福井県の中央に位置する敦賀市は、古くから天然の良港として知られ、大陸文化の玄関口として栄えた港町です。
中世から近世までは越前一之宮の気比神宮の門前町として賑わい、明治以降はロシアを経由して大陸ヨーロッパへと繋がる国際都市としても繁栄してきました。
観光では敦賀港の近くには古い倉庫が並び、日本三大松原と呼ばれる「気比の松原」や北陸道の総鎮守「氣比神宮」があるなど見どころは満載。新鮮な海の幸も豊富で「敦賀ふぐ」や「越前がに」も堪能できます。
今回は、そんな敦賀を日帰り&車なしで巡る観光モデルコースと見どころ、敦賀で行くべき観光スポットについて解説していきます。
敦賀観光モデルコース【日帰り&車なし】
ではまず、敦賀を日帰り&車なしで巡る観光モデルコースを解説していきます。
敦賀観光モデルコースは以下の通りです。
✅敦賀観光モデルコース【日帰り&車なし】
敦賀の観光モデルコースは、敦賀駅から出発して、敦賀シンボルロードを通って氣比神宮へ向かいます。そのあとは、敦賀港周辺の観光スポットを巡って、気比松原→西福寺へと移動していきましょう。
移動は市内の主要観光地へアクセスする「ぐるっと敦賀周遊バス」が便利です。1回の乗車は大人 200円(小児 100円)で1日フリー券は大人 500円(小児 250円)で購入できます。
→ぐるっと敦賀周遊バス線【路線時刻表】

さらに、敦賀北部の「立石岬灯台」や「水島」まで行くなら車が必要になります。
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敦賀の観光の見どころ
敦賀の主要観光スポットは以下の通りです。
✅敦賀の主要観光スポット
- 敦賀シンボルロード
- 氣比神宮
- 敦賀鉄道資料館
- 金ヶ崎緑地
- 敦賀赤レンガ倉庫
- 金前寺
- 金崎宮
- 金ヶ崎城跡
- 気比松原
- 大原山・西福寺
- 水島
敦賀の観光の見どころは、大宝2(702)年建立と伝わる「氣比神宮」や、白砂青松の景勝地「気比の松原」、わが国とアジア大陸を結ぶ交易拠点「敦賀港」の周辺に点在する史跡巡りなどがあります。
さらに、北部の敦賀半島にある「水島」は、透明度の高い水質と白砂が魅力的なビーチで7月と8月にだけ観光船で渡ることができます。

また敦賀での宿泊は、敦賀駅近くにあるリーズナブルな価格のシティホテル「敦賀マンテンホテル駅前(4,700円〜)」や「ホテルルートイン敦賀駅前(5,525円〜)」が人気があります。
そのほかは以下リンクをチェックしてみてください。
敦賀近郊の観光スポット・モデルコースは以下の記事で解説しています。
敦賀で必ず行きたい9つの観光スポット
では、ここからは上記モデルコースで行ける敦賀の観光スポットをそれぞれ解説していきます。
敦賀シンボルロード
敦賀シンボルロードは敦賀市の駅前商店街で、「銀河鉄道999(スリーナイン)」と「宇宙戦艦ヤマト」の名場面をストーリー順に再現した28体のモニュメント像が並んでいます。


1999年に敦賀港開港100周年を記念して、市のイメージである「科学都市」「港」「駅」と敦賀市の将来像を重ね合わせて設置されました
氣比神宮
越前国一之宮である氣比神宮は、大宝2(702)年の建立と伝えられる歴史ある神社です。北陸と関西の地方を結び、海上交通も栄えた立地だったため“北陸道総鎮守”と称されてきました。
社殿は敦賀大空襲でほとんどが焼失。現在の気比神宮は「昭和の大造営」により再建されたものです。御祭神には伊奢沙別命、仲哀天皇など七柱が奉られています。
高さ約11mの大鳥居(重要文化財)は、春日大社(奈良県)・厳島神社(広島県)と並ぶ日本三大木造大鳥居の一つで国の重要文化財。その大鳥居を抜けると湧き水「長命水」が見えてきます。
元禄2年には松尾芭蕉が訪れ、境内には松尾芭蕉の像と句碑があります。
氣比神宮
所在地/敦賀市曙町11-68
TEL/0770-22-0794
交通アクセス/JR敦賀駅より「ぐるっと敦賀周遊バス」で約3分
▶公式ホームページ
敦賀鉄道資料館
敦賀鉄道資料館(旧敦賀港駅舎)では、敦賀の鉄道の歴史を紹介したパネルや貴重な鉄道資料、列車模型などを展示しています。
建物は新橋(東京)-金ケ崎(敦賀)間の直通列車「欧亜国際連絡列車」の発着駅としてかつて重要な位置を占めていた敦賀港駅舎を再現。夜には建物がライトアップされます。
敦賀鉄道資料館
所在地/敦賀市港町1-25
TEL/0770-21-0056
営業時間/9:00~17:00
定休日/年末年始・毎週水曜日(休日の場合はその翌日)
料金/無料
交通アクセス/JR敦賀駅より「ぐるっと敦賀周遊バス」で約10分
▶関連ホームページ
金ヶ崎緑地
金ヶ崎緑地は、敦賀港開港100周年の一環として整備された緑化公園で、敦賀港を一望する立地にボードウォークとボードデッキを備え、海沿いを散策できます。
周辺には「赤レンガ倉庫」や、「人道の港 敦賀ムゼウム」、鉄道資料の展示も行う「旧敦賀港駅舎」も併設されています。
金ヶ崎緑地
所在地/敦賀市金ヶ崎町
TEL/0770-22-8167(敦賀観光協会)
交通アクセス/JR敦賀駅より「ぐるっと敦賀周遊バス」で約10分
▶関連ホームページ
敦賀赤レンガ倉庫
『敦賀赤レンガ倉庫』は、外国人技師の設計によって1905年に石油貯蔵用の倉庫として建設され、途中、軍の備品倉庫や昆布貯蔵庫としても使用された福井県内でも有数のレンガ建築物です。
2009年1月には、北棟・南棟・煉瓦塀が国の登録有形文化財に登録されました。
2015年10月には、敦賀の明治後期から昭和初期のまちなみを再現して、歴史と文化と食を楽しむことができる新たな観光施設として生まれ変わっています。
敦賀赤レンガ倉庫
所在地/敦賀市金ヶ崎町4
TEL/0770-47-6612
営業時間/
ジオラマ館:9:30~17:30(最終入館17:00)
レストラン館:9:30~22:00 ※各店舗により異なる
定休日/水曜日(祝日の場合はその翌日)、12月31日~1月2日
料金/ジオラマ館 大人:400円、小学生以下:200円
交通アクセス/JR敦賀駅より「ぐるっと敦賀周遊バス」で約11分
▶公式ホームページ
金前寺
誓法山金前寺は、45代聖武天皇の霊夢により、泰澄大師が天平8年(736)に開創。十一面観音の座像を本尊として建立された高野山真言宗の寺院です。
当時は気比神宮の奥の院として位置づけられ12坊を擁する大寺院に発展し、平安時代初期の弘仁2年(811)には弘法大師空海(真言宗の開祖)も金前寺を訪れています。
南北朝延元2年(1337)には金ヶ崎落城一大決戦の本営となりました。
元禄2年(1689)8月には芭蕉が訪れ、「月いづこ 鐘は沈る うみのそこ」の句を残し、宝暦11年(1761)には境内に句碑(鐘塚)が建立されています。
金前寺
所在地/敦賀市金ヶ崎町1-4
TEL/0770-22-1909
交通アクセス/JR敦賀駅より「ぐるっと敦賀周遊バス」で約8分
▶公式ホームページ
金崎宮
敦賀湾を一望する小高い山「金ヶ崎城跡」の中腹にある「金崎宮」は、恒良親王と尊良親王を祭神とする神社です。約400本のソメイヨシノがあり桜の名所として知られています。
また明治40年(1907)頃に始まったとされる「花換まつり」の風習により、「恋の宮」としても人気です。
金崎宮では、桜見物に訪れた男女が「花換えましょう」と声をかけあい、桜の小枝を交換することで思いを伝えたといわれ、現在も4月1日~15日には神事・花換まつりが行われます。
金崎宮
所在地/敦賀市金ヶ崎町1-4
TEL/0770-22-0938
交通アクセス/JR敦賀駅より 「ぐるっと敦賀周遊バス」で約8分
▶公式ホームページ
金ヶ崎城跡
金ヶ崎城跡は、延元2年(1336)に後醍醐天皇の二人の皇子である恒良親王と尊良親王を守護した新田義貞が足利軍と戦った古戦場です。
戦いは激しさを極め、尊良親王ら300人は籠城から半年後、城に火を放ち自害しました。中腹の金崎宮には、その両親王が祀られています。
また金ヶ崎城は、織田信長の越前朝倉攻めの際、後の豊臣秀吉がしんがりを務め、近江浅井氏の裏切りによる窮地から信長を救った地としても知られています。
金ヶ崎城跡
所在地/敦賀市金ヶ崎町
TEL/0770-22-0938
交通アクセス/JR敦賀駅より 「ぐるっと敦賀周遊バス」で約8分
▶公式ホームページ
気比松原
気比の松原は、長さ約1km・広さ約34万m²という広さの中に赤松、黒松、フランス海岸松など約17.000本の松が並び、白砂青松のコントラストが印象的な名勝地です。
三保の松原(静岡県)・虹の松原(佐賀県)とともに日本三大松原として知られています。かつては氣比神宮の神苑でしたが、織田信長によって没収され、江戸期には小浜藩の藩有林となっていました。
昭和9年(1934)には国の名勝に指定。夏には浜辺が海水浴場として賑わい、松林の中には遊歩道が張り巡らされ市民憩いのスポットになっています。
気比松原
所在地/敦賀市松島町
TEL/0770-22-8167(敦賀観光協会)
交通アクセス/JR敦賀駅より 「ぐるっと敦賀周遊バス」で約15分
▶公式ホームページ
西福寺
西福寺は、正平23(1368)年、名僧・良如上人が開いた浄土鎮西派の中本山です。
福井城主・結城秀康公の寄進で書院が建てられた徳川家ゆかりの地でもあり、1400坪にも及ぶ書院庭園は国の名勝として指定されています。
この書院庭園は、極楽浄土を地上に表現したともいわれ、とくに朝日に映える新緑・紅葉はまるで別世界。応仁の乱を避けて都から移設された文化財も多く、重要文化財も多数存在しています。
大原山・西福寺
所在地/敦賀市原13-7
TEL/0770-22-3926
営業時間/9:00〜17:00(16:30最終受付)
料金/大人 300円、中学生以下無料
交通アクセス/JR敦賀駅より 「ぐるっと敦賀周遊バス」で約21分
▶公式ホームページ
敦賀の観光ガイドブック
敦賀観光をもっと深く楽しみたい方には、以下の観光ガイドブックが役立ちます。これらのガイドブックは、モデルコースには含まれていない隠れた名所や地元ならではの体験情報も豊富に掲載されています。
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【敦賀観光モデルコース】まとめ
今回は、敦賀を日帰り&車なしで巡る観光モデルコースについて解説してきました。
敦賀エリアは大阪から車で2時間ほど、電車で1時間20分から2時間で行くことができ、少し足を延ばせば福井の人気観光スポット「東尋坊」や「越前大野城」なども合わせて周遊できます。
福井の観光モデルコースは以下の記事で解説しているので合わせてチェックしてみてください。
今回は以上です。敦賀観光の参考になれば幸いです。