本州の最北端に位置する青森県は、中央部に青森平野が広がり、北部には津軽半島と下北半島、南部には奥羽山脈の北端にあたる八甲田山があるなど豊かな自然に恵まれています。
四季を通じて多くの魅力を満喫でき、紅葉の時期や青森ねぶた祭、弘前ねぷたまつりなどの夏の祭りシーズンには全国から多くの観光客が集まります。
今回は、そんな青森を巡る観光モデルコースと見どころ、青森で行くべき観光スポットについて解説していきます。
青森1泊2日観光モデルコース
ではまず、青森を1泊2日で巡る観光モデルコースをご紹介します。
青森1泊2日観光モデルコースは以下の通りです。
✅青森1泊2日観光モデルコース
青森の観光モデルコースは、青森駅から出発して三内丸山遺跡などを観光した後、弘前へと移動。青森の大自然が広がる八甲田山や奥入瀬渓流、十和田湖と巡り、八戸へと向かいます。
八甲田山・十和田湖のエリアは、冬季閉鎖・通行止めの区域があるので注意してください。交通情報はこちらのサイトで確認できます。
また、青森観光には車が必要で、青森駅や新青森駅、青森空港からレンタカーが借りられます。
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青森の観光の見どころ
青森の主要観光スポットは以下の通りです。
✅青森の主要観光スポット
- 特別史跡 三内丸山遺跡
- 弘前城・弘前公園
- 旧弘前市立図書館
- 八甲田山
- 城ヶ倉大橋
- 奥入瀬渓流
- 十和田湖
- 八戸
- 恐山菩提寺
- 大間崎
青森の観光の見どころは、日本最大級の縄文集落跡「三内丸山遺跡」と、現存12天守の「弘前城」、日本屈指の景勝地「奥入瀬渓流」「十和田湖」、八戸の「巨大朝市」などです。
宿泊は青森市内にリーズナブルな価格のシティホテルが便利です。温泉は八甲田山近くの「酸ヶ湯温泉」や十和田湖周辺の「奥入瀬温泉」が人気があります。
そのほか、青森北部の下北半島には日本三大霊場の一つ「恐山」や、”本州最北端の地”で大間のマグロで有名な「大間崎」などの見どころもあります。
青森近郊の観光モデルコースは以下の記事で解説しているので合わせてご覧ください。
青森観光|行き方・交通アクセス
青森までは、東京から東北新幹線”はやぶさ”が運行しています。乗車時間はおよそ3時間。東京から青森県へ行く最もポピュラーな移動方法です。
飛行機では青森空港が玄関口で、札幌、東京・羽田、大阪・伊丹、名古屋、神戸の国内線5都市を結んでいます。所要時間は東京・羽田から1時間20分ほど。青森市内までは空港連絡バスで35分ほどです。
新幹線や飛行機のチケットは、「ホテル・旅館」と組み合わせたダイナミックパッケージでお得に購入することができます。このようなサービスは、以下の旅行会社で取り扱われているので、ぜひチェックしてみてください。
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青森観光で人気の宿泊施設
青森観光では青森駅前の「まちなか温泉 青森センターホテル(3,615円〜)」が人気があります。
青森駅前唯一の自家源泉かけ流しの「天然温泉」で、2020年2月度は3度目の楽天エリアランキング1位を獲得しています。
そのほか、JR青森駅より徒歩5分の「ダイワロイネットホテル青森(4,050円〜)」も人気です。
詳細は以下リンクをチェックしてみてください。
青森で必ず行きたい13の観光名所
では、ここからは上記モデルコースで行ける青森の観光名所をそれぞれ解説していきます。
古川市場 青森魚菜センター
青森魚菜センターは、青森駅近くの青森市公営キッチン「古川市場」内にあり、 昭和44年(1969年)から続く青森市民の台所です。
その日の朝に水揚げされた近海の新鮮な魚介類をはじめ、肉や野菜、加工品など様々な食材が手に入るこの市場では、丼ご飯にお好みの具材をのっけて作る「のっけ丼」が味わえます。
ご飯が入った丼を片手に各店をまわり、欲しいネタを購入。完成したら市場内のテーブルでそのまま食べることができます。
青森魚菜センター
所在地/青森県青森市古川1-11-16
TEL/017-763-0082
営業時間/5:00~18:30頃
のっけ丼 7:00~16:00 ※店によって異なる
定休日/火曜
料金/のっけ丼食事券10枚券1,500円 5枚券750円
交通アクセス/JR青森駅より徒歩5分
▶公式ホームページ
特別史跡 三内丸山遺跡
「三内丸山遺跡」は、縄文時代前期~中期(紀元前約3,900~2,200年)の日本最大級の集落跡です。
多くの竪穴住居跡、盛土、掘立柱建物跡、大人や子どもの墓などのほか、多量の土器や石器、貴重な木製品、骨角器などが出土し、この地で1,500年もの長期間、定住生活が営まれていたことがわかっています。
42ヘクタールもの広さの遺跡には、三内丸山遺跡のシンボルで直径1mを越える巨木を利用した「掘立柱建物」と大型の「竪穴建物」が復元され、現代に蘇った縄文の遺跡をたどることができます。
2000年には国の特別史跡に指定。遺跡は通年で公開され、自由に見学できます。
特別史跡 三内丸山遺跡
所在地/青森県青森市三内丸山305
TEL/017-781-6078
営業時間/縄文時遊館 9:00~17:00
※GW中と6/1~9/30は18:00まで
北彩館(お土産コーナー) 9:00~17:00
入場料/一般:410円、高校生・大学生等:200円、中学生以下:無料
交通アクセス/東北自動車道「青森IC」より車で約5分
▶公式ホームページ
浅虫温泉
青森市の東端に位置する、「北の熱海」の異名を持つ北東北きっての繁華な温泉地です。
古くからの温泉街や飲食店、水族館などがあるほか、駅の西側はアメリカ西海岸のようなビーチリゾートが広がり、一年を通じて観光客でにぎわいます。
道の駅「ゆ~さ浅虫」では日帰り入浴が可能で、展望風呂やショッピングセンターを完備しています。
ゆ~さ浅虫展望浴場「はだか湯」
時間 7:00~21:00(受け付けは20:30まで)
入浴料:大人/350円 小学生/150円 幼児/60円
また、浅虫温泉での宿泊は「南部屋・海扇閣(9,350円〜)」が人気があります。陸奥湾を見渡す展望大浴場と毎日開催される「津軽三味線ライブ」が魅力です。
弘前城・弘前公園
弘前城は、津軽平野の中央西に築かれた平山城です。初代藩主・津軽為信により起工し、後を継いだ、弘前藩第2代藩主・津軽信枚の手により、慶長16年(1611年)にほぼ完成しました。
以後、津軽氏の居城として、廃藩に到るまでの260年間、津軽藩政の中心地として使用されました。
江戸時代に再建された天守としては関東以北唯一のもので、現存12天守としては最北のお城です。城内には、櫓3棟、城門5棟が残され、いずれも重要文化財に指定されています。
弘前城のある敷地は弘前公園として整備され、春には約50種、2,600本の桜が咲く名所としても知られています。
弘前城
所在地/弘前市下白銀町(弘前公園内)
TEL/0172-33-8733
入場時間/9:00~17:00※入園券の販売は16:30まで
入場料/大人:320円、子供:100円
▶公式ホームページ
旧弘前市立図書館
旧弘前市立図書館は、明治39年日露戦勝記念として建てられたもので、昭和6年までは市立図書館として利用されていました。
木造洋風3階建で、八角形の双塔をもつルネッサンス様式を基調としながら、随所に和風様式が取り入れられています。館内では、旧市立図書館の形態を復元し、当時の関係資料も展示されています。
旧弘前市立図書館
所在地/青森県弘前市大字下白銀町2-1
TEL/0172-82-1642
休館日/年末年始(12月29日~1月3日)
開館時間/午前9時~午後5時
入館料/無料
交通アクセス/JR弘前駅より徒歩30分
▶公式ホームページ
八甲田山
八甲田山とは、青森市の南側にそびえる大岳(標高1,585m)を主峰とする18の山々からなる複数火山の総称です。
「八甲田山」と名がついた単独峰が存在するわけではなく、複数の成層火山や溶岩円頂丘で構成されている火山群です。
山頂までは山麓駅と山頂公園駅を約10分で結ぶ「八甲田ロープウェー」で行くことができ、八甲田の山並みや、青森市街、津軽半島、下北半島、そして岩木山と見渡せます。
また、山頂公園駅の付近にはトレッキングコースが1つと、登山道が2つあり、レベルに合わせた山歩きも楽しめます。
八甲田ロープウェー【料金】
大人(中学生以上)片道:1,250円 往復:2,000円
小人(小学生)片道:450円 往復:700円
小学校入学前:無料
所在地:青森県青森市大字荒川寒水沢1−12
営業時間:9時00分~16時20分
電話: 017-738-0343
公式HP▶http://www.hakkoda-ropeway.jp/
城ヶ倉大橋
「城ヶ倉大橋」は、上路式アーチ橋としては日本一の長さを誇る橋です。
谷底までの高さは122mもあり、城ヶ倉渓流を眼下に見下ろすことができます。また、紅葉の頃は、360度の紅葉が楽しめます。
酸ヶ湯温泉旅館
八甲田山中の標高925mに位置する「酸ヶ湯(すかゆ)温泉」は、三百年の歴史を誇る由緒ある湯治場です。
国内で初めて国民保養温泉地に指定された温泉で、八甲田山の登山や山岳スキー、十和田湖探勝に訪れた観光客で一年中賑わっています。
酸ヶ湯温泉では「ヒバ千人風呂」と呼ばれる名物総ヒバ造りの大浴場が有名で、広さ約80坪(260㎡)の浴室には柱が1本もなく、乳白色の湯がこんこんと湧き出ています。
「酸ヶ湯温泉旅館」で利用でき、日帰り入浴も可能です。宿泊するなら最安値7,500円から利用できます。↓詳細は以下のサイトからチェックしてみてください。
奥入瀬渓流
奥入瀬渓流は、十和田湖から流れ出る奥入瀬川の渓流です。渓流沿いには車道と遊歩道が整備されており、全長約14kmの一本道には豊かな自然が手付かずのまま保存されています。
日本を代表する景勝地の一つで、国指定の特別名勝及び天然記念物。豊かな樹木や十数か所の滝と、様々な奇岩・奇勝が見事で、四季折々の自然美を堪能できます。
新緑は5月~6月、紅葉は10月上旬に色づき始め、10月中旬~下旬頃が見頃です。
詳細▶奥入瀬渓流の歩き方
また、奥入瀬渓流での宿泊は「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」が注目を集めています。
奥入瀬渓流沿いに佇む唯一のリゾートホテルで、渓流を望むテラスや温泉、四季のアクティビティを用意。食事は青森りんごを味わうビュッフェ、厳選ワインと共に楽しめます。
↓予約・詳細は以下のリンクをどうぞ。
十和田湖
「十和田湖」は青森県と秋田県にまたがる湖で、約15,000年前の火山活動で出来た、すり鉢状のくぼ地に水がたまった典型的な二重式カルデラ湖です。
観光の中心地は休屋周辺で、宿泊施設や食事処、お土産店が立ち並んでいます。
湖畔沿いの遊歩道を進むと高村光太郎作の「乙女の像」や、修験者の修行の場として栄えていた「十和田神社」があり、湖の景色や自然観察を楽しみながら歩くことができます。
また、十和田湖遊覧船は新緑や紅葉で色づく山々や、入り組んだ半島を巡り、切り立った断崖などを湖上から眺めることができます。
十和田湖ビジターセンター
所在地:青森県十和田市奥瀬十和田 湖畔休屋486
時間:9時00分~16時30分
電話: 0176-75-1015
八戸
八戸市は、かつて八戸藩が置かれた城下町で、全国有数の水揚げを誇る水産都市としても知られています。
観光では、ウミネコ繁殖地として有名な「蕪嶋神社」や、日本100名城の一つ「根城」が有名で、「館鼻岸壁朝市」や「陸奥湊駅前朝市」などの日本有数の朝市や、夜は屋台村で八戸のグルメを堪能できます。
宿泊は本八戸周辺にあるリーズナブルな価格のシティホテルが便利で、八戸での観光拠点に最適です。
観光モデルコースは以下の記事で解説しています。
恐山菩提寺
「恐山」は、下北半島の中央部に位置する活火山で「恐山菩提寺」は、カルデラ湖である宇曽利山湖の湖畔にある曹洞宗の寺院です。
日本三大霊場の一つで、山全体が霊場になっています。開山は862年(貞観4年)、開祖は天台宗を開いた最澄の弟子である円仁(慈覚大師)とされています。
地蔵信仰を背景にした死者への供養の場として知られ、地元では古くから「人は死ねば恐山に行く」と言い伝えられてきました。
霊場内には恐山温泉が湧き、4つの湯小屋は無料(入山料:500円は必要)で利用できます。
また、恐山街道の途中には湧き水「恐山冷水」があり、1杯飲めば10年、2杯飲めば20年、3杯飲めば死ぬまで若返ると言われています。
大間崎
下北半島の先端に位置する「大間崎」は、本州最北端の岬です。岬には「ここ本州最北端の地」の石碑が建ち、周辺は土産店や食堂が立ち並んでいます。
大間崎から津軽海峡をはさんで、北海道の汐首崎まではわずか17.5kmの距離にあり、天候がよければ北海道の山々がきれいに見えます。
また観光案内所では「本州最北端大間崎到着証明書」を200円で発行してくれます。
下北半島の観光モデルコースについては、以下の記事でさらに詳しく解説しています。
青森の観光ガイドブック
青森については旅行情報誌”るるぶ青森 奥入瀬 弘前 八戸 ’25”や”まっぷる 青森 奥入瀬・十和田・弘前・八戸”でも詳しく紹介されています。さらに、温泉や宿に関する情報は、”まっぷる 温泉やど 東北”に掲載されています。
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【青森1泊2日観光モデルコース】まとめ
今回は、青森1泊2日観光モデルコースについて解説してきました。
青森旅行は見どころが多いですが、観光名所が各地に点在しているので移動に時間がかかります。ゆっくり観光を楽しむなら2泊3日以上必要なので、日数に余裕を持って訪れましょう。
そのほか、青森県のある東北地方や北海道にも見どころはたくさんあります。観光モデルコースは以下の記事にまとめているので合わせてご覧ください。
今回は以上です。青森観光の参考になれば幸いです。