女性専用フィットネスとして全国展開しているカーブス。カーブスホールディングスが運営し、「短時間トレーニング」「通いやすさ」「地域密着」を軸に、他のフィットネスジムとは異なるポジションを確立しています。
一般的な大型ジムや都市型フィットネスとは異なり、カーブスは生活圏に入り込む出店戦略を取っているのが最大の特徴です。そのため、店舗数の分布にも非常に分かりやすい傾向が現れています。
本記事では、2026年時点のデータをもとに、カーブスの都道府県別店舗数を整理し、その分布から見える出店戦略を詳しく解説していきます。
カーブス 都道府県別店舗数一覧
■ 北海道・東北エリア
| 都道府県 | 店舗数 | 都道府県 | 店舗数 |
| 北海道 | 67 | 秋田県 | 12 |
| 青森県 | 18 | 山形県 | 16 |
| 岩手県 | 17 | 福島県 | 30 |
| 宮城県 | 38 |
■ 関東エリア
| 都道府県 | 店舗数 | 都道府県 | 店舗数 |
| 茨城県 | 39 | 千葉県 | 87 |
| 栃木県 | 34 | 東京都 | 206 |
| 群馬県 | 35 | 神奈川県 | 148 |
| 埼玉県 | 119 |
■ 中部エリア
| 都道府県 | 店舗数 | 都道府県 | 店舗数 |
| 新潟県 | 40 | 山梨県 | 16 |
| 富山県 | 17 | 長野県 | 41 |
| 石川県 | 21 | 岐阜県 | 33 |
| 福井県 | 14 | 静岡県 | 70 |
| 愛知県 | 126 |
■ 関西エリア
| 都道府県 | 店舗数 | 都道府県 | 店舗数 |
| 三重県 | 32 | 兵庫県 | 100 |
| 滋賀県 | 27 | 奈良県 | 27 |
| 京都府 | 49 | 和歌山県 | 12 |
| 大阪府 | 140 |
■ 中国・四国エリア
| 都道府県 | 店舗数 | 都道府県 | 店舗数 |
| 鳥取県 | 10 | 徳島県 | 14 |
| 島根県 | 11 | 香川県 | 16 |
| 岡山県 | 38 | 愛媛県 | 18 |
| 広島県 | 40 | 高知県 | 12 |
| 山口県 | 20 |
■ 九州・沖縄エリア
| 都道府県 | 店舗数 | 都道府県 | 店舗数 |
| 福岡県 | 80 | 大分県 | 13 |
| 佐賀県 | 13 | 宮崎県 | 13 |
| 長崎県 | 16 | 鹿児島県 | 15 |
| 熊本県 | 26 | 沖縄県 | 25 |
全国に広がる理由|“生活圏密着型モデル”
カーブスの最大の特徴は、全国に非常にバランスよく店舗が分布している点です。
東京都206店舗、大阪府140店舗と都市部に多い一方で、地方でも数十店舗規模の展開が見られます。これは、特定エリアに集中するのではなく、「どの地域でも通える環境」を整える戦略によるものです。
フィットネスジムでありながら、コンビニやドラッグストアに近い“生活インフラ型”の配置になっているのが特徴です。
都市部に多い理由|“人口密度と継続率”
都市部で店舗数が多いのは、単純な人口だけでなく、利用継続率の高さが関係しています。
カーブスは定期的に通うビジネスモデルであるため、人口密度が高いエリアほど会員数を安定して確保できます。そのため、住宅地や商業施設周辺に複数出店することで、効率よく会員を獲得しています。
地方でも多い理由|“競合が少ない市場”
地方でも店舗数が多いのは、競合環境が比較的緩やかなためです。
大型ジムが少ない地域では、カーブスのような小規模・低負荷型のフィットネスが受け入れられやすく、安定した需要を確保できます。特に中高年女性層をターゲットにしているため、都市部に依存しないビジネスモデルが成立しています。
出店戦略の本質|“小商圏×多店舗展開”
カーブスは1店舗あたりの商圏が非常に小さいのが特徴です。
そのため、広いエリアに少数出店するのではなく、狭い範囲に複数店舗を配置することで、通いやすさを最大化しています。この「小商圏モデル」が、全国的な多店舗展開を可能にしています。
他フィットネスとの違い|“日常化された運動”
一般的なフィットネスジムが設備や広さを重視するのに対し、カーブスは「通いやすさ」と「習慣化」に特化しています。
そのため、駅前大型店舗ではなく、住宅地やショッピングセンター内への出店が中心となり、結果として全国に均等に近い分布が形成されています。
まとめ|カーブスは“生活圏特化・全国網羅モデル”
カーブスの都道府県別店舗数を見ると、都市部と地方の両方で高い密度を維持していることが分かります。
特定エリアに依存せず、全国どこでも通える環境を作ることで、安定した会員基盤を確立しています。
今後もこの生活密着型の出店戦略を維持しながら、既存エリアでの密度強化と未開拓地域への展開をバランスよく進めていくと考えられます。