滋賀県のほぼ中央に位置する近江八幡市は、古くから農業を中心に栄えてきた地域で、豊臣秀次により築かれた城下町としても発展。陸上と湖上の交通の要所となり、今でも歴史ある町並みが残っています。
今回は、そんな近江八幡を巡る観光モデルコースと見どころ、近江八幡で行くべき観光スポットについて解説していきます。
近江八幡観光モデルコース
近江八幡観光モデルコースは以下の通りです。
✅近江八幡観光モデルコース
近江八幡の観光モデルコースは、観光案内所のある「白雲館」を拠点にして町並み散策や、「八幡堀」、「日牟禮八幡宮」、「八幡山城跡」と巡っていきます。
車でお越しの方は、日牟禮八幡宮の前にある「日牟禮八幡宮前駐車場」か「八幡公園駐車場」を利用できます。どちらも無料です。
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近江八幡の観光の見どころ
近江八幡の主要観光スポットは以下の通りです。
✅近江八幡の主要観光スポット
- 白雲館
- 日牟禮八幡宮
- 八幡山城跡
- 八幡堀めぐり
- かわらミュージアム
- 近江商人の町並み
- ヴォーリズ記念館
- 旧八幡郵便局
- ラ コリーナ近江八幡
近江八幡の観光の見どころは、1800年近くの歴史を誇る「日牟禮八幡宮」や、時代劇のロケ地としても知られる「八幡堀」と「水郷めぐり」、歴史ある街並み散策などがあります。
そのほか「ラ コリーナ近江八幡」も人気の観光スポットで、自然豊かな施設内で和菓子やバームクーヘンなどのスイーツやフードが楽しめます。
そのほか、近江八幡近郊の観光スポット・モデルコースは以下の記事で解説しているので合わせてご覧ください。
近江八幡で必ず行きたいの9つ観光スポット
では、ここからは上記モデルコースで行ける近江八幡の観光スポットをそれぞれ解説していきます。
白雲館
明治10年に八幡東学校として建築された白雲館は、当時のお金6千円で設立されたもので、貴重な擬洋風建造物です。近江商人が子どもの教育充実を図るため、その費用のほとんどが寄付で賄われました。
現在は観光案内所が設けられ、お土産や特産品も展示・販売されています。
白雲館
所在地/近江八幡市為心町元9-1
TEL/0748-32-7003
営業時間/9時~17時
定休日/年末年始
▶公式ホームページ
日牟禮八幡宮
八幡山の麓にある「日牟禮八幡宮」は、1800年近くの歴史を誇る古社で、古くから近江商人の信仰を集めてきました。
約4万4000平方メートルという広大な神域はエノキやムク、杉などの古木が生い茂り、その下を通り抜けて楼門をくぐると、拝殿・本殿が続きます。
社宝には、江戸時代に海外貿易に活躍した商人西村太郎右衛門が寄進したという「安南渡海船額」をはじめ、祭神である三神の木像などがあり、いずれも国指定の重要文化財になっています。
日牟禮八幡宮
所在地/近江八幡市宮内町257
TEL/0748-32-3151
営業時間/9:00~17:00
定休日/無休
▶公式ホームページ
八幡山城跡
八幡山城は、標高約272mの八幡山山頂にある山城跡で、安土城が落城してから3年後、豊臣秀吉の甥で養子であった秀次が築いたお城です。
現在は石垣を残すのみですが、本丸跡には秀次菩提寺の村雲御所瑞龍寺(むらくもごしょずいりゅうじ)が京都から移築されています。
また、山麓の秀次館跡からは金箔瓦が多数出土し、とくに秀次の馬印である沢瀉紋(おもだかもん)の飾り瓦が発見されるなど築城当時の豪華さが伺えます。
八幡山ロープウェー
所在地/近江八幡市宮内町
TEL/0748-32-0303
営業時間/9:00から17:00(上り最終16:30)
料金/おとな : 片道540円、往復950円
こども : 片道270円、往復480円
▶公式ホームページ
八幡堀めぐり
琵琶湖と繋がる八幡堀は、かつて商業用のものを運ぶ船が行き来し、近江商人の発展と城下町の繁栄に大きな役割を果たしました。
戦後は陸上交通の発展によって廃れましたが、近年になって、観光スポットとして整備され、船着き場などが復元されています。
観光ではそんな八幡堀を、昔ながらの屋形船でめぐるのが人気で、春には桜、夏には柳、秋には紅葉、冬には雪景色と、四季折々の情緒あふれる景色を和舟からゆったりと楽しめます。
八幡堀めぐり
所在地/近江八幡市多賀町743
TEL/0748-33-5020
営業時間/10:00~15:30(季節により異なる)
定休日/不定休
乗船料/大人 1,500円、小人 1,000円
▶公式ホームページ
かわらミュージアム
かわらミュージアムは、300年以上も続く八幡瓦の歴史を後世に正しく伝えるため、瓦づくりの道具や製品などを残していこうと建設された「瓦」の博物館です。
近江八幡は江戸時代中期初頭から瓦製造が地場産業として発展。館内には「八幡瓦」を中心に瓦作りの歴史や、日本各地・世界各地の瓦を展示しています。
かわらミュージアム
所在地/近江八幡市多賀町738-2
TEL/0748-33-8567
営業時間/9:00~17:00(入館は16:30)まで
定休日/月曜、年末年始、祝日の翌日、
料金/一般300円、小・中学生200円
▶公式ホームページ
近江商人の町並み(新町通り)
新町通りは、江戸から明治にかけて建てられた近江商人たちの住まいが残されている通りで、国の重要伝統的建造物保存地域に指定されています。
警察署や民家の建物を利用した郷土資料館や歴史民俗資料館、旧西川家住宅や旧伴家住宅などの近江商人の住宅が公開されています。
近江商人の町並み(新町通り)
所在地/近江八幡市新町
TEL/0748-33-6061(近江八幡駅北口観光案内所)
ヴォーリズ記念館
ヴォーリズ記念館は、キリスト教伝道のため明治38年(1905年)に来日したウィリアム・メレル・ヴォーリズの元邸宅で、現在は内部を公開し、遺品や資料を展示しています。
ヴォーリズは、英語教師として近江八幡に赴任し、その後全国で教会や学校、ホテルなど1600件にものぼる建物を設計。近江八幡市の名誉市民第一号にもなりました。
メンソレータム(現在はメンターム)で有名な近江兄弟社を創立・経営したことでも知られ、医療や教育、社会事業などの幅広い分野で活躍しました。記念館の内部見学は予約が必要です。
ヴォーリズ記念館
所在地/近江八幡市慈恩寺町元11
TEL/0748-32-2456
営業時間/10:00~16:00(要電話予約)
定休日/月曜日、祝日、その他不定休
料金/500円(高校生以下は無料)
▶公式ホームページ
旧八幡郵便局
旧八幡郵便局はウィリアム・メレル・ヴォーリズ氏の設計によって、1921年の大正時代に作られた建築物です。1960年まで郵便局として実際に利用されていました。
スパニッシュと和風折衷の寄棟屋根の町屋造りで、半回転窓やアーチ型扉など当時の面影を残しています。どなたでも見学可能(入館無料)で、館内には喫茶を併設。土日祝を中心に開館しています。
旧八幡郵便局
所在地/近江八幡市仲屋町中8
TEL/0748-33-6521
営業時間/11:00~17:00
開館日/土日祝・季節による不定休や特別開館あり
料金/無料
▶公式ホームページ
ラ コリーナ近江八幡
ラ コリーナ近江八幡は、近江八幡に本社を置く菓子店『たねや』のフラッグシップ店で、広々とした吹き抜け空間の1階に和・洋菓子の売場が並びます。
和菓子売場では、たねやの全商品を取り揃えるほか、職人が目の前でお菓子を仕上げる「できたて工房」を併設。バームクーヘンを使った新商品が登場する洋菓子売場は、クラブハリエ最大のバームクーヘン専門店です。
また、2階のカフェは自然を感じる開放的な空間で、焼きたてバームクーヘンやパン、軽食を提供しているほか、持ち帰り用のお菓子も販売しています。
ラ コリーナ近江八幡
所在地/近江八幡市北之庄町615-1
TEL/0748-33-6666
営業時間/9:00 ~ 18:00
(フードコート 10:00 ~ 17:00)
▶公式ホームページ
近江八幡の観光ガイドブック
近江八幡観光をもっと深く楽しみたい方には、以下の観光ガイドブックが役立ちます。これらのガイドブックは、モデルコースには含まれていない隠れた名所や地元ならではの体験情報も豊富に掲載されています。
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【近江八幡観光モデルコース】まとめ
今回は、近江八幡観光モデルコースについて解説してきました。
近江八幡は大阪から車で1時間30分ほどで行くことができる観光地です。時間があれば琵琶湖周辺の彦根や長浜、さらには北部の福井の名所も合わせて観光できるので、1泊2日、2泊3日での旅行もおすすめです。
近江八幡近郊の観光モデルコースは以下の記事で解説しているのでチェックしてみてください。
今回は以上です。近江八幡観光の参考になれば幸いです。