「は・か・た・の・し・お♬」のテレビCMでおなじみの「伯方の塩」は、愛媛県今治市大三島の工場で製造されています。
大三島は瀬戸内海に浮かぶ島で、全国にある山祇神社と三島神社の総本社「大山祇神社」や、愛媛県今治から広島県尾道をつなぐ「しまなみ海道」の通り道としても有名です。
また、「伯方の塩」発祥である「伯方島」は大三島の隣に位置し、かつては塩田を用いた製塩業で栄えていました。
現在、工場がある「伯方の塩大三島工場」では、工場見学を実施しており、伯方の塩の製造工程を映像や展示で紹介しています。
さらには、伯方の塩が誕生するきっかけとなった「流下式枝条架併用塩田」が、工場の隣に再現されており見学可能です。
今回は、大三島観光で必ず行きたい伯方の塩工場見学の様子と所要時間、お土産、現地で食べたい絶品の塩ソフトクリームをご紹介します。
【伯方の塩工場見学】絶品の塩ソフトクリームと所要時間・お土産
【大三島】伯方の塩工場への行き方
伯方の塩大三島工場は、大三島の中心地である大山祇神社から車で5分ほど、2㎞ほどの距離にあります。大三島のI.Cからは車で15分ほどです。
【伯方の塩工場】営業時間・入場料・見学所要時間
伯方の塩工場は見学無料な上に、受付時に3種類の伯方の塩サンプル版をプレゼントしてくれます。
工場の見学所要時間は20分~30分ほど。塩ソフトクリームやお土産を見たり、工場の隣の流下式枝条架併用塩田」を見学する時間を合わせると、1時間は見積もっておいた方が良いでしょう。
【伯方の塩工場・見学時間】
9時~16時(受付時間は15時半まで)
【定休日】
年末年始(12/28~1/7)
盆休(8/13~8/17)
地方祭、他
【駐車場】
大・中型バス7台、乗用車34台
【伯方の塩工場見学】伯方の塩の作り方
伯方の塩工場では、製塩方法の解説と実際に工場が動いている様子を窓から見学できます。工場内は撮影禁止です。
伯方の塩は、オーストラリアとメキシコから輸入した天日塩田塩を、日本の海水で溶かして原料とし、再結晶させて製造しています。
純粋に瀬戸内海・伯方の海で作られた塩ではないですが、原産地は日本になるそうです。
このようになったのも日本の法律が関わっているそう。現地でもらえるパンフレットなどで詳しく解説されています。
【伯方の塩工場見学】絶品の塩ソフトクリームと塩コーヒー
伯方の塩工場で絶対に食べたい「塩ソフトクリーム」(300円)。
伯方の塩で淡い塩味がついたソフトクリームに、大粒の塩「フルール・ド・セル」をトッピング。甘味が引き立つおいしさです。
▲かりっとした歯ごたえと穏やかな塩味は、肉・魚料理のトッピングに最適です。
しまなみ海道の道の駅でも塩ソフトクリームを食べましたが、伯方の塩工場で食べた塩ソフトクリームが一番おいしいです。
これを食べるだけでも来た価値ありです。
塩ソフトクリームとともに塩コーヒー(200円)も販売されています。
こちらは注意書きにもあるように「塩」の感覚は薄いですが、砂糖とは違った新感覚が味わえます。
【伯方の塩工場見学】再現された「流下式枝条架併用塩田」
伯方の塩工場の隣には、昔ながらの製塩方法である「流下式枝条架併用塩田」が再現されています。
工場内に展示用模型がありますが、実際に見ると想像以上の大きさです。
この流下式塩田では、太陽熱や自然の風によって水分を蒸発させることによって、天然の濃い塩を作っていきます。
行き方は伯方の塩工場を出て一周回った裏手側にあります。歩いてもいけますが車で行く方が良いでしょう。
【伯方の塩工場見学】お土産コーナー
流下式塩田で作られたお塩は、伯方の塩工場のお土産コーナーにて「されど塩」「されど藻塩」の商品名で販売されています。
自然の力を利用するため生産量が限られており、こちらの工場、もしくはネット販売限定となっています。
▲ されど塩 藻塩は、ネット販売でも順番待ちになる人気の商品です。
そのほか、塩チョコレートや塩クッキーなどお土産に最適なお菓子が充実。
伯方塩業の製品だけではなく、いろいろなメーカーの「伯方の塩使用商品」、「されど塩」、Tシャツやグッズなども販売されています。
人気は「しまなみセット 浜」です。
▲粗塩、焼塩、フルール・ド・セルの入った、お土産にぴったりな伯方の塩の詰め合わせです。
【大三島観光で必ず行くべき!】伯方の塩工場見学
「伯方の塩!」のCMは昔からよく耳にしていましたが、実際に伯方の塩がどういうものなのか全く知りませんでした。
しまなみ海道を巡って初めて伯方島があることを知り、伯方の塩が製造されていることを知りました。
しまなみ海道の観光には大三島の大山祇神社は外せない観光スポットです。それに合わせて伯方の塩工場にも立ち寄ってみてください。
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