日本の焼肉・しゃぶしゃぶチェーンは、食べ放題を中心としたファミリー需要の高まりによって拡大している外食ジャンルです。中でも牛角や焼肉きんぐといった大手チェーンが全国に店舗網を広げており、安定した人気を誇っています。
また、しゃぶしゃぶ業態も同様に成長しており、しゃぶ葉や温野菜など、焼肉と並ぶ食べ放題ジャンルとして定着しています。
この記事では、焼肉チェーンの店舗数ランキングを中心に、特徴・トレンド・売上ランキングまで詳しく解説します。
焼肉チェーン店 店舗数ランキング(日本)
まずは、日本国内の主な焼肉チェーンを店舗数の多い順にまとめました。
| 順位 | チェーン名 | 店舗数(目安) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 牛角 | 約500店舗 | 日本最大級の焼肉チェーン店 |
| 2位 | 焼肉きんぐ | 約350店舗 | 焼肉食べ放題専門店 |
| 3位 | しゃぶ葉 | 約324店舗 | 食べ放題専門店 |
| 4位 | しゃぶしゃぶ温野菜 | 約211店舗 | しゃぶしゃぶ専門 |
| 5位 | 七輪焼肉 安安 | 約162店舗 | コスパ抜群の焼肉チェーン |
| 6位 | 牛繁 | 約148店舗 | 職人仕込みの焼肉チェーン |
| 7位 | 安楽亭 | 約142店舗 | 関東を中心に展開 |
| 8位 | ときわ亭 | 約100店舗 | ホルモン焼きチェーン |
| 9位 | 熟成焼肉いちばん | 約90店舗 | ファミリー向け |
| 9位 | ワンカルビ | 約90店舗 | 関西中心の食べ放題 |
| 9位 | あみやき亭 | 約90店舗 | 愛知県を中心に展開 |
| 12位 | 焼肉ライク | 約80店舗 | 1人焼肉専門 |
| 13位 | カルビ大将 | 約70店舗 | 焼肉食べ放題チェーン店 |
| 14位 | 焼肉トラジ | 約60店舗 | 元祖厚切り本格焼肉 |
日本国内の焼肉チェーンの店舗数は、牛角が最も多く、国内最大規模の焼肉チェーンとなっています。フランチャイズ展開を含めた出店戦略により、全国に広く店舗網を築いているのが特徴です。
一方で焼肉きんぐは直営中心で店舗数を伸ばしており、ここ数年で急速に拡大している注目ブランドです。食べ放題を軸にした分かりやすい価格設定とファミリー向けのサービスによって、利用者層を広げています。
また、しゃぶ葉や温野菜といったしゃぶしゃぶチェーンも上位に入っており、焼肉と並ぶ「食べ放題ジャンル」として存在感を持っています。特にしゃぶ葉は低価格路線で店舗数を増やしており、ファミリー層の取り込みに成功しています。
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焼肉チェーンの特徴とトレンド
焼肉チェーン業界は、現在大きく3つの流れに分かれています。
① 食べ放題モデルの拡大(最重要)
現在最も成長しているのが、焼肉きんぐに代表される食べ放題モデルです。
理由は非常にシンプルで、
- 価格が分かりやすい
- ファミリー需要に強い
- 郊外大型店と相性が良い
という点が挙げられます。
特に地方や郊外では「焼肉=イベント食」になりやすく、食べ放題の満足度の高さがそのまま集客力につながっています。
② 一人焼肉・特化型の台頭
「焼肉ライク」に代表される一人焼肉業態も急成長しています。これは都市部のニーズに対応したもので、
- 短時間で食べられる
- 一人でも入りやすい
- 回転率が高い
という特徴があります。また「ときわ亭(レモンサワー)」「情熱ホルモン」など、“何かに特化した業態”が強いのも特徴です。
③ 高級焼肉チェーンの安定需要
「焼肉トラジ」などの高級系は店舗数こそ少ないものの、安定した需要があります。
焼肉は単価を上げやすいジャンルのため、
- 接待
- 記念日
- インバウンド
などで利用されやすく、一定の市場規模を維持しています。
焼肉チェーン 売上ランキング(日本)
※ブランド単位ベース(推定・近年データ)
| 順位 | チェーン名 | 売上高(目安) | 運営会社 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 焼肉きんぐ | 約620億円 | 物語コーポレーション | 食べ放題・ファミリー層で圧倒 |
| 2位 | 牛角 | 約610億円 | コロワイド | 店舗数最多・ブランド力強い |
| 3位 | ワンカルビ | 約365億円 | ワン・ダイニング | 関西中心・高単価食べ放題 |
| 4位 | 安楽亭 | 約300億円 | 安楽亭 | 関東中心・老舗チェーン |
売上トップに立つのは、物語コーポレーションが展開する「焼肉きんぐ」です。約620億円という売上規模は、食べ放題業態の強さを象徴しています。郊外を中心に大型店舗を展開し、ファミリー層をメインターゲットに据えることで、来店客数を最大化しているのがポイントです。
それに続くのが、コロワイド傘下の「牛角」です。全国規模の店舗網と高い知名度に強みがあり、特に都市部を中心に幅広い客層を取り込んできました。一方で、近年は食べ放題特化型の競合が台頭したことで、かつての圧倒的な優位性はやや薄れつつあります。
3位に入る「ワンカルビ」は、関西を中心に展開するチェーンでありながら、やや高価格帯に設定された食べ放題モデルで、約365億円という高い売上規模を誇ります。品質やサービスに価値を置くことで客単価を引き上げており、結果として店舗数以上の売上を生み出しています。
焼肉・しゃぶしゃぶ業界の特徴と今後の動向
この業界の最大の特徴は、「食べ放題」を軸としたビジネスモデルが主流である点です。定額で満足感を得られる仕組みが、ファミリー層や若年層を中心に支持されています。
また、焼肉ライクのように一人利用に特化した業態も登場しており、従来の「複数人で楽しむ焼肉」から「個人利用」への広がりも見られます。さらに、しゃぶしゃぶチェーンの成長により、同じ食べ放題ジャンルの中での競争も激化しています。
今後は、価格だけでなく、サービスや体験、利用シーンに応じた差別化がより重要になっていくと考えられます。
まとめ|焼肉チェーン店 店舗数ランキング
焼肉・しゃぶしゃぶチェーンは、牛角を中心とした大規模チェーンと、焼肉きんぐのような成長ブランドが競争する構造となっています。店舗数では牛角がトップを維持しており、全国規模での展開力が強みです。
一方で、食べ放題モデルや個人向け業態、しゃぶしゃぶチェーンの拡大など、業界は変化を続けています。今後は、価格だけでなく体験やターゲットの違いによって、各チェーンの個性がより明確になっていくでしょう。












