三浦半島は、1853年に横須賀市の浦賀沖にペリー率いるアメリカ艦隊が来航したことで有名な場所で、明治以降は国防上の要衝地と認知され、戦後にはアメリカ軍や自衛隊の基地が置かれるようになりました。
現在は日米の歴史と文化が融合した観光スポットや、海沿いの絶景ドライブ、新鮮な海の幸が楽しめる人気の観光地となっています。
今回は、そんな三浦半島を巡るドライブモデルコースと人気観光名所について解説していきます。
三浦半島観光ドライブモデルコース
三浦半島観光ドライブモデルコースは以下の通りです。
✅三浦半島観光ドライブモデルコース
三浦半島のドライブモデルコースは横須賀市内から出発して、海沿いに観音埼灯台→ペリー公園と巡り、三浦海岸を通って、城ヶ島灯台へと向かいます。
移動は京浜急行電鉄が便利で、横須賀中央駅や三浦海岸駅を結んでいます。短時間で観光するなら車・レンタカーがおすすめ。レンタカーは横須賀中央駅周辺で借りられます。
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三浦半島の観光の見どころ
三浦半島の主要観光スポットは以下の通りです。
✅三浦半島の主要観光スポット
- 記念艦三笠
- どぶ板通り
- 猿島
- 観音埼灯台
- ペリー公園
- くりはま花の国
- 三浦海岸
- 城ヶ島灯台
- 三崎漁港
- うらりマルシェ
三浦半島の観光の見どころは、横須賀にある世界三大記念艦「三笠」や、日本とアメリカの雰囲気が融合した「どぶ板通り」、アメリカのペリー提督の足跡を伝える「ペリー公園・記念館」などです。
さらに、「三浦海岸」は春の桜、夏の海水浴でにぎわい、「城ヶ島灯台」では雄大な景色とハイキング、「三崎漁港」では新鮮で美味しいまぐろが味わえます。
また、三浦半島は横須賀や三浦海岸付近に宿泊施設が揃っているので、1泊2日での旅行もおすすめです。
そのほか、三浦半島近郊の鎌倉・江ノ島も見どころ満載です。観光モデルコースは以下の記事で解説しているので合わせてご覧ください。
三浦半島で必ず行きたい9つの観光名所
では、ここからは上記モデルコースで行ける三浦半島の観光名所をそれぞれ解説していきます。
記念艦三笠
記念艦「三笠」は、1902年(明治35年)英国のビッカース造船所で3年の歳月をかけて建造した戦艦です。世界の三大記念艦の一つ。
日露戦争では、東郷平八郎司令長官が乗艦する連合艦隊の旗艦として活躍。超大国帝政ロシア海軍のバルチック艦隊を撃破し、日本海海戦で大勝利をおさめました。
1926(大正15)年に記念艦として横須賀に保存され、第二次世界大戦後、主砲、マスト、煙突などが撤去されましたが、1961(昭和36)年に現在の姿に復元されました。
艦内では三六式無線電信機や15センチ副砲の操法展示、秋山真之参謀の遺筆など、様々な展示で戦艦「三笠」と戦争の歴史を知ることができます。2017年4月には「日本遺産」に認定されました。
記念艦三笠
所在地/横須賀市稲岡町82-19
TEL/046-822-5225
営業時間/9:00~17:30 ※季節により変更あり
定休日/12月28~31日
観覧料金/600円、高校生300円、小・中学生無料
交通アクセス/京急横須賀中央駅より徒歩15分
▶公式ホームページ
どぶ板通り
どぶ板通りとは、京急汐入駅から米海軍基地にかけての一帯の商店街の名称です。第2次世界大戦後、横須賀に駐留した米軍の街として栄えました。
日本とアメリカの雰囲気が融合する、日本の中でも独特な商店街で、昔ながらの肖像画店、ミリタリーショップ、土産物店が立ち並びます。
「スカジャン発祥の地」としても知られており、オーダーで作れるスカジャン専門店があるほか、ネイビーバーガーや海軍カレーなどの名物グルメも堪能できます。
夜になると、アメリカンスタイルのBARがオープンし、カクテルやウイスキーを片手にビリヤードやダーツを楽しめます。
猿島
猿島は、横須賀市にある無人島で東京湾最大の自然島です。島の大半が横須賀市が整備した「猿島公園」となっており、島へは三笠桟橋から運行している船で約10分で行くことができます。
幕末から第二次世界大戦終戦まで旧日本軍の要塞として使われ、一般人の立ち入りは終戦まで禁止されていました。
島内には、レンガ積みのトンネルや砲台跡などの旧軍施設が残っており、非日常の島散策が楽しめます。東京湾要塞跡として国の史跡に指定、日本遺産の構成文化財にも認定されています。
そのほか海水浴をはじめ、釣りやバーベキュー、磯遊びなどアウトドアのレジャーも楽しめます。
猿島
所在地/横須賀市猿島1
TEL/046-825-7144(株式会社トライアングル)
航路運航時間/3月1日~10月末 9:30~17:00
11月1日~2月末 9:30~16:00
猿島航路 乗船料/大人 1,400円・小学生 700円
入園料/15歳以上 200円 小・中学生 100円
交通アクセス/京急横須賀中央駅から三笠桟橋まで徒歩15分
▶公式ホームページ
また横須賀での宿泊は、どぶ板通りのすぐ近くにある「メルキュールホテル横須賀(4,230円〜)」が人気です。京浜急行汐入駅より徒歩4分。ショッピングや本庁の歓楽街へのアクセスも良いホテルです。
アメリカを体感できるホテル「ホテルニューヨコスカ(最安4,650円から)」や、京急横須賀中央駅から徒歩1分の「セントラルホテル(最安4,250円から)」も評価が高いです。
そのほかは以下リンクをチェックしてみてください。
観音埼灯台
観音埼灯台は、三浦半島の東端に位置する日本初の洋式灯台です。明治2(1869)年にフランス人技師によって建設され、初点灯。初代の灯台はレンガ造の洋館建てで現在はコンクリート造の3代目です。
灯台からは房総半島まではわずか7㎞。内部の見学が可能な参観灯台で、天気のいい日は東京湾の彼方に房総半島や、ランドマークタワー、スカイツリーを望むことができます。
また資料展示室も併設され、灯台の歴史やレンズ、電球などの仕組みを知ることができます。
観音埼灯台
所在地/横須賀市鴨居4丁目1187
TEL/046-841-0311
参観時間/9:00〜16:30(10〜4月は16:00まで)
参観寄付金/大人300円、保護者同伴の小学生以下無料
▶公式ホームページ
ペリー公園
ペリー公園は、1853年に黒船を率いてマシュー・ペリー提督が浦賀に上陸したことを記念して久里浜に整備された公園です。
園内の中央に立つ高さ約10mのペリー上陸記念碑は、明治34年(1901)に当時の会見場所に立てられたもの。碑文の「北米合衆国水師提督伯理上陸紀念碑」は、初代内閣総理大臣 伊藤博文の筆によるものです。
記念碑の横にあるペリー記念館では、上陸当時の様子を黒船来航を再現したジオラマや絵巻物で紹介しています。
ペリー記念館
所在地/横須賀市久里浜7-14
TEL/046-833-8282
営業時間/8:00~17:00
休館日/月曜日、休日の翌日、年末年始
入館料/無料
▶公式ホームページ
くりはま花の国
くりはま花の国は、緑豊かな自然とのふれあいを満喫できる入場無料の公園です。 春の「ポピーまつり」、秋の「コスモスまつり」など、100万本の花々が咲き誇る花の名所として知られています。
園内には、種約3万株のハーブ園や無料の足湯、パークゴルフ場、展望台、アスレチックがある冒険ランドなどがあり、大人から子供まで幅広く楽しめます。
見どころは、ゴジラの姿をした滑り台。一度、老朽化によって壊されましたが、1999年に署名活動や寄付運動を経て東宝の製作によって復活しました。
くりはま花の国
所在地/横須賀市神明町1
TEL/046-833-8282
営業時間/8:00~17:00
料金/無料 ※一部有料施設あり
▶公式ホームページ
三浦海岸
三浦海岸は、三浦半島でもとくに人気のビーチ「三浦海岸海水浴場」や、三浦海岸駅から小松ヶ池公園までの片道約1kmの桜並木が続く「河津桜」などで知られています。
例年2月中旬から3月上旬にかけては「桜まつり」、8月には約3000発の花火大会が開催されます。
また三浦海岸周辺での宿泊は、都心から好アクセスで三崎のマグロも堪能できる大型リゾート「マホロバ・マインズ三浦(9,900円~)」が人気があります。
客室は全てオーシャンビュー。お風呂は三浦半島の地下から掘り当てた天然温泉です。夕食は三浦の海の幸を満喫できる鮮魚満載のバイキングを堪能できます。
そのほか、「京急EXイン横須賀リサーチパーク(3,800円〜)」や、「佐島マリーナホテル(7,800円〜)」、楽天トラベルブロンズアワード2021受賞の「わん’sLAND 三浦海岸(12,650円〜)」も評価が高いです。
詳細は以下リンクをチェックしてみてください。
城ヶ島灯台
城ヶ島灯台は、三浦半島南端沖に浮かぶ城ヶ島西端の長津呂崎にある灯台です。日本で5番目に点灯した西洋式灯台で、現在の灯台は2代目のもの。
付近一帯は城ヶ島灯台公園として整備され、ハイキングや「馬の背洞門」などの観光名所、昔ながらの商店街散策が楽しめます。
城ヶ島灯台
所在地/三浦市三崎町城ケ島
TEL/046-888-0588 三浦市観光協会
三崎漁港・うらりマルシェ
三崎漁港は、まぐろの水揚げ量の多さで知られ、マグロや近海魚を扱う直売センターやマグロ専門の食堂が軒を連ねています。
施設内の「うらりマルシェ」では、三崎マグロなどの新鮮な地魚や、三浦市内の農家が育てた野菜などの食料品が売られ、三崎オリジナルのとろまんやまぐろアイスも味わえます。
また、海上釣堀やレンタルボート、観光船「にじいろさかな号」などもあり、三崎の海を堪能することができます。
うらりマルシェ さかな館・やさい館
所在地/横須賀市久里浜7-14
TEL/046-881-6721
営業時間/9:00~17:00 ※日曜は7:00~
▶公式ホームページ
また、三崎漁港の近くにある「ホテル京急油壺 観潮荘(15,000円〜)」は、海水浴場や別荘地として有名な三浦半島油壺にあり、三浦の新鮮な海の幸と、海の見える露天風呂で極上のひと時を堪能できます。
【三浦半島観光ドライブモデルコース】まとめ
今回は、三浦半島を巡るドライブモデルコースについて解説してきました。
三浦半島は都心からのアクセスが抜群で、日帰り観光が楽しめるほか、オーシャンビューのリゾートホテルに宿泊して1泊2日での旅行も人気があります。
そのほか、関東近郊には房総半島や伊豆半島があり、同じく1泊2日でのドライブ旅行が楽しめます。観光モデルコースは以下の記事で解説しているので合わせてご覧ください。
今回は以上です。三浦半島観光の参考になれば幸いです。