滋賀県の北東部に位置する長浜は、長浜城の城下町として発展し、廃城後は大通寺の門前町として栄えました。
北国街道の宿場町でもあり、現在でもその町並みを活かした黒壁スクエアや現存する日本最古の駅舎などの歴史的建造物や戦国時代の史跡も数多く残っています。
今回は、そんな長浜を巡る観光モデルコースと見どころ、長浜で行くべき観光スポットについて解説していきます。
長浜観光モデルコース
ではまず、長浜を巡る観光モデルコースについてご紹介します。
長浜観光モデルコースは以下の通りです。
✅長浜観光モデルコース
長浜の観光モデルコースは、長浜駅から出発して、海側の長浜城歴史博物館(長浜城)や、長浜鉄道スクエアを観光し、そのあと、黒壁スクエアを散策していきます。
長浜では「竹生島」の観光も見どころのひとつで、長浜港からのフェリーが運航しています。片道35分かかり、観光所要時間は2時間30分ほどを目安に予定を立てましょう。フェリーへの乗船は午前中がおすすめです。▶竹生島クルーズ時刻表
また、車でお越しの方は、近郊にある「伊吹山」や「小谷城跡」のほか、琵琶湖ドライブも楽しめます。
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長浜の観光の見どころ
長浜の主要観光スポットは以下の通りです。
✅長浜の主要観光スポット
- 長浜城歴史博物館(長浜城)
- 長浜鉄道スクエア
- 豊国神社
- 黒壁スクエア
- 大通寺
- 長濱八幡宮
- 竹生島
- 伊吹山
- 関ケ原古戦場
- 小谷城跡
長浜の観光の見どころは、「長浜城歴史博物館」などの羽柴秀吉に関連する歴史スポットや、現存する日本最古の鉄道駅舎「長浜鉄道スクエア」、豊臣秀吉公を祀る「豊国神社」などがあります。
さらに、伝統的建造物群を生かした「黒壁スクエア」は、おしゃれなカフェやセンスのある雑貨店、セレクトショップが並ぶ地域で、お買い物やランチが楽しめます。
そのほか、琵琶湖に浮かぶ神秘の島「竹生島」はパワースポットととして注目を集めており、東には百名山の一つに数えられるレジャーの宝庫「伊吹山」もあります。
また、長浜近郊には井伊氏にゆかりのある「彦根」や北部には福井、東部には岐阜などの観光地が点在しています。以下の記事で観光モデルコースをまとめているので合わせてご覧ください。
【長浜観光】行き方・交通アクセス
長浜駅までは大阪駅から新快速のJR京都線に乗って1時間40分ほど、新大阪駅から米原駅までの新幹線を利用すれば、50分ほどで行くことができます。車ならおよそ2時間かかります。
また、首都圏からのアクセスも良く、東京駅から米原駅まで新幹線で2時間10分ほど。乗り換えて長浜駅まで電車で9分ほどです。
新幹線や飛行機のチケットは、「ホテル・旅館」と組み合わせたダイナミックパッケージでお得に購入することができます。このようなサービスは、以下の旅行会社で取り扱われているので、ぜひチェックしてみてください。
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【長浜観光】長浜太閤温泉で人気のホテル
長浜には「長浜太閤温泉」が湧き出ており、現在、琵琶湖湖畔の3つのお宿で入湯できます。総鉄イオンを含む泉質で微黄色がかっているのが特徴で、秀吉公が長浜城に移って初めて待望の男子が誕生した事から、「子宝の湯」として、子宝祈願に訪れる観光客も多いです。
宿泊は「ホテル&リゾーツ 長浜」が人気があります。雄大な琵琶湖と長浜の自然を愉しむレイクリゾートホテルです。
そのほか、愛犬と夕陽の琵琶湖を臨む、客室露天温泉の湯宿「レジーナリゾートびわ湖長浜」や、明治創業の温泉料亭旅館「浜湖月」も評価が高いです。
長浜にある宿泊施設については、以下リンクもチェックしてみてください。
長浜観光で必ず行きたい9つのスポット
では、ここからは上記モデルコースで行ける長浜の観光スポットをそれぞれ解説していきます。
長浜城歴史博物館
長浜城は、戦国時代末期に羽柴秀吉(豊臣秀吉)が築城したお城です。当初、秀吉は小谷城へ入っていますが、山城の不便さから、当時今浜(いまはま)と呼ばれていたこの地に城を築いています。
信長の名から一字拝領し、今浜から「長浜」に改名。その後、1615年(元和元年)に長浜城は廃城となり、資材の大半は彦根城の築城に流用されました。
現在の天守は1983年に犬山城や伏見城をモデルにして模擬復元されたものです。内部は歴史博物館として公開されています。
長浜城歴史博物館
所在地/長浜市公園町10-10
TEL/0749-63-4611
営業時間/9:00~17:00(入館は16:30)
定休日/年末年始(12/27~1/2)
料 金/高校生以上410円、小中学生200円
▶公式ホームページ
長浜鉄道スクエア
長浜鉄道スクエアは、長浜の鉄道文化から、日本の鉄道の歴史について学ぶことができる資料館です。
現存する日本最古の駅舎・旧長浜駅舎などから構成されており、長浜鉄道文化館には北陸本線に関する鉄道資料や鉄道模型を、北陸線電化記念館にはD51形蒸気機関車とED70形交流電気機関車を展示しています。
また機関車の運転席への乗車や駅長服試着、さらに鉄道模型や鉄道のおもちゃの操作体験をすることもできます。
長浜鉄道スクエア
所在地/長浜市北船町1-41
TEL/0749-63-4091
営業時間/9:30~17:00(入館は16:30)
定休日/年末年始(12/29から1/3)
料 金/大人300円、小・中学生150円
▶公式ホームページ
豊国神社
豊国神社は、長浜城主豊臣秀吉公を祀る神社で、秀吉の没後に長浜の町民がその遺徳を偲んで建立されました。事代主大神、豊臣秀吉、加藤清正、木村重成を祭神としています。
神殿は神明造で江戸時代中期の建築。お社には、秀吉公と共に恵比須様が祀られ、1月の十日戎、武者行列が繰り広げられる10月の「豊公まつり」の際には、商売繁盛や出世を願う人で賑わいます。
また、近江長浜6瓢箪めぐりの第一番札所としても知られています。6つ揃った「六瓢箪」は無病(六瓢)息災のお守りにいわれ、さらに蔓が伸びて果実が鈴なりになるさまから、開運招福・子孫繁栄の象徴ともされています。
豊国神社
所在地/長浜市南呉服町6-37
TEL/0749-62-4838
▶公式ホームページ
黒壁スクエア
「黒壁スクエア」は、北国街道沿いに続く古い街並の一角にある、「黒壁ガラス館」を中心としたエリアの総称です。
歴史的建造物を再生利用した約30の施設があり、ガラスショップや工房、ギャラリー、体験教室、レストランやカフェなどが点在しています。
「黒壁ガラス館」は、明治時代から黒壁銀行の愛称で親しまれた約120年前の銀行を改装した建物で、有形文化財です。1階は国内のガラス作品が、2階は海外のガラス作品が取り揃えられています。
黒壁スクエア
所在地/長浜市元浜町12-38
TEL/0749-63-4091
▶公式ホームページ
大通寺
大通寺は真宗大谷派(東本願寺)の別院で、慶長7年(1602)に長浜城跡地に創建されたのが始まりです。その後慶安4年(1652)に現在の場所へ移転されました。
絢爛豪華な桃山文化を垣間見ることができ、伏見桃山城の遺構と伝わる本堂や大広間、長浜城の追手門を移築した脇門(薬医門)など、建造物の多くが国と市の重要文化財に指定されています。
また、観賞式枯山水庭園である含山軒庭園、蘭亭庭園という国の名勝も寺内にあり、障壁画など貴重な文化財も多数有しています。
大通寺
所在地/長浜市元浜町32-9
TEL/0749-62-0054
▶公式ホームページ
長濱八幡宮
長濱八幡宮は、平安時代より続く長浜の氏神様です。1069年ごろに源義家公が後三条天皇の勅願を受け、石清水八幡宮より御分霊を迎えて鎮座。それ以来地域の産土神として親しまれてきた。
兵火により社殿のほとんどを焼失したものの、長浜城主となった羽柴(豊臣)秀吉により修復がなされました。境内にある高良神社は、ボケ封じの宮として知られています。
また、毎年4月13日から16日にわたって行われる例大祭「長浜曳山祭り」も有名で、絢爛豪華な山車「曳山」の上で地域の子供たちの手による「子供歌舞伎」が披露されます。
長濱八幡宮
所在地/長浜市宮前町13-55
TEL/0749-62-0481
▶公式ホームページ
竹生島(ちくぶしま)
竹生島(ちくぶしま)は、沖合約6kmに浮かぶ周囲2kmあまりの小島です。全体が緑の樹木に覆われ、古来より多くの信仰を集めています。
島内には宝厳寺、都久夫須麻神社が建ち、宝厳寺の弁才天は日本三弁天に数えられています。また、宝厳寺の唐門は秀吉の大坂城の唯一の遺構と伝わり、都久夫須麻神社の本殿とともに国宝に指定されています。
島全体も神秘的な空気に包まれているため、関西でも有数のパワースポットのひとつです。大河ドラマや映画の舞台にもなっています。
竹生島までは長浜港から毎日4~5便のフェリー(約35分)が運航しており、島内では1時間ほどの観光が楽しめます。彦根港、今津港からのフェリーでもアクセスが可能です。
琵琶湖汽船 竹生島クルーズ
所在地/長浜市港町4-17
TEL/0749-62-3390
乗船料(往復)/
大人3,200円 学生2,500円 小学生1,600円
竹生島拝観料/大人(中学生以上)600円、小人 300円
※竹生島にてお支払い
▶公式ホームページ
伊吹山
伊吹山は標高1,377mの滋賀県最高峰の山で、日本百名山の1つです。四季を通じて登山者やハイカーに人気があり、山頂からは琵琶湖、比良、比叡の山々や日本アルプス、伊勢湾まで一望の大パノラマが広がります。
また、古くは『古事記』や『日本書記』にその名が記され、東征中のヤマトタケルノミコトが荒神を退治するために登頂したという伝説でも知られています。山頂部にはその日本武尊の石像と、伊吹山の神の白猪の像が設置されています。
山頂までは、伊吹登山口からの登山(片道約3時間30分)か、伊吹山ドライブウェイ(有料・冬季閉鎖)から車で山頂付近まで上がることができます。そのほか、春・夏シーズンには伊吹山登山バスが運行しています。
伊吹山
TEL/0749-53-5140
営業時間/8:00~20:00 ※季節により変更あり
入山協力金/300円
伊吹山ドライブウェイ往復通行料/
普通乗用車3,140円・自動二輪車2,200円
▶公式ホームページ
小谷城跡
小谷城は、長浜市の小谷山(495.1m)にあり、浅井(あざい)家が3代にわたって居城としていました。築城は大永5年(1525年)ごろで、中世三大山城のひとつです。
織田信長との戦いで浅井家が滅んだ後、羽柴(豊臣)秀吉に与えられましたが、秀吉は今浜(いまはま)(現在の長浜)に城を築いたために、そのまま廃城となってしまいました。
自然の地形を利用して、東西の尾根づたいに各郭が配置され、本丸、大広間跡などから建物の礎石が出土しました。最頂部の大獄(おおずく)(495m)にも土塁が残っています。昭和12年(1937)に国の史跡に指定。
また近くにある温泉旅館「須賀谷温泉」は、浅井長政と妻のお市の方が湯治に通ったという歴史の秘湯で、源泉かけ流し式の温泉は赤茶色の天然温泉で日帰りでの入浴も楽しめます。
楽天トラベル日本の宿アワード2019を受賞するなど評価の高いお宿です。詳細は以下リンクをチェックしてみてください。
長浜の観光ガイドブック
長浜観光をもっと深く楽しみたい方には、以下の観光ガイドブックが役立ちます。これらのガイドブックは、モデルコースには含まれていない隠れた名所や地元ならではの体験情報も豊富に掲載されています。
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【長浜観光モデルコース】まとめ
今回は、長浜を巡る観光モデルコースについて解説してきました。
長浜までは関西地方や東海地方から1~2時間ほどで行くことができ、近くの米原駅には新幹線が停車するので遠方からでもアクセスしやすい観光地です。
1泊2日以上あれば彦根・近江八幡方面、福井方面も観光することもできるので、是非日数に余裕を持って訪れてみてください。
長浜近郊の観光モデルコースについては、以下の記事で詳しく解説しています。
今回は以上です。長浜観光の参考になれば幸いです。