東北地方の北西部に位置する秋田県は、なまはげやきりたんぽなど独自の文化を育んできた魅力溢れる地域で、四季折々の美しい自然や、”秘湯”と呼ばれる「乳頭温泉郷」があるなど温泉資源にも恵まれています。
東京の羽田空港からは飛行機で約1時間で行くことができ、秋田新幹線なら東京駅から3時間45分程度。男鹿半島や角館、田沢湖などの見どころも満載で、最短で1泊2日からの観光が楽しめます。
今回は、そんな秋田を巡る観光モデルコースと見どころ、秋田で行くべき観光スポットについて解説していきます。
秋田観光モデルコース
ではまず、秋田を巡る観光モデルコースを解説していきます。
秋田の主な観光スポットは、角館・田沢湖のエリアと男鹿半島のエリアに分かれ、それぞれを1日ずつ巡って1泊2日の旅行が楽しめます。
秋田観光モデルコースは以下の通りです。
✅秋田観光モデルコース
秋田の観光モデルコースは、秋田駅もしくは秋田空港から出発して、角館へ向かい、観光スポットの「武家屋敷通り」を散策。そのあとは田沢湖を巡り、一日目は乳頭温泉郷に宿泊します。
翌日は”なまはげ”で有名な男鹿半島へ移動して、なまはげ館や男鹿水族館GAOを巡りながら海沿いのドライブを楽しみましょう。見どころが多いので男鹿温泉郷に宿泊して、2泊3日での旅行もおすすめです。
移動方法は車・レンタカーが便利ですが、冬季は雪道での運転に注意が必要です。レンタカーは秋田駅や秋田空港にて借りられます。
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秋田の観光の見どころ
秋田の主要観光スポットは以下の通りです。
✅秋田の主要観光スポット
- 武家屋敷通り
- 田沢湖
- 乳頭温泉郷
- 男鹿真山伝承館(なまはげ館)
- 男鹿温泉郷
- 入道埼灯台
- 男鹿水族館GAO
- ゴジラ岩
秋田の観光の見どころは、角館の「武家屋敷通り」と日本一の水深とコバルトブルーの湖面を持つ「田沢湖」、秋田県唯一の水族館の「男鹿水族館GAO」、なまはげ歴史や風土を紹介している「なまはげ館」などがあります。
宿泊は秋田の山奥にある秘境の温泉地「乳頭温泉郷」が人気で、テレビや雑誌でも”秘湯”としてたびたび紹介されています。
男鹿半島にある男鹿温泉郷は海水の成分に似た塩分を含み、保湿効果が高い温泉で“美肌の湯”とも呼ばれています。
秋田市内での宿泊は以下リンクをチェックしてみてください。
そのほか、秋田近郊の観光モデルコースは以下の記事で解説しています。
秋田への行き方
秋田県までは東京から東北自動車道と秋田自動車道を利用して約7時間の道のり。電車なら秋田新幹線を利用して最短3時間37分で行くことができます。
飛行機なら秋田空港が玄関口で新千歳、羽田、中部、伊丹の4路線を結んでいます。羽田空港からの所要時間は1時間10分ほど。秋田空港から秋田駅まではリムジンバスが運行しており、所要時間は35分。運賃は大人930円です。
新幹線や飛行機のチケットは、「ホテル・旅館」と組み合わせたダイナミックパッケージでお得に購入することができます。このようなサービスは、以下の旅行会社で取り扱われているので、ぜひチェックしてみてください。
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秋田で必ず行きたい12の観光スポット
では、ここからは上記モデルコースで行ける秋田の観光スポットをそれぞれ解説していきます。
武家屋敷通り
角館の町は武家町(内町)と商人町(外町)に区別され、その境目に「火除け」と呼ばれる幅およそ21mの広場を設けて南北を分離しています。武家屋敷通りは内町と呼ばれ、佐竹北家支配の武士団が住んでいた区域になります。
格の高い武士が居住していたとされ、「石黒家」「青柳家」「岩橋家」「松本家」「河原田家」「小田野家」の6軒の武家屋敷が当時のまま残されており、内部を実際に見学することができます。
また、武家屋敷群の表通りは国の重要伝統的建造物群保存地区の指定を受けており、文化財として保護されています。
武家屋敷 岩橋家
岩橋家は芦名氏の重臣で、芦名氏が絶えた後は佐竹北家に仕えた家柄です。現在の屋敷は江戸時代末期に改造されたもの。木羽葺き、切妻型の屋敷は中級武士の典型的な形を残しており、庭園では樹齢250年を超える柏の巨木が見られます。
映画『たそがれ清兵衛』のロケ地になったことでも有名で、映画では宮沢りえさん演じる朋江の実家として登場しています。
岩橋家
所在地/仙北市角館町東勝楽丁3-1
TEL/0187-43-3384
営業時間/9時~17時
定休日/12月~4月中旬休館
料金/無料
角館歴史村 青柳家
青柳家は約400年の歴史がある名家で、3,000坪の広大な敷地内には約200年前の母屋をはじめ、武器庫、解体新書記念館など6つの資料館があり、刀の展示や郷土の体験も行われています。
この他にも売店、喫茶室が併設されており、茶寮あおやぎでは、美しい庭を眺めながらお抹茶やオリジナルソフトクリームなども楽しめます。
角館歴史村 青柳家
所在地/角館町表町下丁3
TEL/0187-54-3257
営業時間/夏期9:00~17:00、冬期9:00~16:30
定休日/年中無休
料金/大人500円、高校生・中学生300円、こども200円
▶公式ホームページ
武家屋敷 石黒家
石黒家は、角館の武家屋敷の中で現存する最も古いお屋敷で、母屋が建築されたのは18世紀から19世紀頃。屋根は茅葺き、庭には水に見立てた苔があり、武家の格式を漂わせています。
屋敷内では武具甲冑類、「解体新書」などの古文書と、江戸末期の建造で武家屋敷として角館に現存する最古の母屋・門、明治大正期に増築した蔵が常設展示されています。
現在も直系の子孫家族が住みながら維持・保存を続けており、公開エリアは屋敷全体の半分程度。唯一座敷内に入って見学することができ、随時係員が建物や歴史、風土などの生活様式について、丁寧に説明・案内をしてくれます。
武家屋敷 石黒家
所在地/仙北市角館町表町下丁1
TEL/0187-55-1496
営業時間/9:00~17:00
定休日/無し(年中無休)
料金/大人400円、小人200円
▶公式ホームページ
たつこ像・浮木神社
浮木神社は、田沢湖畔にある白木造りの現代的な感覚の神社です。正式名称は漢槎宮(かんさぐう)。
田沢湖に張り出すような配置のこの神社は、流れついた浮木(大木が湖面から2mぐらい顔を出し、斜めに水底に深く消えている流木)を祭ったものといわれています。
近くにある「たつこ像」は、美貌の乙女・辰子姫をモデルにしたブロンズ像で田沢湖のシンボル。「永遠の若さと美貌を願い、霊泉を飲んで竜に姿を変え、湖の守り神となった」と伝えられています。
御座石神社
御座石神社は、田沢湖畔にある、湖神たつこ姫を祭る神社です。秋田藩主が大きな岩場に座を設けたことからこの名が付けられました。
周辺には、この「辰子姫伝説」にちなんだ名所が多く残されており、1本の木から7種類の木が生えた「七色木」や、たつこが飲んで龍となった「潟頭の霊泉」、たつこが姿を映した「鏡石」などもあります。
御座石神社
所在地/仙北市西木町桧木内相内潟1
TEL/0187-43-2111
乳頭温泉郷
乳頭温泉郷は、乳頭山の山麓に点在する温泉の総称で、標高600~800m付近に孫六、黒湯、大釜、蟹場、妙乃湯、鶴の湯の六軒の一軒宿と「休暇村乳頭温泉郷」の計7つの宿で構成されています。7つの宿はそれぞれ独自に源泉を持ち、その泉質は多種多様で十種類以上の源泉があります。
秘湯でありながら比較的アクセスも良く、設備も整っている温泉地で、宿泊者限定で購入できる「湯めぐり帖」は乳頭温泉郷内の入浴料がお得になるほか、各温泉をめぐる乗り合いタクシー「湯めぐり号」にも乗ることができます。
鶴の湯温泉
乳頭温泉郷では乳頭最古の湯「鶴の湯温泉」での宿泊が人気があります。秋田藩主の湯治場でもあり、警護の武士が詰めた茅葺屋根の長屋「本陣」はその当時ままの姿で宿泊棟として使用されています。
敷地内には、効能・泉質の異なる4つの源泉が湧く珍しい温泉場があり、人気の混浴露天風呂や、年季の入った趣のある内湯にそれぞれ掛け流され、湯めぐりを満喫できます。
寒風山回転展望台
寒風山回転展望台は、標高355mの寒風山山頂に建つ回転式の展望台です。
4階回転展望室は円形のフロアが13分間で1回転する仕組みで日本海、鳥海山、白神山地、八郎潟干拓地と360度のパノラマを楽しめます。
館内は1Fがお土産品売店、レストラン、2Fが展示ホールになっており八郎潟干拓当時の写真等を紹介しています。3Fは男鹿半島の歴史・自然・地理にまつわる標本・文物を紹介する資料展示室です。
寒風山回転展望台
所在地/男鹿市男鹿中滝川寒風山62-1
TEL/0185-24-9141(男鹿市観光課)
営業時間/8:30~17:00
定休日/3月中旬~12月上旬(シーズン中は無休)
料金/550円(小中高生270円)
交通アクセス/
▶公式ホームページ
男鹿真山伝承館(なまはげ館)
なまはげ館は、男鹿半島の民俗行事としても知られるなまはげの歴史資料などを展示している資料館です。男鹿地域各地の実際のなまはげも展示されており、なまはげの衣装を実際に着ることのできるコーナーも設けられています。
そのなまはげ館の隣にあるのが男鹿真山伝承館。男鹿地方の典型的な曲家民家を再現しており、ナマハゲにまつわる風俗や、農具類など民俗資料を展示しています。
また、大晦日のなまはげ行事の再現も行われ、囲炉裏にあたりながら、家中を暴れまわるなまはげを間近に見ることができます。
なまはげ館
所在地/男鹿市北浦真山字水喰沢97
TEL/0185-33-3033
営業時間/8:30~17:00
料金/一般 500円、小中高生 250円
男鹿真山伝承館との共通入館料/
4~11月:880円(小中高生550円)
12~3月:1,100円(小中高生770円)
▶公式ホームページ
男鹿温泉郷
男鹿半島の北岸に広がる男鹿温泉郷は、古くは大同年間(806~810)に坂上田村麻呂が発見した温泉であると伝えられ、江戸時代の初めには入湯の記録が見られます。
昭和30(1955)年頃に温泉街として発展。現在は大型ホテルを中心に8軒の湯宿が並んでいます。
お湯は海水の成分に似た塩分を含んでおり、入浴後に肌についた塩分が汗の蒸発を防ぐため、保湿効果が高く、美肌の湯としても人気があります。
入道埼灯台
入道埼は男鹿半島最北端の岬で、日本海のパノラマ風景を望める景勝地です。
なだらかに広がる芝生の果てには高さ30mの断崖が続き、周辺にはみやげ店や海鮮丼を提供する店などが並ぶほか、男鹿半島で産出される岩で作られた北緯40度ラインのモニュメントがあります。
そこに立つ「入道埼灯台」は日本の灯台のなかで、わずか16か所しかない「登れる」灯台のひとつです。灯台資料展示室も併設され、灯台の歴史と知識を見学することができます。
入道崎
所在地/男鹿市北浦入道崎
TEL/0185-24-9141(男鹿市観光課)
営業時間/通年
灯台は4月下旬~11月上旬 9:00~16:00
料金/灯台:大人200円、小学生以下無料
▶公式ホームページ
男鹿水族館GAO
男鹿水族館GAOは秋田県唯一の水族館で、ホッキョクグマやペンギン・アザラシ・アシカなど、400種1万点の生きものを展示しています。
「男鹿の海大水槽」では男鹿の海を再現。40種2,000匹の生きものが泳ぐ姿を観察することができるほか、秋田県の県魚「ハタハタ」も通年展示しています。
男鹿水族館GAO
所在地/男鹿市戸賀塩浜
TEL/0185-32-2221
営業時間/9:00-17:00(最終入館16:00) ※季節により変動あり
料金/大人1,100円、小・中学生400円、幼児無料
▶公式ホームページ
ゴジラ岩
男鹿半島の南西端、潮瀬崎にあるゴジラの姿に似た岩で、夕焼けになると背景の赤く染まった空にゴジラが火を噴いているシルエットが浮かび上がります。
2015年にはダイハツのTVCMのロケ地として使用されています。
ゴジラ岩
所在地/男鹿市船川港門前
TEL/0185-24-9141 (男鹿市観光商工課)
秋田の観光ガイドブック
秋田観光をもっと深く楽しみたい方には、以下の観光ガイドブックが役立ちます。これらのガイドブックは、モデルコースには含まれていない隠れた名所や地元ならではの体験情報も豊富に掲載されています。
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【秋田観光モデルコース】まとめ
今回は、秋田を巡る観光モデルコースについて解説してきました。
秋田の中心地までは新幹線や飛行機が繋がっているのでアクセスしやすく、男鹿半島や角館、田沢湖と見どころは満載です。
そのほか、秋田近郊の観光モデルコースは以下の記事で解説しているので合わせてチェックしてみてください。
今回は以上です。秋田観光の参考になれば幸いです。