九州の南東部に位置する宮崎県は、一年を通じて温暖な気候が特徴で美しいビーチと南国の雰囲気漂う日本を代表するリゾート地です。
青島神社・鬼の洗濯板をはじめ海岸沿いに有名な観光スポットが点在しており、チキン南蛮や宮崎地鶏、辛麺などのご当地グルメも堪能できます。
今回は、そんな魅力満載の宮崎で必ず行きたいおすすめ観光名所から穴場までたっぷり解説していきます。
宮崎観光|宮崎市でおすすめの観光名所
宮崎・宮崎市でおすすめの観光名所は以下の通りです。
宮崎神宮
宮崎神宮は、初代天皇・神武天皇と神武天皇の両親である、鵜鷀草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)と玉依姫命(タマヨリヒメ)をご祭神とする神社です。

神武天皇の孫にあたる健磐龍命(たけいわたつのみこと)がその縁にちなんで創祀したと伝わっています。
家内安全や夫婦和合、安産・子宝にご利益があり、神武天皇が東征されたことにちなんで、必勝祈願や合格祈願に訪れる参拝客も多いです。
現在の社殿は明治40年に建立されたもので、国内でも珍しい、日向の名材「狭野杉」が用いられています。
宮崎神宮
所在地/〒880-0053 宮崎県宮崎市神宮2-4-1
TEL/0985-27-4004
営業時間/開門:6:00 閉門:(10月から4月)17:30(5月から9月)18:30
交通アクセス/JR宮崎神宮駅から徒歩10分
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青島神社・鬼の洗濯板
宮崎市内から車で25分に位置する「青島神社」は、周囲1.5kmの青島全島を境内地とし、青島のほぼ中央に鎮座する神社です。

青島は全島が熱帯・亜熱帯植物の群生地として、国の特別天然記念物に指定されています。
青島神社は、「海幸彦・山幸彦」の神話の舞台で、山幸彦と豊玉姫が結ばれた地でもあることから、縁結びにご利益があると言われています。
現在の社殿は昭和49年(1974年)に火災で全焼した後、再建されたもの。島にかかる弥生橋を渡って参拝することができます。
また、青島をとりまく波状岩は、「鬼の洗濯板」と呼ばれています。青島から南の巾着島までの約8kmの海岸線で見られ、潮が引くと磯遊びが楽しめます。
青島神社
所在地/〒889-2162 宮崎県宮崎市青島2-13-1
TEL/0985-65-1262
交通アクセス/JR日南線青島駅下車徒歩約10分
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南国らしい雰囲気を持つ青島には、オーシャンビューのリゾートホテルが立ち並んでいます。

一番人気は「ANAホリデイ・インリゾート宮崎」。青島の美しい景色とオーシャンフロントの絶景が楽しめる南国リゾートです。
そのほか、美人の湯で知られる青島温泉にあり、泉質と料理が自慢の宿「ルートイングランティア あおしま太陽閣」も人気があります。
最安料金は5,800円(税込)から。↓詳細・予約は以下リンクからどうぞ。
サンメッセ日南・モアイ像
「サンメッセ日南」は、世界で唯一イースター島の長老会から特別許可を得た完全復刻のイースター島のモアイ像7体が立ち並ぶ観光名所です。
高さは5.5mにも及び、右から2番目のモアイ像を触ると金運、左から3番目は恋愛運が上昇すると言われています。

園内には、太陽の丘にある蝶の地上絵や世界の昆虫展、ユネスコから直接許可を得た世界遺産の紹介パネルなどもあります。
サンメッセ日南
所在地/〒887-0101 宮崎県日南市宮浦2650
TEL/0987-29-1900
営業時間/9:30~17:00
休業日/毎週水曜日(年末年始・GW・お盆・祝祭日は営業)
料金/大人800円、中人(中高生)500円、小人(4歳以上)350円
交通アクセス/日南行きバス約60分。サンメッセ日南下車。徒歩約15分
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鵜戸神宮
「鵜戸神宮」は、彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)の妻、豊玉姫命が御祭神の鵜草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)を生んだといわれている神社です。

日本神話に語られる山幸彦・海幸彦の伝説の舞台となった場所です。
縁結び・夫婦和合・子授け・安産などの信仰を集め、地元では「鵜戸さん」と親しみを込めて呼ばれています。
本殿は、鵜戸崎岬の断崖にある岩窟(海食洞)内に鎮座しており、岬のまわりには奇岩、怪礁が連なり太平洋の荒波が打ち寄せて、美しい景勝地となっています。
また、本殿前には亀石があり、男性は左手、女性は右手で運玉を投げ枡形のくぼみに入れば願いが叶うといわれています。
鵜戸神宮
所在地/宮崎県日南市大字宮浦3232番地
TEL/0987-29-1001
参拝時間/6:00~19:00(10月から3月は7:00~18:00)
▶公式ホームページ
飫肥城下町
宮崎市内から車で1時間に位置する「飫肥(おび)町」は、天正16年(1588)から明治初期までの280年間、飫肥藩・伊東氏5万1千石の城下町として栄えた町です。
武家屋敷を象徴する門構え、風情ある石垣、漆喰塀が残る町並みは、昭和52年に重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
中心に位置する飫肥城は、石垣や白壁が美しく、復元された大手門や藩主の館などが見どころです。

4本の杉が立つ「しあわせ杉」はパワースポットとして注目を集めています。
そのほか、藩主に献上していた厚焼卵や、魚のすり身に豆腐などを練り込んで揚げる「飫肥のてんぷら」などのご当地グルメも楽しめます。
観光所要時間は3~5時間ほどを見積もっておきましょう。
宮崎観光|高千穂でおすすめの観光名所
宮崎・高千穂でおすすめの観光名所は以下の通りです。
国見ヶ丘
標高513mの国見ヶ丘は、阿蘇山や祖母連山など、九州を代表する山々をパノラマで眺められる展望スポットです。
神武天皇の孫にあたる建磐龍命(たけいわたつのみこと)が、阿蘇に向かう途中、この丘から郷を眺めたことから「国見」の名がついたと言われています。
天皇家ゆかりの場所として、皇族の方々も何度もこの地を訪れています。
また、「雲海」の名所としても有名で、雲海は9月中旬〜11月下旬の早朝に見られる確率が高いです。
国見ヶ丘
所在地/〒882-1100 宮崎県高千穂町
TEL/0982-73-1213
高千穂峡

高千穂峡は、昭和9年に五箇瀬川峡谷として国の名勝天然記念物に指定された、日本を代表する景勝地の一つです。
高千穂のシンボル「真名井の滝」をはじめ、柱状節理が形作る独特の渓谷美で知られています。
観光では、渓谷に沿って整備された約1kmの遊歩道散策や、貸しボートで「高千穂峡」を巡ることができます。観光の時間帯は、渓谷に太陽が差し込む午前中がおすすめです。(※季節により変化)
高千穂峡
所在地/〒882-1101 高千穂町大字三田井
TEL/0982-73-1213
高千穂神社

およそ1900年前の垂仁天皇時代に創建された「高千穂神社」は、高千穂八十八社の総社です。
主祭神は高千穂皇神と十社大明神で、特に農産業・厄祓・縁結びの神として広く信仰を集めています。
境内には縁結びや子孫繁栄にご利益があるとされる「夫婦杉」もあります。
高千穂神社
所在地/〒882-1101 高千穂町大字三田井1037
TEL/0982-72-2413
槵觸(くしふる)神社
槵觸(くしふる)神社は、天孫降臨の地として伝えられる「くしふる峰」の中腹にある神社です。
古事記の一文に「筑紫日向高千穂之久士布流多気に天り坐しき」と書かれており、古くは「槵觸の峰」を御神体としてお祀りしていました。
その後、1694(元禄7年)に当時の延岡藩主や村人たちの厚い信仰によって社殿が建立され、瓊々杵尊をはじめとする国譲り神話の神々が祀られています。
槵觸(くしふる)神社
所在地/高千穂町三田井713
TEL/0982-72-2413(高千穂神社)
荒立神社

荒立神社は、御祭神に猿田彦命と天鈿女命(あめのうずめのみこと)を祀り、夫婦の和合を示しているため縁結びにご利益があるとされる神社です。
またアメノウズメは芸能の神でもあるため、芸事の達成や芸能で前に出られるようにと祈願にくる芸能人も多いといわれています。
荒立神社
所在地/高千穂町三田井667
TEL/0982-72-2368
天岩戸神社
天岩戸神社は、日本神話で天照大御神が姿を隠した「天岩戸」と呼ばれる洞窟を御神体とする神社です。岩戸川をはさんで西本宮と東本宮があり、天照大御神を御祭神として鎮座しています。
東本宮では毎時に天岩戸拝観案内が行われ、宮司さんの案内で一般人立ち入り禁止の聖域である天岩戸の対岸に入ることができます。詳細▶公式サイト
天安河原
「天安河原」は、天照大神が岩戸にお隠れになった際、天地暗黒となり八百万(やおよろず)の神がこの河原に集まり神議されたと伝えられる大洞窟です。
別名「仰慕ヶ窟(ぎょうぼがいわや)」。以前は社のみがあり信仰の対象となっていましたが、いつのまにか祈願を行う人たちの手によって石が積まれていくようになりました。
天岩戸神社西本宮から川沿いの通路を歩いて、徒歩約10分のところにあります。
天安河原
所在地/高千穂町大字岩戸
TEL/0982-74-8239(天岩戸神社)
高千穂の夜神楽

高千穂町では、毎年11月下旬から翌年2月にかけて、19の集落で「夜神楽」が行われます。
夜神楽とは、里ごとに氏神様を神社ではなく家、「神楽宿」にお招きし、三十三番の神楽を一晩かけて奉納する昔からの神事です。
そして、夜神楽の季節以外にも「高千穂の夜神楽」を楽しめるのが「高千穂神楽」です。高千穂神社境内の神楽殿で毎晩20時より1時間、夜神楽三十三番より代表的な4番をピックアップして披露しています。
拝観料は1000円。詳細は公式サイトをご覧ください。
また、高千穂で人気のホテルは以下の記事で詳しく解説しています。
高千穂の観光モデルコースは以下の記事をどうぞ。
仙人の棚田展望台
仙人の棚田は、宮崎県椎葉村下松尾地区にある棚田です。
ある写真コンテストで紹介されたことから絶景スポットとして注目を集め、「椎葉マチュピチュ」と称されるようになりました。
宮崎観光|日向でおすすめの観光名所
宮崎・日向でおすすめの観光名所は以下の通りです。
大御神社
大御神社は、皇祖・天照皇大御神を御祭神とする古社です。
「日向のお伊勢さま」と地元民に親しまれ、神武天皇が、武運長久と航海安全を祈願されたと伝えられています。
境内地には、国歌「君が代」に歌われる「さざれ石」群があり、最も大きなさざれ石は、神座(かみくら)と名付けられ、「天孫瓊々杵尊」がこの上にお立ちになり、絶景の大海原を眺望されたといわれています。
クルスの海・日向岬
クルスの海は、波の浸食によって「十字の形」に削り取られた岩場です。「叶」という漢字に見えることから「願いが叶う場所」という不思議な言い伝えがあります。
クルスの海から車で3分の場所にある「日向岬」は日向灘に突き出た柱状節理の断崖絶壁で、馬の背のような遊歩道を進むと270度の展望が見渡せます。
愛宕山展望台
愛宕山展望台は延岡市の中心部、標高251mの愛宕山にある展望台です。ここからの夜景は、宮崎県内で唯一「日本夜景遺産」に認定されています。
【宮崎でおすすめの観光名所】まとめ
今回は、宮崎でおすすめの観光名所について詳しく解説してきました。
宮崎観光は電車でも移動できますが、車を利用して効率よく移動すれば短期間でも多くの観光地を巡ることができます。宿泊はオーシャンビューが楽しめる絶景宿で旅の疲れを癒してみてください。
今回は以上です。宮崎観光の参考になれば幸いです。
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