大三島(おおみしま)は、しまなみ海道の中心に位置する島です。
「国宝の島」や「神の島」とも呼ばれ、芸予諸島の中では生口島と並ぶ一大観光拠点となっています。
かつては、船でしか行けなかった大三島は、「しまなみ海道」が開通したことによって本土や四国との行き来がしやすくなりました。

しまなみ海道のなかでも見どころが多く、半日観光と大三島グルメが楽しめます。
今回は、そんな大三島で訪れたい観光スポットとモデルコースについて解説していきます。
この記事を読むと、大三島の魅力とランチの人気店が理解できるので是非最後までご覧ください。
大三島観光モデルコース
ではまず、大三島を巡る観光モデルコースをご紹介します。


このルートで大三島のほとんどの観光地が網羅できます。
大三島観光モデルコースは以下の通りです。
✅大三島観光モデルコース
大三島の観光スポットは、大三島IC付近の東側と中心地の西側に分かれます。


距離にして9.5㎞ほど、車で15分ほどの道のりです。
観光スポットは、大三島西側に集まっています。
大三島の観光の見どころ
大三島の観光の見どころは、以下の観光スポットです。
✅大三島の観光スポット
- 大山祇神社・参道周辺
- 伯方の塩工場
- 道の駅 多々羅しまなみ公園
大三島の最大の見どころは、「大山祇神社」です。


古来より多くの参拝客が訪れる由緒ある神社です。
そのほか、「は・か・た・の・し・お♬」のテレビCMでおなじみの「伯方の塩」の工場があります。
大三島ICのある大三島東側には、道の駅やサイクリスト向けの施設があります。
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大三島中心地観光モデルコース
大三島の中心地は、以下のコースで半日観光が楽しめます。
✅大三島中心地観光モデルコース
大三島観光のメインである「大山祇神社」とその周辺は1時間ほどで観光できます。


「宝物館」へ行くならさらに1時間追加して予定を立てましょう。
伯方の塩工場は15:30に閉館するので注意してください。
✅【関連記事】しまなみ海道の宿泊施設
大三島の観光スポット解説
では、ここから大三島の観光スポットを詳しく解説していきます。


それぞれの観光スポットを理解して充実した旅行にしましょう。
大山祇神社
大三島の「大山祇神社」は、全国897社ある大山祇神社と402社ある三島神社の総本社です。
『日本総鎮守』と称され、歴代の朝廷や武将、政治家、軍事の第一人者から尊崇を集めてきました。


現在でも、海上自衛隊・海上保安庁の幹部などが参拝に訪れます。


御祭神は「大山積大神」です。
「大山積大神」は、日本神話に登場する「天照大神」の兄、瓊瓊杵尊の皇妃として迎えられた「木花開耶姫命」の父に当たります。
大山積大神は、皇室第一の外戚として、また我が国建国の大神として全国にその分社が奉斎されています。
✅関連図書
天然記念物の大楠


「大山祇神社のクスノキ群」は、国の天然記念物です。


日本最古の原始林社叢として大山祇神社境内を囲うように密生しています。
なかでも大きいのが境内中央にある「乎知命(おちのみこと)御手植の楠」です。
樹齢2600年の大楠で、その周りを息を止めて3回まわると願いが叶うといわれています。
大山祇神社宝物館
大山祇神社宝物館は、刀や武具などを数多く展示している博物館です。
紫陽殿、大三島海事博物館、国宝館の3館から成り、国宝・重要文化財の武具の約4割がこの紫陽殿と国宝館に奉納されています。


武蔵坊弁慶が奉納したと伝わる薙刀や、源義経や源頼朝が奉納した鎧などもあります。
【紫陽殿と国宝館】
入場料:1000円
営業時間:8:30~17:00
【奥の院】生樹の御門


「生樹の御門(いききのごもん)」は、樹齢約3000年と言われる根回り約30mの巨大な老楠です。
大山祇神社奥の院に生育しており、愛媛県の天然記念物に指定されています。


根本の空洞が奥の院への参道となっているため、このように名付けられました。
大山祇神社から歩いて10分ほどですので忘れずに参拝しましょう。
大山祇神社への参道
大山祇神社への参道は、宮浦港から大山祇神社までの1㎞ほどの道です。


かつては、宮浦港が大三島の玄関口でした。
しまなみ海道の開通によって人の流れは変わってきましたが、現在でも参道には老舗の旅館や飲食店が建ち並んでいます。
大三島の老舗旅館


大山祇神社付近の代表的な老舗旅館には、「旅館 茶梅」と「旅館さわき」があります。


どちらも瀬戸内の幸が堪能できる口コミ評価の高い宿です。茶梅は、楽天トラベルアワードに2年連続で受賞しています。
大三島での宿泊に利用してみてください。詳細は以下サイトから確認できます。
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阿奈波神社


阿奈波神社は、磐長姫(いわながひめ)をお祀りする大山祇神社の摂社です。


磐長姫は、大山祇神社の御祭神「大山積大神」の娘にあたります。


また、宮浦港の前には「一の鳥居」が構えています。


大山祇神社の参道の入り口です。
時間があれば、昔ながらの参拝ルートで大山祇神社まで歩いてみてください。
村上井盛堂


「村上井盛堂」は、大正12年創業の老舗のおまんじゅう屋さんです。
防腐剤等を使用せず、自然の旨みを生かした和菓子を提供しています。
白あんが美味しい大三島名物です。是非立ち寄ってみてください。


バラ売りもあるので食べ歩きに最適です。
伯方の塩大三島工場
伯方の塩大三島工場は、CMでお馴染みの「伯方の塩」を製造している工場です。
伯方の塩の製造過程を2階の窓から見学できます。見学は無料です。来場者には全員に「伯方の塩」のサンプルが配られます。
また、工場内で食べられる「塩ソフトクリーム」は絶品です。


塩のしょっぱさがソフトクリームの甘さを引き立たせてくれます。
観光所要時間は30分~45分ほどです。
【伯方の塩大三島工場】営業時間
毎日:9時00分~15時30分
見学無料
伯方の塩工場については、以下の記事で詳しく解説しています。
伯方の塩大三島工場のお土産
伯方の塩大三島工場は、お土産も充実していています。
人気のお土産は、「しまなみセット 浜」です。


「粗塩、焼塩、フルール・ド・セル」の入った伯方の塩の詰め合わせです。
「されど藻塩」は、こちらの工場か、もしくはネット販売限定の商品です。


流下式塩田で作られた貴重なお塩で、生産量が限られています。
そのほか、「伯方の塩」を使ったお菓子やグッズも購入できます。
道の駅「多々羅しまなみ公園」
「多々羅しまなみ公園」は、しまなみ海道の大三島ICの近くにある道の駅です。
多々羅しまなみ公園では、大三島やその周辺のほとんどの特産品を購入することができます。


レストランでは幻の高級魚という「マハタ」が食べられます。


敷地内には「サイクリストの聖地」と書かれたモニュメントがあり、多々羅大橋との絶景写真が撮影できます。


しまなみ海道を走るサイクリストが必ず立ち寄る観光スポットです。
道の駅については以下の記事で詳しく解説しています。
また、道の駅周辺にはサイクリスト向けの宿泊施設が点在しています。
安く泊まれるドミトリーや自転車ごとピットインできるホテルもあるのでチェックしてみてください。
詳しくは以下の記事にまとめています。
大三島観光で行きたいランチの名店
では、ここからは大三島観光で行きたいランチの名店を紹介していきます。
鯛めし屋さん「喜船」


「喜船」は、大三島で人気の鯛めし屋さんです。


大山祇神社の近くです。
鯛めしのほかにも、海鮮丼や天丼なども人気があります。
【喜船】営業時間
木曜~火曜
11時30分~15時00分
17時00分~21時00分
(水曜定休日)
「喜船」については以下の記事で詳しく解説しています。
ワンコインランチ「大漁」


「大漁」は、ワンコインで海鮮丼ランチが楽しめる人気店です。


お昼のみの営業でとても混み合います。
【大漁】営業時間
月曜〜土曜:11:30-14:30
(日曜定休日)
ファミリーレストラン「よし川」


ファミリーレストラン「よし川」は、宮浦港の近くにある人気のレストランです。


平日のランチタイムでも30分待ちの行列です。
海鮮丼やジャンボエビフライなど観光客向けのメニューや、カレーや定食などの地元民向けのメニューが揃っています。
【よし川】営業時間
毎日
11時00分~15時00分
17時30分~20時00分
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【大三島観光】フェリーで移動する方法
大三島までフェリーで移動することもできます。


広島方面や今治からなら便利な移動方法です。
現在就航しているフェリーが「大三島ブルーライン」と「今治市営せきぜん渡船 」です。
広島方面からは「とびしま海道」を通り、岡村島からのフェリーで大三島の宗方港につきます。
四国方面からは「今治」の今治港からのフェリーで大三島の宗方港につきます。
時刻表やルートについて詳しくは下記HPをご確認ください。
▼就航ルートマップ




【大三島観光モデルコース】まとめ
今回は、大三島観光モデルコースと観光スポットについて解説してきました。
大三島は、しまなみ海道のメインの観光地です。
見どころは多いので、半日ほどかけて観光してみてください。
また、しまなみ海道を縦断する際は、大三島に宿泊して1泊2日の旅行がオススメです。
今回は以上です。大三島観光の参考になれば幸いです。
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コメント
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