今回は、そんな小樽を巡る観光モデルコースと見どころ、小樽で行くべき観光スポットについて解説していきます。
小樽の主要観光スポット
小樽の主要観光スポットは以下の通りです。
✅小樽の主要観光スポット
- 小樽三角市場
- 旧国鉄手宮線跡地
- 小樽運河クルーズ
- 日本銀行旧小樽支店金融資料館
- 小樽オルゴール堂
- 北一硝子(きたいちがらす)
- 小樽市総合博物館 本館
- 小樽祝津パノラマ展望台
- 小樽市鰊御殿
- にしん御殿 小樽貴賓館 (旧青山別邸)
- おたる水族館
小樽の主要観光スポットは、石造りの倉庫が立ち並ぶ「小樽運河」と、「旧国鉄手宮線跡地」の散策、築100年を越える歴史的な建築物「日本銀行旧小樽支店金融資料館」、歴代の列車が展示してある「小樽市総合博物館 本館」などです。
そのほか、小樽で一番賑やかな”小樽堺町通り”では、食べ歩きやランチ、スイーツのお店が立ち並び、「小樽オルゴール堂」や「北一硝子」の観光が楽しめます。
小樽観光モデルコース
続いて、小樽を巡る観光モデルコースを解説していきます。
小樽観光モデルコースは以下の通りです。
✅小樽観光モデルコース
小樽の観光モデルコースは、小樽駅から出発して小樽三角市場と中央市場に立ち寄ってから小樽運河へと向かいます。そのあとは、周辺の散策を楽しみながら小樽堺町通りを通って、小樽オルゴール堂を観光していきます。
このほか、小樽の祝津エリアにも見どころがあり、以下のルートで観光することができます。
祝津エリアには、にしん漁で財を成した漁師の豪邸「鰊御殿」や、「小樽貴賓館」があり、人気漫画「ゴールデンカムイ」に登場したことから人気の聖地巡礼の地となっています。
移動は小樽駅からのバスが利用できますが、積丹半島にある「神威岬」も合わせて観光するなら車・レンタカーが必要になります。レンタカーは小樽駅や札幌駅で借りられます。
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宿泊は小樽駅や運河周辺にあるリーズナブルなシティホテルが人気です。なかでも、「ホテルソニア小樽」は小樽運河目の前の好立地で、天然温泉浴場を完備。朝食は約60品のビュッフェを楽しめます。
そのほか、JR小樽駅徒歩1分の立地で天然温泉大浴場完備の「ドーミーインPREMIUM小樽」や、青い海も望めるラグジュアリーホテル「グランドパーク小樽」、「ホテル・トリフィート小樽運河」も評価が高いです。
詳細は以下リンクをチェックしてみてください。
北海道の観光モデルコースや見どころは以下の記事でも解説しています。
小樽への行き方
小樽までは札幌から”快速エアポート”が運行しており、乗車時間は最短で32分です。普通列車なら約50分かかります。
飛行機ではお越しの方は新千歳空港が最寄りです。 北海道最大の空港で羽田からの所要時間は1時間半から2時間ほどです。空港からは快速エアポート小樽行で1時間15分です。
新幹線や飛行機のチケットは、「ホテル・旅館」と組み合わせたダイナミックパッケージでお得に購入することができます。このようなサービスは、以下の旅行会社で取り扱われているので、ぜひチェックしてみてください。
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小樽で必ず行きたい11の観光スポット
では、ここからは上記モデルコースで行ける小樽の観光スポットをそれぞれ解説していきます。
小樽三角市場
小樽三角市場は、昭和23年から続く地元の市場です。全長200m、横幅2mの細い坂道に通路を挟んで、お店が16店舗並んでいます。
6店舗ある食事処では、新鮮な魚介を使った丼ものや旬の食材を使った日替わり定食などが楽しめるほか、市場で買った商品をその場で調理してもらいオリジナル丼も作れます。
また、さらに進むと小樽中央市場があります。小樽の市民の生活を60年以上支え続けている歴史ある市場で現在は全3棟に30近い店舗が軒を連ねています。
小樽三角市場
所在地/小樽市稲穂3-10-16
TEL/0134-23-2446
営業時間/7:00〜17:30(店舗によって異なる)
交通アクセス/JR小樽駅から徒歩約2分
▶公式ホームページ
旧国鉄手宮線跡地
旧国鉄手宮線は、かつて幌内(三笠市)の炭山から石炭を港のある小樽市へ運ぶために敷かれた、北海道初の鉄道「官営幌内鉄道」の一部です。1880年に、手宮・札幌間が開通し、1985年に路線自体が廃止となりました。
現在は小樽市によって鉄道跡地の整備が行われ、当時使っていた線路や踏切、遮断機を残し、約1.6kmの散策路として生まれ変わりました。
2018年には北海道遺産「小樽の鉄道遺産」にも選定。毎年行われるお祭りのイベント会場としても親しまれています。
小樽運河クルーズ
小樽運河クルーズは、運河と小樽港を船で巡る約40分間のクルージングです。キャプテンによる小樽の歴史や建物の解説を聞きながら、船上からしか眺められない特別なスポットを巡っていきます。
クルーズは昼と夜の2種類あり、デイクルーズでは、小樽の街並みや歴史的建造物も明るくしっかりと見え、ナイトクルーズでは、ライトアップされた石造りの倉庫群のロマンチックな雰囲気を楽しむことができます。
小樽運河クルーズ
所在地/小樽市港町5-4
TEL/0134-31-1733
営業時間/9:00~最終便
料金/デイ:大人1,500円、小学生500円
ナイト:大人1,800円、小学生500円
交通アクセス/JR小樽駅から徒歩10分
▶公式ホームページ
日本銀行旧小樽支店金融資料館
日本銀行旧小樽支店金融資料館は、日本銀行の歴史や業務、金融の仕組みなどを分りやすく解説している資料館です。
小樽における日本銀行は明治26(1893)年に派出所を設置して以来、出張所、小樽支店として平成14(2002)年に支店を廃止するまで、北日本随一の経済都市の象徴として重要な役割を果たしました。
建物は東京駅や日本銀行本店などの設計で有名な辰野金吾によるものです。外観はルネッサンス様式を取り入れ、屋根には5つのドームを配置。外壁はレンガの表面にモルタルを塗り、石造り風に仕上げています。
館内では第2次世界大戦後に発行されたお札や、懐かしいお札の実物を見ることができ、実際の日本銀行の金庫の再現や、金庫の分厚い扉を間近で見られます。職員によるガイドツアーも1日に2回行われています。
日本銀行旧小樽支店金融資料館
所在地/小樽市色内1-11-16
TEL/0134-21-2111
営業時間/
4月~11月 9:30~17:00(入館は16:30まで)
※12月~3月は10:00~
定休日/水曜日(休日の場合は開館)
12月29日~1月5日、臨時休館あり
料金/入館無料
交通アクセス/JR小樽駅から徒歩10分
▶公式ホームページ
小樽オルゴール堂
小樽オルゴール堂は、大正時代に建てられたれんが造りの建物を利用した、日本最大級の品揃えを誇るオルゴールの専門店です。
レトロな雰囲気漂う店内には、世界各国から集められた約5,000種類、商品約80,000点以上のオルゴールが揃っており、他では味わえない幻想的な時間を演出しています。
また、2号館のアンティークミュージアムでは、スイスやドイツなどの歴史的に価値のあるオルゴールや、オートマタ(自動からくり人形オルゴール)が数多く展示されているほか、美しい音色を奏でるエオリア・パイプオルガンが1日6回演奏されます。
小樽オルゴール堂
所在地/小樽市住吉町4-1
TEL/0134-22-1108
営業時間/9:00~18:00
交通アクセス/JR小樽駅から徒歩23分
▶公式ホームページ
北一硝子(きたいちがらす)
北一硝子三号館は明治24(1891) 年に漁業用倉庫として建てられた木骨石張倉庫です。昭和58(1983) 年に改装し、硝子販売の店や喫茶店として開店しました。
5万点以上のオリジナルガラス製品や、石油ランプを製造販売しており、付近には見学工房、地酒蔵や美術館など10以上の関連店舗があります。
軽食を楽しめる飲食フロア「北一ホール」では、167本の石油ランプのみで店内を照らし、オープン時間の8:45直後からは石油ランプの点灯作業を見ながら朝の珈琲が味わえます。
北一硝子(きたいちがらす)
所在地/小樽市堺町7-26
TEL/0134-33-1993
営業時間/8:45~18:00
交通アクセス/JR南小樽駅から徒歩10分
▶公式ホームページ
小樽市総合博物館本館
小樽市総合博物館本館は、蒸気機関車「しづか号」をはじめ、北海道を代表する50両もの鉄道車両が保存・展示されている博物館です。
館内には、プラネタリウムや体験を通して学習できる科学展示室があるほか、企画展示室では、歴史、自然、科学などさまざまなテーマに基づいた企画展を行っています。
夏期には、屋外に保存されている国重要文化財指定「旧手宮鉄道施設」の機関車庫で明治42年(1909)アメリカ製の蒸気機関車「アイアンホース号」の運行があり、無料で乗車することができます。
小樽市総合博物館本館
所在地/小樽市手宮1-3-6
TEL/0134-33-2523
営業時間/9:30~17:00
定休日/火曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12月29日~1月3日)
料金/大人 400円(冬期300円)、高校生 200円(冬期150円)
交通アクセス/小樽駅から車で10分
▶公式ホームページ
小樽市鰊御殿
小樽市鰊御殿は、1897年に積丹地方で有数の漁場を経営し、「鰊大尽」と謳われた田中福松が元々、古宇郡泊村に建てた網元の居宅兼漁業施設です。
当時は120名ものヤン衆(出稼ぎの漁夫)が寝泊まりしていたといわれ、現存する鰊御殿の中では最大級の規模を誇ります。
1958年に現在地に移築復元され、小樽市に寄贈。1960年に北海道の民家では初めて「北海道有形文化財鰊漁場建築」として、文化財に指定されました。
館内には、ニシン漁やニシン加工に使われた道具や、番屋で暮らした人々の生活用具や写真などが展示されているほか、当時の作業スタイルを体験することもできます。また、ゴールデンカムイの聖地巡礼の地としても知られています。
鰊御殿
所在地/小樽市祝津3-228
TEL/0134-22-1038
営業時間/9~17時(10月16日以降は~16時)
定休日/11月下旬~4月上旬
入館料/一般 300円、高校生 150円
※小・中学生 無料
にしん御殿 小樽貴賓館 (旧青山別邸)
にしん御殿小樽貴賓館(旧青山別邸)は、祝津がニシン漁で湧いていた大正時代に鰊漁の大網元・青山家が6年半の歳月をかけ、別荘として建造した豪邸です。
漆塗りの母屋、屋久杉の天井、当時の一流絵師・書家の作品など、贅の限りが尽くされており、当時としては最新の技術を取り入れ、一流の大工に作らせたといわれています。
積雪の多い北海道では珍しい瓦葺き屋根で、床や柱は欅のうるし塗り。床の間は紫檀や黒檀などを使った書院づくりで、建物の三方には、家族だけが見るために造った池泉庭や枯山水の中庭などがあります。
にしん御殿 小樽貴賓館 (旧青山別邸)
所在地/小樽市祝津3-63
TEL/0134-24-0024
営業時間/9~17時(11~3月は~16時)
定休日/無休
入館料/大人1100円、小学生550円、未就学児無料
▶公式ホームページ
おたる水族館
おたる水族館は、日本海、ベーリング海を中心に常時約250種類以上5000匹の海洋動物や魚の生態を間近で観察することができる水族館です。
館内では、ギンザケやオヒョウ、群れを成して回遊するサバ、ウミガメやエイ、イルカやサメなどの海水魚をはじめ、日本最大のイトウやアマゾン川流域に生息するピラルクなどを展示。
本館に隣接するイルカスタジアムや海獣公園では、イルカのショーや、トドやアザラシ、セイウチなどの海獣ショーを楽しめます。
おたる水族館
所在地/小樽市祝津3丁目303
TEL/0134-33-1400
営業時間/9~17時(10月中旬~11月下旬は~16時、12月中旬~2月下旬は10~16時)
※入館はそれぞれ閉館30分前まで
入館料/
通常 大人1,400円、小中学生530円、3歳以上210円
冬期 大人1,000円、小中学生400円、3歳以上200円
休館日/3月上旬〜中旬、11月下旬〜12月中旬
交通アクセス/JR小樽駅から車で約15分
▶公式ホームページ
小樽天狗山ロープウェイ
小樽天狗山は、小樽のシンボル的な存在で、山麓から山頂までは、約4分でつなぐ30人乗りのロープウエイが運行しています。
山頂には5つの展望台があり、小樽市街や、小樽港、石狩湾、晴れた日には暑寒別連峰や積丹半島まで一望できます。また、猿田彦大神がまつられている「天狗山神社」はパワースポットとして知られています。
小樽天狗山ロープウェイ
所在地/小樽市最上2-16-15
TEL/0134-33-7381
営業時間/9~21時(時間短縮営業の場合あり)
定休日/無休(3月下旬~4月中旬、11月に整備運休あり)
料金/往復大人(中学生以上)1400円、小人700円
交通アクセス/小樽駅からバスで20分
▶公式ホームページ
小樽の観光ガイドブック
小樽観光をもっと深く楽しみたい方には、以下の観光ガイドブックが役立ちます。これらのガイドブックは、モデルコースには含まれていない隠れた名所や地元ならではの体験情報も豊富に掲載されています。
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【小樽観光モデルコース】まとめ
今回は、小樽の観光モデルコースについて解説してきました。
北海道観光では札幌~小樽は定番の観光ルートで、車があればさらに西側の「神威岬」も合わせて観光できます。そのほか、南側にはニセコや羊蹄山などもあるので、ドライブ周遊を楽しんでみてください。
北海道の観光モデルコースは以下の記事でも解説しています。今回は以上です。小樽観光の参考になれば幸いです。