牛めし・定食・カレーといった幅広いメニューを提供する松屋。松屋フーズが展開し、セルフサービス方式や券売機の導入による効率的なオペレーションで知られています。
都市部を中心に強い店舗網を持ちながら、近年は郊外や地方にも徐々に展開を広げており、“都市密着型+拡張型”の特徴を持つチェーンです。
本記事では、2026年時点のデータをもとに、松屋の都道府県別店舗数を整理し、その分布から見える出店戦略を詳しく解説していきます。
松屋 店舗数 都道府県別一覧(全国47)
■ 北海道・東北エリア
| 都道府県 | 店舗数 | 都道府県 | 店舗数 |
| 北海道 | 25 | 秋田県 | 4 |
| 青森県 | 4 | 山形県 | 8 |
| 岩手県 | 6 | 福島県 | 7 |
| 宮城県 | 16 |
■ 関東エリア
| 都道府県 | 店舗数 | 都道府県 | 店舗数 |
| 茨城県 | 20 | 千葉県 | 75 |
| 栃木県 | 9 | 東京都 | 335 |
| 群馬県 | 17 | 神奈川県 | 110 |
| 埼玉県 | 100 |
■ 中部エリア
| 都道府県 | 店舗数 | 都道府県 | 店舗数 |
| 新潟県 | 16 | 山梨県 | 7 |
| 富山県 | 8 | 長野県 | 13 |
| 石川県 | 7 | 岐阜県 | 7 |
| 福井県 | 5 | 静岡県 | 24 |
| 愛知県 | 52 |
■ 関西エリア
| 都道府県 | 店舗数 | 都道府県 | 店舗数 |
| 三重県 | 7 | 兵庫県 | 36 |
| 滋賀県 | 13 | 奈良県 | 5 |
| 京都府 | 15 | 和歌山県 | 7 |
| 大阪府 | 110 |
■ 中国・四国エリア
| 都道府県 | 店舗数 | 都道府県 | 店舗数 |
| 鳥取県 | 0 | 徳島県 | 6 |
| 島根県 | 1 | 香川県 | 5 |
| 岡山県 | 9 | 愛媛県 | 11 |
| 広島県 | 15 | 高知県 | 3 |
| 山口県 | 8 |
■ 九州・沖縄エリア
| 都道府県 | 店舗数 | 都道府県 | 店舗数 |
| 福岡県 | 32 | 大分県 | 6 |
| 佐賀県 | 1 | 宮崎県 | 5 |
| 長崎県 | 1 | 鹿児島県 | 6 |
| 熊本県 | 4 | 沖縄県 | 9 |
■ 合計店舗数
1,059店舗
東京都が圧倒的|“都心特化型モデルの完成形”
松屋は東京都335店舗と突出して多く、神奈川県110店舗、大阪府110店舗と大都市圏での密度が非常に高いのが特徴です。
この背景には、都心立地に最適化されたビジネスモデルがあります。券売機による注文・セルフサービスによって人件費を抑えつつ、高回転での運営が可能なため、人通りの多いエリアほど収益性が高まります。
その結果、特に東京都では“網の目状”に店舗が配置されるほどの高密度展開が実現しています。
関東で圧倒的に強い理由|“ドミナント戦略”
埼玉県100店舗、千葉県75店舗と、首都圏全体でも非常に強い展開を見せています。
これは特定エリアに集中出店するドミナント戦略によるもので、物流・人材・オペレーションの効率を最大化する狙いがあります。都市部では店舗同士の距離が近くても需要が分散するため、複数出店が成立しやすい環境です。
この構造により、首都圏で圧倒的な存在感を持つに至っています。
松屋の地方展開|“拡張フェーズ”
一方で地方を見ると、未出店や少数にとどまる県もあり、全国均等とは言えない分布になっています。
鳥取県0店舗、島根県1店舗など、中国・四国エリアではまだ空白が残っており、九州でも限定的な展開にとどまっています。
都市と郊外の違い|“都市優先の設計”
松屋はロードサイドにも出店していますが、基本的には都市部優先の戦略です。
コンパクトな店舗設計や回転率重視のオペレーションは、駅前や繁華街といった立地で最大の効果を発揮します。そのため、郊外展開は進めつつも、あくまで都市部が主戦場となっています。
出店戦略の本質|“都市密度を極限まで高める”
松屋の出店戦略は、「都市部での密度を最大化する」ことにあります。
単に店舗数を増やすのではなく、需要が集中するエリアに徹底的に出店することで、効率と利便性の両方を高めています。その上で、余力を使って地方へ拡張していく構造です。
この“中心集中+外側拡張”のモデルが、現在の分布を生み出しています。
まとめ|松屋は“都市密集型+拡張モデル”
松屋の都道府県別店舗数を見ると、東京都を中心に圧倒的な密度を持ちながら、周辺地域や地方へ広がっていく構造が明確に見えてきます。
全国均等ではなく、まず都市で強くなり、その後に広げるという戦略が取られている点が特徴です。





