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【道東観光モデルコース】2泊3日で巡る11の観光スポット

北海道地方の観光地

北海道東部に位置する道東地方は、網走・十勝・釧路・根室がある地域のことで、世界自然遺産に登録された知床や、「釧路湿原国立公園」があることで有名です。

マリモで有名な阿寒湖、霧の摩周湖、国内最大のカルデラ湖「屈斜路湖」などの道東を代表する美しい3つの湖もあり、周辺には効能豊かな温泉が湧き出ています。

今回は、そんな道東地方を巡る観光モデルコースと見どころ、道東で行くべき観光スポットについて解説していきます。

道東地方の主要観光スポット

道東地方の主要観光スポットは以下の通りです。

道東地方の主要観光スポット

  • 博物館 網走監獄
  • オシンコシンの滝
  • 知床五湖
  • 知床峠
  • 摩周湖
  • 屈斜路湖
  • 阿寒湖
  • 細岡展望台
  • 釧路和商市場
  • 釧路市動物園

道東地方の主要観光スポットは、日本唯一の監獄博物館である「博物館 網走監獄」や、知床硫黄山から湧き出る温泉が形成した「カムイワッカ湯の滝」、原生林に囲まれてたたずむ「知床五湖」での自然散策。

阿寒湖では特別天然記念物「阿寒湖のマリモ」や、北海道で最大のアイヌコタンの見学、摩周湖には「摩周湖ブルー」と呼ばれる絶景などがあります。

釧路には、釧路湿原の眺望と、国の特別天然記念物”タンチョウ”の見学、セルフ海鮮丼の「勝手丼」や「炉端焼き」など海鮮で有名な釧路グルメを堪能できます。

道東観光モデルコース

続いて、道東地方を巡る観光モデルコースを解説していきます。

道東観光モデルコースは以下の通りです。

✅道東観光モデルコース

道東地方の観光モデルコースは、女満別空港から出発して博物館 網走監獄や、知床五湖などを巡り、摩周湖・屈斜路湖・阿寒湖のある道東三湖へと移動します。

それぞれの湖を観光し、その日は道東三湖周辺の温泉地に宿泊。翌日は釧路湿原や釧路の動物園などに訪れて、釧路空港へと向かいます。

行きと帰りの空港を別々にすることで2泊3日で効率よく観光できます。移動は車・レンタカーがおすすめです。レンタカーは女満別空港や釧路空港で乗り捨て可能な車を借りることができます。

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宿泊は1泊目は知床・ウトロにある温泉ホテル、2泊目は道東三湖にある川湯温泉や阿寒湖温泉、3泊するなら釧路市内のシティホテルがおすすめです。詳細は以下リンクをチェックしてみてください。

そのほかの北海道の観光スポット・モデルコースは以下の記事で解説しています。

道東地方への行き方

北海道道東地方の観光には、知床に近い「女満別空港」と「釧路空港」が便利です。どちらも新千歳、丘珠、成田、羽田、関西の国内線5都市を結んでおり、羽田から1時間45分ほどで行くことができます。

新幹線や飛行機のチケットは、「ホテル・旅館」と組み合わせたダイナミックパッケージでお得に購入することができます。このようなサービスは、以下の旅行会社で取り扱われているので、ぜひチェックしてみてください。

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道東で必ず行きたい12の観光スポット

では、ここからは上記モデルコースで行ける道東地方の観光スポットをそれぞれ解説していきます。

博物館 網走監獄

博物館 網走監獄は、明治時代に実際に利用されていた”網走刑務所”の旧建造物を天都山中腹に移築・復原し、保存公開している歴史博物館です。網走刑務所は「日本一脱獄が難しい」と言われていました。

年間20万人以上が来場する道東圏の一大観光スポットで、敷地面積は東京ドーム3.5個分に相当。敷地内にある23の建物群のうち10棟は国の登録有形文化財となっています。

明治45年から昭和59年まで使用されていた獄舎「五翼放射状平屋舎房」は、刑務所の施設としては日本国内最古、木造の行刑建築としては世界最古の建物です。

蝋人形などを用いて当時の囚人の生活を再現がされ、刑務所の食堂では、収容者が食べているメニューを再現した食事を提供しています。

博物館 網走監獄
所在地/網走市呼人1-1
TEL/0152-45-2411
営業時間/9:00~17:00
※最終入館は閉館1時間前
休館日/12月31日・1月1日
料金/大人 1,500 円、大学・高校生 1,000円、小中学生 750円
公式ホームページ

オシンコシンの滝

知床観光の入り口にある「オシンコシンの滝」は、チャラッセナイ川の河口付近にある滝です。途中から流れが二方向に分かれているため「双美の滝」とも呼ばれ、「日本の滝100選」にも選ばれています。

名前の由来はアイヌ語で「川下にエゾマツが群生するところ」を意味する「オ・シュンク・ウシ」から転じたもの。

標高は70m。落差は30m。滝の中ほどまで階段で登ることができ、岩盤の節理面に大きく2つに広がって流れる滝を正面から間近で見ることができます。

オシンコシンの滝
所在地/斜里郡斜里町岩尾別
TEL/0152-22-2125(知床斜里町観光協会)
料金/無料
公式ホームページ

また、知床での宿泊はウトロ温泉がおすすめです。知床観光の一大拠点で、大小さまざまなホテル・民宿が点在しています。

人気があるのがウトロ温泉 知床第一ホテルです。オホーツク海を一望できる絶景自慢のホテルで、楽天トラベルブロンズアワードを3年連続で受賞しています。

そのほか、KIKI知床 ナチュラルリゾート(8,030円~)」は天然温泉100%かけ流しで、じゃらんアワード2019夕食部門・接客&サービス部門 2冠を達成。北こぶし知床 ホテル&リゾート(10,530円~)」は、ウトロ温泉のリゾートホテルで、絶景オーシャンビューが楽しめます。

詳細は以下リンクをチェックしてみてください。

知床五湖

北海道斜里町にある「知床五湖」は、原生林に囲まれてたたずむ幻想的な5つの湖で、知床半島を代表する観光地です。

知床八景の一つに数えられ、高架木道の展望台からは第一湖と知床連山の大パノラマが見渡せます。

https://www.goko.go.jp/ground_pathway.html

遊歩道は高架木道と地上遊歩道の2コースがあり、高架木道は往復1.6kmで所要時間40分ほど。無料で自由に散策できます。

地上遊歩道は、ヒグマも住む知床五湖の森を歩くコースで大ループは全周3.0km・約1時間30分、小ループは全周1.6km・約40分ほど。

植生保護期は有料で事前にレクチャーを受けてから自由散策。ヒグマ活動期はガイドツアーに参加する必要があります。詳しくは公式ホームページをご覧ください。

知床五湖フィールドハウス
所在地/斜里郡斜里町岩尾別
TEL/0152-24-3323
営業期間/4月下旬~11月下旬
営業時間/7:30~18:00(時期により異なる)
料金/高架木道=無料、地上遊歩道は有料
公式ホームページ

カムイワッカ湯の滝

「カムイワッカ湯の滝」はカムイワッカ川にかかる標高400m、落差20mの渓流瀑です。川には温泉が流入し、連続する滝のそれぞれの滝壺が野趣溢れる天然の露天風呂となっています。

一ノ滝〜四ノ滝まで4つが連続しており、落石の危険性があることから現在は一ノ滝の上部までしか立入できません。

カムイワッカとはアイヌ語で『神の水(”Kamuy-wakka”)』という意味。知床半島のほぼ中央にある活火山の硫黄山を源流とし、強い硫黄成分を含む有毒なお湯が流れてくるために生物が生息できない「魔の水」の意味も持っています。泉質は酸性が強いため、肌の弱い方は注意が必要です。

また、カムイワッカ湯の滝へ入れるのは知床公園線(道道93号線)の通行規制が解除される6月1日〜10月31日までとなります。詳細は公式ホームページをご確認ください。

知床峠

知床峠は、斜里町ウトロと羅臼町を結ぶ全長27kmの知床横断道路の頂上、知床連山の尾根筋にあたる標高738mの峠です。

峠からの眺めは知床八景の1つに選ばれており、羅臼岳やハイマツの樹海、天候が良ければ北方領土国後島も望むことができます。※11月上旬~4月下旬の間は冬季通行止めになります。

知床峠
所在地/目梨郡羅臼町
TEL/0153-87-2126(羅臼町産業創生課)
営業時間/通行自由 ※冬期封鎖 11月初旬~4月下旬
関連ホームページ

道の駅 知床・らうす

道の駅「知床・らうす」では、羅臼の旬の海の幸やお土産・特産品が購入でき、2階の食堂では知床・羅臼ならではのグルメを味わうことができます。

1階には知床羅臼観光案内所があり、羅臼港から出港する観光船(夏はホエールウォッチング)の紹介や宿の案内などもしてくれます。

また、屋上は展望台になっており、東側に根室海峡と北方領土・国後島、西側には標高1661メートルの羅臼岳が一望できます。

道の駅 知床・らうす
所在地/目梨郡羅臼町本町361-1
TEL/0153-87-5151
営業時間/9:00~17:00(4月~10月)
10:00~16:00(11月~3月)
休館日/年末年始
公式ホームページ

摩周湖・屈斜路湖

摩周湖は、周囲約20kmのカルデラ湖で、日本で1番、世界ではバイカル湖についで2番目に透明度の高い湖です。静かに限りなく透明なブルーに輝く湖水の色は「摩周ブルー」と言われています。

3カ所の展望台から摩周湖を眺めることができますが、「霧の摩周湖」とも呼ばれ、1年のうち100日以上も霧に包まれているといわれています。

また屈斜路湖は、約13~10万年前に起こった大噴火によって原型ができた屈斜路カルデラの中に位置する、我が国最大のカルデラ湖です。

湖岸を掘ると湯が湧き出す砂湯や和琴半島のオヤコツ地獄など、今も火山活動が続いています。冬は全面凍結しますが、地熱で氷が解けるので、毎年400~500羽の白鳥が訪れます。

川湯温泉

阿寒摩周国立公園に位置する川湯温泉は、道東を代表する温泉地のひとつです。

今も活動を続ける硫黄山を泉源とし、五寸釘を溶かすほどの強酸性の湯が、あらゆる病気にも効果・効能がある”療養泉”として古くから親しまれてきました。

「川湯」という名の通り、湯だまりからあふれ出た温泉が川となって温泉街を流れ、一帯に湯煙と硫黄の香りがたちこめます。温泉街には源泉掛け流しの足湯もあり、気軽に温泉を楽しむことができます。

宿泊はお宿欣喜湯 別邸 忍冬(10,000円~)」が人気があります。2021年4月にリニューアルオープンした温泉旅館で、個室食事処で地場産旬食材を使用した和会席が楽しめます。

KKRかわゆ(4,230円~)」は、源泉100%かけ流し天然温泉の静かなお宿。楽天ブロンズアワードを3年連続受賞するなど評価も高いです。お宿 欣喜湯(5,100円~)」は、観光の拠点・ビジネスにも便利な温泉旅館です。

川湯観光ホテル(5,400円~)」は源泉かけ流しと3種の湯温が好評です。

そのほかは以下リンクをチェックしてみてください。

阿寒湖

阿寒湖(あかんこ)は、北海道で5番目に大きい淡水・カルデラ湖で、日本で数少ないマリモが生息する湖です。

阿寒湖をクルージングする遊覧船や高速船に乗れば、チュウルイ島へ渡ることができ、そこにある「マリモ展示観察センター」では、”マリモ”の生態を見学することができます。

そのほか北海道最大級のアイヌの集落「阿寒湖アイヌコタン」には、30軒もの店が軒を連ね、個性的な民芸品店でのお買い物やアイヌ文化を体験、民族衣装を着ての記念撮影などが楽しめます。

阿寒湖温泉

阿寒湖温泉は阿寒湖の南岸に、約30軒のホテル・旅館をはじめ飲食店や土産物屋などが立ち並ぶ道東随一の温泉地です。

大半のホテル・旅館は湖に面しているため部屋や露天風呂などから阿寒湖や阿寒富士(雄阿寒岳)の美しい風景が一望できます。

宿泊で人気があるのが、あかん遊久の里鶴雅(6,380円~)」です。阿寒湖を一望できる展望露天風呂や、阿寒湖に接する露天風呂があり、趣の異なる湯めぐりが楽しめます。

ニュー阿寒ホテル(7,700円~)」阿寒湖畔に建つリゾートホテルで、”天空ガーデンスパ”からの眺めは圧巻。夕食は和洋80品のブッフェ、朝食はお好みで作れる海鮮丼が人気です。

そのほかは以下リンクをチェックしてみてください。

細岡展望台

細岡展望台は、別名「大観望」と呼ばれるほど眺望の良い展望台です。展望台からは釧路川の大きな蛇行を前景に釧路湿原が広がり、その果てには阿寒山系の雄阿寒岳と雌阿寒岳、宮島岬、キラコタン岬を望むことができます。

ここから夕陽の景観も美しく、川面に反射する夕陽や、赤や薄紫などに色調が少しずつ変化する空の様子を楽しめます。

細岡展望台は「釧路湿原駅」を利用すれば電車でも移動できます。1日6本で夏季の週末には観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」も運行しており、釧路湿原の中を通るので車窓の風景が楽しめます。

細岡展望台
所在地/釧路郡釧路町字達古武22-9
TEL/0154-40-4455
定休日/年末年始
営業時間/4~5月 9:00~17:00、6~9月は18:00まで、
10~11月は16:00まで、12~3月 10:00~16:00
料金/無料
公式ホームページ

釧路和商市場

「函館の朝市」「札幌の二条市場」と共に北海道三大市場のひとつに数えられる「釧路和商市場」。釧路で最も歴史ある市場で、魚介類や水産加工物は抜群の品揃えを誇ります。

約60店舗が入る和商市場の名物は、自分好みの海鮮丼を作る「勝手丼」です。市場内で購入したご飯に鮮魚店などでお気に入りの魚介類を買ってトッピングしてオリジナルの海鮮丼を作ることができます。

観光客のお土産購入場所として全国的に知られており、何度もテレビ番組で取り上げられています。

釧路和商市場
所在地/釧路市黒金町13-25
TEL/0154-22-3226
休業日/日曜日(営業日あり、要問い合わせ)
営業時間/8:00~18:00、1~3月 8:00~17:00
公式ホームページ

また、釧路市内での宿泊は、天然温泉大浴場・屋上露天風呂が自慢のホテルパコ釧路(2,800円〜)」が人気があります。釧路の繁華街にある立地の良いホテルで、楽天トラベルアワード2年連続受賞するなど評価が高いです。

コンフォートホテル釧路(3,100円〜)」は、釧路駅徒歩約2分の好立地で、ビジネスや観光利用に最適。無料の朝食も魅力です。ラビスタ釧路川(11,000円〜)」では最上階に露天風呂・天然温泉大浴場を完備しています。

そのほかは以下リンクをチェックしてみてください。

釧路市動物園

1975年に開園した釧路市動物園は、総敷地面積47.8haの広大な敷地内に50種類以上の動物が飼育されている北海道最大の動物園です。

見どころである「北海道ゾーン」ではもともとあった湿原を利用し、天然記念物のシマフクロウやエゾヒグマ、タンチョウ、モモンガ、エゾリス、オオワシなど北海道ならではの動物が身近に観察できます。

遊園地やバーベキューができる広場なども併設しており、家族連れに人気があります。また、積雪期は園内に歩くスキーコースとそり山が開設され、用具貸出しも行われます。

釧路市動物園
所在地/釧路市阿寒町下仁々志別11
TEL/0154-56-2121
休園日/12月~2月の毎週水曜日(祝日を除く)、12月29日~1月2日
開園時間/4月10日~10月14日 9:30~16:30
10月15日~4月9日 10:00~15:30 ※入園は閉園30分前まで
入園料/一般580円、中学生以下無料
公式ホームページ

道東地方の観光ガイドブック

道東地方の観光をもっと深く楽しみたい方には、以下の観光ガイドブックが役立ちます。これらのガイドブックは、モデルコースには含まれていない隠れた名所や地元ならではの体験情報も豊富に掲載されています。

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【道東観光モデルコース】まとめ

今回は、道東地方の観光モデルコースについて解説してきました。

道東地方での観光は見どころがたくさんあるので、釧路と道東三湖、もしくは知床と道東三湖の組み合わせで2泊3日旅行もおすすめです。

観光モデルコースは以下の記事で解説しているのでチェックしてみてください。

今回は以上です。道東観光の参考になれば幸いです。

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