宮崎県の北端部に位置する高千穂町は、大渓谷・高千穂峡や、天の岩戸開きや天孫降臨などの日本神話ゆかりの地として知られています。
神話の世界をほうふつとさせる雄大な自然や神社、史跡が数多く見られ、近年は九州でも有数のパワースポットとしても注目されています。
今回は、そんな高千穂を日帰りで巡る観光モデルコースと見どころ、高千穂で行くべき観光スポットについて解説していきます。
高千穂の主要観光スポット
高千穂の主要観光スポットは以下の通りです。
✅高千穂の主要観光スポット
- 国見ヶ丘
- 高千穂峡
- 高千穂神社
- 天岩戸神社
- 天安河原
- 荒立神社
- 槵觸(くしふる)神社
- 高千穂神楽
高千穂の主要観光スポットは、日本を代表する景勝地「高千穂峡」や、古事記・日本書紀の中に書かれている”天岩戸神話”で有名な「天岩戸神社」、八百万の神々が会議をしたといわれる大洞窟「天安河原」、美しい眺望と雲海に出会える「国見ヶ丘」などです。
そのほか、高千穂神社、槵触神社、荒立神社の三つの神社を巡拝する「高千穂の三社参り」は”高千穂のパワースポット三社”として人気を集めています。
高千穂観光モデルコース【日帰り】
続いて、高千穂を日帰りで巡る観光モデルコースを解説していきます。
高千穂観光モデルコースは以下の通りです。
✅高千穂観光モデルコース【日帰り】
高千穂の観光モデルコースは、中心地である高千穂峡から出発して、高千穂神社、槵觸神社、荒立神社と巡り、天岩戸神社へ移動して天安河原を観光していきます。時間があれば、国見ヶ丘にも訪れてみてください。
高千穂での移動は路線バスが利用できますが、車・レンタカーが便利です。レンタカーは熊本駅や熊本空港で借りられます。
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宿泊は高千穂中心地にあるホテル・旅館が人気で、夜には、高千穂神社にて「高千穂神楽」を見学できます。人気の宿泊施設については以下の記事をご覧ください。
そのほか、高千穂近郊には大分県や熊本県の人気観光地がたくさんあります。観光モデルコースは以下の記事で解説しているので合わせてご覧ください。
高千穂への行き方
高千穂までは熊本駅と宮崎県の延岡駅を結ぶ特急バス「特急たかちほ号」で行くことができます。所要時間は熊本駅から3時間10分ほど。車なら2時間ほどです。
飛行機なら、国内9路線を結ぶ「熊本空港」が玄関口で、空港からは特急バス「特急たかちほ号」を利用するか、レンタカーを借りて80分ほどで行くことができます。
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高千穂で必ず行きたい7つの観光名所
では、ここからは上記モデルコースで訪れたい高千穂の観光名所をそれぞれ解説していきます。
高千穂峡
高千穂峡は、昭和9年に五箇瀬川峡谷として国の名勝天然記念物に指定された、日本を代表する景勝地の一つです。高千穂のシンボル「真名井の滝」をはじめ、柱状節理が形作る独特の渓谷美で知られています。
観光では、渓谷に沿って整備された約1kmの遊歩道散策や、貸しボートで「高千穂峡」を巡ることができます。観光の時間帯は、渓谷に太陽が差し込む午前中がおすすめです。(※季節により変化)
高千穂峡
所在地/高千穂町大字三田井
TEL/0982-73-1213
高千穂神社
高千穂神社は、今から約1900年前の垂仁天皇の御代の創建と伝えられる神社です。高千穂八十八社の総社で、主祭神は高千穂皇神と十社大明神。農産業、厄祓、縁結びの御利益があるとされています。
境内には、源頼朝の代参・畠山重忠手植えの樹齢約800年の「秩父杉」や、好きな人と手を繋いで廻ると幸せになるという「夫婦杉」があり、神社本殿と鎌倉後期に作られた鉄造狛犬一対は国の重要文化財に指定されています。
高千穂神社
所在地/高千穂町大字三田井1037
TEL/0982-72-2413
槵觸(くしふる)神社
槵觸(くしふる)神社は、天孫降臨の地として伝えられる「くしふる峰」の中腹にある神社です。
創祀は不詳、古事記の一文に「筑紫日向高千穂之久士布流多気に天り坐しき」と書かれており、古くは「槵觸の峰」を御神体としてお祀りしていました。
その後、1694(元禄7年)に当時の延岡藩主や村人たちの厚い信仰によって社殿が建立され、瓊々杵尊をはじめとする国譲り神話の神々が祀られています。
槵觸(くしふる)神社
所在地/高千穂町三田井713
TEL/0982-72-2413(高千穂神社)
荒立神社
荒立神社は、天孫降臨の際、瓊々杵尊(ににぎのみこと)の道案内をした猿田彦命(さるたひこのみこと)と、「岩戸開き神話」で天岩戸の前で楽しげに舞い踊ったとされる女神天命鈿女命(あめのうずめのみこと)が結婚して住まわれた地と伝わる神社です。
その夫婦2神を御祭神にしており、夫婦の和合を示しているため縁結びにご利益があるとされるほか、アメノウズメは芸能の神でもあるため、芸事の達成や芸能で前に出られるようにと祈願にくる芸能人も多いといわれています。
荒立神社
所在地/高千穂町三田井667
TEL/0982-72-2368
天岩戸神社
天岩戸神社は、古事記・日本書紀に記される「天岩戸神話」を伝える神社で、天照大御神(アマテラスオオミカミ)がお隠れになられた「天岩戸」を御神体としてお祀りしています。
岩戸川を挟んで東本宮と西本宮があり、西本宮から神職のご案内にて一般人立ち入り禁止の聖域である「天岩戸」の対岸に入ることができます。(社務所にて受付が必要です▶公式サイト)
天岩戸神社
所在地/宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸1073番地1
TEL/0982-74-8239
▶公式ホームページ
天安河原
天安河原は、天照大神が岩戸にお隠れになった際、天地暗黒となり「八百万(やおよろず)の神がこの河原に集まり神議された」と伝えられる大洞窟です。
別名「仰慕ヶ窟(ぎょうぼがいわや)」。以前は社のみがあり信仰の対象となっていましたが、いつのまにか祈願を行う人たちの手によって石が積まれていくようになりました。
天岩戸神社西本宮から川沿いの通路を歩いて、徒歩約10分のところにあります。
天安河原
所在地/高千穂町大字岩戸
TEL/0982-74-8239(天岩戸神社)
高千穂の夜神楽
高千穂町では、秋の収穫への感謝と翌年の五穀豊穣を祈願して、毎年11月下旬から翌年2月にかけて、19の集落で「夜神楽」が行われます。
夜神楽とは、里ごとに氏神様を神楽宿と呼ばれる民家や公民館にお招きし、 夜を徹して三十三番の神楽を一晩かけて奉納する昔からの神事です。昭和53年には「高千穂の夜神楽」として国の重要無形民俗文化財の指定を受けています。
高千穂神社の神楽殿では、その「夜神楽」を観光客向けに毎日20時から1時間、「手力雄(たぢからお)」や「鈿女(うずめ)」などの、代表的な4番を披露する「高千穂神楽」が行なわれています。
見学料は1000円。各集落の神楽の舞手が交代で奉納する本格的な舞が人気です。拝観には予約が必要。詳細はこちらの公式サイトをご覧ください。
国見ヶ丘
国見ヶ丘は、高千穂山峡の中で最も展望のよい場所で、標高は513m。西に阿蘇の五岳、北に祖母の連山、東に天香具山、高天原、四皇子峰や高千穂盆地、眼下に五ヶ瀬川の渓流が一目で見渡せます。
雲海の名所としても有名で、見頃は9月中旬〜11月下旬の早朝で、快晴無風の冷え込んだ日に見られます。
また「国見」の名は、神武天皇の孫にあたる建磐龍命(たけいわたつのみこと)が、阿蘇に向かう途中、この丘から郷を眺めたことに由来しています。天皇家ゆかりの場所でもあり、皇族の方々も何度もこの地を訪れています。
国見ヶ丘
所在地/宮崎県高千穂町
TEL/0982-73-1213
高千穂観光に便利な人気宿泊施設
高千穂の観光を満喫するためには、快適な宿泊が欠かせません。ここでは、モデルコースに最適な立地の宿泊施設をいくつかご紹介します。
高千穂での宿泊は「ホテル高千穂」が人気があります。高千穂峡に一番近い準温泉宿で、2021年には楽天ブロンズアワードを受賞しています。
2018年3月オープンの「ソレスト高千穂ホテル」や、2021年に全館全室フルリフォームし、楽天 日本の宿アワードTOP47を受賞、さらに顧客満足度宮崎県NO.1に輝いた「旅館 大和屋」も評価が高いです。
そのほかは以下リンクをチェックしてみてください。
高千穂の観光ガイドブック
高千穂観光をもっと深く楽しみたい方には、以下の観光ガイドブックが役立ちます。これらのガイドブックは、モデルコースには含まれていない隠れた名所や地元ならではの体験情報も豊富に掲載されています。
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【高千穂観光デルコース】まとめ
今回は、高千穂観光モデルコースについて解説してきました。
高千穂近郊には熊本県の阿蘇山や、大分県の由布院温泉、別府温泉などがあり、1泊2日での充実した旅行が楽しめます。観光モデルコースは以下の記事で解説しているので合わせてご覧ください。
今回は以上です。高千穂観光の参考になれば幸いです。