紀伊半島西部に位置する和歌山県は、神々が宿る神秘的な山々や、海に向かう絶景など、古代からの自然に恵まれた県で、県庁所在地である和歌山市は、紀州徳川家の居城である”和歌山城”の城下町として栄えました。
世界遺産をはじめとする歴史的観光スポットや魅力的な温泉地が点在しており、海の幸や山の幸など食材も豊富。2泊3日で充実した旅行が楽しめます。
今回は、そんな和歌山を巡る観光モデルコースと見どころ、和歌山で行くべき観光スポットについて解説していきます。
和歌山観光モデルコース
ではまず、和歌山を巡る観光モデルコースを解説していきます。
和歌山観光モデルコースは以下の通りです。
✅和歌山観光モデルコース
和歌山の観光モデルコースは、和歌山市内から出発して、和歌山城や日前神宮、友ヶ島などの名所を巡ったあと、半島に沿って南に進み、白浜温泉で1泊。翌日は熊野三山へと向かいます。
移動には紀伊半島を海沿いに走る鉄道”紀勢本線” が利用できますが、短期間で効率良く観光するなら車・レンタカー移動が便利です。レンタカーは和歌山駅や空港で借りられます。
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和歌山の観光の見どころ
和歌山の主要観光スポットは以下の通りです。
✅和歌山の主要観光スポット
- 和歌山城
- 日前神宮・國懸神宮
- 友ヶ島
- 高野山
- 熊野三山
- 白浜温泉
和歌山の観光の見どころは、紀州徳川家の居城「和歌山城」や、実写版ラピュタの島とも言われる「友ヶ島」、1350年以上前から湧き出る日本三古湯の「白浜温泉」などです。
そのほか、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産である熊野三山や、熊野古道、那智の滝などもあり、ルートからは外れますが、真言密教の聖地である「高野山」もあります。
和歌山での宿泊は「白浜温泉」や「南紀勝浦温泉」が便利です。それぞれ観光ルート沿いにあり、1泊ずつ滞在して2泊3日での旅行が楽しめます。詳細は以下リンクをチェックしてみてください。
そのほか、和歌山県のある紀伊半島には魅力的な観光地が点在しています。観光モデルコースは以下の記事で解説しているので合わせてご覧ください。
和歌山への行き方
和歌山駅までは大阪駅から電車・車で1時間10分ほどで行くことができます。飛行機なら国内線15都市を結ぶ関西空港が利用でき、空港からは直通バス(約40分)が運行しています。
また、和歌山県南部を観光するなら南紀白浜空港が便利で、羽田空港1路線をJALの直行便が毎日3便運航しています。所要時間は1時間15分ほどです。
新幹線や飛行機のチケットは、「ホテル・旅館」と組み合わせたダイナミックパッケージでお得に購入することができます。このようなサービスは、以下の旅行会社で取り扱われているので、ぜひチェックしてみてください。
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和歌山で必ず行きたい11の観光名所
では、ここからは上記モデルコースで訪れたい和歌山の観光名所をそれぞれ解説していきます。
和歌山城
和歌山城は、天正13年(1585)に豊臣秀吉が弟の秀長に命じて築城させ、のちに、徳川御三家の一つ紀州藩紀州徳川家の居城となったお城です。
連立式天守閣と呼ばれる珍しい構造で、以前は国宝に指定されていましたが、戦災によって焼失。その後、昭和33年(1958)に再建され、内部には徳川家ゆかりの遺品などが多数展示されています。
また、城内では、国の名勝に指定された西之丸庭園の景観を楽しめるほか、一帯は和歌山公園として整備され、庭園や歴史館、動物園などがあります。
和歌山城
所在地/和歌山県和歌山市一番丁3
TEL/073-422-8979
営業時間/9:00~17:30(入場は17:00まで)
定休日/12月29日~12月31日
料 金/大人410円、小人200円
▶公式ホームページ
日前神宮 國懸神宮
日前神宮・國懸神宮の創建は、神武天皇2年(約2600年前)と国内でも最も古い神社のひとつです。1つの境内に2つの神社があり、総称して日前宮(にちぜんぐう)と呼ばれています。
御祭神は両宮とも太陽神・天照大神で、その御名が日前大神、國懸大神として祀られています。良縁を結び、結婚の徳を授け、生活基盤を守る家内安全のご利益で知られています。
加太淡嶋神社
淡嶋神社は、全国にある淡島神社・粟島神社・淡路神社の総本社です。人形供養で知られ、境内一円に全国から奉納された2万体にも及ぶ無数の人形が並んでいます。
主祭神の少彦名命は、医薬の神です。婦人病や安産祈願など「女性のための神様」として、昔から信仰を集めています。
友ヶ島
友ヶ島は、和歌山と淡路島との間に位置する無人島群です。明治時代から第二次世界大戦時まで、旧日本軍の要塞施設となっていた島で今でも当時建設された砲台や防備衛所の跡が残されています。
加太港から定期船(20分)で渡ることができ、県の天然記念物に指定されている深蛇池や、1872年にできた友ケ島灯台なども見られます。映画「ラピュタ」のような世界観がSNSを中心に注目を集めています。
ポルトヨーロッパ
ポルトヨーロッパは、中世地中海の港街をモチーフにしたテーマパークです。石畳やレンガ造りなどの美しいヨーロッパの街並みが再現されています。
パーク内には落差22mの激流をまっさかさまに滑り落ちるウォーターライドや遊園地ゾーンもあり、大人から子供まで楽しめるアトラクションも魅力です。入園は無料。アトラクションやイベントごとに料金がかかります。
黒潮市場
黒潮市場は、和歌山マリーナシティ内にある市場です。地元の食材や和歌山近郊の海の幸、和歌山のお土産などが購入できます。
見どころは、毎日3回行われているマグロ解体ショー。購入した食材はバーベキューテラスで焼いて食べることができます。
また、和歌山観光では「和歌山マリーナシティホテル(4,800円〜)」での滞在も人気です。全室オーシャンビューの和歌浦湾を一望できる優美なリゾートホテルです。
白浜温泉
白浜温泉は、かつては熱海温泉、別府温泉と並んで「日本三大温泉」と言われる名湯で、日本三古湯のひとつにも数えられています。
白良浜を中心に海岸沿いに温泉施設、宿泊施設が広がり、歴史のある景勝地「三段壁」や「千畳敷」、「円月島」などの観光の見どころが点在しています。
さらに、「アドベンチャーワールド」「白浜エネルギーランド」などのテーマパークも人気で、食事は「とれとれ市場」や「フィッシャーマンズワーフ白浜」で新鮮な海の幸が楽しめます。
南紀白浜温泉での宿泊は、「紀州・白浜温泉 むさし(7,700円~)」が人気があります。青い海と白い砂浜に臨む本格和風旅館で、2つの源泉と5種の湯殿で湯巡りを楽しめます。
全室オーシャンビューのお洒落なリゾートホテル「白浜古賀の井リゾート&スパ(10,900円~)」や、太平洋と白良浜を見渡す場所にある高級ホテル「南紀白浜マリオットホテル(8,906円~)」も評価が高いです。
そのほかは以下リンクをチェックしてみてください。
くじらの博物館
クジラの博物館は、古式捕鯨発祥の地として有名な太地町(たいじちょう)にある世界一のスケールを誇る鯨専門の博物館です。
館内では太地町の400年以上に及ぶクジラとの関わりや、鯨類骨格標本、古式捕鯨に用いられた道具・ジオラマ、近代捕鯨の銛や大砲、キャッチャーボート模型などおよそ1,000点に及ぶ貴重な資料を展示しています。
また、海を区切って作った自然プールやショープールでは数種類の鯨類を飼育しており、ショーの他、さまざまなふれあいイベントも実施しています。
くじらの博物館
所在地/東牟婁郡太地町太地2934-2
TEL/0735-59-2400
営業時間/8:30~17:00
定休日/年中無休
料金/一般:1,800円、小中学生:900円
▶公式ホームページ
熊野三山
熊野三山とは、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社、那智山青岸渡寺の三社一寺の総称です。自然崇拝を起源に神道、仏教、修験道の一大聖地として信仰を集めました。
古来より「速玉」が前世の罪を浄め、「那智」は現世の縁を結び、「本宮」が来世を救済するといわれ、過去、現在、未来の安寧を得るため、多くの人が熊野古道を歩き、熊野三山を訪れました。
2004年には「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録され、熊野古道巡礼の道を歩く外国人観光客が増加するなど海外からも注目を集めています。
熊野三山の観光モデルコースについては以下の記事で詳しく解説しています。
南紀勝浦温泉
南紀勝浦温泉は、南紀白浜温泉と並ぶ、和歌山県を代表する温泉地で、世界遺産に登録された那智山や那智滝、熊野三山、吉野熊野国立公園への拠点でもあります。
県下一を誇る175本もの多種多様な源泉があり、旅館、公衆浴場等の立ち寄り温泉が充実。日本有数の生鮮マグロの水揚げ高を誇る「勝浦漁港」の近くには、獲れたてマグロが楽しめるお店がたくさんあります。
そんな南紀勝浦温泉での宿泊は「ホテル浦島(6,270円~)」が人気があります。西日本最大級のホテルで、源泉かけ流しの大洞窟温泉とマグロの解体ショーが見られるバイキングが魅力です。
オーシャンビューの客室と解放感あふれる露天風呂が自慢の「かつうら御苑(7,700円~)」や、2021年オープンの肌に優しい源泉かけ流し温泉「湯快リゾートプレミアム 越之湯(3,050円~)」も評価が高いです。
そのほかは以下リンクをチェックしてみてください。
高野山
高野山は、およそ1,200年前に弘法大師(空海)によって開かれた真言密教の修行道場です。117もの寺院が建ち並ぶ日本仏教を代表する聖地で、明治以前は高野山全体が「一山境内地」とされていました。
山内には信仰の中心である「奥之院」と「壇上伽藍」を二大聖地とし、空海が開創した高野山真言宗総本山の寺院「金剛峯寺」、高野山の総門であり、山上結界のシンボル「大門」などがあります。
2004年には「紀伊山地の霊場と参詣道」の名前で世界遺産に登録。現在は世界中から注目を集めています。
観光モデルコースについては以下の記事で詳しく解説しています。
また高野山では存在する100ヵ寺以上の寺院のうち、52ヵ寺で宿坊として泊まることができ、精進料理や朝勤行、写経、阿字観などを体験できます。
宿泊で人気があるのが「高野山温泉 福智院」「西禅院」「高野山 別格本山 明王院」「一乗院」の4ヵ寺。なかでも、福智院は高野山唯一の天然温泉と露天風呂がある高野山最大の宿坊です。
和歌山の観光ガイドブック
和歌山については旅行情報誌”まっぷる 南紀 白浜・熊野古道・伊勢志摩” でも紹介されています。そのほか、温泉や宿に関しては”るるぶ温泉&宿 関西’23”があります。
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【和歌山観光モデルコース】まとめ
今回は、和歌山観光モデルコースについて解説してきました。
和歌山観光では紀伊半島の世界遺産である吉野山・高野山・熊野三山を巡る旅行も人気があります。さらに、三重県の伊勢神宮も合わせて紀伊半島をドライブ周遊してみてください。
観光モデルコースは以下の記事で解説しているので合わせてご覧ください。今回は以上です。和歌山観光の参考になれば幸いです。