草津温泉は、標高1200mに広がる豊富な湯量と泉質のよさを誇る温泉地で、下呂温泉、有馬温泉と並び、日本三名泉の一つです。毎分3万2300ℓ以上の自然湧出量は日本一。優れた治癒効能を誇り、戦国時代には多くの武将が湯治に訪れました。
今回は、そんな草津温泉を車なし&日帰りで巡る観光モデルコースと見どころ、草津温泉で行くべき観光スポットについて解説していきます。
草津温泉の主要観光スポット
草津温泉の主要観光スポットは以下の通りです。
✅草津温泉の主要観光スポット
- 草津温泉湯畑
- 熱乃湯
- 草津山光泉寺
- 西の河原通り
- 西の河原公園
- 大滝乃湯
- 御座之湯
- 草津熱帯圏
草津温泉の主要観光スポットは、草津温泉のシンボル「湯畑」や、草津名物”湯もみと踊り”がショーとして見られる「熱乃湯」、食べ歩きが楽しめる「西の河原通り」、湧き出した温泉が川となって流れる「西の河原公園」などです。
日帰り温泉施設も充実しており、『大滝乃湯』『西の河原露天風呂』『御座之湯』が人気があるほか、白旗の湯、千代の湯、地蔵の湯など無料の共同浴場も利用できます。
▶日帰り入浴施設
▶草津温泉共同浴場
草津温泉観光モデルコース【車なし&日帰り】
草津温泉観光モデルコースは以下の通りです。
✅草津温泉観光モデルコース【車なし&日帰り】
草津温泉の観光モデルコースは、中心地にある湯畑とその周辺を散策してから、草津グルメの食べ歩きが楽しめる「西の河原通り」と湯の川が流れる「西の河原公園」を巡っていきます。
モデルコース詳細は以下の通りです。
草津温泉湯畑:
温泉街の中心に毎分約4,000リットルの源泉が湧出する湯畑
→ 徒歩約1分 →
熱乃湯:
江戸時代から伝わる「湯もみ」を体験できる観光施設
→ 徒歩約1分 →
草津温泉 御座之湯:
昔の湯治文化を現代に再現した共同湯
→ 徒歩約1分 →
草津山 光泉寺:
湯畑源泉を見下ろす高台にある真言宗豊山派の古刹
→ 徒歩約5分 →
西の河原通り:
草津温泉のメインストリート。食べ歩きが楽しめる
→ 徒歩約3分 →
片岡鶴太郎美術館:
アーティスト片岡鶴太郎氏の作品を展示する美術館
→ 徒歩約3分 →
草津温泉 西の河原露天風呂:
西の河原公園の一番奥にある大露天風呂。その広さは約500平方メートル
湯畑の西側には、日帰り入浴施設の「大滝乃湯」や、熱帯のジャングルを再現した動物園「草津熱帯園」があり、いづれも徒歩圏内です。
また、草津温泉までは東京から直行バスが運行しており、所要時間は約3時間30分で行くことができます。自由な観光を楽しみたいなら車・レンタカーがおすすめです。
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草津温泉近郊の観光スポット・モデルコースについては以下の記事で解説しています。
草津温泉で必ず行きたい10の観光スポット
では、ここからは上記モデルコースで行ける草津温泉の観光スポットをそれぞれ解説していきます。
草津温泉湯畑
温泉街の中心に位置する湯畑は、毎分4,000リットルの温泉が湧き出す草津温泉のシンボルです。古くは江戸時代に徳川の将軍が、ここから温泉を樽詰めにして江戸まで運ばせ入湯したと伝えられています。
湯畑の中には7本の湯樋(ゆどい)があり、樋に流しながら温度を下げ、各旅館の内湯や共同浴場へ送られます。豪快に流れ落ちる湯滝とその滝壺は淡いエメラルドグリーンに輝いています。
周囲には2箇所の足湯があるほか、飲食店やお土産店、旅館が軒を連ねます。周りを囲む石柱には志賀直哉、尾崎喜八、高村光太郎、竹久夢二、斎藤茂吉など、草津温泉に訪れた著名人の名前が刻まれてます。
草津温泉湯畑
所在地/群馬県吾妻郡草津町草津
TEL/0279-88-0800(草津温泉観光協会)
▶公式ホームページ
熱乃湯
熱乃湯は、草津温泉に江戸時代から伝わる「湯もみ」の見学や体験ができる観光施設です。揃いの装束に身を包んだ女性たちが唄う草津節に合わせ、長さ約1.8mの板でリズミカルに湯をかき回します。
「湯もみと踊りショー」は1日6回開催。所要時間は20分です。
熱乃湯
所在地/吾妻郡草津町草津414
TEL/0279-88-3613
営業時間/9:30、10:00、10:30、15:30、16:00、16:30
※イベント等により臨時休演になる時間帯あり
定休日/無休
料金/大人700円、小学生350円
▶公式ホームページ
草津山光泉寺
草津山 光泉寺は、奈良時代の高僧として有名な行基が開いたと伝わる真言宗の古刹です。行基が病人のために祈って杖を突いたところ、地面から温泉が湧き出し、そこに堂を立てたのが寺の始まりといわれています。
薬師如来を御本尊とし、古くから日本三大温泉薬師の一つです。境内には「遅咲き如来」を祀り、「遅咲きみくじ」や「遅咲きお守り」が観光客に人気です。
草津山光泉寺
所在地/吾妻郡草津町草津甲446
TEL/0279-88-2224
営業時間/境内自由
▶公式ホームページ
西の河原通り
西の河原通りは、湯畑から西の河原公園方面へ延びる草津温泉街のメインストリートです。名物の温泉まんじゅうをはじめ、温泉卵やご当地ソフトクリーム、串焼きなどのお店が立ち並び、食べ歩きやお風呂上りの散策を楽しめます。
西の河原通り
所在地/宇都宮市本丸町1-15
TEL/028-632-2529 (宇都宮市公園管理課)
営業時間/9:00~19:00
休館日/年末年始
▶公式ホームページ
片岡鶴太郎美術館
片岡鶴太郎美術館は、平成10年(1998)に草津ホテルの付帯施設として開館した美術館です。エンターティナーや俳優としてテレビを中心に活躍している片岡鶴太郎の作品約120点を常時展示しています。
片岡鶴太郎美術館
所在地/草津町草津479
TEL/0279-88-1011
営業時間/8:00~17:00 ※最終入館受付16:30
定休日/木曜日
料金/一般600円、中・高校生300円、65歳以上500円
▶公式ホームページ
西の河原公園
西の河原公園は、河原のあちこちから毎分1,400リットルの温泉が湧き出す、湯けむり漂う散歩エリアです。温泉は湯の川となって流れ出し、付近一帯は上信越高原国立公園の特別地域に指定されています。
また公園内には日帰り温泉施設「西の河原露天風呂」があり、男女合わせると500㎡という日本でも有数の圧倒的なスケールと、四季折々の自然を360°感じられる開放感での入浴が楽しめます。
西の河原露天風呂
所在地/吾妻郡草津町大字草津521-3
TEL/0279-88-6167
営業時間/7:00~20:00 (4~11月)
9:00~20:00 (12~3月)
定休日/年中無休 (点検休みあり)
料金/大人 600円、子供 300円
▶公式ホームページ
白旗の湯
白旗の湯は、湯畑の目の前に位置する草津温泉内で最も大きな共同浴場です。源泉は独自の「白旗源泉」で、2つある浴槽で草津温泉をじっくり堪能できます。
白旗の湯
所在地/吾妻郡草津町草津417-1
TEL/0279-88-7182(草津町役場温泉課)
営業時間/5:00~23:00(午前中に清掃時間有り)
定休日/無休
料金/無料
▶公式ホームページ
御座之湯
御座之湯は、江戸~明治にかけて湯畑の周りにあった共同湯の一つを再建した入浴施設です。杉板を使用したとんとん葺きの屋根を特徴とし、漆喰の壁からも当時の趣が漂います。
浴室は木にこだわった「木之湯」と、重厚な御影石の「石之湯」があり、日替わりで男女交代制。各浴室には湯畑源泉、万代源泉を使用しています。
御座之湯
所在地/吾妻郡草津町草津421
TEL/0279-88-9000
営業時間/7:00~21:00
定休日/なし
料金/大人600円、子供300円
▶公式ホームページ
大滝乃湯
大滝乃湯は、美人の湯として有名な煮川源泉を使用している日帰り温泉施設です。
大浴場、露天風呂、サウナのほか、湯温の異なる浴槽を低温から高温に順に入る「合わせ湯」があり、浴槽は全て源泉かけ流しとなっています。休憩所、食事処、喫茶コーナーもあります。
大滝乃湯
所在地/吾妻郡草津町大字草津596-13
TEL/0279-88-2600
営業時間/9:00~21:00(最終入館は20:00まで)
定休日/無休
料金/大人980円、子供450円
▶公式ホームページ
草津熱帯圏
草津熱帯圏は、日本一高い標高にある動物園です。4mのワニやカピバラ、マーモセット、キツネザルなど、250種類約1000頭の動物が飼育されています。
高さ15mの大ドームは、温泉熱を利用して熱帯のジャングルを再現。ドーム内には、3層になった迷路のような通路が巧みに通り、熱帯の動物たちを、いろいろなアングルから観ることができます。
草津熱帯圏
所在地/吾妻郡草津町大字草津286
TEL/027-988-3271
営業時間/8:30~17:30(入館は17:00まで)
定休日/なし
料金/大人1,100円、高校生800円、小人(4才以上)700円
▶公式ホームページ
草津温泉の観光ガイドブック
草津温泉の観光をもっと深く楽しみたい方には、以下の観光ガイドブックが役立ちます。これらのガイドブックは、モデルコースには含まれていない隠れた名所や地元ならではの体験情報も豊富に掲載されています。
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草津温泉観光で人気の宿泊施設
草津温泉の観光を満喫するためには、快適な宿泊が欠かせません。ここでは、モデルコースに最適な立地の宿泊施設をいくつかご紹介します。
草津温泉 ホテル一井
草津温泉のホテル一井は、創業三百余年、江戸時代から愛され続けてきた草津で「湯畑」に一番近いホテルです。本館・別館・西館の3つの館があり、湯畑が望める部屋は本館の23室のみで最も人気の高い客室となっています。
フロントのある3階から1階におり出口を出れば、湯畑がすぐ目の前に広がっており、たちこめる硫黄の香りと湯けむりが幻想的です。
ラビスタ草津ヒルズ(共立リゾート)
2021年9月にグランドオープンした「ラビスタ草津ヒルズ」は、草津温泉街を見下ろす高台に位置する欧風リゾートホテルです。館内は姉妹都市のドイツを彷彿とさせるインテリアに彩られた空間で、ドイツの「グリム童話」のテイストを取り入れた客室は、全室天然温泉露天風呂付きです。
最上階には眺望温泉浴場と4つの趣きの異なる無料貸切風呂を完備。最上階ラウンジでは湯上り生ビールや軽食など時間に合わせた無料サービスも充実しています。
レストラン「マノス」では地元の旬菜や厳選食材を用いた洋食コース料理を、朝食は地場の食材や新鮮野菜をとり入れたビュッフェを堪能できます。
湯宿 季の庭(共立リゾート)
草津温泉の中心街から少し離れた高台に建つ「湯宿 季の庭」は、全64室すべてに温泉露天風呂付きの癒しの湯宿です。寝室と居室を設けたゆとりある空間で天然温泉を存分に満喫できます。
お風呂は泉質の異なる2つの源泉からなる2ヵ所の大浴場など、合わせて23種類のお風呂をご用意。3つの無料の貸切露天風呂もあり、宿内でも草津温泉の湯めぐり気分を味わえます。夕食は月替わりの和会席にておもてなし。間仕切りのあるお席にて贅を尽くした食事を堪能できます。
草津観光で人気のホテル・旅館は以下リンクもチェックしてみてください。
【草津温泉観光モデルコース】まとめ
今回は、草津温泉を車なし&日帰りで巡る観光モデルコースについて解説してきました。
草津温泉のある群馬県にはこのほかに、伊香保温泉や四万温泉などの有名温泉地があり、観光では富岡製糸場や鬼押出し園、隣県に軽井沢や志賀高原など2泊3日でも充実した旅行が楽しめます。
観光モデルコースは以下の記事で解説しているので合わせてチェックしてみてください。今回は以上です。草津温泉観光の参考になれば幸いです。