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【熊野三山観光モデルコース】日帰りで巡る10の観光スポット

近畿地方の観光地

紀伊半島の南部は、神々の霊が隠れ籠る独自の聖域をなし、古来より「熊野」と総称されています。そして、”熊野三山”とは本宮・新宮・那智の3つの聖地のこと。自然崇拝を起源に神道、仏教、修験道の一大聖地として信仰を集めました。

2004年には「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録され、熊野古道巡礼の道を歩く外国人観光客が増加するなど海外からも注目を集めています。

今回は、そんな熊野三山を日帰りで巡る観光モデルコースと見どころ、熊野三山で行くべき観光スポットについて解説していきます。

熊野三山の主要観光スポット

熊野三山の主要観光スポットは以下の通りです。

熊野三山の主要観光スポット

  • 熊野本宮大社
  • 湯の峰温泉 つぼ湯
  • 熊野速玉大社
  • 熊野那智大社
  • 那智の滝
  • くじらの博物館

熊野三山の主要観光スポットは、熊野三山である熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社と、約1800年前に発見されたという日本最古の「湯の峰温泉」世界遺産の名湯「つぼ湯」熊野古道の散策などがあります。

そのほか、熊野三山南部の太地町は、黒潮とクジラ古式捕鯨発祥の町として有名で、くじらに関する資料を展示している「くじらの博物館」は世界一のスケールです。熊野三山と合わせての観光が楽しめます。

熊野三山観光モデルコース【日帰り】

続いて、熊野三山を巡る観光モデルコースを解説していきます。

熊野三山観光モデルコースは以下の通りです。

✅熊野三山観光モデルコース

熊野三山の観光モデルコースは、和歌山県の西側、白浜エリアから出発して国道311号線を通り、「熊野古道館」や道の駅に立ち寄りながら「熊野本宮大社」を目指します。

熊野三山は熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社の順に参拝することが正式とされており、このルートは最も多くの参詣者が利用してきた「中辺路(なかへち)」と呼ばれる熊野参詣道に沿って移動しています。

熊野三山での移動方法は、路線バスや周遊バスも運行しています。なかでも南海バス悠遊フリー1日乗車券(3,000円)」を利用すればお得に周遊できます。

さらに、短時間で充実した旅行にするなら車・レンタカー移動がおすすめです。

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また、熊野観光での宿泊は「紀伊勝浦温泉」が人気があります。170以上もの泉源を持ち、白浜と並ぶ南紀の代表的な温泉地です。詳細は以下リンクをチェックしてみてください。

そのほか、熊野三山のある和歌山県には白浜温泉や高野山など魅力的な観光地がたくさんあります。観光モデルコースは以下の記事で解説しているので合わせてご覧ください。

熊野三山で必ず行きたい10の観光スポット

では、ここからは上記モデルコースで行ける熊野三山の観光スポットをそれぞれ解説していきます。

熊野古道館

熊野古道館は、中辺路の観光案内と歴史紹介を兼ねた休憩施設です。旧中辺路町内にある熊野古道の12の王子社にちなんで、12角形の建物になっています。

中辺路を紹介する映像や熊野古道に関する資料、滝尻王子社の所蔵品などを展示しているほか、平安衣装の貸し出しもあり、滝尻王子の前で記念撮影できる平安衣装体験が楽しめます。

熊野古道館
所在地/田辺市中辺路町栗栖川1222
TEL/0739-64-1470
営業時間/9:00~17:00
定休日/12月29~31日
公式ホームページ

道の駅 奥熊野古道ほんぐう

「道の駅 奥熊野古道ほんぐう」は、熊野三山めぐりの拠点として、観光情報の発信や地元食材を生かしたレストラン、お土産の販売を行っています。

店内には中で購入した弁当を食べられるイートインコーナー(10~17時)も設けられているほか、地酒の販売も充実しています。

道の駅 奥熊野古道ほんぐう
所在地/田辺市本宮町伏拝904-4
TEL/0735-43-0911
営業時間/9:00~18:30
公式ホームページ

湯の峰温泉 つぼ湯

「湯の峰温泉」は、約1800年前に発見されたという日本最古の温泉です。熊野へ詣でる前に、人々はここを湯垢離場(ゆごりば)として身を清め、長旅の疲れを癒したとされています。

1日の内に7度も色を変えるといわれる天然温泉の岩風呂「つぼ湯」は、熊野信仰との関わりが強く、浴場では唯一の世界遺産として登録されています。

また餓鬼病となった小栗判官がこの湯に浸かり、死の淵から息を吹き返したという伝説も有名。入浴の際は、湯の峰温泉公衆浴場で申し込みが必要で、番号札をもらい、30分ごとに交代します。

そのほか、川沿いには湯筒があり、ゴポゴポと湧き出る90度の熱湯で卵や野菜を茹で、温泉卵などを楽しむ事ができます。(6:00~21:00、卵と野菜は土産物店等で購入可能)

つぼ湯
所在地/田辺市本宮町湯峯110
TEL/0735-42-0074
営業時間/6:00~21:00 ※受付は20:30
定休日/なし
※つぼ湯は男女混浴風呂 30分交替制
料金/大人 800円、12才未満 400円
公式ホームページ

熊野本宮大社

熊野参詣道のなかでも多くの人々がたどった「中辺路」を歩き、難行苦行の道のりを終え最初にたどり着くのが熊野本宮大社です。

新宮・那智とともに全国に3000社以上ある熊野神社の総本宮で、熊野三山の中でもとりわけ古式ゆかしい雰囲気を漂わせています。

桧皮葺きの社殿は威厳に満ちていながら、訪れる人を優しく包み込むような温かさがあり、後鳥羽上皇のお供でここを訪れた藤原定家は、『名月記』において「感涙禁じ難し」と心境を記しています。

主祭神は家都美御子大神(けつみこのおおかみ)。元の社殿は3つの川の合流点の中州にありました。かつて社殿が鎮座した場所は大斎原(おおゆのはら)と呼ばれ、高さ34mの日本一大きな鳥居がそびえています。

熊野本宮大社
所在地/田辺市本宮町本宮
TEL/0735-42-0009
営業時間/8:00~17:00
公式ホームページ

熊野古道

「熊野古道」は、古来より先人たちが歩んだ参詣道で、「熊野三山」の3つの大社へと繋がっています。

その熊野古道を気軽に体験できるのが、「発心門王子(ほっしんもんおうじ)」から熊野本宮大社へのコースで、熊野本宮大社の神域の入口とされています。

美しい山里の集落をたどるように古道が残り、上り下りも緩やかで熊野古道のなかでも人気No.1。語り部や「熊野セラピスト」が案内するウォーキングツアーも開催されています。▶コースマップ詳細

距離は約7km、所要時間は約2.5時間~約3.5時間です。本宮大社前から路線バスが運行しています。※10月~5月に歩く方は日暮れが早いので注意。▶バス時刻表

熊野速玉大社

熊野速玉大社は、神倉山の神倉神社に降り立った熊野の神々を祀るため、128年の景行天皇の時代に社殿が造られたと伝えられています。神倉山の元宮に対し、熊野速玉大社は新宮と呼ばれています。

主祭神は熊野速玉大神と熊野夫須美大神の夫婦神。壮麗で美しい朱塗りの社殿は、鎌倉時代に描かれた「熊野曼荼羅」の世界を再現しています。

社殿下の広場から眺める市街地と熊野灘の美しい眺めは、新宮市随一のビュースポットです。

また、境内には天然記念物に指定される樹齢1000年のナギの巨木があり、海上安全や良縁結びのご利益があるといわれています。神宝館には、約1,200点の国宝が保管されています。

熊野速玉大社
所在地/新宮市新宮1
TEL/0735-22-2533
営業時間/日の出~日没(授与所は8~17時)
定休日/無休
公式ホームページ

神倉神社

神倉神社は、熊野速玉大社の摂社で神倉山(標高120m)の断崖絶壁に鎮座しています。

熊野三山に祀られる熊野権現が降臨した聖地と伝えられ、神倉山の中腹にある天磐盾(ゴトビキ岩)を御神体として祀っています。

山上へは、鳥居が立つ山麓から、源頼朝が寄進したと伝わる583段の石段を登る必要があり、垂直に近いような傾斜なので注意が必要です。女坂と呼ばれる緩やかな迂回コースもあります。

神倉神社
所在地/新宮市神倉1-13-8
TEL/0735-22-2533(熊野速玉大社)
営業時間/境内自由
公式ホームページ

熊野那智大社

熊野那智大社は、那智山の中腹に鎮座し、那智大滝に対する原始の自然崇拝を祭祀の起源とする神社です。隣接する那智山青岸渡寺とともに熊野信仰の中心地とされ、現在も厚い信仰を集めています。

滝の神様と熊野の神々はもともと、那智の滝の近くに祀られていましたが、仁徳天皇5年(317年)に現在の場所に社殿を創建し、遷されたとされています。

主祭神の夫須美神は伊弉冉尊(いざなみのみこと)ともいい、万物の生成・育成を司るとされ、農林・水産・漁業の守護神、また縁結びの神様として崇められています

境内には、神武天皇を大和(現在の奈良県)に導いた三本足の烏 「八咫烏(やたがらす)」が大任を終えて石になったといわれる「烏石」や、樹齢約850年の大楠があります。大楠の根元には空洞があり、無病息災を願って「胎内くぐり」をする事ができます。

熊野那智大社
所在地/東牟婁郡那智勝浦町那智山1
TEL/0735-55-0321
参拝時間/7:00~16:30
公式ホームページ

那智の滝

「那智の滝」は那智山の奥山、大雲取山から流れ出る本流にいくつもの流れが重なり合い、原生林を切り裂くように落下している落差133m、滝壺の水深10mにも及ぶ大滝です。

日本3大名瀑の一つで、落差は日本一。「日本の滝100選」や「日本の音風景100選」にも選定されています。

那智原始林に点在する「那智四十八滝」の一の滝として、約1300年前から滝行が行われてきた修業の現場でもあります。また、延命長寿の御利益があるとされる御神水が湧いており、滝壺の清水を味わうこともできます。

那智の滝
所在地/東牟婁郡那智勝浦町那智山
TEL/0735-55-0321
公式ホームページ

くじらの博物館

クジラの博物館は、古式捕鯨発祥の地として有名な太地町(たいじちょう)にある世界一のスケールを誇る鯨専門の博物館です。

館内では太地町の400年以上に及ぶクジラとの関わりや、鯨類骨格標本、古式捕鯨に用いられた道具・ジオラマ、近代捕鯨の銛や大砲、キャッチャーボート模型などおよそ1,000点に及ぶ貴重な資料を展示しています。

また、海を区切って作った自然プールやショープールでは数種類の鯨類を飼育しており、ショーの他、さまざまなふれあいイベントも実施しています。

くじらの博物館
所在地/東牟婁郡太地町太地2934-2
TEL/0735-59-2400
営業時間/8:30~17:00
定休日/年中無休
料金/一般:1,500円、小中学生:800円
公式ホームページ

熊野三山で人気のホテル・旅館【南紀勝浦温泉】

南紀勝浦温泉は、南紀白浜温泉と並ぶ、和歌山県を代表する温泉地です。世界遺産に登録された那智山や那智滝、熊野三山、吉野熊野国立公園への拠点でもあります。

県下一を誇る175本もの多種多様な源泉があり、旅館、公衆浴場等の立ち寄り温泉が充実。日本有数の生鮮マグロの水揚げ高を誇る「勝浦漁港」の近くには、獲れたてマグロが楽しめるお店がたくさんあります。

そんな南紀勝浦温泉での宿泊はホテル浦島が人気があります。

西日本最大級のホテルで、源泉かけ流しの大洞窟温泉マグロの解体ショーが見られるバイキングが魅力です。

オーシャンビューの客室と解放感あふれる露天風呂が自慢のかつうら御苑や、2021年オープンの肌に優しい源泉かけ流し温泉湯快リゾートプレミアム 越之湯も評価が高いです。

そのほかは以下リンクをチェックしてみてください。

熊野三山の観光ガイドブック

熊野三山の観光をもっと深く楽しみたい方には、以下の観光ガイドブックが役立ちます。これらのガイドブックは、モデルコースには含まれていない隠れた名所や地元ならではの体験情報も豊富に掲載されています。

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【熊野三山観光モデルコース】まとめ

今回は、熊野三山観光モデルコースについて解説してきました。

熊野三山は世界遺産に認定されて以降、外国人観光客が爆発的に増加し、世界的に有名な観光スポットとなりました。東京からでも南紀白浜空港を利用すれば短時間で行くことができ、1泊2日~2泊3日のドライブ旅行が楽しめます。

さらに、近郊には同じく世界遺産で真言密教の聖地の「高野山」や、かつて「日本三大温泉」の一つと言われていた白浜温泉などもあるので、合わせて巡ってみてください。

観光モデルコースは以下の記事で詳しく解説しています。今回は以上です。熊野三山観光の参考になれば幸いです。

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