四国には、日本100名城に選ばれているお城が9城あります。
そのうち4城は「現存12天守」に数えられる貴重な城で、城好きにとっては全国でも屈指の制覇エリアです。
四国の100名城は4県にまたがって点在しているため、効率よく回るには「順番」と「移動手段」が重要になります。
この記事では、
- 四国100名城の一覧
- 最短で巡るルートと順番
- 2泊3日の具体的モデルコース
- 車なしで回れるのか?
- 宿泊エリアの選び方
まで、実際に旅を計画できるレベルで詳しく解説します。
四国 全9城一覧|日本100名城&現存12天守
四国には日本100名城が9城あります。
そのうち5城が愛媛県に集中しています。
- ■ 高知県
- 高知城(現存12天守)
- ■ 愛媛県
- 今治城
- 松山城(現存12天守)
- 湯築城
- 大洲城
- 宇和島城(現存12天守)
- ■ 香川県
- 丸亀城(現存12天守)
- 高松城
- ■ 徳島県
- 徳島城
大洲城・宇和島城・今治城は、「築城三名人」の一人に数えられる戦国武将 藤堂高虎が築いた城として知られています。
また、四国にある現存12天守は高知城・宇和島城・松山城・丸亀城の4城です。
高松城・徳島城・湯築城は現在は城跡となっており、公園として整備されています。
【2泊3日】四国100名城を巡るモデルコース
ここからは、四国100名城を実際に回ることを想定した現実的な2泊3日プランを紹介します。
出発は徳島想定(本州から入りやすい王道ルート)です。
✅四国100名城を巡るモデルコース
四国100名城の基本ルートは、徳島城からスタートし、
香川県の高松城・丸亀城を巡って瀬戸内海沿いを西へ進みます。
その後、愛媛県の5城を順番に攻略し、宇和島城から山間部を越えて高知城へ向かいます。
宇和島から高知までは車で約2時間半。
高知城の見学後、徳島市内へ戻る場合、
総走行距離はおよそ650km、運転時間は約11時間になります。
四国をほぼ一周する行程となるため、計画的な移動が重要です。
✅本州(広島方面)から入る場合のルート
本州方面からしまなみ海道を利用する場合は、今治城を起点にするルートも効率的です。
今治城から愛媛5城をまとめて巡り、その後に高知城へ。
さらに香川・徳島と東へ戻る形で一周することも可能です。
出発地によって、時計回り・反時計回りのどちらでも組み立てられます。
飛行機でお越しの方は、乗り捨てできるレンタカー利用がおすすめです。

四国外から訪れる場合は、航空券と宿をまとめて予約できる楽天トラベルの「楽パック」を利用すると移動計画が立てやすくなります。
松山空港・高知空港・徳島阿波おどり空港発着のプランも充実しており、日程に合わせて自由に組み合わせ可能です。
【四国の日本100名城】城めぐりモデルプラン
四国の日本100名城をすべて巡るには、最低でも2泊3日は必要です。
以下は代表的なモデルプランです。
▶ 道後温泉に泊まるプラン
- 【1日目】徳島城 → 高松城 → 丸亀城 → こんぴら温泉郷泊
- 【2日目】今治城 → 松山城 → 湯築城 → 道後温泉泊
- 【3日目】大洲城 → 宇和島城 → 高知城
観光と温泉を楽しみながら巡るバランス型プランです。城巡りのハイライトである松山城のあとに温泉街を楽しめるのが大きな魅力です。観光気分も満喫できます。
ただ、宇和島〜高知間は距離があり移動時間がかかるため、最終日はやや長距離移動になります。
▶ 宇和島に泊まる効率重視プラン
- 【1日目】徳島城 → 高松城 → 丸亀城 → こんぴら温泉郷泊
- 【2日目】今治城 → 松山城 → 大洲城 → 宇和島城 → 宇和島泊
- 【3日目】高知城
移動効率を重視するならこちらがおすすめ。2日目に愛媛県内の4城を一気に回ります。これにより、「宇和島〜高知」の長距離移動を朝イチに回し、最終日は高知城をじっくり見学する余裕があります。
1日目|徳島 → 香川 → こんぴら温泉郷(約120km)
徳島城と高松城は城跡なので、1日目の見どころは現存12天守の丸亀城です。
午前:徳島城
天守はありませんが、石垣と徳島城博物館が見どころ。
見学時間は45分〜1時間ほど見ておきましょう。
↓ 約1時間移動
昼:高松城
海水を引き込んだ堀を持つ「海城」で、玉藻公園として整備されています。
庭園散策含め約1時間。
↓ 約40分移動
午後:丸亀城
現存12天守の一つ。
急勾配の坂道が続くため、往復で30分ほど余裕を持ち、見学は約1時間。
初日は移動距離が短めで、余裕を持って回れます。
城巡りの一日を終えたら、歴史あるこんぴら温泉郷への宿泊がおすすめ。
温泉は”美人の湯”とも呼ばれる名湯です。
なかでも評価が高いのが「紅梅亭」。多彩な露天風呂を備えた湯処が自慢です。参拝の利便性を重視するなら、表参道にほど近い「桜の抄」がおすすめ。
「琴参閣」は食事の質・量ともに満足度が高い大型旅館として人気があり、「御宿 敷島館」は、全館畳敷きの和の空間と貸切風呂が、カップルや夫婦旅にも支持されています。
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2日目|愛媛 今治→松山→道後温泉(約160km)
2日目は、愛媛県の今治城→湯築城→松山城を巡っていきます。
走行距離は香川のこんぴら温泉からスタートしておよそ160㎞、3時間の道のりです。
午前:今治城
朝は瀬戸内沿いを西へ移動し、今治城から。
海水堀と復興天守が特徴。見学約45分。
↓ 約1時間
昼:松山城
ロープウェイまたはリフトで山頂へ向かいます。
待ち時間+天守内部+城郭散策で1時間半〜2時間確保が必須。
↓ 徒歩圏
午後:湯築城
徒歩圏にある湯築城も続けて攻略。
資料館中心で30〜40分ほど。
↓ 徒歩圏
道後温泉宿泊(観光満足度重視)
松山観光をゆったり楽しみ、道後温泉泊。
この場合、大洲城・宇和島城は翌朝に回す形になります。
温泉旅情を重視するならこのプランが最適です。
道後温泉は、「日本書記」にも登場するわが国最古といわれる温泉です。
なかでも評価が高いのが、創業390年以上を誇る道後屈指の老舗「ふなや」。同じく老舗として人気なのが館内に能舞台を備える「大和屋本店」です。
レトロな雰囲気でバイキングを楽しみたいなら「ホテル椿館」。建築美とデザイン性を重視するなら「道後舘」。家族旅行や湯めぐりを満喫するなら「道後プリンスホテル」も選択肢に入ります。
旅のスタイルに合わせて選ぶと失敗が少ないでしょう。
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3日目|大洲 → 宇和島 →高知(約225km)
3日目は、愛媛県の大洲城→宇和島城→高知城を巡っていきます。
走行距離は道後温泉からスタートしておよそ225㎞、約4時間の道のりです。
午前:大洲城
木造復元天守。約1時間。
↓ 約1時間
昼:宇和島城
現存天守。山上まで15〜20分ほど坂を登ります。約1時間。
↓ 高知へ山越え移動 約2.5時間
午後:高知城
現存天守+本丸御殿が残る全国的にも貴重な城。
見学は1〜1.5時間。
その後、徳島へ戻る場合は約2時間半。
高知泊も選択肢です。
↓ 徳島へ約2.5時間
これで四国100名城制覇。
宇和島泊の場合
移動効率を重視する方は、2日目を宇和島で宿泊。
翌日、午前中に高知城を観光すれば、帰宅時間を長く確保できます。
■ 移動効率最優先 → 宇和島泊
■ 旅情・温泉重視 → 道後温泉泊
宇和島では駅周辺のシティホテルが便利です。
四国100名城は車なしで回れる?
四国100名城は、公共交通だけでも巡ることは可能です。
ただし、2泊3日ではかなり厳しく、現実的には3泊4日以上が必要になります。
最大のハードルは、愛媛南部の宇和島と高知の移動区間です。
宇和島〜高知間は直通列車・高速バスがなく、
一度松山へ出てから高知へ向かうのが一般的なルートになります。
短期間で効率よく巡るなら、レンタカーが最も時間を有効活用できる方法です。
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四国の日本100名城|各城の見どころ
ここからは、四国にある日本100名城9城をそれぞれ簡潔に解説します。
城めぐりの際に「どこに時間をかけるべきか」の参考にしてください。
徳島城跡(徳島県)
徳島城は、1585年に阿波国を治めた蜂須賀家の初代藩主・蜂須賀家政によって築かれました。明治維新まで約300年にわたり、阿波の政治の中心となった城です。
標高61.7mの城山に築かれた平山城で、本丸を中心に表御殿や西の丸御殿が配置されていました。現在は城跡として整備され、表御殿庭園が残されています。
最大の見どころは石垣。築城当初のものと後世に改修された石垣が混在しており、時代ごとの積み方の違いを一度に見られる貴重な城跡です。これも日本100名城に選ばれた理由のひとつとされています。
現在は徳島中央公園として整備され、徳島城博物館、復元された鷲の門、木橋に架け替えられた数寄屋橋なども見学できます。JR徳島駅から徒歩約10分とアクセスも良好です。
徳島中央公園(徳島城跡)
所在地/徳島県徳島市徳島町城内1番外
TEL/088-621-5295(徳島市公園緑地課)
開園時間/入園自由
交通アクセス/JR徳島駅から徒歩10分
▶公式ホームページ
史跡高松城跡・玉藻公園(香川県)
高松城は、讃岐国を治めた生駒家、のちに高松藩主・松平家の居城でした。現在は玉藻公園として整備されています。
瀬戸内海の海水を堀に引き込んだ「海城」で、日本三大水城のひとつに数えられます。潮の干満によって水位が変わる堀は全国的にも珍しい構造です。
園内には、国の重要文化財に指定されている艮櫓・月見櫓・水手御門・渡櫓が現存。さらに、迎賓館として使用された披雲閣や、その庭園(国の名勝)も見どころです。
史跡高松城跡・玉藻公園
所在地/高松市玉藻町2-1
TEL/087-851-1521
営業時間/東門
[4月-9月]7:00-18:00
[10月-3月]8:30-17:00
西門は日の出~日没まで
定休日/12月29日~31日
入園料/大人(16歳以上)200円
交通アクセス/JR高松駅徒歩約3分
▶公式ホームページ
丸亀城(香川県)
丸亀城は、標高約66mの亀山に築かれた平山城で、現存十二天守のひとつです。1597年、生駒親正によって築かれました。
現存する三重三階の天守は、四国で最も古い木造天守であり、現存天守の中では日本一小さいことで知られています。小ぶりながらも堂々とした姿が魅力です。
また「石垣の名城」として全国的に有名で、自然石を活かした野面積みから、端正な算木積み、そして上部へ向かって反り上がる「扇の勾配」と呼ばれる美しい曲線は必見です。
JR丸亀駅から徒歩約15分。天守までは坂道が続くため、歩きやすい靴で訪れるのがおすすめです。
丸亀城
所在地/香川県丸亀市一番丁
TEL/0877-22-0331
営業時間/
天守 9:00~16:30(入館は16時まで)
大手一の門 10:00~16:00
定休日/天守:無休
料金/天守のみ 大人200円
交通アクセス/JR丸亀駅徒歩約15分
▶公式ホームページ
今治城(愛媛県)
今治城は、関ヶ原の戦いの功績により伊予半国20万石を与えられた藤堂高虎が築いた大規模な平城です。
瀬戸内海に面し、海水を引き入れた広大な堀と城内港を備える構造から、日本三大海城のひとつに数えられます。築城名人として知られる藤堂高虎の代表作のひとつです。
明治維新後に建物の多くは失われましたが、1980年以降に天守や櫓、鉄御門などが復元されました。現在は内部が博物館となっており、城の歴史資料を見学できます。
天守最上階からは、来島海峡大橋や瀬戸内海の多島美を一望でき、景観も大きな魅力です。JR今治駅から徒歩約20分です。
今治城
所在地/愛媛県今治市通町3-1-3
TEL/0898-31-9233
営業時間/9:00~17:00(入館16:30まで)
休業日/12月29日~12月31日
観覧料金/一般520円
交通アクセス/JR今治駅徒歩約20分
▶公式ホームページ
湯築城跡(愛媛県)
湯築城は、中世伊予の守護・河野氏の居城だった平城です。戦国時代中頃の大規模な堀や土塁が良好な状態で残る、全国的にも貴重な中世城郭遺構として知られ、日本100名城に選ばれています。
現在は道後公園として整備され、復元された武家屋敷や資料館、土塁展示室などで当時の城の構造を学ぶことができます。山頂の展望台からは松山市街を一望できます。
春は桜の名所としても人気があり、散策しながら中世城郭の雰囲気を体感できる城跡です。
湯築城資料館
所在地/愛媛県松山市道後公園内
TEL/089-941-1480
営業時間/9:00~17:00(資料館のみ)
休業日/月曜日(祝日の場合は翌日)、12/29~1/3
交通アクセス/道後公園駅よりすぐ
▶公式ホームページ
松山城(愛媛県)
松山城は、関ヶ原の戦いで功績を挙げた加藤嘉明が1602年から約25年かけて築いた城です。標高132mの勝山山頂に築かれた連立式天守は、防御性に優れた構造で「難攻不落の城」とも称されます。
現存十二天守のひとつで、日本100名城にも選定。さらに「日本さくら名所100選」「日本の歴史公園100選」にも選ばれている、四国を代表する名城です。
本丸へは4つの登城道があり、8合目付近まではロープウェイやリフトも利用可能。体力や時間に応じてアクセスを選べるのも魅力です。
松山城ロープウェイ
所在地/愛媛県松山市丸之内
TEL/089-921-4873
営業時間/8:30~17:30(季節により異なる)
天守:9~17時(札止16:30)
休業日/無休(天守のみ12月第3水曜)
料金/大人往復520円、片道270円
天守観覧料金:大人520円
交通アクセス/大街道より徒歩5分
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大洲城(愛媛県)
大洲城は、鎌倉時代末期に宇都宮豊房によって築かれたと伝わる城です。その後、藤堂高虎らの改修を経て近世城郭として整備され、伊予大洲藩の中心として城下町とともに発展しました。
明治時代に天守は解体されましたが、2004年に木造で復元。古写真や江戸期の「天守雛形」など豊富な資料をもとに、当時の姿を忠実に再現した復元天守として高い評価を受けています。
江戸時代から残る台所櫓・南隅櫓など4棟は国の重要文化財に指定。日本100名城のひとつにも数えられています。
さらに近年、大きな話題となっているのが「キャッスルステイ(城泊)」です。
2020年からスタートしたこの取り組みでは、復元された木造天守に実際に宿泊することが可能。
1日1組限定・1泊約100万円以上という超高額プランながら、藩主の入城を再現した歓迎演出や鉄砲隊による祝砲、夜の天守貸し切りなど、殿様気分を味わえる特別体験として国内外の富裕層から注目を集めています。
大洲城
所在地/愛媛県大洲市大洲903
TEL/0893-24-1146
営業時間/9:00~17:00(札止16:30)
料金/大人550円、小人220円
交通アクセス/JR伊予大洲駅徒歩約25分
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宇和島城(愛媛県)
宇和島城は、築城の名手・藤堂高虎が1596年から築いた近世城郭です。のちに伊達政宗の長子・伊達秀宗が入城し、以後は宇和島伊達家の居城となりました。
現在の天守は2代藩主・宗利が1666年頃に建てたもので、現存十二天守のひとつ。国の重要文化財にも指定されています。
巨大な石垣と急な石段を登った先に、三層三階の天守が現存している姿は圧巻。内部は木造の趣が色濃く残り、最上階からは宇和島湾と城下町を一望できます。
規模は比較的コンパクトですが、現存天守ならではの雰囲気をじっくり味わえる城です。
宇和島城
所在地/愛媛県宇和島市丸之内1
TEL/0895-49-7033
営業時間/3~10月 6:00~18:30(11~2月は~17時)
[天守]3~10月 6:00~17:00(11~2月は~16時)
料金/大人200円、小・中学生 無料
交通アクセス/宇和島駅徒歩10分
▶公式ホームページ
高知城(高知県)
高知城は、土佐藩初代藩主・山内一豊によって1603年に築かれました。城下町の大火で多くを焼失しましたが、1753年に再建され、現在の姿となっています。
四重六階の望楼型天守と本丸御殿(懐徳館)がともに現存し、本丸建物群がほぼ完全な形で残る日本唯一の城郭です。現存十二天守のひとつで、建造物は国の重要文化財に指定されています。
天守と追手門を一枚の写真に収められる構図も人気で、追手門前は定番の撮影スポット。周辺には板垣退助像や山内一豊夫妻の像もあり、城下町散策も楽しめます。
四国城巡りの締めくくりにふさわしい、完成度の高い名城です。
高知城
所在地/高知県高知市丸の内1-2-1
TEL/088-824-5701(高知城管理事務所)
営業時間/9:00~17:00 (最終入館16:30まで)
休館日/12月26日~1月1日
料金/高知公園無料 散策自由
天守:大人420円(18歳以上) 18歳未満無料
▶公式ホームページ
まとめ|四国の日本100名城 城めぐりルート
今回は四国にある日本100名城&現存12天守を巡るルートについて解説してきました。
四国の日本100名城は、
- 現存天守4城
- 海城・山城・平城のバランス
- 一周型ルート
という全国でも屈指の城巡りエリア。
順番を間違えると移動が非効率になりますが、
計画的に移動すれば最短2泊3日で制覇可能です。
さらに、四国には魅力的な観光地がたくさんあるので、日本100名城と併せて訪れてみてください。
























