西日本の広島湾に浮かぶ宮島は、神宿る島として古くから島そのものが信仰の対象になっていたという周囲約30kmの小さな島で、海に浮かぶ大きな赤い鳥居が印象的な「厳島神社」が有名です。
そのほか、宮島の最高峰の「弥山」や、紅葉が美しい「紅葉谷公園」などの観光スポットがあり、表参道商店街では宮島名物の牡蠣や穴子、もみじ饅頭などのご当地グルメが楽しめます。
今回は、そんな宮島を巡る観光モデルコースと見どころ、宮島で行くべき観光スポットについて解説していきます。
宮島観光モデルコース
ではまず、宮島を巡る観光モデルコースをご紹介します。
宮島観光モデルコースは以下の通りです。
✅宮島観光モデルコース
宮島の観光モデルコースは、宮島桟橋から出発して、宮島表参道商店街、御笠浜石鳥居を通って嚴島神社を観光していきます。
そのあとは、宮島水族館や大聖院を巡り、弥山展望台までロープウェイで向かいましょう。所要時間は3~4時間ほど。宮島は半日観光が楽しめるので時間には余裕を持って訪れてください。
宮島への行き方
宮島の最寄り駅は宮島口駅で、JR広島駅から電車で約25分です。車でお越しの方は、宮島口地区の駐車場が利用できますが、観光シーズンにはたいへん混雑するので注意が必要です。→宮島口地区駐車場情報
宮島口から宮島桟橋までは、約15分間隔でフェリーが運行しています。乗車時間は約10分。運賃は片道大人180円、小人90円です。
なお、大阪から新幹線を使う場合は、新大阪駅から2時間ほどで行くことができます。
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宮島の観光の見どころ
宮島の主要観光スポットは以下の通りです。
✅宮島の主要観光スポット
- 宮島表参道商店街
- 豊国神社(千畳閣)・五重塔
- 嚴島神社
- 宮島歴史民俗資料館
- みやじマリン 宮島水族館
- 大聖院
- 紅葉谷公園
- 弥山展望台
宮島の観光の見どころは、国宝である「嚴島神社」のほか、豊臣秀吉が建立を命じた「豊国神社」、宮島表参道商店街での食べ歩き、パワースポットとしても注目されている「弥山」でのハイキングです。
嚴島神社の鳥居は、干潮時には徒歩で近くまで参拝でき、満潮時は海に浮かぶ幻想的な姿を眺めることができます。
夏には満潮になりやすく、冬には干潮になりやすいので、事前にチェックしておきましょう。満潮・干潮の時間帯は宮島観光案内サイトやフェリー乗り場の入り口で告知されています。
そのほか、宮島近郊の観光スポット・モデルコースは以下の記事で解説しているので合わせてご覧ください。
宮島観光で人気のホテル・旅館


宮島観光での宿泊は、江戸時代初期の創業で宮島で一番歴史のある「宮島グランドホテル 有もと(7,700円〜)」や、楽天トラベルアワード3年連続受賞の「ホテル菊乃家(7,000円〜)」が人気があります。
宮島の対岸にある宮島口付近では、2021年7月オープンの「グランヴィリオホテル宮島 和蔵(4,500円〜)」や、「リブマックスリゾート宮浜温泉 Ocean(5,950円〜)」が評価が高いです。
そのほか、宮島観光で人気のホテル・旅館は以下リンクをチェックしてみてください。
広島市内の宿泊施設については以下をご覧ください。
宮島で必ず行きたい8つの観光スポット
では、ここからは上記モデルコースで行ける宮島の観光スポットをそれぞれ解説していきます。
宮島表参道商店街
宮島表参道商店街は、別名「清盛通り」とも呼ばれる、宮島の中で最も賑やかな通りです。
宮島桟橋から厳島神社へ約300m続く通りには、宮島杓子やもみじ饅頭などの特産品を取り扱う土産物屋や、焼き牡蠣やあなごを食べられるお店が立ち並び、食べ歩きや買い物を楽しめます。
また、商店街の一角には世界一の大きさを誇る大杓子が展示してあります。
宮島表参道商店街
所在地/広島県廿日市市宮島町
TEL/0829-44-2011
交通アクセス/宮島桟橋から徒歩約5分
▶公式ホームページ
豊国神社(千畳閣)・五重塔
豊国神社は、豊臣秀吉が毎月一度千部経を読経するため建立を命じた大経堂です。島内では最も大きな木造建築物で、畳857枚分の広さがあることから「千畳閣」と呼ばれてきました。
工事の途中で秀吉が死去したため、天井の板張り、正面入口などが未完成のまま現在に至っています。
また、千畳閣の隣に建つ五重塔は、和様と唐様を巧みに調和させた建築様式で、桧皮葺の屋根と朱塗りの柱や垂木のコントラストが美しい塔です。
毛利元就と陶晴賢が戦った厳島合戦では、陶軍が陣を構えた場所としても知られています。
豊国神社(千畳閣)
所在地/廿日市市宮島町1−1
TEL/0829-44-2020(嚴島神社)
開門時間/8時30分~16時30分(年中無休)
料金/100円(中・小学生50円)
交通アクセス/宮島桟橋から徒歩約10分
嚴島神社
厳島神社は瀬戸内海の島を背後にして、その入江の海のなかに木造建物が建ち並ぶ日本でも珍しい神社です。
推古天皇元(593)年に佐伯鞍職により創建され、仁安3(1168)年に平清盛によって、現在の姿に改められました。
厳島神社の建造物は本社本殿、回廊東廻廊、廻廊西廻廊など6棟が国宝に、豊国神社本殿、大鳥居、多宝塔、五重塔など11棟3基が国の重要文化財に指定。1996年には世界遺産に認定されました。
干潮の時には16mの高さを持つ大鳥居を通り抜けることができ、満潮の時は海に浮かぶ社殿を眺めることができます。
嚴島神社
所在地/広島県廿日市市宮島町1-1
TEL/0829-44-2020
営業時間/6:30~18:00(閉門、時期により異なる)
料金/拝観大人300円(宝物館との共通券500円)
交通アクセス/宮島桟橋から徒歩約10分
▶公式ホームページ
宮島歴史民俗資料館


宮島歴史民俗資料館は、嚴島神社や平清盛の魅力、独特の文化を育んできた宮島の歩みを分かりやすく伝える歴史館です。
江戸時代後期から明治期にかけて醤油の醸造を営み、豪商といわれた旧江上家の主屋と土蔵を展示施設の一部に利用しており、その一部は国の登録有形文化財となっています。
宮島歴史民俗資料館
所在地/広島県廿日市市宮島町57
TEL/0829-44-2019
営業時間/9:00~17:00(入館は16:30)
定休日/月曜日(祝日・振り替え休日の場合は翌日)、12月26日~31日
料金/一般 300円、高校生 170円、小・中学生 無料、65歳以上 150円
交通アクセス/宮島桟橋から徒歩約20分
▶公式ホームページ
みやじマリン 宮島水族館
宮島水族館は、海の生きものをより身近に感じられる参加・体験型の水族館で、瀬戸内海の生き物を中心に約350種13000点以上の魚や海獣などを展示しています。
希少なスナメリやペンギン、トド、カワウソなど愛らしい動物たちの展示が人気で、ライブプールでは毎日アシカのショーも行われています。
宮島水族館
所在地/広島県廿日市市宮島町10-3
TEL/0829-44-2010
営業時間/9~17時(16時最終入館)
料金/一般1400円、小・中学生700円、幼児400円、4歳児未満無料
交通アクセス/宮島桟橋から徒歩約23分
▶公式ホームページ
大聖院
宮島にある寺院で最も歴史が深いのが、真言宗御室派(総本山仁和寺)の大本山大聖院です。
空海が唐より帰朝後宮島に渡り弥山にて修行なされ、西暦806年(大同元年)開基。島内仏教信仰の中心となり、弥山の弘法大師が求聞持の秘法を修めた遺跡を管轄しています。
大聖院
所在地/広島県廿日市市宮島町210
TEL/0829-44-0111
開門時間/8:00~17:00
交通アクセス/宮島桟橋から徒歩約30分
▶公式ホームページ
紅葉谷公園
紅葉谷公園は、江戸時代からあったいくつかの寺院跡地を公園化したもので、昔はこの辺りは「寺谷」と呼ばれ、多くの寺院が集まっていました。
天然記念物に指定されている弥山原始林の麓にあり、紅葉の頃はもちろん、新緑のモミジもとても美しく、清々しい空気を体中に取り込みながらゆっくりと散策を楽しめます。
紅葉谷公園
所在地/広島県廿日市市宮島町紅葉谷
交通アクセス/宮島桟橋から徒歩約20分
弥山展望台
弥山(みせん)は、宮島の最高峰で、標高は535m。島全体が神聖視されていた宮島では弥山も信仰の対象であり、806年に弘法大師が開基したとされています。
展望台からは瀬戸内海や四国連山などの景観を一望でき、国の天然記念物である弥山原始林という特異な植生も見ることができます。
また近年はパワースポットとしても人気で、奇岩怪石や、弥山本堂など由緒ある史跡など見どころも多いです。
宮島ロープウエー
所在地/広島県廿日市市宮島町紅葉谷公園
TEL/0829-44-0316
営業時間/12月~2月 9:00~16:30 最終は17:00
3月~10月 9:00~17:00 最終17:30 ※11月は8:00~
料金/往復 大人1,840円、小人920円
片道 大人1,010円、小人510円
交通アクセス/宮島桟橋から徒歩約25分
▶公式ホームページ
宮島の観光ガイドブック
宮島については旅行情報誌”るるぶ広島 宮島 尾道 しまなみ海道 呉’24” や”まっぷる 広島・宮島 尾道・呉・しまなみ海道’24”のなかでも紹介されています。
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【宮島観光モデルコース】まとめ
今回は、宮島観光モデルコースについて詳しく解説してきました。
宮島のある広島県の近郊には山口県や岡山県、四国エリアなど見どころ満載の観光地がたくさんあるので、1泊2日や2泊3日での観光も充分に楽しめます。
観光モデルコースは以下の記事で解説しているので合わせてご覧ください。
今回は以上です。宮島観光の参考になれば幸いです。