姫路市は、兵庫県内第二位の商工業と人口を擁する播磨地方の中心都市です。古くから交通の要衝として栄え、江戸時代には姫路城の城下町として整備されました。
世界文化遺産・国宝である「姫路城」のほかにも、“西の比叡山”とも呼ばれ、数多くの映画やドラマのロケ地となった「書写山圓教寺」も有名。大阪・神戸からのアクセスも抜群で日帰りでの観光が楽しめます。
今回は、車なしでも楽しめる「姫路観光モデルコース」をご紹介します。日帰りで姫路を満喫できるモデルコースとともに、交通手段や観光スポットを効率よく巡る方法についても解説します。
姫路の主要観光スポット
姫路の観光モデルコースを楽しむために訪れたい主要観光スポットは以下の通りです。
観光スポット | 特徴 |
---|---|
姫路城 | 日本初の世界文化遺産、国宝指定の名城 |
姫路市立動物園 | 姫路城のすぐ隣にあり、家族連れに人気 |
兵庫県立歴史博物館 | 兵庫県の歴史や文化を学べる施設 |
好古園 | 姫路城西側に広がる9つの庭園で構成された日本庭園 |
姫路市立美術館 | 赤レンガ造りの美しい建物が特徴の美術館 |
姫路市立水族館 | 播磨の海や川の生き物が見られる |
手柄山温室植物園 | 多彩な熱帯植物が楽しめる植物園 |
書寫山圓教寺 | 標高371mの書写山山上に位置する天台宗の古刹 |
姫路観光のハイライトは、やはり「姫路城」です。白漆喰の美しい外観から「白鷺城」とも呼ばれ、日本屈指の名城としてその姿を今に伝えています。城内を巡りながら、戦国時代の城郭構造を間近で体感することができます。
また、姫路城のすぐそばにある「好古園」は、池泉回遊式の本格的な日本庭園で、四季折々の風景が楽しめます。春の桜や秋の紅葉シーズンには特に人気のスポットです。
「書寫山圓教寺」は、標高371mの書写山山上に位置する天台宗の名刹で、多くの映画やドラマのロケ地としても知られています。山上までロープウェイで登ることができ、姫路の街並みを一望することができます。
歴史や文化だけでなく、動物園や水族館、美術館など、多彩な施設が揃っているのも姫路の魅力の一つです。家族連れやカップル、友人同士での旅行でも楽しめるスポットが豊富にあります。
姫路観光モデルコース【日帰り&車なし】
次に、姫路を日帰り&車なしで巡る観光モデルコースをご紹介します。公共交通機関を利用しながら、効率よく姫路の魅力を楽しむことができるコースです。
✅姫路観光モデルコース【日帰り&車なし】
姫路観光モデルコースは、姫路駅をスタート地点にして、世界文化遺産である「姫路城」や「好古園」を巡り、自然豊かな「書寫山圓教寺」まで足を延ばすコースがおすすめです。
時間に余裕があれば、南側に位置する「姫路市立水族館」も訪れると、さらに充実した観光が楽しめます。
姫路観光をお得に楽しむ「姫路観光周遊ワイドフリーキップ」

姫路市内の観光スポットは徒歩でも巡れますが、移動をスムーズにするなら「姫路城周辺観光ループバス」が便利です。
また、「書寫山圓教寺」までは姫路駅、もしくは姫路城から山麓駅に向けたバスが運行しており、「姫路観光周遊ワイドフリーキップ(1日券)」が利用できます。
- ループバス料金
- 1回乗車:大人210円
- 1日乗車券:大人600円
書寫山圓教寺へはバスの終点「書写山ロープウェイ駅」からロープウェイを利用します。ロープウェイを降りた後、徒歩または有料のマイクロバスを利用して本堂エリアへ向かいます。
▶書写山ロープウェイについて
また、姫路観光をさらに快適に楽しむなら、姫路駅でレンタカーを借りるのがおすすめ。車があれば移動の自由度が格段に上がり、郊外の観光スポットや穴場スポットも効率よく巡ることができます。
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姫路観光を満喫!駅近&便利なホテルで快適ステイ
姫路は日帰り観光にぴったりの街ですが、1泊してゆっくり観光を楽しむのもおすすめです。特に姫路駅周辺にはリーズナブルでアクセス抜群のシティホテルが充実しています。
なかでも、「ホテル日航姫路」は駅から徒歩1分の好立地。朝食は40種類以上の豊富なビュッフェが楽しめます。
天然温泉大浴場完備の「ドーミーイン姫路」や、ビュッフェ形式の朝食が自慢の「リッチモンドホテル姫路」、「ダイワロイネットホテル姫路」も高評価を得ています。
そのほかは以下リンクをチェックしてみてください。
姫路近郊にある観光スポット・モデルコースは以下の記事で解説しています。
姫路で必ず行きたい11の観光スポット
ここからは、先ほど紹介したモデルコースで巡る姫路の観光スポットを詳しく解説していきます。歴史と自然が融合した見どころ満載のスポットばかりなので、姫路観光の計画にぜひ役立ててください。
姫路駅北駅前広場眺望デッキ
JR姫路駅に誕生した姫路城眺望デッキ「キャッスルビュー」は、JR姫路駅から姫路城へ通じるメインストリート「大手前通り」に真っ直ぐに繋がる導線上に位置する展望施設です。
姫路城大天守などを正面から眺望できる施設として一般に開放されています。
姫路城
姫路城は、現在の姫路市街の北側にある”姫山”および”鷺山”を中心に築かれた姫山城を始まりとし、以後、池田輝政、本多忠政、松平忠明、榊原忠次など何人もの城主の居城となった日本を代表する名城です。
安土桃山時代には羽柴秀吉が三重の天守を築いて近世城郭とし、”姫路城”と改称。現在の形にしたのは、徳川家康の娘婿・池田輝政で、8年の歳月をかけ、慶長14年(1609年)に大城郭を築き上げました。
現存12天守の一つで、昭和26(1951)年に天守群が国宝に指定され、平成5年には日本で初めてユネスコの世界文化遺産に登録されています。
別名は、白漆喰で塗られた城壁の美しさから「白鷺城」。平成27年には、大天守保存修理を終え、姫路城の特徴である白漆喰総塗籠の輝くように真っ白な姿が鮮やかによみがえりました。
姫路城
所在地/姫路市本町68
TEL/079-285-1146
営業時間/
4月27日~8月31日:9:00~17:00
9月1日~4月26日:9:00~16:00
定休日/12月29,30日
料 金/大人(18歳以上)1,000円 小人(小中高)300円
▶公式ホームページ
好古園(姫路城西御屋敷跡庭園)
「好古園(こうこえん)」は日本を代表する城郭・姫路城の西御屋敷の遺構を活かし、平成年代に作庭された総面積3.5ヘクタールの池泉回遊式庭園です。
西御屋敷跡・武家屋敷跡などの地割りを活かした大小9つの庭園群で構成され、門や塀をくぐるごとに風景が変わる趣向となっています。
また、各庭園入口には長屋門・屋敷門、園内には渡り廊下など江戸時代の建築が再現されていることなどから、時代劇や大河ドラマの撮影地としても使われています。
茶の庭にある数寄屋造の茶室双樹庵では、抹茶が楽しめるほか、庭園を眺めながら食事ができるレストラン活水軒もあります。
好古園(姫路城西御屋敷跡庭園)
所在地/姫路市本町68
TEL/079-289-4120
営業時間/9時~17時(入園は16時30分まで)
※季節により時間延長あり
料 金/大人(18歳以上)310円、小・中・高校生 150円
定休日/12月29日・30日
▶公式ホームページ
姫路市立動物園
姫路市立動物園は、1951年(昭和26年)12月1日にサンフランシスコ講和条約調印を記念して開園した動物園です。
およそ125種450点の動物を飼育しており、姫路城の天守閣を望む内堀に面して広がる豊かな緑を眺めながら、ゾウ、キリン、ホッキョクグマをはじめ、たくさんの動物を見学できます。
また園内には、モルモット、アヒル、ヤギといった動物とふれあえる「ふれあい広場」や、乳牛やニワトリなどを展示している「ミニ牧場」もあります。
姫路市立動物園
所在地/姫路市本町68
TEL/076-461-3100
営業時間/9:00~17:00(入園は16:30)
定休日/12月29日~1月1日
入園料/大人210円、小人30円(5歳以上中学3年生まで)
交通アクセス/姫路駅より徒歩15分
▶公式ホームページ
兵庫県立歴史博物館
兵庫県立歴史博物館は、姫路城跡内に丹下健三氏の基本設計で昭和58年に開館した、五国ひょうごの歴史や姫路城、ひょうごの祭り、こども文化などについて学べる博物館です。
常設展示室では原始から近現代に至るまでの兵庫県の歴史を中心に展示するとともに、姫路城をはじめとする日本全国の城郭を、建築・歴史・城下町等様々な視点から紹介しています。
兵庫県立歴史博物館
所在地/姫路市本町68
TEL/079-288-9011
開館時間/10:00〜17:00 入館は16:30まで
休館日/月曜日 年末年始(12月29日~1月3日)
料金/大人 200円 大学生 150円 高校生以下無料
交通アクセス/姫路駅からバスで8分
▶公式ホームページ
姫路市立美術館


「姫路市立美術館」は、姫路城の中曲輪内北部の広大な庭園を囲むように配置する赤レンガ造の美術館です。戦前は陸軍の施設として、戦後は姫路市役所として使われ、1983年4月に美術館として開館しました。
館内には常設、企画、コレクションギャラリーの3つの展示空間と、無料で閲覧できるアートライブラリーなどがあります。庭園には13体の彫刻が設置され、市民の憩いの場として親しまれています。
姫路市立美術館
所在地/姫路市本町68-25
TEL/079-222-2288
営業時間/10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日/月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始(12月25日~1月5日)
料 金/一般210円、大学・高校生150円、小・中学生100円
▶公式ホームページ
書寫山圓教寺
世界遺産・国宝姫路城の北西約6kmに位置する書寫山圓教寺は、千余年の歴史が深く時を刻み多くの人々を魅了する播磨の名刹です。
性空上人によって開かれ、天皇や貴族の信仰も厚かった圓教寺は、花山法皇によって命名された天台宗の修行道場であると同時に、西国三十三観音霊場弟二十七番札所でもあり今も人々に絶大な信仰心を集めています。
西国三十三所のうち最大規模の寺院で、「西の比叡山」と呼ばれるほど寺格は高く、中世には、比叡山、大山とともに天台宗の三大道場と称されました。
近年では以下の作品のロケ地としても有名です。
- 『ラスト サムライ』(2003年)
- NHK大河ドラマ『武蔵』(2003年)
- NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』(2014年)
- 『本能寺ホテル』(2017)
- 『関ヶ原』(2017)
- 『3月のライオン』
山上へは書写山ロープウェイを利用できます。昭和33年(1958年)に運行を開始し、山上駅までの781mを約4分で結んでいます。
書寫山圓教寺
所在地/姫路市書写2968
TEL/079-266-3327
営業時間/
8:30~17:00(冬季)
8:30~18:00(春季~秋季、日祭日は延長あり)
料金/500円(拝観志納金)、200円(食堂拝観料)
▶公式ホームページ
姫路市立水族館
1966年に開館した「姫路市立水族館」は、半世紀前の播磨地方の豊かな自然を再現し、身近な生きものを展示した水族館です。
国内の水族館としては珍しく山頂の近くに位置しており、「山の上の水族館」としても知られています。
餌やりの見学や生き物の実際の大きさや重さを再現した模型を設置したり、本物のカメの甲羅が背負えるなど参加体験型の施設が楽しめます。
姫路市立水族館
所在地/姫路市西延末440
TEL/079-297-0321
営業時間/午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日/火曜日(祝日の場合は翌日)・12月29日~1月1日
料金/高校生以上600円、小中学生250円
▶公式ホームページ
手柄山温室植物園
手柄山温室植物園は、手柄山中央公園の南山に1980年に開園した植物園です。
熱帯・亜熱帯の珍品奇種の観葉植物と果樹類や、サボテンなどの砂漠植物を中心に洋ラン・ベゴニア・食虫植物など120科1500種25,000株を常時展示し、年間十数回の展示会を開催しています。
大小2つの温室や花壇があり、季節に関わらず花や緑に囲まれたひとときが楽しめます。
手柄山温室植物園
所在地/姫路市手柄93
TEL/079-296-4300
営業時間/午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)
休館日/毎週金曜日(祝日の場合前日)、12月29日~1月1日
料金/大人250円、子供(6歳~中学生)100円
▶公式ホームページ
赤穂城跡・赤穂温泉
姫路から車で40分に位置する赤穂市は、赤穂城の城下町として発展した町で、のちに”忠臣蔵”として語り継がれる「赤穂事件」のゆかりの地、そして赤穂浪士の故郷として知られています。
町には赤穂浪士の面影が残る観光スポットが点在しており、名物の牡蠣、赤穂の塩を使用した絶品の瀬戸内グルメが楽しめるなど見どころ満載。赤穂御崎周辺に湧く赤穂温泉で旅の疲れを癒すことができます。
人気の宿泊施設は以下リンクをチェックしてみてください。
赤穂市の見どころと観光モデルコースは以下の記事で詳しく解説しています。
姫路の観光ガイドブック
姫路観光をもっと深く楽しみたい方には、以下の観光ガイドブックが役立ちます。これらのガイドブックは、モデルコースには含まれていない隠れた名所や地元ならではの体験情報も豊富に掲載されています。
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【姫路観光モデルコース】まとめ
今回は、姫路を日帰り&車なし観光モデルコースについて解説してきました。
このほか、姫路近郊には淡路島や岡山県、四国などがあり、1泊2日、もしくは2泊3日でのドライブ旅行も楽しめます。
観光モデルコースは以下の記事で解説しているので合わせてチェックしてみてください。
今回は以上です。姫路観光の参考になれば幸いです。