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図書館 蔵書数 都道府県ランキング【2026年】県立図書館の規模を比較

関東地方

日本の図書館は、「国立」「大学」「公共(自治体)」の3つに大きく分かれますが、その中でも都道府県が運営する図書館は、地域全体の知的基盤を支える“中核拠点”としての役割を担っています。

市区町村の図書館が「貸出中心の生活施設」であるのに対し、都道府県立図書館は、資料保存・調査研究・広域支援といった機能を持ち、蔵書の質と量の両面で重要な存在です。

この記事では、最新の統計データをもとに、都道府県別の図書館蔵書数ランキングを整理しながら、その特徴や傾向を詳しく解説していきます。


都道府県別 図書館蔵書数ランキング

まずは、都道府県ごとの蔵書数を多い順にまとめました。
※都道府県立図書館ベース(令和5年度)

順位都道府県蔵書数
1位大阪府約2,934,228冊
2位東京都約2,832,075冊
3位岡山県約1,623,783冊
4位埼玉県約1,604,938冊
5位滋賀県約1,564,575冊
6位京都府約1,437,124冊
7位千葉県約1,422,899冊
8位福井県約1,404,363冊
9位長崎県約1,385,968冊
10位鳥取県約1,254,341冊
11位大分県約1,243,531冊
12位神奈川県約1,233,043冊
13位愛知県約1,214,493冊
14位北海道約1,206,287冊
15位徳島県約1,202,297冊
16位宮城県約1,182,020冊
17位鹿児島県約1,179,480冊
18位熊本県約1,156,383冊
19位秋田県約1,115,219冊
20位岐阜県約1,111,564冊
21位和歌山県約1,108,006冊
22位香川県約1,103,707冊
23位福島県約1,050,979冊
24位石川県約1,044,645冊
25位青森県約1,016,151冊
26位茨城県約1,010,208冊
27位富山県約964,175冊
28位沖縄県約962,626冊
29位新潟県約961,713冊
30位静岡県約951,691冊
31位高知県約904,837冊
32位佐賀県約897,440冊
33位三重県約896,392冊
34位島根県約880,470冊
35位群馬県約880,328冊
36位広島県約871,501冊
37位福岡県約845,793冊
38位岩手県約840,893冊
39位山口県約831,965冊
40位奈良県約791,699冊
41位栃木県約787,828冊
42位長野県約772,955冊
43位宮崎県約767,974冊
44位山形県約753,847冊
45位愛媛県約748,259冊
46位山梨県約718,826冊
47位兵庫県約667,640冊

図書館の蔵書数ランキングは以下もチェック

1位は大阪府|全国トップの蔵書規模

1位は大阪府で、約293万冊という圧倒的な蔵書数を誇ります。

大阪府立図書館は「中之島図書館」と「中央図書館」の2館体制で運営されており、それぞれが役割分担をしながら膨大な資料を蓄積しています。中之島図書館は歴史的資料やビジネス支援に強く、中央図書館はより広範な分野をカバーするなど、機能分化によって蔵書の質と量を同時に拡大してきました。

また、大阪は商業・産業の中心地でもあるため、実務・経済系資料の収集にも積極的であり、単なる冊数の多さだけでなく「実用性の高い蔵書構成」も特徴となっています。


2位は東京都|最大規模に近いが分散型

東京都は約283万冊で2位にランクインしています。

一見すると全国最大規模に見えますが、東京都の場合は「中央図書館」と「多摩図書館」に機能が分かれており、さらに市区町村図書館の充実度が非常に高いという特徴があります。

つまり、都全体としての図書館網は圧倒的ですが、県立(都立)単体での蔵書数では大阪府に一歩及ばないという構造です。この「分散型ネットワーク」が東京の図書館行政の特徴であり、結果としてランキングでは2位に位置しています。


上位に地方県が多数|岡山・滋賀・福井が強い背景

3位の岡山県、5位の滋賀県、8位の福井県など、人口規模では中位クラスの県が上位に入っている点は非常に特徴的です。

これは、都道府県立図書館の役割が「人口比例」ではなく、「広域拠点としての機能」に依存しているためです。

特に岡山県立図書館は、来館者数や貸出数でも全国トップクラスを誇る“成功事例”として知られており、積極的な資料収集と利用促進の両輪が機能しています。また滋賀県や福井県も、教育・文化政策として図書館整備に力を入れてきた経緯があり、結果として蔵書数が全国上位に位置しています。

つまり、蔵書数ランキングは単なる人口規模ではなく、「自治体の文化投資の結果」とも言えます。


下位県の特徴|蔵書数が少ない理由

一方で、下位に位置する県にはいくつかの共通点があります。

まず一つは、県立図書館の役割が限定的で、市町村図書館に機能が分散しているケースです。特に兵庫県などは、市立図書館の規模が大きく、県立の役割が相対的に小さくなっています。

また、地理的条件や人口分布の影響で、大規模な中央集約型図書館を整備しにくい地域もあります。このため、蔵書数だけで図書館サービスの充実度を判断するのは適切ではありません


まとめ|図書館 蔵書数都道府県ランキング

都道府県別の図書館蔵書数ランキングを見ると、大阪府・東京都といった大都市圏が上位に入る一方で、岡山県や滋賀県など地方でも強い存在感を持つ地域があることがわかります。

これは、図書館が単なる人口比例の施設ではなく、自治体の政策や役割設計によって大きく変わることを示しています。

また、蔵書数の多さはあくまで一つの指標に過ぎず、実際の使いやすさや利便性は別の軸で評価する必要があります。図書館は今、保存中心から「利用される知の拠点」へと変化しており、その在り方も大きく進化し続けています。