徳島は那賀川や吉野川、紀伊水道など四国の中でも特に豊富な自然資源を有しており、周囲は瀬戸内海、太平洋に囲まれ、鳴門の渦潮や祖谷渓といった観光スポットが人気を集めています。
そのほか、遊覧船で川下りができる「大歩危・小歩危」や、日本百名山の「剣山」も有名で、「徳島ラーメン」や「徳島たらいうどん」などのご当地グルメも楽しめます。
今回は、そんな徳島を1泊2日のドライブで巡る観光モデルコースと見どころ、徳島で行くべき観光スポットについて解説していきます。
徳島1泊2日観光モデルコース
ではまず、徳島を1泊2日で巡る観光モデルコースをご紹介します。
徳島1泊2日観光モデルコースは以下の通り。
✅徳島1泊2日観光モデルコース
徳島の1泊2日観光モデルコースは、徳島空港から出発して、まず鳴門海峡のうずしおと大塚国際美術館を見学していきます。「うずしお」は1日2回ずつある”満潮時”と”干潮時”の前後約1時間半が見頃で、「満潮・干潮」の時刻をホームページで事前に確認してから訪れましょう。
そのあとは、徳島市内へ移動して徳島城跡などの観光名所を巡った後、中心地で1泊して翌日、徳島西部の祖谷渓を車で巡っていきましょう。
なお、徳島の観光には車が必要です。レンタカーは徳島空港や徳島駅などで借りることができます。
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徳島の観光の見どころ
徳島の主要観光スポットは以下の通りです。
✅徳島の主要観光スポット
- 徳島中央公園(徳島城跡)
- 眉山公園
- 鳴門海峡の渦潮
- 大塚国際美術館
- 脇町うだつの町並み
- 祖谷渓の小便小僧像
- 祖谷 (いや) のかずら橋
- 大歩危小歩危
- 剣山
- 奥祖谷観光周遊モノレール
徳島の観光の見どころは、世界最大級といわれる「鳴門海峡の渦潮」や日本最大級の常設展示スペースを有する「大塚国際美術館」、徳島市のシンボルで眉山山頂一帯に広がる「眉山公園」、江戸中期から藍の集散地として栄えた町並みが残る「うだつの町並み」などです。
そのほか、「祖谷渓」も有名な観光地であり、日本三大秘境のひとつとして知られています。大歩危小歩危、小便小僧像、祖谷のかずら橋などの観光と、祖谷温泉に宿泊して旅の疲れを癒せます。
さらに、徳島近郊には淡路島や香川県があり見どころも満載です。観光モデルコースは以下の記事で解説しているので合わせてご覧ください。
徳島観光|行き方・交通アクセス【車&電車】
大阪など関西圏から徳島県へ行く方法は、車であれば高速道路を利用して2時間30分ほど、高速バスなら所要時間2~3時間程度、鉄道なら岡山県を経由する必要があり、所要時間は3時間ほどかかります。
飛行機での行き方は、徳島空港が羽田と福岡、夏季のみ札幌を結んでおり、所要時間は1時間~1時間半ほどで行くことができます。
新幹線や飛行機のチケットは、「ホテル・旅館」と組み合わせたダイナミックパッケージでお得に購入することができます。このようなサービスは、以下の旅行会社で取り扱われているので、ぜひチェックしてみてください。
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徳島駅周辺で人気の宿泊施設
徳島での宿泊は、鳴門海峡近くにリゾートホテルもありますが、徳島駅周辺にあるシティホテルが便利です。人気があるのは、2015年に開業した「ダイワロイネットホテル徳島駅前(3,500円〜)」や、県内最大規模のシティホテル「JRホテルクレメント徳島(3,000円〜)」です。
そのほか、「ホテルサンルート徳島(3,700円〜)」は天然温泉大浴場付き。「ハイパーイン メイアップ徳島(2,750円〜)」は低価格が魅力で朝食バイキングが楽しめます。
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徳島観光モデルコースで行ける10の名所
では、ここからは上記モデルコースで行ける徳島の観光名所をそれぞれ解説していきます。
徳島中央公園(徳島城跡)
徳島城は、1585年に徳島藩初代藩主、蜂須賀家政(蜂須賀正勝の子)によって築城されたお城です。明治維新後に廃城となるまで約300年もの間、阿波国(現在の徳島県)を治める拠点となりました。
標高61.7mの城山の山頂に築かれた本丸と、それを取り囲む表御殿、西の丸御殿などからなる平山城で、廃城となったあとは城跡と、城内の表御殿の庭園が保存されています。
見どころは、築城当時のもの石垣と後世に築かれた石垣です。時代の異なる徳島城の石垣はたいへん貴重で、日本100名城に選出された要因の一つです。
また、周辺は明治43年(1910年)より徳島中央公園として整備され、徳島藩や蜂須賀家などに関する資料を展示している徳島城博物館や、復元された鷲の門、木橋に架け替えられた数奇屋橋を見学できます。
徳島中央公園(徳島城跡)
所在地/徳島県徳島市徳島町城内1番外
TEL/088-621-5295(徳島市公園緑地課)
開園時間/入園自由
交通アクセス/JR徳島駅から徒歩10分
▶公式ホームページ
眉山公園
眉山は標高280m前後の東西になだらかな丘陵地です。眉山ロープウェイで山頂まで行くと徳島市の市街地をはじめ、遠くは阿讃山脈、瀬戸内海、紀州の山々などの眺望が広がります。
園内には展望休憩施設やレストラン、花のカスケード、花と鳥の展望広場、野鳥観察園路、西洋風あずまやのガゼボなどを備えているほか、約1500本のソメイヨシノが植栽され、日本さくら名所100選にも選出されています。
眉山公園
所在地/徳島県徳島市眉山町
TEL/088-621-5295
営業時間/入場自由
(眉山ロープウェイ:9~21時、11~3月は~17時30分、※8月12~15日は~22時)
料金/眉山ロープウェイは片道620円、往復1030円
交通アクセス/JR徳島駅より徒歩10分、眉山山麓駅から眉山ロープウェイで6分
▶公式ホームページ
大塚国際美術館
「大塚国際美術館」は、大塚グループが創立75周年記念事業として徳島県鳴門市に設立した日本最大級の常設展示スペース(延床面積29,412㎡)を有する「陶板名画美術館」です。
館内には、6名の選定委員によって厳選された古代壁画から、世界26ヶ国、190余の美術館が所蔵する現代絵画まで至宝の西洋名画1,000余点を大塚オーミ陶業株式会社の特殊技術によってオリジナル作品と同じ大きさに複製しています。
それらは美術書や教科書と違い、原画が持つ本来の美術的価値を真に味わうことができ、日本に居ながらにして世界の美術館が体験できます。
大塚国際美術館
所在地/徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字福池65-1
TEL/088-687-3737
営業時間/9時30分~17時(入館券の販売は16時まで)
休館日/月曜休館(祝日の場合は翌日)
料金(当日券)/一般 3,300円、大学生 2,200円、小中高生 550円
▶公式ホームページ
鳴門海峡の渦潮
徳島県鳴門市と淡路島の間にある「鳴門海峡」では、潮の満ち引きの差による激しい潮流と、変化に富んだ地形によって”渦潮”が発生します。
1日2回ずつある”満潮時”と”干潮時”の前後約1時間半が渦潮の見頃。特に、春と秋の大潮時に最大となり、直径約30mに及ぶ渦潮は「世界最大級」です。
観光では鳴門海峡の上の「渦の道」という海上遊歩道や、うずしお観潮船に乗って、渦潮を間近で見ることができます。「満潮・干潮」の時刻をホームページで事前に確認してから訪れましょう。
渦潮クルーズと渦の道については以下の記事で詳しく解説しています。
鳴門海峡の宿泊施設
鳴門海峡のある瀬戸内海国立公園内には、オーシャンビューのリゾートホテルが立ち並んでいます。
中でも人気があるのが「アオアヲナルトリゾート(12,350円~)」。鳴門海峡にかかる大鳴門橋を一望できる徳島を代表する南欧風リゾートホテルです。
楽天トラベルブロンズアワード&日本の宿アワード2020をW受賞するなど評価も高いです。
鳴門の渦潮に一番近い「ベイリゾートホテル鳴門海月(4,250円〜)」や、鳴門海峡を目の前に望むオーシャンビューの宿「鳴門海月別亭 シーサイドホテル鯛丸海月(4,400円〜)」も人気があります。
そのほかは以下リンクをチェックしてみてください。
脇町うだつの町並み
脇町は江戸時代から阿波藍の集散地として栄えた商家町で、江戸時代中期から昭和初期にかけての歴史的建造物が建ち並んでいます。
町家の両端には本瓦葺きで漆喰塗りの”うだつ”が多くみられます。「うだつ」とは隣家との境界に取り付けられた土造りの防火壁のことで、当時は裕福な家しか設けることができませんでした。
そのため、「うだつが上がる」ということは富の象徴であり、「うだつが上がらない」という言葉は「地位・生活などがよくならない。金銭に恵まれない」という意味で現在でも使われます。
うだつの町並み
所在地/徳島県美馬市脇町南町
TEL/0883-52-5610
営業時間/散策自由
交通アクセス/徳島線「穴吹駅」から車約5分
吉野川ハイウェイオアシス SA/PA
吉野川ハイウェイオアシスは、レストランや温泉施設などの設備が充実したサービスエリアです。
徳島県の名勝・天然記念物に指定されている『美濃田の淵』をのぞむ観光拠点で、入浴施設『美濃田の湯』も人気。近くには「美濃田の渕キャンプ村」があり、無料で宿泊できます。
また、30分ほど北に位置する香川県の人気温泉地「こんぴら温泉郷」での宿泊もオススメです。観光モデルコースと人気のホテルは以下の記事で解説しているので合わせてご覧ください。
祖谷渓の小便小僧像
日本三大秘境のひとつとして知られる「祖谷渓」は、数10m〜数100mある深いV字谷の続く渓谷です。全長は10kmにも及び、新緑や紅葉の時期には、自然美溢れる景色が広がります。
そんな祖谷渓にある小便小僧像は、高低差約200メートルの断崖絶壁に立つ銅像です。
「昔、子供たちが崖の上から渓谷に放尿することで度胸試しをした」という逸話から作られたといわれています。道が狭いので車で行くときには注意が必要です。
祖谷 (いや) のかずら橋
「祖谷のかずら橋」は、20mほどの木製のつり橋です。重さ約5トンにもなるシラクチカズラで作られおり、3年毎に架け替えが行なわれます。
日本三奇橋のひとつで、かつては断崖を通らなければ辿り着けない「秘境」でしたが、現在は周辺が整備され、大型バスや車でも訪れることのできるスポットになっています。
国の重要有形民俗文化財に指定されており、一歩踏み出すたびに軋んでユラユラと揺れる橋はスリル満点。祖谷渓大橋から「かずら橋」の全体像が見られます。
祖谷のかずら橋
所在地/徳島県三好市西祖谷山村善徳162-2
TEL/0120-404-344
営業時間/
4月~7月20日:7時~18時30分
7月21日~8月:6時30分~19時
9月:7時~18時30分
10月~11月:7時~17時30分
12月~2月12日:8時~17時
2月13日~3月:8時~18時
料金/大人(中学生以上)550円、小人(小学生)350円
▶公式ホームページ
祖谷温泉郷の宿泊施設
祖谷渓では日本三大秘湯のひとつ「祖谷温泉郷」での宿泊が人気があります。
中でも評価が高いのは「峡谷の湯宿 大歩危峡まんなか(7,000円~)」です。
楽天トラベルアワードを8年連続受賞、日本の宿TOP47に4年連続で受賞しており、露天風呂からは、眼下に広がる四季折々の大歩危峡の景観美を眺めることが出来ます。最安料金は6,650円(税込)から。
ケーブルカーで登る絶景天空露天風呂が自慢の「ホテルかずら橋(14,850円~)」や、祖谷の渓谷を臨む旅館「祖谷美人(17,955円~)」も人気があります。
そのほかは以下リンクをチェックしてみてください。
大歩危小歩危
「大歩危小歩危(おおぼけこぼけ)」は、2億年の時を経て四国山地を横切る吉野川の激流によって創られた約8㎞にわたる渓谷です。
大理石の彫刻がそそりたっているかのような美しい景観を誇り、平成26年には国の天然記念物に指定されています。
春は桜、秋は紅葉が一帯に広がり、道の駅 大歩危や国道沿いのレストランなどからの見学できるほか、人気の観光遊覧船では、船頭の軽快な説明を受けながら、大歩危の奇岩・怪岩を鑑賞できます。
また高知県は、大歩危峡から車で1時間の距離にあり、徳島市内へ戻るよりも近いです。見どころも多いので合わせて巡ってみてください。観光モデルコースは以下の記事で解説しています。
剣山
徳島県のほぼ中央部に位置する『剣山』は、標高1955m。石鎚山に次ぐ西日本第2の高峰です。
原始林が姿を残し、高山植物の群生地もあって四季折々の変化が楽しめるほか、古くから山岳信仰の霊峰としても知られ、周辺には1800m級の山々が並んでいます。
昭和45年に剣山登山リフトが開設されてからは、急激に登山者の数が増加。険しい道はなく、山頂は広くゆるやかで石鎚山や土佐湾まで見渡せる絶景が広がります。
※「剣山観光登山リフト」は冬季休業で、剣山・祖谷渓方面のルートも通行止めになるので注意が必要です。剣山についての詳細はこちらの記事をどうぞ。
剣山
所在地/徳島県三好市東祖谷見ノ越
TEL/0883-62-2772 剣山観光登山リフト(株)
営業時間/9時00分~16時30分
リフト料金/
【往復】大人:1,900円、小人:900円
【片道】大人:1,050円、小人:520円
定休日/無休 ※登山リフトは12月1日~4月中旬(冬季休業)
▶公式ホームページ
また、つるぎ山では登山口から一番近いペンション「ラ・フォーレつるぎ山」での宿泊が人気です。四国で一番標高の高い大浴場や自慢の豚しゃぶ鍋を堪能できます。
奥祖谷観光周遊モノレール
奥祖谷観光周遊モノレールは、山間の温泉施設に隣接した観光モノレールです。かつて林業などで運搬用に使われていたものを転用して作られました。
4分おきに発車する2人乗りのモノレールで、全長4600mの道のりを約65分かけて進みます。
奥祖谷観光周遊モノレール
所在地/徳島県三好市東祖谷字菅生28
TEL/090-7781-5828
営業時間/4月-9月 08:30-16:00、10月-11月 08:30-15:30
定休日/毎週水曜、水曜が祝祭日の場合は運行、12月~3月冬期休業
料金/中学生以上 1500円、小学生 700円、小学生未満無料
▶公式ホームページ
徳島の観光ガイドブック
徳島観光をもっと深く楽しみたい方には、以下の観光ガイドブックが役立ちます。これらのガイドブックは、モデルコースには含まれていない隠れた名所や地元ならではの体験情報も豊富に掲載されています。
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【徳島1泊2日観光モデルコース】まとめ
今回は、徳島を1泊2日で巡る観光モデルコースについて解説してきました。1泊2日あれば徳島のほかにも北部の香川県や淡路島、南部の高知県での観光も楽しむことができます。
2泊3日以上あれば四国の多くの観光スポットを巡ることができるので時間をかけて訪れてみてください。観光モデルコースは以下の記事でまとめているので合わせてご覧ください。
今回は以上です。徳島観光の参考になれば幸いです。