香川県の琴平町は、こんぴらさん(金刀比羅宮)の門前町として栄え、江戸時代中期以降は庶民の間で金毘羅参りが盛んになり、「一生に一度はこんぴらさん参り」と言われるなど全国から多くの参詣客を集めていました。
現在も参道には土産物店やうどん店などが並び、四国有数の観光地として発展しています。
今回は、そんなこんぴらさんを巡る観光モデルコースと見どころ、こんぴらさんで行くべき観光スポットについて解説していきます。
こんぴらさん観光モデルコース
ではまず、こんぴらさんを巡る観光モデルコースを解説していきます。
こんぴらさん観光モデルコースは以下の通りです。
✅こんぴらさん観光モデルコース
こんぴらさんの観光モデルコースは、JR琴平駅・琴電琴平駅から出発して、金刀比羅宮表参道を通り、金刀比羅宮へ向かいます。
金刀比羅宮の観光所要時間は、御本宮まで往復約1時間半、奥社まで往復約3時間です。戻ってきたら参道での食べ歩きや、旧金毘羅大芝居(金丸座)、鞘橋なども観光していきましょう。
こんぴらさんは駅から徒歩で観光でき、温泉旅館も道中に点在しています。そのほかの香川の観光名所も巡るなら車・レンタカー移動が便利です。レンタカーは主要な駅や空港で借りられます。
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こんぴらさんの観光の見どころ
こんぴらさんの主要観光スポットは以下の通りです。
✅こんぴらさんの主要観光スポット
- 高灯篭
- 金陵の郷
- 金刀比羅宮表参道
- 琴平の石段
- 金刀比羅宮
- 旧金毘羅大芝居(金丸座)
- 鞘橋
こんぴらさんの観光の見どころは、参道の長い石段と表参道での食べ歩き、江戸時代より続く酒蔵がそのまま残る「金陵の郷」、現存する日本最古の芝居小屋「金丸座」などです。
さらに、「中野うどん学校」は讃岐うどん手打ち&試食体験が楽しめる施設で、テレビでも度々紹介されています。
宿泊はもちろんこんぴら温泉郷。「日本の温泉100選」に毎年選出されている温泉街で、現在、18軒の旅館・ホテルが立ち並び、うち12軒が温泉を提供しています。
そのほか、こんぴらさんのある香川近郊には徳島や高知、愛媛など四国の人気観光地が点在しています。観光モデルコースは以下の記事で解説しているので合わせてご覧ください。
こんぴらさんへの行き方
こんぴらさんまでは、大阪から車で約3時間~3時間半の道のり。電車なら新幹線でJR岡山駅まで向かい、そこから特急列車に乗り換えて約1時間です。
飛行機なら高松空港が玄関口で、羽田・成田、那覇の国内3路線を結んでいます。空港からは琴平までのリムジンバス(45分)を利用できます。
新幹線や飛行機のチケットは、「ホテル・旅館」と組み合わせたダイナミックパッケージでお得に購入することができます。このようなサービスは、以下の旅行会社で取り扱われているので、ぜひチェックしてみてください。
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こんぴらさんで人気のホテル・旅館
こんぴらさんでの宿泊は「ことひら温泉 琴参閣(4,950円~)」が人気があります。リーズナブルな価格が魅力で、展望露天風呂など多彩なお風呂が楽しめます。
「じゃらんアワード2019売れた宿 中四国エリア1位」にも輝いています。
「敷島館(11,500円~)」は、かつて国の登録有形文化財に指定された老舗旅館で、旧敷島館の古材を用い、令和元年9月にグランドオープンしました。
2021年には楽天シルバー&日本の宿TOP47アワードをW受賞しています。
そのほか、参道22段目にある温泉旅館「桜の抄(9,350円~)」や、創業400年の老舗旅館「琴平花壇(7,310円~)」、「湯元こんぴら温泉華の湯 紅梅亭(12,100円~)」も評価が高いです。
詳細は以下リンクをチェックしてみてください。
こんぴらさんで必ず行きたい7つの観光名所
では、ここからは上記モデルコースで行けるこんぴらさんの観光名所をそれぞれ解説していきます。
高灯篭
高灯篭は1860年に完成した、高さ27mの日本一高い灯籠です。瀬戸内海を航海する船の指標として建てられ、船人がこんぴらさんを拝む目標灯となっていました。
高い石の基壇の上に木製の灯台が築かれ、内部は三階建て。内部の壁には江戸時代の人々の落書きが今も残されています(内部は見学不可)。現在は、国の重要有形民俗文化財に指定されています。
高灯篭
所在地/香川県仲多度郡琴平町361
TEL/0877-75-2121(金刀比羅宮社務所)
営業時間/外観のみ見学自由
交通アクセス/ことでん琴電琴平駅出てすぐ
金陵の郷
金陵の郷は、寛政元年(1789年)の白壁の酒蔵をを創業当時のまま残し、酒づくりに関する歴史と文化を今に伝える資料館です。
大楠がそびえる「くすのき広場」を中心に建つ歴史館・文化館では、酒蔵を改築し江戸時代の酒造りの工程を人形と当時の酒造道具を用いてわかりやすく説明・再現しているほか、併設するミュージアムショップでは試飲もできます。
金陵の郷
所在地/香川県仲多度郡琴平町623
TEL/0877-73-4133
営業時間/月~金9:00~16:00、土日祝9:00~18:00
料金/観覧無料
交通アクセス/JR琴平駅より徒歩約10分
▶公式ホームページ
金刀比羅宮表参道
金刀比羅宮表参道は、金刀比羅宮に行くまでの参道で、長い石段の両脇にはこんぴらさんのお土産屋さんが軒を連ねています。
名物はソフトクリームにおいりをつけた嫁入おいり。”おいり”とは、香川県で古くから嫁入り道具として親しまれているお菓子です。
そのほか、お灸の形を模した黄味あん入りのお饅頭「灸まん」や、「船々せんべい」、「「こんぴらしょうゆ豆」、「和三盆」などもお土産に人気があります。
琴平の石段
金刀比羅宮の本宮までは785段、さらに奥宮までは1368段と長い石段が続きます。登りは786段ありますが、語呂で「なやむ」となり縁起が悪いので、下る階段を手水舎の手前で1段下げて、785段としています。
途中で販売されている「加美代飴(かみよあめ)」は、境内で「五人百姓」と呼ばれるたった五人だけが売っている特別な飴でお土産のお定番です。
金刀比羅宮
金刀比羅宮は象頭山中腹に鎮座する神社で、御本宮の御祭神は、大物主神と崇徳天皇です。古来より海の神様、五穀豊穰・大漁祈願・商売繁盛など広範な神様として信仰を集めてきました。
参道から奥社までの石段沿いには大門、五人百姓、国の重要文化財「書院」。広い境内には重要文化財「旭社」など由緒ある建造物が点在するほか、宝物館などには第一級の美術品や文化財が陳列されています。
旧金毘羅大芝居(金丸座)
旧金毘羅大芝居(金丸座)は、天保6年(1835)に建てられた現存する日本最古の芝居小屋です。「金丸座」の名称は明治33年につけられたものです。
昭和45年に国の重要文化財に指定され、昭和47年から4年間の歳月をかけて現在の場所に移築復元しました。昭和60年から「四国こんぴら歌舞伎大芝居」が開催され、四国路に春を告げる風物詩となっています。
また、平成15年度には調査中に発見された痕跡を検証し、「ブドウ棚」と「かけすじ」 を復原してより江戸時代の情緒あふれる姿に再現されています。
映画「男はつらいよ寅次郎の縁談」「写楽」「阿修羅城の瞳」「UDON」「最後の忠臣蔵」のロケ地としても使用されました。
旧金毘羅大芝居「金丸座」
所在地/香川県仲多度郡琴平町乙1241
TEL/0877-73-3846
営業時間/9:00~17:00
料金/大人500円 中・高校生300円 小学生200円
交通アクセス/JR琴平駅より徒歩約20分
▶公式ホームページ
鞘橋
金刀比羅宮の神事場にある「鞘橋」は、唐破風造・銅葺の屋根を備えるアーチ型の木造橋です。橋の下に柱がないのも特徴で、川の上に浮かんでいるようにみえる様から、別名「浮橋」ともいわれます。
創建年代の詳細は不明で、現在のものは明治2年(1869)に建築されたもの。明治38年に現在の場所に移築され、一般の通行は禁止されていますが、例大祭などの神事の際に用いられています。
鞘橋
所在地/香川県仲多度郡琴平町阿波町
営業時間/見学はいつでも可能 ※渡ることはできません
こんぴらさんの観光ガイドブック
こんぴらさんの観光をもっと深く楽しみたい方には、以下の観光ガイドブックが役立ちます。これらのガイドブックは、モデルコースには含まれていない隠れた名所や地元ならではの体験情報も豊富に掲載されています。
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【こんぴらさん観光モデルコース】まとめ
今回は、こんぴらさんの観光モデルコースについて解説してきました。
こんぴらさんのある香川県にはこのほかに、丸亀城や小豆島、観音寺市の天空の鳥居などがあり、1泊2日や2泊3日での旅行が楽しめます。
観光モデルコースは以下の記事で解説しているので合わせてご覧ください。今回は以上です。こんぴらさん観光の参考になれば幸いです。