都市型ビジネスホテルとして圧倒的な存在感を持つアパホテル。アパグループが展開し、「高密度出店」と「コンパクト客室」を武器に急速な拡大を続けています。
そんなアパホテルが全国で最も多い都道府県はどこでしょうか。実際には都市部へ集中出店する特徴があり、都道府県ごとの施設数には大きな差があります。
本記事では、都道府県別の施設数ランキングを紹介し、地域ごとの特徴も詳しく解説します。
アパホテル 店舗数ランキング【2026年】
では1〜3施設にとどまる県も多く、都市部への集中出店が特徴となっています。
| 順位 | 都道府県 | 施設数 |
|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 91 |
| 2 | 大阪府 | 30 |
| 3 | 北海道 | 12 |
| 3 | 福岡県 | 12 |
| 5 | 愛知県 | 11 |
| 6 | 石川県 | 10 |
| 7 | 京都府 | 9 |
| 8 | 神奈川県 | 8 |
| 9 | 埼玉県・富山県・新潟県 | 各7 |
| 12 | 千葉県 | 6 |
| 13 | 茨城県・群馬県 | 各5 |
| 15 | 青森県・宮城県・宮崎県・鹿児島県 | 各4 |
| 19 | 福島県・静岡県・兵庫県 広島県・香川県・沖縄県・長崎県 | 各3 |
| 26 | 岩手県・長野県・岐阜県・三重県 滋賀県・岡山県・山口県・佐賀県・大分県 | 各2 |
| 35 | 秋田県・山形県・栃木県・山梨県 福井県・奈良県・和歌山県 徳島県・愛媛県・高知県・熊本県 | 各1 |
| 46 | 島根県 | 0 |
東京都が全国1位|都市型ホテルチェーンの圧倒的集積
東京都は91施設と、2位の大阪府を大きく引き離して全国1位となっています。
アパホテルはビジネスホテルでありながら、駅前・オフィス街・繁華街・空港アクセスエリアなど、
人の流れが集中する立地へ積極的に出店しているのが特徴です。
特に東京都では、新宿・品川・上野・浅草・日本橋・新橋・六本木など、
それぞれ異なるエリアに複数のホテルを展開しています。
一般的なホテルチェーンでは「東京に数店舗」というケースも多い中、アパホテルはエリアごとに複数施設を配置することで、宿泊需要を幅広く取り込んでいます。
こうした高密度出店が、東京都で90施設を超える規模につながっています。
大阪・・主要都市に多い理由|“観光×ビジネス需要”
大阪府30施設、愛知県11施設、福岡県12施設など、主要都市でも一定の規模で展開されています。
これらの地域に共通するのは、ビジネス需要と観光需要の両方を取り込めることです。
例えば大阪府では梅田・新大阪・なんば・本町・天王寺など主要エリアごとにホテルを展開し、国内外からの旅行客や出張利用に対応しています。
愛知県では名古屋駅周辺を中心に、中京圏のビジネス需要を取り込み、福岡県では博多駅・天神エリアを軸に九州全体の玄関口としての需要を支えています。
単純に人口が多い県へ出店しているのではなく、「年間を通じて高い稼働率が見込める都市」を優先している点がアパホテルの特徴です。
北陸で存在感が大きい理由|創業地ならではのブランド力
ランキングを見ると、石川県が全国6位、富山県も上位に入っています。
人口規模を考えると、この順位は非常に高い水準です。
これはアパホテルが石川県で創業したホテルチェーンであることが大きく関係しています。
北陸では知名度が高く、観光・ビジネスの両方で利用される機会が多いため、
人口以上の施設数を維持しています。
全国規模で見ると東京・大阪への集中が目立ちますが、
北陸だけは創業地として独自の存在感を示しているのが特徴です。
地方の施設数が少ない理由|「全国制覇」ではなく需要重視
一方で、多くの地方県では施設数が1〜3施設程度にとどまり、島根県では施設がありません。
これは全国すべての県へ均等に出店する戦略ではなく、
宿泊需要が見込める都市へ投資を集中しているためです。
ホテルはコンビニや飲食店と異なり、土地だけでなく建設コストや運営コストも大きく、
稼働率が低い地域では採算を確保しにくいという特徴があります。
そのためアパホテルは地方へ無理に店舗網を広げるのではなく、
県庁所在地や新幹線駅周辺、観光都市など、需要が安定するエリアを選んで出店しています。
他のホテルチェーンとの違い|ドミナントではなく“都市集中型”
アパホテルの施設配置を見ると、「全国に均等展開するチェーン」とは考え方が大きく異なります。
例えばルートインホテルズや東横INNは地方都市まで幅広く展開し、
全国どこでも利用しやすいネットワークを構築しています。
一方、アパホテルは都市部への集中出店を重視し、
1つの都市の中で複数施設を展開する戦略を採っています。
このため、東京都や大阪府では圧倒的な存在感を示す一方、
地方では施設数が少ない県も珍しくありません。
つまりアパホテルは「全国制覇」を目指すチェーンではなく、
「需要が高い都市でシェアを最大化する」ことを重視したホテルチェーンと言えるでしょう。
まとめ|アパホテル店舗数ランキングから見える出店戦略
アパホテルの店舗数ランキングを見ると、東京都・大阪府を中心とした大都市圏へ大きく集中していることが分かります。
一方で、地方では人口の多さだけで施設数が決まるわけではなく、観光需要やビジネス需要、新幹線や空港へのアクセスなど、宿泊需要を総合的に判断して出店エリアを選んでいます。
また、石川県や富山県が人口規模以上の存在感を示している点は、創業地ならではのブランド力を反映した特徴と言えるでしょう。
このようにアパホテルは「全国に均等展開するホテルチェーン」ではなく、需要の高い都市へ経営資源を集中させ、高い稼働率を維持する都市集中型モデルを採用しています。
ランキングを見るだけでなく、その背景にある出店戦略まで理解すると、アパホテルならではの経営方針やホテル業界全体の特徴も見えてきます。

















