錦江湾に浮かぶ桜島は、北岳・南岳の2つが合わさる複合活火山で、今も噴煙を上げ灰を降らせている世界的に珍しい火山です。もともとは海に囲まれた島でしたが、1914年の大正噴火によって現在は大隅半島と陸続きになっています。
市街地からは桜島フェリーで約15分。一周約36km、車で約1時間で回ることができ、ドライブはもちろん、桜島周遊バスで島内の主要観光スポットを巡って日帰り観光が楽しめます。
今回は、そんな桜島を日帰りで巡る観光モデルコースと見どころ、桜島で行くべき観光スポットについて解説していきます。
桜島の主要観光スポット
桜島の主要観光スポットは以下の通りです。
✅桜島の主要観光スポット
- 月讀神社
- 道の駅 桜島 火の島めぐみ館
- 桜島溶岩なぎさ公園
- 赤水展望広場・叫びの肖像
- 烏島展望所
- 湯之平展望所
- 有村溶岩展望所
- 黒神埋没鳥居
桜島の主要観光スポットは、桜島溶岩なぎさ公園の足湯と遊歩道散策、長渕剛オールナイトコンサートを記念してつくられた「叫びの肖像」、「湯之平展望所」から望む桜島や錦江湾、鹿児島市街地の景観などがあります。
さらに、道の駅では桜島を代表する特産品「桜島小みかん」の購入や、「桜島小みかんソフトクリーム」や「溶岩パフェ」などの名物スイーツも堪能できます。
桜島観光モデルコース【日帰り】
桜島観光モデルコースは以下の通りです。
✅桜島観光モデルコース【日帰り】
桜島の観光モデルコースは、桜島港の前にある観光案内所に立ち寄ってから「月讀神社」と「道の駅 桜島 火の島めぐみ館」を巡っていきます。
「桜島溶岩なぎさ公園」には足湯と遊歩道があるので、のんびりと散策を楽しみましょう。そのあとは、「湯之平展望所」へ移動して、上記ルートのように桜島の東側を小さく一周していきます。
移動方法は桜島の主な見どころを循環する「サクラジマアイランドビュー」が便利です。1日乗車券は大人500円・小学生以下250円で購入でき、1周は約55分、30分間隔で運行しています。
車でお越しの方は、上記ルートで桜島を一周することもできます。約1時間ほどの道のりで途中には「有村溶岩展望所」や「黒神埋没鳥居」などの観光スポットが点在しています。
車は桜島フェリーでも運べますし、市街地から大回りして向かうこともできます。レンタカーは主要な駅や空港で借りられます。
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また、桜島での宿泊は「国民宿舎 レインボー桜島」が利用できます。地下1000mから湧き出る源泉湯「桜島マグマ温泉」が人気で、錦江湾を眼前に望む抜群のロケーションです。
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そのほか、桜島近郊の観光スポット・モデルコースは以下の記事で解説しているので合わせてご覧ください。
桜島で必ず行きたい8つの観光スポット
では、ここからは上記モデルコースで行ける桜島の観光スポットをそれぞれ解説していきます。
月讀神社
月讀神社は、和銅年間(708〜715年)には創設されたと伝わる由緒ある神社です。大正噴火で溶岩の下に埋没しましたが、1940年に現在の場所へ再建されました。
桜島で最も大きい神社で、敷地内に静かに佇む社殿はパワースポットとしても注目されています。境内横の階段を上ると小さな展望台があり、雄大な桜島と錦江湾、鹿児島の市街地を望むこともできます。
月讀神社
所在地/桜島横山町1722-8
TEL/099-293-2109
時間/参拝自由
▶公式ホームページ
桜島溶岩なぎさ公園
桜島溶岩なぎさ公園は、桜島港から徒歩約5分に位置する公園で、全長約100mの日本最大級の足湯を無料で利用できます。
地下1,000mより湧出する天然温泉は、赤褐色の湯。錦江湾や後ろにそびえる桜島を眺めながら、旅の疲れを癒せます。
そのほか、錦江湾沿いに続く約3kmの遊歩道も整備され、溶岩と海が入り組んだ海岸線からは鹿児島の市街地も見渡すことができます。
桜島溶岩なぎさ公園
所在地/桜島横山町1722-3
TEL/099-298-5111(観光交流センター)
営業時間/入園自由、足湯は9:00〜日没
烏島展望所
烏島展望所は、桜島山と錦江湾を一望できる展望所です。もともとこの場所は海の上に浮かぶ「島」だった所で、1914年の大噴火で流出した「溶岩流」によって桜島は大隅半島と陸続きとなりました。
沖合500mにあった烏島という小島が呑みこまれ、完全に埋没。烏島展望所は、その後の一部を整備してつくられています。噴火のすさまじさを静かに語る場所のひとつです。
烏島展望所
所在地/桜島赤水町3629-12
TEL/099-298-5111(観光交流センター)
営業時間/見学自由
▶公式ホームページ
赤水展望広場・叫びの肖像
「叫びの肖像」は、平成16年(2004)に行われた長渕剛オールナイトコンサートを記念してつくられたモニュメントです。
当時の桜島の人口が6000人であったにも関わらず、75000人の観客が集まったこのイベントは、伝統として語り継がれています。
約50トンもある桜島の溶岩を用いて製作され、多くのファンが訪れる人気の写真撮影スポットとなっています。
赤水展望広場
所在地/桜島赤水町
TEL/099-298-5111(観光交流センター)
時間/見学自由
▶公式ホームページ
湯之平展望所
湯之平展望所は、眼下に錦江湾と鹿児島市街地が広がり、遠く北には霧島連山、南に秀麗な開聞岳まで一望できる島内一の景勝地です。
桜島の北岳4合目、標高373mに位置し、桜島の展望所の中で最も高い所にあります。展望台はいつでも開放されており、夜には鹿児島市街の夜景が大パノラマで見ることができます。
石垣にはハートの石が全部で7箇所に埋められているので探してみてください。
湯之平展望所
所在地/桜島小池町1025
TEL/099-298-5111(観光交流センター)
営業時間/見学自由、売店:9:00〜17:00
交通アクセス/桜島港から車15分
▶公式ホームページ
道の駅 桜島 火の島めぐみ館
桜島 火の島めぐみ館は、物産直売所とレストランのある道の駅で、桜島大根や桜島小ミカンなど世界に誇れる特産物を安く提供しています。
熟れる前の青い小みかんと桜島椿油で作った「青切り小みかんドレッシング」や、みかんをまるごと砂糖漬けにした「小みかんグラッセ」、「小みかんジャム」などが人気で、レストランでは桜島小みかんの皮を練り込んだうどんや、「桜島小みかんソフトクリーム」などを味わえます。
道の駅 桜島 火の島めぐみ館
所在地/桜島横山町1722-48
TEL/099-245-2011
営業時間/9:00~18:00
定休日/第3月曜日(祝日の場合は翌日)
※年末年始やお盆は除く、臨時休業あり
▶公式ホームページ
有村溶岩展望所
有村溶岩展望所は、1946年の大爆発で流出した溶岩原の小高い丘にある展望所です。全長1kmに及ぶ溶岩遊歩道の途中にあり、世界的活火山「桜島」の迫力と錦江湾を手にとるように望むことができます。
また、大正溶岩と昭和溶岩を同時に見ることができ、噴出年代に30年ほどのギャップがある両者は、植生の違いからもそのギャップを読み取ることができます。
有村溶岩展望所
所在地/鹿児島市有村町952
TEL/099-298-5111(観光交流センター)
営業時間/見学自由
交通アクセス/桜島港から車17分
▶公式ホームページ
黒神埋没鳥居
「黒神埋没鳥居」は、大正3年に起きた桜島の大噴火によって埋もれてしまった高さ3mの腹五社神社(黒神神社)の鳥居です。噴火後たった1日で軽石や火山灰に埋め尽くされました。
住民は鳥居を掘り起こそうとしましたが、当時の村長が大噴火の記念物として、後世に残すことを決め、現代まで変わらぬ姿で残っています。昭和33(1958)年には県の文化財に指定。隣には奇跡的に生き残ったアコウの老樹がたたずんでいます。
黒神埋没鳥居
所在地/鹿児島市黒神町(黒神中学校横)
TEL/099-298-5111(観光交流センター)
営業時間/見学自由
交通アクセス/桜島港から車30分
桜島の観光ガイドブック
桜島観光をもっと深く楽しみたい方には、以下の観光ガイドブックが役立ちます。これらのガイドブックは、モデルコースには含まれていない隠れた名所や地元ならではの体験情報も豊富に掲載されています。
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【桜島観光モデルコース】まとめ
今回は、桜島観光モデルコースについて解説してきました。
桜島は鹿児島県内のいたるところから見えますが、上陸してみると迫力ある溶岩や山肌など世界有数の活火山を間近で楽しむことができます。
鹿児島観光に訪れた際は是非、半日~1日かけて桜島を巡ってみてください。さらに桜島近郊の観光モデルコースは以下の記事でも解説しています。
今回は以上です。桜島観光の参考になれば幸いです。