佐賀県は、唐津・伊万里・有田など古くから陶磁器の産地として知られ、歴史教科書にも登場する「吉野ヶ里遺跡」や、日本三大稲荷のひとつ「祐徳稲荷神社」などがある人気の観光エリアです。
福岡県や長崎県からのアクセスも抜群で、日本三大美肌の湯「嬉野温泉」や「武雄温泉」に宿泊して1泊2日での旅行が楽しめます。
今回は、そんな佐賀を1泊2日で巡る観光モデルコースと見どころ、佐賀で行くべき観光スポットについて解説していきます。
佐賀の主要観光スポット
佐賀の主要観光スポットは以下の通りです。
✅佐賀の主要観光スポット
- 吉野ヶ里歴史公園
- 三重津海軍所跡
- 祐徳稲荷神社
- 肥前浜宿
- 嬉野温泉
- 武雄温泉・楼門
- 有田焼・泉山磁石場
- 唐津城(舞鶴公園)
- 七ツ釜
- 呼子朝市
佐賀の主要観光スポットは、国の特別史跡に指定されている「吉野ヶ里歴史公園」や、日本三大稲荷のひとつである「祐徳稲荷神社」などです。
そのほか、佐賀を代表する陶磁器「伊万里焼・有田焼」を生んだ陶器の町「伊万里市(大川内山)」と「有田町」で陶器の購入や窯元の見学、町散策などが楽しめます。
佐賀観光モデルコース
続いて、佐賀を1泊2日で巡る観光モデルコースを解説していきます。
佐賀観光モデルコースは以下の通りです。
✅佐賀観光モデルコース
佐賀の観光モデルコースは、佐賀北部の”唐津”エリアにて唐津城や七ツ釜を巡ったあと、南下して「有田・伊万里」を観光し、日本三大美肌の湯で有名な「嬉野温泉」や「武雄温泉」で一泊します。
翌日は「祐徳稲荷神社」に立ち寄ってから、佐賀市内へ移動し、「佐賀城公園」や「吉野ヶ里歴史公園」などを観光していきます。
また、以下のルートなら佐賀から長崎方面へ移動しながら効率よく観光することができます。
移動には電車やバスも利用できますが、短時間で観光スポットを巡るなら車・レンタカーが便利です。レンタカーは主要な駅や空港などで借りられます。
楽天トラベルではレンタカーで使えるお得なクーポンを配布しています!毎月5と0の付く日はポイント最大10倍です!
宿泊は日本三大美肌の湯である「嬉野温泉」や「武雄温泉」が利用でき、歴史ある温泉旅館で旅の疲れを癒すことができます。
そのほか、佐賀近郊の観光スポット・モデルコースについては以下の記事でも解説しています。
佐賀で必ず行きたい14の観光スポット
では、ここからは上記モデルコースで訪れたい佐賀の観光スポットをそれぞれ解説していきます。
吉野ヶ里歴史公園
吉野ヶ里遺跡は、吉野ヶ里丘陵にある遺跡で日本最大規模の弥生時代の環壕集落跡です。1986年(昭和61年)からの発掘調査によって発見され、国の特別史跡に指定されています。
吉野ヶ里歴史公園には、物見やぐら、竪穴住居、高床倉庫等が復元され、往時の暮らしの風景を再現。出土した土器や装飾品などを陳列した展示室、発掘や土器復元を見学できる施設、体験工房などが設けられ、弥生時代の雰囲気を体験できる空間となっています。
吉野ヶ里歴史公園
【開園時間】
4月1日~5月31日 9:00~17:00
6月1日~8月31日 9:00~18:00
9月1日~3月31日 9:00~17:00
【休園日】
12月31日、1月の第3月曜日とその翌日
【入園料】
大人(15才以上)460円、小・中学生 無料
シルバー(65才以上)200円
【駐車場】
普通車310円、二輪車100円
▶公式ホームページ
三重津海軍所跡
三重津海軍所跡は、佐賀藩が1858年(安政5年)に設立した蒸気船等の船の修理・造船をしていた施設跡です。西洋船運用のための教育・訓練機関も兼ね備え、日本初の実用蒸気船「凌風丸」の建造も行なわれました。
発掘調査によって現存する国内最古のドライドック遺構が発見。平成27年7月には「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産として、世界遺産に登録されました。
隣接する佐野常民記念館には、三重津海軍所跡の価値や近代化を目指した佐賀藩の取り組みなどを学べるパネルや映像・模型などが展示されています。
三重津海軍所跡
所在地/佐賀市川副町大字早津江津446-1
TEL/0952-25-7253
営業時間/9:00~17:00
定休日/毎週月曜日, 12月29日~1月3日
▶公式ホームページ
佐賀城公園
佐賀城公園は、佐賀城跡を中心とした総合公園です。
三方を濠に囲まれた園内には、佐賀城址や佐賀城本丸歴史館、博物館、美術館、図書館、体育館などの文化施設が点在し、公園は市民の憩いの場となっています。
祐徳稲荷神社
貞享4年(1687年)に創建された祐徳稲荷神社は、伏見稲荷、笠間稲荷とともに、日本三大稲荷のひとつです。年間の参詣者は300万人。九州の神社では太宰府天満宮に次ぐ参拝客数を誇ります。
建物の鮮やかな朱色が印象的で、神殿、拝殿、楼門など主要建物は総漆塗り。石壁山を背後にして本殿がたち、山裾の広い境内には楼門、神楽殿が立っています。
衣食住の祖神と仰がれ、五穀豊穣、商売繁盛、家運繁栄、大漁満足、交通安全などの守護神として尊崇されています。
祐徳稲荷神社
所在地/佐賀県鹿島市古枝乙1855
TEL/0954-62-2151
▶公式ホームページ
肥前浜宿
肥前浜宿は、江戸時代から昭和時代にかけて港町・宿場町として栄え、酒や醤油などの醸造業を中心に発展した地域です。
現在でも多くの白壁土蔵や茅葺町家などの伝統的な建物が残り、「酒蔵通り」ではお酒の無料試飲や購入、酒蔵スイーツ、酒蔵見学などが楽しめます。
「肥前浜宿・茅葺の町並み」と共に、歴史的に価値のある地域として国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。
嬉野温泉
嬉野温泉は『日本三大美肌の湯』にも選出された、優れた泉質を持つ温泉地です。約1300年前に編纂された「肥前風土記」にも紹介されており、古くから名泉として知られてきました。
九州北部随一の温泉地で、江戸時代には長崎街道の宿場町として栄えました。今でも歴史ある老舗旅館や公衆浴場、スタイリッシュな温泉宿など大小50軒近くの旅館が軒を連ねています。
そんな嬉野温泉では、9階”空中露天風呂”が自慢の「ホテル華翠苑(4,180円~)」や、楽天ゴールド&日本の宿アワード2021 TOP27をW受賞の「ホテル光陽閣(5,700円~)」での宿泊で人気があります。
そのほかは以下リンクをチェックしてみてください。
武雄温泉・楼門
武雄温泉は1300年の歴史ある温泉地です。 透明で柔らかな湯ざわりが特徴で、保温性に優れ、肌になじんでしっとりすることから、昔から”美人の湯”と呼ばれています。
その温泉街のシンボルである「武雄温泉楼門」は、天平式楼門と呼ばれ、釘を一本も使っていない独創的な建築物です。
東京駅を設計した『辰野金吾』の設計で、大正4年(1915年)4月12日に完成。平成17年には国の重要文化財に指定されています。楼門の奥には明治時代に民営化された大衆浴場もあります。
有田焼・泉山磁石場
有田焼で知られる佐賀県の有田町は、約400年の歴史を持つ焼き物の町で”日本磁器発祥の地”です。
町中では至るところで焼き物に触れ合うことができ、普段使いの器から高級な器まで町を散策しながらお買い物が楽しめます。
また、近くには有田焼の原料となる陶石の採掘場「泉山磁石場」があります。17世紀初頭、朝鮮人陶工李参平らによって発見され、日本で初めて磁器が誕生しました。
現在、ここでの採掘はほとんどなくなり、より使いやすい熊本県・天草の陶石などを使って有田焼は作られています。
泉山磁石場
所在地/佐賀県西松浦郡有田町泉山1-33
交通アクセス/JR有田駅から車で8分
入場自由
▶公式ホームページ
大川内山・鍋島藩窯公園
土と水に恵まれた佐賀県伊万里市の「大川内山」は、江戸時代、佐賀藩(鍋島家)の御用窯が置かれ、技術の粋を集めた焼き物がつくられた地です。
町にはレンガ造りの煙突や30軒の窯元が立ち並び、今なお鍋島藩窯の伝統技術を受け継がれています。
また、「鍋島藩窯公園」では鍋島藩の歴史が再現され、敷地内にはお経石窯や清原窯などの登り窯跡が史跡として残されています。
唐津城(舞鶴公園)
唐津城は豊臣秀吉の家臣、“寺沢志摩守広高”によって慶長7年(1602)から7年の歳月を費やして築城されたお城です。東西に伸びる松原が両翼を広げた鶴のように見えることから、別名「舞鶴城」と呼ばれています。
現在の天守閣は昭和41年(1966)に文化観光施設として建てたもの。天守閣内は郷土博物館になっており、唐津藩の資料や唐津焼などが展示されています。
また、天守閣の5階は展望台からは玄界灘と虹の松原の雄大な景観や、松浦川と城下町唐津の風景を見ることができます。
唐津城(舞鶴公園)
所在地/佐賀県唐津市東城内8-1
TEL/0955-72-5697
営業時間/9:00~17:00(入館は16:40まで)
※季節により開館時間変更
休 館 日/12月29日~31日
天守閣観覧料/一般 500円 小・中学生 250円 未就学児無料
交通アクセス/唐津駅から徒歩で20分
▶公式ホームページ
七ツ釜
七ツ釜は、玄武岩がその波の荒々しさで知られる玄界灘の荒波の侵食作用によってできた景勝地です。
その名の通り7つの洞窟があり、最大の穴で間口が3m、奥行きが110m。遊覧船でじっくり見学できます。周辺は草原となっていて展望台や遊歩道が整備され、多くの観光客で賑わっています。
七ツ釜
所在地/佐賀県唐津市屋
交通アクセス/唐津駅から車で40分
観光遊覧船マリンパル呼子
営業時間/七ツ釜遊覧船「イカ丸」9:30~16:30(通年)
TEL/0955-82-3001
出港時間/呼子港から1時間ごとに出港・所要時間40分
料金/七ツ釜遊覧船「イカ丸」大人2,000円 小人1,000円
▶公式ホームページ
呼子朝市
呼子朝市は、昔から天然の良港として栄えてきた呼子町の港のそばで、約100年もの間続いてきた朝市です。石川県の「輪島朝市」、千葉県の「勝浦朝市」とあわせて「日本三大朝市」と呼ばれてます。
呼子町はイカ漁が盛んで、透明度抜群の「イカの活きづくり」が有名。そのほか、朝市では名物のいかしゅうまいを油で揚げた「揚げしゅうまい」、「いかプレスせんべい」、「イカバーガー」などの食べ歩きが楽しめます。
呼子朝市
所在地/佐賀県唐津市呼子町呼子
TEL/0955-82-3426(呼子観光案内所)
営業時間/7:30~12:00(元旦のみ休業)
▶公式ホームページ
唐津・呼子エリアの観光スポット・モデルコースは以下の記事でも詳しく解説しています。
大魚神社の海中鳥居・海中道路
太良町にある大魚神社の「海中鳥居」は、広大な有明海に浮かぶ深紅に塗られた鳥居です。3基連なっており、潮の満ち引きや時間帯で様々な姿を見ることができます。
隣には干潮の時に姿を現す「海中道路」があり、道路は有明海の沖へと続いています。
太良町の漁業に重要な荷揚げ用の作業用道路で、冬場の海苔の養殖時期になるとこの海中道路を利用しての作業が盛んに行われます。
雲仙多良シーライン展望所
「雲仙多良シーライン」は、諫早湾の真ん中を縦断し、諫早市と対岸の雲仙市を一直線の最短距離で結ぶ爽快なドライブルートです。
諫早湾の干拓事業に伴って開通した道路で、1997年に堤防の水門が閉じられた時、厚い鉄板が落ちて堰き止める瞬間が衝撃的で別名「ギロチンロード」とも言われています。
約8㎞ある道路の中間地点には展望遊歩道が設置され、有明海や雲仙普賢岳、多良岳を望むことができます。
佐賀の観光ガイドブック
佐賀観光をもっと深く楽しみたい方には、以下の観光ガイドブックが役立ちます。これらのガイドブックは、モデルコースには含まれていない隠れた名所や地元ならではの体験情報も豊富に掲載されています。
Kindle Unlimited会員なら、このタイトルを¥0で読み放題です。新規登録者は初月無料トライアルを利用できます。詳細は以下リンク、もしくはKindle Unlimited公式をチェックしてみてください。
【佐賀1泊2日観光モデルコース】まとめ
今回は、佐賀1泊2日観光モデルコースについて解説してきました。
佐賀観光は、福岡方面から1泊2日で周遊でき、さらに時間があれば長崎を含めて2泊3日以上かけての観光が楽しめます。
歴史ある温泉地に宿泊して佐賀県をドライブで周遊してみてください。そのほか、九州の観光モデルコースは以下の記事でも解説しています。今回は以上です。佐賀観光の参考になれば幸いです。