釧路は北海道東部に位置し、道東の政治の中心都市として知られています。この地域には日本最大の湿原である釧路湿原国立公園や阿寒国立公園があり、壮大な自然が堪能できる人気の観光地となっています。
今回は、そんな釧路を1泊2日で巡る観光モデルコースと見どころ、釧路で行くべき観光スポットについて解説していきます。
釧路の主要観光スポット
釧路の主要観光スポットは以下の通りです。
✅釧路の主要観光スポット
- 釧路市丹頂鶴自然公園
- 釧路市動物園
- 釧路市湿原展望台
- 釧路和商市場
- 幣舞橋
- 釧路フィッシャーマンズワーフMOO
- 細岡展望台
- 阿寒湖
- 摩周湖
- 屈斜路湖
- 根室
釧路の観光の見どころは、「釧路湿原展望台」からの眺望や、展望遊歩道のウォーキング、国の特別天然記念物”タンチョウ”の見学などがあります。
市内では和商市場の名物グルメ「勝手丼」や北海道民のソウルフード「ザンギ」、「釧路ラーメン」、「炉端焼き」などの釧路グルメも楽しめます。
釧路北部にある道東三湖では、阿寒湖のマリモやアイヌ文化を学べる「阿寒湖アイヌコタン」、屈斜路湖の砂湯、そして摩周湖のブルーと称される絶景が魅力的です。
このほか、釧路湿原ではカヌーツアーに参加して、野鳥や野生動物を間近に体感することもできます。
▶釧路湿原カヌーツアー 塘路湖~細岡コース<9.6km/ガイド付き>by ヒライワ
釧路観光モデルコース【1泊2日】
続いて、釧路を1泊2日で巡る観光モデルコースを解説していきます。
釧路観光モデルコースは以下の通りです。
✅釧路観光モデルコース【1泊2日】
釧路の観光モデルコースは、釧路空港から出発して、まず「丹頂鶴自然公園」や「釧路市動物園」、「釧路市湿原展望台」を観光。1日目は釧路市内で一泊し、夕食には釧路港で水揚げされた新鮮な海の幸を楽しみましょう。
翌日は釧路湿原の展望台に立ち寄りながら、道東地域の三つの湖、すなわち阿寒湖、屈斜路湖、摩周湖を巡っていきます。
移動方法は北海道東部に路線バス網を持つ「阿寒バス」が便利です。以下のような観光ツアーも組まれており、日帰りで釧路の主要スポットを観光できます。
▶釧路定期観光バスツアー「ピリカ号」阿寒摩周国立公園を1日で周遊<4月~10月/釧路市内発>
このほか、釧路湿原の中を走り抜ける鉄道「釧網本線」もあります。短期間の旅行では、車やレンタカーも便利です。
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宿泊は釧路市内、もしくは釧路北部の阿寒湖畔温泉や川湯温泉がおすすめです。日帰り温泉も楽しめる有名な温泉地です。
また、時間があれば本土最東端にある「根室」や世界自然遺産に登録された「知床」方面も合わせて観光してみてください。観光モデルコースは以下の記事にまとめています。
釧路への行き方
釧路までは、札幌から”特急スーパーおおぞら”が運行しています。乗車時間は最短で4時間。車ならおよそ300㎞、4時間30分の道のりです。
飛行機では釧路空港が最寄りで、新千歳・羽田・成田・関西・丘珠(伊丹・中部は季節運航)の国内線5都市を結んでいます。所要時間は羽田から1時間40分ほど。釧路駅までは釧路空港連絡バスで45分ほどです。
新幹線や飛行機のチケットは、「ホテル・旅館」と組み合わせたダイナミックパッケージでお得に購入することができます。このようなサービスは、以下の旅行会社で取り扱われているので、ぜひチェックしてみてください。
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釧路で必ず行きたい9つの観光スポット
では、ここからは上記モデルコースで訪れたい釧路の観光スポットをそれぞれ解説していきます。
釧路市丹頂鶴自然公園
釧路市丹頂鶴自然公園は、国の特別天然記念物の「タンチョウ」が自然に近い環境で常時10羽ほど飼育され、年中いつでも観察できる世界的にも希少な丹頂鶴の自然公園です。
絶滅の危機にあった「タンチョウ」を保護するために1958年に開園。1970年には世界で初めてタンチョウの人工ふ化に成功しました。
4~6月はヒナに会える可能性もあり、なかなか見ることのできないタンチョウの子育ての様子を見られるかもしれません。
釧路市丹頂鶴自然公園
所在地/釧路市鶴丘112
TEL/0154-56-2219
休園日/年末年始
開園時間/4月10日~10月14日/9:00~18:00
10月15日~4月9日/9:00~16:00
入園料/高校生以上 480円 小・中学生 110円 ※以下は無料
▶公式ホームページ
釧路市動物園
1975年に開園した釧路市動物園は、総敷地面積47.8haの広大な敷地内に50種類以上の動物が飼育されている北海道最大の動物園です。
遊園地やバーベキューができる広場なども併設しており、家族連れに人気があります。
動物園の見どころである「北海道ゾーン」ではもともとあった湿原を利用し、天然記念物のシマフクロウやエゾヒグマ、タンチョウ、モモンガ、エゾリス、オオワシなど北海道ならではの動物が身近に観察できます。
積雪期は園内に歩くスキーコースとそり山が開設され、用具貸出しも行われます。
釧路市動物園
所在地/釧路市阿寒町下仁々志別11
TEL/0154-56-2121
休園日/12月~2月の毎週水曜日(祝日を除く)、12月29日~1月2日
開園時間/4月10日~10月14日 9:30~16:30
10月15日~4月9日 10:00~15:30 ※入園は閉園30分前まで
入園料/一般580円、中学生以下無料
▶公式ホームページ
釧路市湿原展望台
釧路市湿原展望台は、釧路湿原に群生するユニークな植物「ヤチボウズ」をモチーフとしながら、中世ヨーロッパの古城を思わせる建物で、昭和59年1月にオープンした施設です。
館内には、グラフィックパネルによる釧路湿原の生い立ちや動植物、遺跡、地形、地質などについて展示されており、3階展望室と屋上からは湿原や釧路の街、阿寒の山々などパノラマの風景を望めます。
施設の周囲2.5kmを約1時間で周る遊歩道は、7ヶ所の広場とサテライト展望台からなっており、温根内ビジターセンターと北斗遺跡へ通じています。
釧路市湿原展望台
所在地/釧路市北斗6-11
TEL/0154-56-2424
定休日/年末年始
営業時間/4月~9月/8:30~18:00
10月~3月/9:00~17:00
料金/大人480円、高校生250円、小・中学生120円
▶公式ホームページ
釧路和商市場
「函館の朝市」「札幌の二条市場」と共に北海道三大市場のひとつに数えられる「釧路和商市場」。釧路で最も歴史ある市場で、魚介類や水産加工物は抜群の品揃えを誇ります。
約60店舗が入る和商市場の名物は、自分好みの海鮮丼を作る「勝手丼」です。市場内で購入したご飯に鮮魚店などでお気に入りの魚介類を買ってトッピングしてオリジナルの海鮮丼を作ることができます。
観光客のお土産購入場所として全国的に知られており、何度もテレビ番組で取り上げられています。
釧路和商市場
所在地/釧路市黒金町13-25
TEL/0154-22-3226
休業日/日曜日(営業日あり、要問い合わせ)
営業時間/8:00~18:00、1~3月 8:00~17:00
▶公式ホームページ
幣舞橋
幣舞橋(ぬさまいばし)は、釧路川の最も下流に架かるヨーロッパスタイルの橋です。
札幌の豊平橋、旭川の旭橋と並ぶ北海道三大名橋のひとつで、橋脚上には橋脚上には4人の彫刻家による作品「道東四季の像」があり、春夏秋冬を表現しています。
夕日の景観や夜のライトアップが美しい釧路の名所で、夏は霧に浮かぶ橋影や街路灯の幻想的な光景が見られます。
釧路フィッシャーマンズワーフMOO
幣舞橋に隣接して建つ「釧路フィッシャーマンズワーフMOO」は、1989(平成元)年のオープン以来、地元の方や観光客で賑わう複合商業施設です。
館内には、地元の海産物が揃う釧路MOO市場やお土産屋、飲食店などがあり、2階の「観光交流コーナー」では、展示やディスプレイで釧路の観光情報を発信しています。
釧路フィッシャーマンズワーフMOO
所在地/釧路市錦町2-4
TEL/0154-23-0600
定休日/なし
営業時間/10:00~19:00(7・8月は9:00~)
▶公式ホームページ
細岡展望台
釧路湿原の東側に位置する「細岡展望台」は、別名「大観望」と呼ばれるほど眺望の良い展望台です。
展望台からは釧路川の大きな蛇行を前景に釧路湿原が広がり、その果てには阿寒山系の雄阿寒岳と雌阿寒岳、宮島岬、キラコタン岬を望むことができます。
ここから夕陽の景観も美しく、川面に反射する夕陽や、赤や薄紫などに色調が少しずつ変化する空の様子を楽しめます。
細岡展望台は「釧路湿原駅」を利用すれば電車でも移動できます。1日6本で夏季の週末には観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」も運行しており、釧路湿原の中を通るので車窓の風景が楽しめます。
細岡展望台
所在地/釧路郡釧路町字達古武22-9
TEL/0154-40-4455
定休日/年末年始
営業時間/4~5月 9:00~17:00、6~9月は18:00まで、
10~11月は16:00まで、12~3月 10:00~16:00
料金/無料
▶公式ホームページ
阿寒湖
釧路から車で1時間20分ほどに位置する「阿寒湖(あかんこ)」は、北海道で5番目に大きい淡水・カルデラ湖で、日本で数少ないマリモが生息する湖です。
阿寒湖をクルージングする遊覧船や高速船に乗れば、チュウルイ島へ渡ることができ、そこにある「マリモ展示観察センター」では、”マリモ”の生態を見学することができます。
そのほか北海道最大級のアイヌの集落「阿寒湖アイヌコタン」には、30軒もの店が軒を連ね、個性的な民芸品店でのお買い物やアイヌ文化を体験、民族衣装を着ての記念撮影などが楽しめます。
阿寒湖温泉
阿寒湖温泉は阿寒湖の南岸に、約30軒のホテル・旅館をはじめ飲食店や土産物屋などが立ち並ぶ道東随一の温泉地です。
大半のホテル・旅館は湖に面しているため部屋や露天風呂などから阿寒湖や阿寒富士(雄阿寒岳)の美しい風景が一望できます。
宿泊で人気があるのが、「あかん遊久の里鶴雅(6,380円~)」です。阿寒湖を一望できる展望露天風呂や、阿寒湖に接する露天風呂があり、趣の異なる湯めぐりが楽しめます。
「ニュー阿寒ホテル(7,700円~)」は阿寒湖畔に建つリゾートホテルで、”天空ガーデンスパ”からの眺めは圧巻。夕食は和洋80品のブッフェ、朝食はお好みで作れる海鮮丼が人気です。
そのほかは以下リンクをチェックしてみてください。
摩周湖・屈斜路湖
摩周湖は、周囲約20kmのカルデラ湖で、日本で1番、世界ではバイカル湖についで2番目に透明度の高い湖です。静かに限りなく透明なブルーに輝く湖水の色は「摩周ブルー」と言われています。
3カ所の展望台から摩周湖を眺めることができますが、「霧の摩周湖」とも呼ばれ、1年のうち100日以上も霧に包まれているといわれています。
また屈斜路湖は、約13~10万年前に起こった大噴火によって原型ができた屈斜路カルデラの中に位置する、我が国最大のカルデラ湖です。
湖岸を掘ると湯が湧き出す砂湯や和琴半島のオヤコツ地獄など、今も火山活動が続いています。冬は全面凍結しますが、地熱で氷が解けるので、毎年400~500羽の白鳥が訪れます。
川湯温泉
阿寒摩周国立公園に位置する川湯温泉は、道東を代表する温泉地のひとつです。
今も活動を続ける硫黄山を泉源とし、五寸釘を溶かすほどの強酸性の湯が、あらゆる病気にも効果・効能がある”療養泉”として古くから親しまれてきました。
「川湯」という名の通り、湯だまりからあふれ出た温泉が川となって温泉街を流れ、一帯に湯煙と硫黄の香りがたちこめます。温泉街には源泉掛け流しの足湯もあり、気軽に温泉を楽しむことができます。
宿泊は「お宿欣喜湯 別邸 忍冬(10,000円~)」が人気があります。2021年4月にリニューアルオープンした温泉旅館で、個室食事処で地場産旬食材を使用した和会席が楽しめます。
「KKRかわゆ(4,230円~)」は、源泉100%かけ流し天然温泉の静かなお宿。楽天ブロンズアワードを3年連続受賞するなど評価も高いです。「お宿 欣喜湯(5,100円~)」は、観光の拠点・ビジネスにも便利な温泉旅館です。
「川湯観光ホテル(5,400円~)」は源泉かけ流しと3種の湯温が好評です。
そのほかは以下リンクをチェックしてみてください。
根室市・納沙布岬
北海道本島の最東端に位置する根室市は、日本の主要都市の中で最も北方領土に近い町です。さんま水揚げ日本一で豊かな自然に恵まれた野鳥の宝庫でもあります。
日本の本土最東端に位置する「納沙布岬」が有名で、毎年元旦には北海道で一番早い初日の出を見るために多くの人が訪れます。
釧路からは車で2時間ほどなので、日帰り、もしくは1泊2日での旅行が楽しめます。観光モデルコースは以下の記事で詳しく解説しています。
釧路の観光ガイドブック
釧路観光をもっと深く楽しみたい方には、以下の観光ガイドブックが役立ちます。これらのガイドブックは、モデルコースには含まれていない隠れた名所や地元ならではの体験情報も豊富に掲載されています。
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釧路観光に便利な人気宿泊施設
釧路の観光を満喫するためには、快適な宿泊が欠かせません。ここでは、モデルコースに最適な立地の宿泊施設をいくつかご紹介します。
釧路市内での宿泊は、天然温泉大浴場&屋上露天風呂が自慢の「ホテルパコ釧路」が人気があります。釧路の繁華街にある立地の良いホテルで、楽天トラベルアワード5年連続受賞するなど評価が高いです。
「コンフォートホテル釧路」は、釧路駅徒歩約2分の好立地で、ビジネスや観光利用に最適。無料の朝食も魅力です。「天然温泉 幣舞の湯 ドーミーインPREMIUM釧路川」では最上階に露天風呂・天然温泉大浴場を完備しています。
そのほか、幻の船をイメージした外観の「釧路センチュリーキャッスルホテル」や、最上階展望レストランから太平洋と釧路市街を一望できる「釧路プリンスホテル」も評価が高いです。
釧路で人気の宿泊施設については、以下リンクもチェックしてみてください。
【釧路観光モデルコース】まとめ
今回は、釧路観光モデルコースについて解説してきました。
釧路のある北海道の道東地方には世界自然遺産へ登録された”知床半島”があり、釧路空港と網走の女満別空港をうまく活用すれば2泊3日、もしくは3泊4日での旅行が楽しめます。
是非時間をかけて北海道の観光地をじっくりと巡ってみてください。観光モデルコースは以下の記事にまとめています。
今回は以上です。釧路観光の参考になれば幸いです。