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ホームセンターの店舗数ランキング【2026年】都道府県別一覧

店舗数ランキング

日本のホームセンター業界は、生活必需品からDIY用品、園芸、ペット用品まで幅広く扱う「地域密着型小売」として安定した市場を形成しており、近年は業界再編や大型化・専門化が進んでいます。

特に地方では生活インフラとしての役割が強く、都市部とは異なる出店戦略が取られているのが特徴です。また最近では、アウトドア・ペット・ガーデニングといった分野の需要拡大により、単なる日用品店から「ライフスタイル提案型店舗」へと進化しています。

この記事では、日本国内の主要ホームセンターチェーンを店舗数ベースで整理しながら、それぞれの特徴や違い、さらに業界の動向について詳しく解説していきます。


ホームセンターの店舗数ランキング(日本)

まずは、日本国内の主要ホームセンターを店舗数の多い順にまとめました。
※グループ・業態含む(目安)

順位チェーン名店舗数(目安)特徴
1位コメリ約1,230店舗小型店で全国網羅・業界最大手
2位DCM約665店舗業界再編で拡大
3位コーナン約552店舗近畿中心・PRO強い
4位ナフコ約360店舗九州を地盤に全国展開・家具店発祥
5位カインズ約285店舗売上トップ・高付加価値
6位サンデー約100店舗東北6県中心・イオングループ
7位ロイヤルホームセンター約60店舗プロ向け強い・圧倒的な品揃え
8位島忠約52店舗ニトリグループ・住まいの総合センター
9位ビバホーム約50店舗一店舗巨大主義に基づく圧倒的な品揃え
10位グッデイ約44店舗福岡・九州を中心に展開
11位ムサシ約40店舗北陸・新潟中心。一店舗巨大主義
12位セキチュー約25店舗北関東中心
13位ユニディ約18店舗アイリスオーヤマグループ
14位ジョイフル本田約17店舗超大型店・プロ向けから家庭用まで

日本国内のホームセンターチェーン店では、コメリが圧倒的な店舗数です。1,000店舗を超える規模で全国に展開しており、特に地方・郊外に小型店舗を多数出店することで、他社にはないネットワークを構築しています。

一方で、DCMやコーナンは企業統合や大型店舗戦略によって規模を拡大してきたチェーンであり、単純な店舗数だけでなく売上規模でも業界上位を占めています。

またカインズのように、店舗数では劣るものの高い商品開発力やブランド力によって存在感を高めている企業もあり、ホームセンター業界は「数」と「質」の両軸で競争が行われているのが特徴です。


ホームセンターの特徴と傾向

ホームセンター業界は、出店戦略や商品構成によって大きく性格が分かれています。

まずコメリのようなチェーンは、小型店舗を全国に展開することで、地方の生活インフラとしての役割を担っています。農業資材や日用品など、地域住民の生活に密着した商品を中心に扱っており、「近くにあること」が最大の価値となっています。

これに対してDCMやコーナンは、中型〜大型店舗を中心に展開し、DIY用品や建築資材など幅広い商品を取り扱う総合型のスタイルです。特にコーナンは「PRO業態」を展開し、職人や業者向けの商品を強化することで差別化を図っています。

さらにカインズは、SPA(製造小売)モデルを取り入れ、自社ブランド商品の開発に力を入れているのが特徴です。デザイン性や機能性の高い商品が評価されており、従来のホームセンターとは一線を画す存在となっています。

またジョイフル本田のように、1店舗あたりの規模を極端に大きくすることで、テーマパークのような体験型店舗を展開する例もあります。このような大型店は目的来店型となり、広域から集客する力を持っています。


ホームセンター比較表(価格・特徴)

チェーン価格帯品揃え特徴
コメリ安い実用重視地方密着・小型店
DCM普通幅広いバランス型
コーナン普通プロ向け強い関西強い
カインズ普通高付加価値商品開発力
ナフコ普通家具強い地域密着

この比較から見えてくるのは、ホームセンターが単なる「安売り店」ではなくなっているという点です。

従来は価格の安さが重視されていましたが、現在では「どんな商品があるか」「どれだけ便利か」といった要素が重要になっています。特にカインズのように、オリジナル商品で差別化する動きは業界全体に影響を与えています。

また、プロ向け商品や専門性の高い売り場を強化する店舗も増えており、一般消費者だけでなく業者需要も取り込む方向にシフトしています。このようにホームセンターは、価格競争から価値競争へと移行している段階にあります。

都道府県別 ホームセンターチェーン店舗数一覧

※総店舗数は主要チェーン(コメリ・DCM・カインズ・コーナン・ナフコ等)をもとにした推定値です(単純合算ではありません)

都道府県総店舗数(推定)コメリDCMカインズコーナンナフコ
北海道約1202685300
青森県約452124000
岩手県約654124000
宮城県約803729561
秋田県約553814000
山形県約50406000
福島県約755751110
茨城県約9046201614
栃木県約703941402
群馬県約704013000
埼玉県約110352132233
千葉県約120513924114
東京都約90102021440
神奈川県約9081719420
新潟県約95831210
富山県約452616002
石川県約40226013
福井県約35263001
山梨県約402222401
長野県約8555231604
岐阜県約753722341
静岡県約90302225710
愛知県約130158115273
三重県約70484584
滋賀県約50244358
京都府約601982313
大阪府約12011051316
兵庫県約110471575519
奈良県約501981203
和歌山県約603761213
鳥取県約35170234
島根県約40290029
岡山県約7045821014
広島県約90351711523
山口県約803340426
徳島県約4521110171
香川県約4014130113
愛媛県約6025330190
高知県約351940130
福岡県約1002523973
佐賀県約401400014
長崎県約501500224
熊本県約6028111129
大分県約452200016
宮崎県約452300017
鹿児島県約552700021
沖縄県約1000320

都道府県別から見るホームセンターチェーンの傾向

まず特徴的なのは、コメリの圧倒的な地方網です。新潟・東北・北陸といったエリアでは突出した店舗数を誇り、人口規模よりも「面積の広さ」や「農業・郊外需要」に強く連動して出店しているのが特徴です。特に新潟県のように一強状態になっている地域もあり、ドミナント戦略の典型例といえます。

一方で、DCMは北海道・東北・中部に強く、比較的バランス型ではあるものの、やはり特定エリアでの密度が高い構造です。愛知や北海道での店舗数の多さからも、地域ごとの基盤の強さが見て取れます。

さらに、関東〜東海ではカインズが存在感を持ち、群馬・埼玉・静岡といったエリアで大型店舗を軸に展開しています。都市近郊型のホームセンターとして、他チェーンとはやや異なる出店戦略を取っている点が特徴です。

近畿圏に入ると構造は一変し、コーナンが圧倒的なシェアを持ちます。大阪・兵庫を中心に極端に店舗数が多く、都市型ホームセンターとしてのポジションを確立しています。これは他地域ではあまり見られない偏りです。

そして九州では、ナフコがほぼ独占的に近い形で展開しており、福岡を中心に圧倒的な店舗数を誇ります。九州全体で見てもナフコの存在感は非常に大きく、地域密着型チェーンの代表格となっています。

全体として、ホームセンターは「全国均一に広がる業態」ではなく、「地域ごとに強いチェーンが棲み分ける業態」であり、その結果として都道府県ごとの店舗数は人口以上に“地元チェーンの強さ”に大きく左右される構造になっていると言えるでしょう。


まとめ|ホームセンターの店舗数ランキング

ホームセンターの店舗数ランキングでは、コメリが圧倒的な店舗網でトップに立っています。しかし業界全体を見ると、単純な店舗数だけではなく、それぞれのチェーンが異なる戦略で競争していることがわかります。

小型店で全国をカバーするタイプ、大型店で集客するタイプ、商品開発で差別化するタイプなど、多様な業態が共存しています。また、業界としては安定市場でありながら、再編や高付加価値化も進んでいます。

ホームセンターは今、「物を買う場所」から「暮らしを支える総合拠点」へと進化しており、今後も地域密着型ビジネスとして重要な役割を担い続けるでしょう。

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