都市型ビジネスホテルとして圧倒的な存在感を持つアパホテル。アパグループが展開し、「高密度出店」と「コンパクト客室」を武器に急速な拡大を続けています。
特に都市部・観光地でのドミナント戦略が特徴で、出張・観光の両需要を効率よく取り込んでいます。
本記事では、2026年時点のデータをもとに、アパホテルの都道府県別施設数を整理し、その分布から見える出店戦略を詳しく解説していきます。
アパホテル 店舗数 都道府県別一覧(全国47)
■ 北海道・東北エリア
| 都道府県 | 施設数 | 都道府県 | 施設数 |
| 北海道 | 12 | 秋田県 | 1 |
| 青森県 | 4 | 山形県 | 1 |
| 岩手県 | 2 | 福島県 | 3 |
| 宮城県 | 4 |
■ 関東エリア
| 都道府県 | 施設数 | 都道府県 | 施設数 |
| 茨城県 | 5 | 千葉県 | 6 |
| 栃木県 | 1 | 東京都 | 91 |
| 群馬県 | 5 | 神奈川県 | 8 |
| 埼玉県 | 7 |
■ 中部エリア
| 都道府県 | 施設数 | 都道府県 | 施設数 |
| 新潟県 | 7 | 山梨県 | 1 |
| 富山県 | 7 | 長野県 | 2 |
| 石川県 | 10 | 岐阜県 | 2 |
| 福井県 | 1 | 静岡県 | 3 |
| 愛知県 | 11 |
■ 関西エリア
| 都道府県 | 施設数 | 都道府県 | 施設数 |
| 三重県 | 2 | 兵庫県 | 3 |
| 滋賀県 | 2 | 奈良県 | 1 |
| 京都府 | 9 | 和歌山県 | 1 |
| 大阪府 | 30 |
■ 中国・四国エリア
| 都道府県 | 施設数 | 都道府県 | 施設数 |
| 鳥取県 | 2 | 徳島県 | 1 |
| 島根県 | 0 | 香川県 | 3 |
| 岡山県 | 2 | 愛媛県 | 1 |
| 広島県 | 3 | 高知県 | 1 |
| 山口県 | 2 |
■ 九州・沖縄エリア
| 都道府県 | 施設数 | 都道府県 | 施設数 |
| 福岡県 | 12 | 大分県 | 2 |
| 佐賀県 | 2 | 宮崎県 | 4 |
| 長崎県 | 3 | 鹿児島県 | 4 |
| 熊本県 | 1 | 沖縄県 | 3 |
東京都に圧倒的集中|“都市ドミナントの完成形”
アパホテルは東京都91施設と、他の地域を圧倒する規模で展開しています。
この背景には、出張需要・観光需要・インバウンド需要が集中する首都圏の特性があります。さらに、同一エリア内に複数ホテルを配置するドミナント戦略により、稼働率とブランド認知を同時に高めています。
結果として、「どこにでもあるホテル」という状態を都市部で実現しています。
大阪・主要都市に多い理由|“観光×ビジネス需要”
大阪府30施設、愛知県11施設、福岡県12施設など、主要都市でも一定の規模で展開されています。
これらのエリアはビジネス需要と観光需要の両方が存在するため、年間を通じて安定した稼働が見込めます。特に新幹線・空港・繁華街周辺に集中することで、高い収益性を確保しています。
アパホテルの地方戦略|“必要最小限の配置”
地方では1〜数施設にとどまる県が多く、出店はかなり絞り込まれています。
これはホテル業態が「立地依存型」であり、一定以上の宿泊需要が見込めるエリアでないと成立しにくいためです。そのため、県庁所在地や主要観光地に限定して出店する傾向があります。
出店戦略の本質|“一点集中×高密度配置”
アパホテルの戦略は、全国均等に広げるのではなく、需要の高い都市に集中する点にあります。
1つの都市に複数施設を配置することで、空室リスクを分散しながらブランド認知を強化するモデルです。この「一点集中型」の戦略が、効率的な拡大を支えています。
他業態との違い|“ホテル版ドミナント戦略”
一般的なホテルチェーンが広域分散型で展開するのに対し、アパホテルは特定エリアでの密度を重視します。
同一都市内で複数展開することで、予約の取りこぼしを防ぎ、需要を最大限取り込む構造を作っています。この点が他チェーンとの大きな違いです。
まとめ|アパホテルは“都市集中・高密度出店モデル”
アパホテルの都道府県別施設数を見ると、東京都を中心に大都市へ集中していることが明確です。全国に均等に広げるのではなく、需要の高いエリアに絞って高密度に展開する戦略が特徴です。
今後も都市部でのドミナント強化を軸に、観光需要の高いエリアへ選択的に拡大していくと考えられます。