全国に幅広く展開するシューズ専門店、ABCマート。駅前・商業施設・ロードサイドなど多様な立地に対応できる柔軟な出店戦略が特徴で、国内でもトップクラスの店舗網を持っています。
その分布を見ると、都市部に強いのはもちろん、地方にもバランスよく展開されており、“全国均等型に近いチェーン”であることが分かります。本記事では都道府県別の店舗数から、その戦略を詳しく解説します。
ABCマート 店舗数 都道府県別一覧
■ 北海道・東北エリア
| 都道府県 | 店舗数 | 都道府県 | 店舗数 |
| 北海道 | 41 | 秋田県 | 8 |
| 青森県 | 10 | 山形県 | 10 |
| 岩手県 | 7 | 福島県 | 14 |
| 宮城県 | 25 |
■ 関東エリア
| 都道府県 | 店舗数 | 都道府県 | 店舗数 |
| 茨城県 | 24 | 千葉県 | 76 |
| 栃木県 | 20 | 東京都 | 156 |
| 群馬県 | 19 | 神奈川県 | 104 |
| 埼玉県 | 81 |
■ 中部エリア
| 都道府県 | 店舗数 | 都道府県 | 店舗数 |
| 新潟県 | 13 | 山梨県 | 5 |
| 富山県 | 13 | 長野県 | 14 |
| 石川県 | 16 | 岐阜県 | 14 |
| 福井県 | 4 | 静岡県 | 33 |
| 愛知県 | 67 |
■ 関西エリア
| 都道府県 | 店舗数 | 都道府県 | 店舗数 |
| 三重県 | 19 | 兵庫県 | 54 |
| 滋賀県 | 13 | 奈良県 | 12 |
| 京都府 | 25 | 和歌山県 | 6 |
| 大阪府 | 90 |
■ 中国・四国エリア
| 都道府県 | 店舗数 | 都道府県 | 店舗数 |
| 鳥取県 | 3 | 徳島県 | 5 |
| 島根県 | 3 | 香川県 | 9 |
| 岡山県 | 11 | 愛媛県 | 9 |
| 広島県 | 28 | 高知県 | 5 |
| 山口県 | 9 |
■ 九州・沖縄エリア
| 都道府県 | 店舗数 | 都道府県 | 店舗数 |
| 福岡県 | 69 | 大分県 | 16 |
| 佐賀県 | 7 | 宮崎県 | 9 |
| 長崎県 | 14 | 鹿児島県 | 14 |
| 熊本県 | 21 | 沖縄県 | 24 |
なぜここまで全国に広がるのか|“立地の自由度が高い”
ABCマートの強さは、とにかく出店できる場所の幅が広いことです。
・駅前ビル
・ショッピングモール
・アウトレット
・ロードサイド
など、あらゆる商圏に適応できるため、「出せる場所が圧倒的に多い」のが最大の強みです。この結果、北海道から沖縄まで偏りの少ない店舗分布が実現しています。
都市部が強い理由|“回転率ビジネスとの相性”
東京都156店舗、神奈川県104店舗、大阪府90店舗など、大都市圏での店舗数は非常に多くなっています。
これは靴という商材が
・買い替え需要が多い
・衝動買いが起きやすい
・客数がそのまま売上に直結
という“回転率重視型”のビジネスであるためです。人が多く集まる都市部ではこのモデルが非常に強く、ドミナント的に出店しやすくなっています。
地方でも強い理由|“モール+ロードサイドの二軸”
地方でも一定数の店舗があるのは、
・イオンモールなどの商業施設内店舗
・郊外ロードサイド店舗
の両方を使い分けているためです。
これにより、都市型・郊外型どちらの商圏にも対応でき、結果として全国的に穴の少ない出店網が構築されています。
業態の特徴|“多ブランド×価格帯カバー”
ABCマートは単なる靴屋ではなく、
・ナイキやアディダスなどのブランド展開
・自社企画商品
・低価格〜中価格帯まで幅広くカバー
といった“セレクト+SPA型”の要素を持っています。
この構造により、幅広い客層を取り込めるため、どの地域でも成立しやすいビジネスになっています。
まとめ|ABCマートは“全国均等型×高回転ビジネス”
ABCマートの店舗分布を見ると、
・都市部に強い
・地方にも広く展開
・空白エリアが少ない
という特徴が明確です。
これは「立地の自由度」と「高回転商材」という2つの強みがあるからこそ実現できています。
特定地域に偏るのではなく、全国を広くカバーするチェーンとして完成されているのが、ABCマートの最大の特徴と言えるでしょう。
