以下の記事で詳しく解説しています。
竹原・町並み保存地区
広島市内から車で1時間に位置する「竹原市」は、古くから瀬戸内の交通の要衝として発展し、江戸後期には、製塩業・酒造業で大いに栄えた町です。
現在は 『安芸の小京都』 と呼ばれ、2000年に町並地区が「都市景観100選」に選定されました。
観光の見どころは、塩田経営や廻船業、醸造などで財を築いた「松阪邸」やニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝の生家「竹鶴酒造」です。
竹鶴酒造は、NHKの連続テレビ小説「マッサン」のモデルにもなった酒造で、今でも営業を続けています。観光所要時間は1時間ほど。古い町並み散策を楽しみましょう。
たけはら町並み保存地区
所在地／竹原市本町三丁目
TEL／0846-22-7745
広島の観光ガイドブック
広島観光をもっと深く楽しみたい方には、以下の観光ガイドブックが役立ちます。これらのガイドブックは、モデルコースには含まれていない隠れた名所や地元ならではの体験情報も豊富に掲載されています。
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【広島2泊3日観光モデルコース】まとめ
今回は、広島2泊3日観光モデルコースについて解説してきました。
広島は上記モデルコースのほかに、山口県の岩国や岡山県の倉敷方面も観光できます。さらには、しまなみ海道を通って四国方面にもドライブ旅行が楽しめるので、広島を拠点に他県を観光しても良いですね。
以下の記事でモデルコースを解説しているので是非ご覧ください。
今回は以上です。広島観光の参考になれば幸いです。
