広島県南西部に位置する呉(くれ)は、明治時代以降の帝国海軍・海上自衛隊の拠点で、東洋一の軍港・日本一の工廠(こうしょう)として発展しました。
世界最大の戦艦「大和」などが建造されたことでも有名で、太平洋戦争末期には呉軍港空襲で大きな損害を受けました。現在は、かつての防衛・軍事関連施設が観光資源となっています。
今回は、そんな呉を日帰りで巡る観光モデルコースと見どころ、呉で行くべき観光スポットについて解説していきます。
呉観光モデルコース
ではまず、呉を巡る観光モデルコースについてご紹介します。
呉観光モデルコースは以下の通りです。
✅呉観光モデルコース
呉の観光モデルコースは、呉駅を出発して「海上自衛隊呉史料館」と「大和ミュージアム」を観光し、呉ハイカラ食堂でランチを楽しみます。
そのあとは、「入船山記念館」の見学や、「呉中通商店街(れんがどおり)」で食べ歩きを楽しみましょう。
「れんがどおり」は以下のマップで詳しく紹介されています。
さらに、呉観光では大和を建造した巨大なドックを一望出来る「歴史の見える丘」や、海上自衛隊の潜水艦と護衛艦を間近で見られる「アレイからすこじま」も見どころです。
移動方法は、呉市中心部のバスが24時間乗り放題の「1Day呉パス(大人500円)」が便利です。呉の主要観光スポットを結んでおり、特定の施設が”割引観覧料”で利用できます。
また、車があれば、人気の夜景スポット「灰ヶ峰展望台」に訪れてみてください。レンタカーを利用して広島のドライブ旅行もおすすめです。
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呉の観光の見どころ
呉の主要観光スポットは以下の通りです。
✅呉の主要観光スポット
- 海上自衛隊呉史料館(てつのくじら館)
- 大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)
- 呉ハイカラ食堂
- 呉中通商店街(れんがどおり)
- 入船山記念館
- 歴史の見える丘
- アレイからすこじま
- 音戸の瀬戸
- 灰ヶ峰展望台
呉の観光の見どころは、実物の巨大潜水艦を陸上展示している「海上自衛隊呉史料館(てつのくじら館)」や、10分の1の戦艦”大和”や”零式艦上戦闘機”(ゼロ戦)、人間魚雷”回天”を展示している「大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)」です。
「呉ハイカラ食堂」では、旧海軍や海上自衛隊のレシピを再現した料理を味わうことができ、「潜水艦カレー」が名物です。
「呉中通商店街(れんがどおり)」では「福住のフライケーキ」が有名で、テレビタレントの有吉弘行さんの少年時代の思い出のおやつだったそうです。
そのほか、呉基地を35分かけて周遊するクルーズ「呉艦船巡り」も楽しめます。
また、呉駅周辺にはリーズナブルなシティホテルがあるので1泊2日での旅行も人気です。
広島市内で人気のホテルは以下をチェックしてみてください。
広島県の観光モデルコースは以下の記事で解説しています。
【呉観光】行き方・交通アクセス
呉駅までは広島駅から快速電車で約30分、車も同じく約30分で行くことができます。飛行機では広島空港が玄関口で、空港からはリムジンバスで約1時間です。
新幹線や飛行機のチケットは、「ホテル・旅館」と組み合わせたダイナミックパッケージでお得に購入することができます。このようなサービスは、以下の旅行会社で取り扱われているので、ぜひチェックしてみてください。
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呉で必ず行きたい7つの観光スポット
では、ここからは上記モデルコースで行ける呉の観光スポットをそれぞれ解説していきます。
海上自衛隊呉史料館(てつのくじら館)
海上自衛隊呉史料館は、海上自衛隊の歴史や、呉市と海上自衛隊の歴史的な関わりについて紹介する史料館です。海上自衛隊の広報を目的とした施設で、入館料は無料です。
日本で初めて、実物の巨大潜水艦を陸上展示しており、艦長室や士官室などの艦内生活の一部が再現されています。また、潜水中の環境や生活を疑似体験することもできます。
海上自衛隊呉史料館(てつのくじら館)
所在地/呉市宝町5-32
TEL/0823-21-6111
営業時間/10:00〜18:00(入館は17:30まで)
定休日/火曜日、年末年始
入場料/無料
▶公式ホームページ
大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)
大和ミュージアムは、正式名称は「呉市海事歴史科学館」。呉の歴史や造船技術の歴史について学ぶことができる博物館です。
見どころは、実物の10分の1サイズの戦艦大和の模型や、零式艦上戦闘機六二型、人間魚雷回天10型(試作型)の展示です。戦後の海事史についての展示も見られます。
大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)
所在地/呉市宝町5-20
TEL/0823-25-3017
営業時間/
展示室 9:00~18:00(入館は17:30まで)
ライブラリー 9:00~17:00
定休日/火曜日(祝日の場合は翌日)
入場料/一般(大学生以上)500円、高校生 300円
小・中学生 200円 ※未就学の幼児は無料
▶公式ホームページ
入船山記念館(旧呉鎮守府司令長官官舎)
入船山記念館は、国の重要文化財である旧呉鎮守府司令長官官舎(本館)を中心に郷土館や歴史民俗資料館などからなる施設です。
呉の歴史を伝える郷土資料や大日本帝国海軍資料、金唐革紙関連資料を展示しています。建物は木造の平屋建で、東側の洋館部と西側の和館部があります。
玄関ドアの上側と左右にはイギリス製のステンドグラスがはめ込まれ、内装の壁や天井に貼られている「金唐紙」は、全国でもほとんど残っていない貴重な壁紙です。
入船山記念館
所在地/呉市幸町4-6
TEL/0823-21-1037
営業時間/9:00〜17:00(入館は16:30まで)
定休日/火曜日(祝日の場合は翌日)
年末年始(12月29日〜1月3日)
入場料/一般 250円、高校生 150円、小中学生 100円
▶公式ホームページ
歴史の見える丘
歴史の見える丘は、呉港を望む丘の上に造られた公園です。旧海軍関連施設や、戦艦「大和」をはじめとした巨艦を建造したドックなど、旧海軍工厰時代の工場群跡を見ることができます。
現在、ドックは埋め立てられ、上屋(骨組みは当時のまま)だけが残っています。大和の主砲徹甲弾や造船船渠記念碑、正岡子規の句碑なども見られます。
アレイからすこじま
アレイからすこじまは、国内で唯一、潜水艦を間近で見られる公園です。かつての呉の海軍の本拠地で、呉湾には海上自衛隊の呉基地に所属する潜水艦と護衛艦が停泊しています。
周りは旧海軍工廠のレンガ建造物が並ぶレトロな雰囲気で、近年は、カフェや雑貨店がオープン。だれでも自由に散策を楽しめる公園になっています。
日の出、日没に行くと、各船艇の国旗、自衛隊旗の掲揚・降納を見ることができます。
音戸の瀬戸
音戸の瀬戸(おんどのせと)は、本州と倉橋島の間に存在する海峡です。日宋貿易の海路として平安時代末期に平清盛が開削したという伝説が残っている場所で、片道100円で渡し船も運航しています。
近くにある音戸の瀬戸公園からは、アーチ橋と音戸の瀬戸を一望することができます。
灰ヶ峰展望台
灰ヶ峰展望台は、標高737mの灰ヶ峰山頂付近にある展望台です。呉市街地や瀬戸内海の島々が一望できる絶景スポットで、広島県有数の夜景の名所としても知られています。
夜景100選に選ばれており、市街地の夜景の大きな光の部分が平仮名の「くれ」に見えるとそのカップルは結ばれるといわれています。
呉の観光ガイドブック
呉観光をもっと深く楽しみたい方には、以下の観光ガイドブックが役立ちます。これらのガイドブックは、モデルコースには含まれていない隠れた名所や地元ならではの体験情報も豊富に掲載されています。
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【呉観光モデルコース】まとめ
今回は、呉観光モデルコースについて解説してきました。呉は、広島市内から車や電車で30~45分ほどで行くことができ、日帰りで楽しめる観光地です。
東側にはしまなみ海道、とびしま海道などがあり、瀬戸内の島々のドライブ旅行も楽しめます。以下の記事でも観光モデルコースを解説しているのでぜひチェックしてみてください。
今回は以上です。呉観光の参考になれば幸いです。