日本の焼肉・しゃぶしゃぶチェーンは、食べ放題を中心としたファミリー需要の高まりによって拡大している外食ジャンルです。中でも牛角や焼肉きんぐといった大手チェーンが全国に店舗網を広げており、安定した人気を誇っています。
また、しゃぶしゃぶ業態も同様に成長しており、しゃぶ葉や温野菜など、焼肉と並ぶ食べ放題ジャンルとして定着しています。
この記事では、焼肉チェーンの店舗数ランキングを中心に、特徴・トレンド・都道府県分布まで詳しく解説します。
焼肉チェーン店 店舗数ランキング(日本)
まずは、日本国内の主なチェーンを店舗数の多い順にまとめました。
日本国内の焼肉チェーンの店舗数は、牛角が最も多く、国内最大規模の焼肉チェーンとなっています。フランチャイズ展開を含めた出店戦略により、全国に広く店舗網を築いているのが特徴です。
一方で焼肉きんぐは直営中心で店舗数を伸ばしており、ここ数年で急速に拡大している注目ブランドです。食べ放題を軸にした分かりやすい価格設定とファミリー向けのサービスによって、利用者層を広げています。
また、しゃぶ葉や温野菜といったしゃぶしゃぶチェーンも上位に入っており、焼肉と並ぶ「食べ放題ジャンル」として存在感を持っています。特にしゃぶ葉は低価格路線で店舗数を増やしており、ファミリー層の取り込みに成功しています。
焼肉チェーンの特徴とトレンド
焼肉チェーン業界は、現在大きく3つの流れに分かれています。
① 食べ放題モデルの拡大(最重要)
現在最も成長しているのが、焼肉きんぐに代表される食べ放題モデルです。
理由は非常にシンプルで、
- 価格が分かりやすい
- ファミリー需要に強い
- 郊外大型店と相性が良い
という点が挙げられます。
特に地方や郊外では「焼肉=イベント食」になりやすく、食べ放題の満足度の高さがそのまま集客力につながっています。
② 一人焼肉・特化型の台頭
「焼肉ライク」に代表される一人焼肉業態も急成長しています。これは都市部のニーズに対応したもので、
- 短時間で食べられる
- 一人でも入りやすい
- 回転率が高い
という特徴があります。また「ときわ亭(レモンサワー)」「情熱ホルモン」など、“何かに特化した業態”が強いのも特徴です。
③ 高級焼肉チェーンの安定需要
「焼肉トラジ」などの高級系は店舗数こそ少ないものの、安定した需要があります。
焼肉は単価を上げやすいジャンルのため、
- 接待
- 記念日
- インバウンド
などで利用されやすく、一定の市場規模を維持しています。
都道府県別|焼肉チェーン店舗数ランキング
※人口・外食需要ベースの推定
| 順位 | 都道府県 | 店舗数(目安) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 東京都 | 約1,200 | 都市型中心 |
| 2位 | 大阪府 | 約800 | 食文化強い |
| 3位 | 神奈川県 | 約700 | ファミリー需要 |
| 4位 | 愛知県 | 約600 | 郊外型強い |
| 5位 | 埼玉県 | 約550 | ロードサイド多い |
| 6位 | 千葉県 | 約500 | ファミリー層中心 |
| 7位 | 福岡県 | 約450 | 九州の中心 |
| 8位 | 兵庫県 | 約400 | 郊外型+都市型 |
| 9位 | 北海道 | 約350 | 札幌集中 |
| 10位 | 静岡県 | 約300 | ロードサイド型 |
焼肉チェーンは、郊外・ロードサイドに強いという特徴があります。そのため、東京のような都市部だけでなく、埼玉・千葉・愛知といった郊外エリアでも店舗数が多くなります。
特に焼肉きんぐ系の大型店舗は、駐車場付きの郊外立地が基本となるため、地方でも強いジャンルなのがポイントです。
焼肉・しゃぶしゃぶ業界の特徴と今後の動向
この業界の最大の特徴は、「食べ放題」を軸としたビジネスモデルが主流である点です。定額で満足感を得られる仕組みが、ファミリー層や若年層を中心に支持されています。
また、焼肉ライクのように一人利用に特化した業態も登場しており、従来の「複数人で楽しむ焼肉」から「個人利用」への広がりも見られます。さらに、しゃぶしゃぶチェーンの成長により、同じ食べ放題ジャンルの中での競争も激化しています。
今後は、価格だけでなく、サービスや体験、利用シーンに応じた差別化がより重要になっていくと考えられます。
まとめ|焼肉チェーン店 店舗数ランキング
焼肉・しゃぶしゃぶチェーンは、牛角を中心とした大規模チェーンと、焼肉きんぐのような成長ブランドが競争する構造となっています。店舗数では牛角がトップを維持しており、全国規模での展開力が強みです。
一方で、食べ放題モデルや個人向け業態、しゃぶしゃぶチェーンの拡大など、業界は変化を続けています。今後は、価格だけでなく体験やターゲットの違いによって、各チェーンの個性がより明確になっていくでしょう。