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本屋チェーンの店舗数ランキング【2026年】多い順一覧

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日本の書店業界は、長年にわたって縮小が続いている市場です。ピーク時には2万店以上あった書店数は、現在では約1万店前後まで減少し、「本屋がない自治体(書店空白地帯)」も増えています。

その一方で、生き残っているのは主にチェーン型書店であり、特にショッピングモールや駅ビルに出店する大手チェーンへの集約が進んでいます。また近年は、カフェ併設や雑貨販売などを取り入れた“体験型書店”への進化も目立っています。

この記事では、日本の主要書店チェーンを店舗数ベースで整理し、業界の構造や特徴について詳しく解説していきます。


本屋チェーンの店舗数ランキング(日本)

まずは、日本国内の主要書店チェーンを店舗数の多い順にまとめました。
※新品書店・複合型含む

順位チェーン名店舗数(目安)特徴
1位未来屋書店約210店舗イオンモール中心・国内最多
2位くまざわ書店約200店舗駅ビル・商業施設に強い
3位宮脇書店約190店舗地方に強い老舗チェーン
4位文教堂約75店舗首都圏中心・コミック強い
4位三洋堂書店約75店舗東海地方ロードサイド
6位明屋書店約74店舗四国・中国・九州に展開
7位紀伊國屋書店約70店舗国内外展開の老舗
8位大垣書店約50店舗京都発・カフェ融合型
9位明林堂書店約45店舗九州を中心に展開
10位有隣堂約40店舗神奈川中心・独自企画強い
10位WonderGOO約40店舗エンタメ複合型
12位ブックファースト約33店舗都市部や駅近中心
13位蔦屋書店約30店舗複合型・カフェ併設
13位丸善・ジュンク堂約30店舗大型店・専門書に強み
13位喜久屋書店約30店舗総合書店
13位フタバ図書約30店舗広島拠点の老舗
17位リブロ約25店舗中規模書店チェーン
18位BOOKSえみたす約24店舗SC内を中心に展開
19位啓文堂書店約20店舗京王線沿線ドミナント
19位三省堂書店約20店舗神保町の名門書店
21位積文館書店約15店舗福岡県を中心に展開

日本国内の書店チェーンで注目は、イオングループのイオン傘下である「未来屋書店」の強さです。全国のイオンモールに高密度で出店しているため、実質的な国内最大チェーンとなっています。

2位のくまざわ書店も、上位はショッピングモールや駅ビルへの出店を軸にした“生活導線型書店”が多くなっています。

一方で、紀伊國屋書店や丸善ジュンク堂のような大型専門店は、店舗数では中位にとどまりながらも、ブランド力や売上規模では非常に大きな存在感を持つという構造になっています。


本屋チェーンの特徴と傾向

書店チェーンは大きく4つのタイプに分類できます。

まず主流となっているのが、「未来屋書店」に代表されるモール型書店です。イオンモールなど大型商業施設に出店し、ファミリー層やライトユーザーを取り込むモデルで、現在の書店業界の中核を担っています。

次に、「くまざわ書店」や「啓文堂書店」のような駅ビル・都市型書店です。通勤・通学客をターゲットにした立地で、回転率の高い売場構成が特徴です。雑誌・コミック・話題書に強い傾向があります。

三つ目は、「丸善ジュンク堂」や「紀伊國屋書店」に代表される大型・専門書型です。学術書や専門書、洋書などを豊富に揃え、「探しに行く書店」としての役割を担っています。ネット通販では代替しづらい価値を提供しているのが強みです。


本屋チェーン比較(特徴・強み)

チェーンタイプ強み主な立地
未来屋書店モール型安定集客イオンモール
TSUTAYA複合型滞在価値郊外・都市
くまざわ書店駅型回転率駅ビル
丸善ジュンク堂大型専門品揃え都市中心

近年の本屋業界は、ECサイトや電子書籍の普及により、単純な販売だけでは成り立たなくなっています。

そのため、TSUTAYAのようにカフェを併設したりと、「来店する理由」を作ることが重要になっています。


都道府県別 本屋店舗数ランキング(目安)

順位都道府県店舗数(目安)特徴
1位東京都約1,500以上最大市場・大型店集中
2位大阪府約800以上都市型・専門書店多い
3位神奈川県約700以上ベッドタウン需要
4位愛知県約600以上バランス型
5位埼玉県約500以上郊外型中心
6位千葉県約450以上モール型多い
7位福岡県約400以上九州の中心
8位北海道約350以上札幌集中
9位兵庫県約350以上関西圏
10位静岡県約300以上地方分散型

都道府県別に見ると、書店は典型的な都市型ビジネスでありながら、全国に広く分布しているのが特徴です。ただし、その内訳を見ると、都市部では大型書店や専門店が多く、地方ではモール型や小規模チェーンが中心になる傾向があります。

また近年は、地方での閉店が相次いでおり、「1冊も本が買えない地域」が増えているのも大きな問題です。この流れの中で、未来屋書店のようなモール依存型や、TSUTAYAのような複合型が生き残りやすい構造になっています。


まとめ|本屋チェーンの店舗数ランキング

本屋チェーンの店舗数ランキングでは、未来屋書店が国内最多規模を誇り、宮脇書店やくまざわ書店がそれに続く形となっています。

しかし業界全体を見ると、

・モール型(未来屋書店)
・複合型(TSUTAYA)
・駅型(くまざわ書店)
・大型専門型(紀伊國屋・丸善)

といった多様な業態が共存しています。

書店業界は縮小傾向にある一方で、「どんな体験を提供できるか」によって生き残りが決まる時代に入っています。単なる販売から脱却し、空間・体験・専門性を強化できるチェーンこそが、今後も店舗数を維持・拡大していくでしょう。