日本のうどんチェーンは、手軽で安価に食べられる外食ジャンルとして長年人気を集めています。特に丸亀製麺が圧倒的な店舗数を誇り、業界全体をリードしています。
近年は資さんうどんのような地域発のチェーンが急成長するなど、勢力図に変化も見られます。また、山田うどん食堂やなか卯のように「うどん専門ではないが主力商品として扱うチェーン」も多く、業態の幅が広いのも特徴です。
この記事では、うどんチェーンの店舗数ランキングを中心に、各チェーンの特徴や業界構造、地域別の出店傾向まで詳しく解説していきます。
うどんチェーン店舗数ランキング(日本)
まずは、日本国内の主なうどんチェーンを店舗数の多い順にまとめました。
日本国内のうどんチェーンは丸亀製麺が圧倒的な店舗数を誇ります。セルフ式という効率的なオペレーションと、ロードサイド・商業施設への積極出店によって、全国に広く店舗網を構築しています。
一方で、2位のなか卯は純粋なうどん専門店ではなく、牛丼などと組み合わせた複合業態で店舗数を伸ばしています。
4位以降には、山田うどんやウエストといった地域密着型チェーンが上位に入ってきます。これらは、特定エリアでは高い知名度を持ち、地元に根付いた存在となっています。
また、資さんうどんは地域密着型から全国展開へと成長しており、今後の勢力図に影響を与える存在として注目されています。
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うどんチェーンの特徴と業界構造
うどんチェーンは大きく3つのタイプに分類できます。
まず一つ目は、丸亀製麺やはなまるうどんに代表される「セルフ式うどんチェーン」です。低価格・高速提供を強みとし、ショッピングモールや駅前など幅広い立地に出店しています。
二つ目は、資さんうどんや牧のうどんのような「地域密着型チェーン」です。地元の食文化に根ざしたメニューやボリューム感で支持を集めており、全国チェーンとは異なる強さを持っています。
三つ目は、なか卯や山田うどん食堂のような「複合業態型」です。うどん単体ではなく、丼物や定食と組み合わせることで幅広い客層を取り込んでいます。特にロードサイド店舗ではこの形態が強く、安定した集客力を持っています。
うどんチェーン比較表(安さ・特徴・利用シーン)
| チェーン | 価格 | 特徴 | 利用シーン |
|---|---|---|---|
| 丸亀製麺 | 安い | 店内製麺・高品質 | 幅広い |
| はなまるうどん | 安い | 都市型・安定 | 短時間 |
| 資さんうどん | 普通 | ボリューム・定食 | 食事メイン |
| 山田うどん食堂 | 安い | 定食強い | 郊外 |
| なか卯 | 安い | 丼+うどん | 一人利用 |
| 味の民芸 | 高い | 和食寄り | ゆっくり |
うどんチェーンは価格帯が比較的安定しているため、「どれだけ安いか」よりも「どういう利用シーンに合うか」で選ばれる傾向があります。短時間で済ませたいのか、しっかり食事をしたいのかによって最適なチェーンは大きく変わります。
都道府県別 うどんチェーン店舗数一覧
※総店舗数は、主要チェーン(丸亀製麺・はなまるうどん・なか卯)に加え、各地域のうどんチェーンを含めた推定値です。
| 都道府県 | 総店舗数(推定) | 丸亀製麺 | はなまるうどん | なか卯 |
|---|---|---|---|---|
| 北海道 | 70 | 28 | 8 | 22 |
| 青森県 | 18 | 7 | 6 | 2 |
| 岩手県 | 14 | 6 | 3 | 1 |
| 宮城県 | 35 | 17 | 8 | 5 |
| 秋田県 | 11 | 4 | 3 | 2 |
| 山形県 | 16 | 9 | 4 | 2 |
| 福島県 | 22 | 12 | 2 | 1 |
| 茨城県 | 40 | 23 | 5 | 8 |
| 栃木県 | 28 | 14 | 8 | 3 |
| 群馬県 | 26 | 13 | 7 | 3 |
| 埼玉県 | 110 | 63 | 24 | 18 |
| 千葉県 | 95 | 44 | 31 | 16 |
| 東京都 | 280 | 94 | 71 | 76 |
| 神奈川県 | 150 | 56 | 35 | 29 |
| 新潟県 | 30 | 16 | 6 | 2 |
| 富山県 | 24 | 11 | 4 | 5 |
| 石川県 | 22 | 9 | 3 | 4 |
| 福井県 | 20 | 7 | 2 | 6 |
| 山梨県 | 12 | 6 | 1 | 2 |
| 長野県 | 26 | 14 | 8 | 1 |
| 岐阜県 | 35 | 16 | 6 | 9 |
| 静岡県 | 55 | 27 | 12 | 10 |
| 愛知県 | 120 | 69 | 28 | 32 |
| 三重県 | 30 | 13 | 3 | 8 |
| 滋賀県 | 28 | 13 | 4 | 7 |
| 京都府 | 70 | 20 | 5 | 35 |
| 大阪府 | 170 | 55 | 26 | 79 |
| 兵庫県 | 110 | 48 | 16 | 23 |
| 奈良県 | 25 | 12 | 1 | 5 |
| 和歌山県 | 12 | 7 | 2 | 0 |
| 鳥取県 | 10 | 2 | 3 | 2 |
| 島根県 | 10 | 5 | 3 | 0 |
| 岡山県 | 35 | 17 | 11 | 5 |
| 広島県 | 50 | 26 | 5 | 11 |
| 山口県 | 20 | 12 | 3 | 2 |
| 徳島県 | 15 | 6 | 5 | 0 |
| 香川県 | 30 | 1 | 14 | 1 |
| 愛媛県 | 30 | 8 | 12 | 5 |
| 高知県 | 10 | 5 | 2 | 1 |
| 福岡県 | 45 | 19 | 6 | 2 |
| 佐賀県 | 10 | 3 | 0 | 0 |
| 長崎県 | 18 | 8 | 2 | 0 |
| 熊本県 | 20 | 9 | 2 | 0 |
| 大分県 | 15 | 6 | 3 | 0 |
| 宮崎県 | 12 | 6 | 0 | 0 |
| 鹿児島県 | 15 | 10 | 1 | 0 |
| 沖縄県 | 20 | 9 | 9 | 0 |
都道府県別から見るうどんチェーンの傾向
この分布を見ると、うどんチェーン市場は「全国均一型」と「地域特化型」がはっきり分かれる構造になっているのが特徴です。
まず全国展開の軸となっているのは丸亀製麺で、ほぼすべての都道府県にバランスよく出店しており、地方・都市問わず一定の店舗数を確保しています。特に地方都市でも安定した出店数があるため、うどんチェーン市場のベースを作っている存在と言えます。
一方で、都市部でははなまるうどんとなか卯の存在感が強まります。東京都・大阪府・神奈川県といった人口密集エリアでは、この2チェーンが加わることで店舗数が一気に増加し、競争が激しいエリア構造になっています。特に「なか卯」は関西圏での出店が多く、大阪・京都で突出している点が特徴的です。
さらに興味深いのが四国エリア、とくに香川県です。全国チェーンの店舗数自体は少ないにもかかわらず、総店舗数は比較的多く推定されます。これは地元うどん店の圧倒的な存在感によるもので、全国チェーンが主役というよりは補完的なポジションにとどまっている特殊な市場構造です。
まとめ|うどんチェーン店舗数ランキング
うどんチェーン店舗数ランキングでは、丸亀製麺が圧倒的な規模で1位を維持しており、業界は実質的に「1強構造」となっています。
一方で、はなまるうどんや資さんうどん、山田うどん食堂など、それぞれ異なる戦略で一定のシェアを確保しており、単純な規模だけでは語れない市場でもあります。
また、セルフ式・地域密着型・複合業態といった多様な形態が存在しており、利用シーンによって最適なチェーンが変わるのも特徴です。今後は資さんうどんの全国展開など、新たな勢力の台頭にも注目が集まります。


















