紀伊半島に位置する和歌山県には、紀州藩紀州徳川家の居城であった「和歌山城」や1350年以上前から湧き出る温泉で「日本三大温泉」と言われていた「南紀白浜温泉」があるほか、ユネスコの世界遺産に登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」のうち、「熊野三山」と「高野山」の2つの霊場があるなど有名な観光地がたくさんあります。
今回は、そんな和歌山県で訪れたいおすすめ観光スポット34選を解説していきます。
和歌山でおすすめの観光スポット6選【和歌山市内】
和歌山市内でおすすめの観光名所は以下の通りです。
和歌山城
和歌山城は、天正13年(1585)に豊臣秀吉が弟の秀長に命じて築城させ、のちに、徳川御三家の一つ紀州藩紀州徳川家の居城となったお城です。
連立式天守閣と呼ばれる珍しい構造で、以前は国宝に指定されていましたが、戦災によって焼失。その後、昭和33年(1958)に再建され、内部には徳川家ゆかりの遺品などが多数展示されています。
また、城内では、国の名勝に指定された西之丸庭園の景観を楽しめるほか、一帯は和歌山公園として整備され、庭園や歴史館、動物園などがあります。
和歌山城
所在地/和歌山県和歌山市一番丁3
TEL/073-422-8979
営業時間/9:00~17:30(入場は17:00まで)
定休日/12月29日~12月31日
料 金/大人410円、小人200円
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紀伊國一之宮 日前神宮・國懸神宮
日前神宮・國懸神宮は、1つの境内に2つの神社があり、総称して日前宮(にちぜんぐう)と呼ばれています。
創建は神武天皇2年(約2600年前)と国内でも最も古い神社のひとつです。御祭神は両宮とも太陽神・天照大神で、その御名が日前大神、國懸大神として祀られています。
良縁を結び、結婚の徳を授け、生活基盤を守る家内安全のご利益で知られています。
加太淡嶋神社
淡嶋神社は、全国にある淡島神社・粟島神社・淡路神社の総本社です。人形供養で知られ、境内一円に全国から奉納された2万体にも及ぶ無数の人形が並んでいます。
主祭神の少彦名命は、医薬の神です。婦人病や安産祈願など「女性のための神様」として、昔から信仰を集めています。
友ヶ島
友ヶ島は、和歌山と淡路島との間に位置する無人島群です。明治時代から第二次世界大戦時まで、旧日本軍の要塞施設となっていた島で今でも当時建設された砲台や防備衛所の跡が残されています。
加太港から定期船(20分)で渡ることができ、県の天然記念物に指定されている深蛇池や、1872年にできた友ケ島灯台なども見られます。映画「ラピュタ」のような世界観がSNSを中心に注目を集めています。
ポルトヨーロッパ
ポルトヨーロッパは、中世地中海の港街をモチーフにしたテーマパークです。石畳やレンガ造りなどの美しいヨーロッパの街並みが再現されています。
パーク内には落差22mの激流をまっさかさまに滑り落ちるウォーターライドや遊園地ゾーンもあり、大人から子供まで楽しめるアトラクションも魅力です。入園は無料。アトラクションやイベントごとに料金がかかります。
黒潮市場
黒潮市場は、和歌山マリーナシティ内にある市場です。地元の食材や和歌山近郊の海の幸、和歌山のお土産などが購入できます。
見どころは、毎日3回行われているマグロ解体ショー。購入した食材はバーベキューテラスで焼いて食べることができます。
和歌山でおすすめの観光スポット10選【白浜温泉】
和歌山・白浜温泉でおすすめの観光名所は以下の通りです。
とれとれ市場
「とれとれ市場」は、西日本で最大級の海鮮マーケットです。堅田漁業協同組合直営のため、日本全国から取り寄せた新鮮な海産物や紀州の特産品が購入できます。
特産のクエなどの魚たちが泳ぐ巨大水槽やマグロの解体ショーも市場の目玉。寿司や海鮮丼が楽しめる「とれとれ横丁」や海鮮バーベキューも人気があります。
とれとれ市場
所在地/西牟婁郡白浜町堅田2521
TEL/0739-42-1010
営業時間/8:30~18:30
定休日/不定休
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白浜海底観光船
白浜海底観光船グラスボートは、白浜町を発着し、白浜のシンボル「円月島」も間近に臨める遊覧船です。
船底がガラス張りになっており、ダイビングをせずに海の中の世界を臨め、白浜の海に生息する魚を観察できます。
海底観光船 グラスボート
所在地/西牟婁郡白浜町500
TEL/0739-42-2122
営業時間/8:45~16:10
料金/大人(中学生以上)1,600円
こども(4才以上~小学生)800円
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円月島
円月島は、臨海浦の南海上に浮かぶ南北130m、東西35m、高さ25mの小島です。正式名称は「高嶋」といい、島の中央に円月形の海蝕洞がぽっかり開いていることから「円月島」と呼ばれ親しまれています。
「和歌山県の夕日100選」に選ばれており、日の沈む夕景の美しさは格別。春と秋には、穴に夕日がおさまる瞬間も見られます。
円月島
所在地/西牟婁郡白浜町3740
TEL/0739-43-5511
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白浜エネルギーランド
「人とエネルギー」をテーマに、楽しく遊び、そして学べる体験型のテーマパークです。
地球の重力エネルギーと人間のもつ様々な感覚を巧みに利用した体感アトラクション「ミステリーゾーン」や、おもしろ写真が撮れる「トリックアートハウス」、スタンプラリー形式の巨大迷路「Da迷路~エネルギー博士からのSOS~」など老若男女問わず楽しめます。
白浜エネルギーランド
所在地/西牟婁郡白浜町3083
TEL/0739-43-2666
営業時間/※季節により変動あり
定休日/※季節により変動あり
料金/大人(高校生以上): 2,000円、小・中学生: 1,400円
幼児(3歳以上): 600円、シニア(60歳以上): 1,800円
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フィッシャーマンズワーフ白浜
フィッシャーマンズワーフ白浜は、白浜温泉の漁師直営のおしゃれな海鮮市場です。
水揚げ後すぐに並ぶ新鮮な魚介類が自慢のフィッシュマーケットをはじめ、イタリアンダイニングやビアガーデン、カフェがあるほか、スキューバダイビングや釣りなどのマリンレジャーの拠点ともなっています。
フィッシャーマンズワーフ白浜
所在地/西牟婁郡白浜町1667-22
TEL/0739-43-1700
営業時間/9:00~18:30
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白良浜
白良浜は、白浜の名の由来にもなった長さ約620mにわたる弓状白砂の海岸です。関西屈指の美しいビーチは「日本の快水浴場百選」にも選ばれ、夏の海水浴シーズンには毎年約60万人以上の観光客が訪れます。
白良浜
所在地/西牟婁郡白浜町864
TEL/0739-43-5511
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崎の湯
崎の湯は、万葉の昔からある「湯崎七湯」の中で唯一残っている湯壷です。1350年の歴史を誇り、かつて「日本書紀」や「万葉集」にも登場。天皇や貴族らが入湯したと伝えられています。
目の前に雄大な太平洋が広がり、波しぶきが届くほどの最高のロケーション。大自然にどっぷり浸かった開放感にひたることができます。
崎の湯
所在地/西牟婁郡白浜町1668
TEL/0739-42-3016
営業時間/8:00~16:30(閉館17:00)
4~6・9月は~17:30(閉館18:00)
7・8月は7:00~18:30(閉館19:00)
定休日/無休
料金/3才以上500円
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千畳敷
千畳敷は、その名のとおり広い岩畳を思わせる大岩盤です。柔らかい砂岩に打ち寄せる波により、長い年月をかけて浸食され、このような複雑な地形が作り出されました。
水平線に沈む夕日はまさに「絶景」。近くには千畳敷と雄大な太平洋の景色を眺めながらお食事が出来る「海鮮屋千畳」や、南紀白浜のお土産が揃う「茜・千畳茶屋」も併設されています。
千畳敷
所在地/西牟婁郡白浜町2927-72
TEL/0739-43-6588
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三段壁洞窟
三段壁は、千畳敷の南海岸にそそり立つ高さ約50mの断崖で、岩肌に打ち寄せる黒潮が激しくぶつかり、階段状に削られた自然の造形物です。
地下36mには海蝕洞窟(三段壁洞窟)が形成されており、断崖上から地中をエレベーターで降りると洞窟内部を観覧できます。
平安時代の源平合戦で知られる熊野水軍が船を隠したという伝説の洞窟で、日本最大級の青銅で出来た辯才天が鎮座しています。
アドベンチャーワールド
南紀白浜アドベンチャーワールドは、南紀を代表する体験型テーマパークで、約80万平方mの広大な敷地に140種、1400頭の動物が暮らしています。
パーク内には、7頭のジャイアントパンダに会える「ブリーディングセンター」や「PANADA LOVE」、陸の動物が暮らす「サファリワールド」、イルカやクジラのライブが見られ、ペンギンやシロクマなどにも出合える「マリンワールド」などがあり、子どもから大人まで丸一日楽しめます。
アドベンチャーワールド
所在地/西牟婁郡白浜町堅田2399
TEL/0570-06-4481
営業時間/10:00~17:00(季節によって変動あり)
定休日/不定休
料金/大人(18才以上): 5,300円
シニア(65才以上): 4,800円
中人(12~17才): 4,300円
小人(4~12才): 3,300円
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和歌山でおすすめの観光スポット11選【熊野三山】
和歌山・熊野三山でおすすめの観光名所は以下の通りです。
熊野古道館
熊野古道館は、中辺路の観光案内と歴史紹介を兼ねた休憩施設です。旧中辺路町内にある熊野古道の12の王子社にちなんで、12角形の建物になっています。
中辺路を紹介する映像や熊野古道に関する資料、滝尻王子社の所蔵品などを展示しているほか、平安衣装の貸し出しもあり、滝尻王子の前で記念撮影できる平安衣装体験が楽しめます。
熊野古道館
所在地/田辺市中辺路町栗栖川1222
TEL/0739-64-1470
営業時間/9:00~17:00
定休日/12月29~31日
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道の駅 奥熊野古道ほんぐう
「道の駅 奥熊野古道ほんぐう」は、熊野三山めぐりの拠点として、観光情報の発信や地元食材を生かしたレストラン、お土産の販売を行っています。
店内には中で購入した弁当を食べられるイートインコーナー(10~17時)も設けられているほか、地酒の販売も充実しています。
道の駅 奥熊野古道ほんぐう
所在地/田辺市本宮町伏拝904-4
TEL/0735-43-0911
営業時間/9:00~18:30
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湯の峰温泉 つぼ湯
「湯の峰温泉」は、約1800年前に発見されたという日本最古の温泉です。熊野へ詣でる前に、人々はここを湯垢離場(ゆごりば)として身を清め、長旅の疲れを癒したとされています。
1日の内に7度も色を変えるといわれる天然温泉の岩風呂「つぼ湯」は、熊野信仰との関わりが強く、浴場では唯一の世界遺産として登録されています。
また餓鬼病となった小栗判官がこの湯に浸かり、死の淵から息を吹き返したという伝説も有名。入浴の際は、湯の峰温泉公衆浴場で申し込みが必要で、番号札をもらい、30分ごとに交代します。
そのほか、川沿いには湯筒があり、ゴポゴポと湧き出る90度の熱湯で卵や野菜を茹で、温泉卵などを楽しむ事ができます。(6:00~21:00、卵と野菜は土産物店等で購入可能)
つぼ湯
所在地/田辺市本宮町湯峯110
TEL/0735-42-0074
営業時間/6:00~21:00 ※受付は20:30
定休日/なし
※つぼ湯は男女混浴風呂 30分交替制
料金/大人 800円、12才未満 400円
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熊野本宮大社
熊野参詣道のなかでも多くの人々がたどった「中辺路」を歩き、難行苦行の道のりを終え最初にたどり着くのが熊野本宮大社です。
新宮・那智とともに全国に3000社以上ある熊野神社の総本宮で、熊野三山の中でもとりわけ古式ゆかしい雰囲気を漂わせています。
桧皮葺きの社殿は威厳に満ちていながら、訪れる人を優しく包み込むような温かさがあり、後鳥羽上皇のお供でここを訪れた藤原定家は、『名月記』において「感涙禁じ難し」と心境を記しています。
主祭神は家都美御子大神(けつみこのおおかみ)。元の社殿は3つの川の合流点の中州にありました。かつて社殿が鎮座した場所は大斎原(おおゆのはら)と呼ばれ、高さ34mの日本一大きな鳥居がそびえています。
熊野本宮大社
所在地/田辺市本宮町本宮
TEL/0735-42-0009
営業時間/8:00~17:00
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熊野古道
「熊野古道」は、古来より先人たちが歩んだ参詣道で、「熊野三山」の3つの大社へと繋がっています。
その熊野古道を気軽に体験できるのが、「発心門王子(ほっしんもんおうじ)」から熊野本宮大社へのコースで、熊野本宮大社の神域の入口とされています。
美しい山里の集落をたどるように古道が残り、上り下りも緩やかで熊野古道のなかでも人気No.1。語り部や「熊野セラピスト」が案内するウォーキングツアーも開催されています。▶コースマップ詳細
距離は約7km、所要時間は約2.5時間~約3.5時間です。本宮大社前から路線バスが運行しています。※10月~5月に歩く方は日暮れが早いので注意。▶バス時刻表
熊野速玉大社
熊野速玉大社は、神倉山の神倉神社に降り立った熊野の神々を祀るため、128年の景行天皇の時代に社殿が造られたと伝えられています。神倉山の元宮に対し、熊野速玉大社は新宮と呼ばれています。
主祭神は熊野速玉大神と熊野夫須美大神の夫婦神。壮麗で美しい朱塗りの社殿は、鎌倉時代に描かれた「熊野曼荼羅」の世界を再現しています。
社殿下の広場から眺める市街地と熊野灘の美しい眺めは、新宮市随一のビュースポットです。
また、境内には天然記念物に指定される樹齢1000年のナギの巨木があり、海上安全や良縁結びのご利益があるといわれています。神宝館には、約1,200点の国宝が保管されています。
熊野速玉大社
所在地/新宮市新宮1
TEL/0735-22-2533
営業時間/日の出~日没(授与所は8~17時)
定休日/無休
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神倉神社
神倉神社は、熊野速玉大社の摂社で神倉山(標高120m)の断崖絶壁に鎮座しています。
熊野三山に祀られる熊野権現が降臨した聖地と伝えられ、神倉山の中腹にある天磐盾(ゴトビキ岩)を御神体として祀っています。
山上へは、鳥居が立つ山麓から、源頼朝が寄進したと伝わる583段の石段を登る必要があり、垂直に近いような傾斜なので注意が必要です。女坂と呼ばれる緩やかな迂回コースもあります。
神倉神社
所在地/新宮市神倉1-13-8
TEL/0735-22-2533(熊野速玉大社)
営業時間/境内自由
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熊野那智大社
熊野那智大社は、那智山の中腹に鎮座し、那智大滝に対する原始の自然崇拝を祭祀の起源とする神社です。隣接する那智山青岸渡寺とともに熊野信仰の中心地とされ、現在も厚い信仰を集めています。
滝の神様と熊野の神々はもともと、那智の滝の近くに祀られていましたが、仁徳天皇5年(317年)に現在の場所に社殿を創建し、遷されたとされています。
主祭神の夫須美神は伊弉冉尊(いざなみのみこと)ともいい、万物の生成・育成を司るとされ、農林・水産・漁業の守護神、また縁結びの神様として崇められています
境内には、神武天皇を大和(現在の奈良県)に導いた三本足の烏 「八咫烏(やたがらす)」が大任を終えて石になったといわれる「烏石」や、樹齢約850年の大楠があります。大楠の根元には空洞があり、無病息災を願って「胎内くぐり」をする事ができます。
熊野那智大社
所在地/東牟婁郡那智勝浦町那智山1
TEL/0735-55-0321
参拝時間/7:00~16:30
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那智の滝
「那智の滝」は那智山の奥山、大雲取山から流れ出る本流にいくつもの流れが重なり合い、原生林を切り裂くように落下している落差133m、滝壺の水深10mにも及ぶ大滝です。
日本3大名瀑の一つで、落差は日本一。「日本の滝100選」や「日本の音風景100選」にも選定されています。
那智原始林に点在する「那智四十八滝」の一の滝として、約1300年前から滝行が行われてきた修業の現場でもあります。また、延命長寿の御利益があるとされる御神水が湧いており、滝壺の清水を味わうこともできます。
那智の滝
所在地/東牟婁郡那智勝浦町那智山
TEL/0735-55-0321
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南紀勝浦温泉
南紀勝浦温泉は、南紀白浜温泉と並ぶ、和歌山県を代表する温泉地で、世界遺産に登録された那智山や那智滝、熊野三山、吉野熊野国立公園への拠点でもあります。
県下一を誇る175本もの多種多様な源泉があり、旅館、公衆浴場等の立ち寄り温泉が充実。日本有数の生鮮マグロの水揚げ高を誇る「勝浦漁港」の近くには、獲れたてマグロが楽しめるお店がたくさんあります。
そんな南紀勝浦温泉での宿泊は「ホテル浦島(6,270円~)」が人気があります。西日本最大級のホテルで、源泉かけ流しの大洞窟温泉とマグロの解体ショーが見られるバイキングが魅力です。
オーシャンビューの客室と解放感あふれる露天風呂が自慢の「かつうら御苑(7,700円~)」や、2021年オープンの肌に優しい源泉かけ流し温泉「湯快リゾートプレミアム 越之湯(3,050円~)」も評価が高いです。
そのほかは以下リンクをチェックしてみてください。
くじらの博物館
クジラの博物館は、古式捕鯨発祥の地として有名な太地町(たいじちょう)にある世界一のスケールを誇る鯨専門の博物館です。
館内では太地町の400年以上に及ぶクジラとの関わりや、鯨類骨格標本、古式捕鯨に用いられた道具・ジオラマ、近代捕鯨の銛や大砲、キャッチャーボート模型などおよそ1,000点に及ぶ貴重な資料を展示しています。
また、海を区切って作った自然プールやショープールでは数種類の鯨類を飼育しており、ショーの他、さまざまなふれあいイベントも実施しています。
くじらの博物館
所在地/東牟婁郡太地町太地2934-2
TEL/0735-59-2400
営業時間/8:30~17:00
定休日/年中無休
料金/一般:1,500円、小中学生:800円
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和歌山でおすすめの観光スポット7選【高野山】
和歌山・高野山でおすすめの観光名所は以下の通りです。
大門(だいもん)
大門は開山以来、表玄関の役割を果たす高野山一山の総門です。開創当時は現在より下の九十九折谷に鳥居を建てて総門としていましたが山火事や落雷で焼失。現在の大門は1705年に再建されました。
五間三戸(さんこ)の二階二層門で、高さは25.1m。大門の両脚に構える高さ4.8mの力強い金剛力士像は、阿形像を仏師康意が、吽形像を法橋運長が造ったとされています。
ここからの眺望がよく、晴れた日には山並みの向こうに紀淡海峡から淡路島まで望めます。
大門(だいもん)
所在地/伊都郡高野町高野山132
TEL/0736-56-2011
料金/無料
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奥之院
奥之院は弘法大師の御廟を中心にした霊域であり、高野山信仰の最大の聖地です。
弘法大師空海は弘仁7(816)年に高野山を開き、その29年後に結跏趺坐(けっかふざ)のまま奥之院最奥にある、現在の大師御廟に入定。今も御廟所で瞑想しながら救いの手を差しのべていると信じられています。
一の橋から御廟まで約2㎞の参道には、おおよそ20万基を超える諸大名の墓石や、祈念碑、慰霊碑の数々が、樹齢千年に及ぶ杉木立の中に立ち並んでいます。
また、御廟の手前には燈篭堂があり、堂内正面の祈親上人が献じた祈親灯と白河上皇が献じた白河灯は「消えずの火」として1000年以上燃え続けています。
奥之院
所在地/伊都郡高野町高野山132
TEL/0736-56-2002
営業時間/5月~10月 8:00~17:00
11月~4月 8:30~16:30
料金/入場料、拝観料ともに無料
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金剛峯寺
金剛峯寺は弘仁7年の創建以来、現在まで連綿として継承されてきた特殊な伽藍配置を伝える山岳寺院です。真言密教の根本霊場として信仰を集めてきました。
壮大な玄関をもつ建物は文久3年(1863)の再建。主殿は東西三十間、南北三十五間の大建築で、大広間には狩野探幽の襖絵「松に群鶴」が、豊臣秀次自刃したという柳の間には狩野探斎による「雪柳白鷲」が描かれています。
広さ2340㎡を誇る国内最大級の石庭「蟠龍庭(ばんりゅうてい)」などもあり見どころは多数。広々とした優雅な境内を散策しながら、神聖な雰囲気を味わえます。
金剛峯寺
所在地/伊都郡高野町高野山132
TEL/0736-56-2011
営業時間/8:30~17:00
料金/中学生以上 1,000円、小学生 300円、未就学児無料
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壇上伽藍
壇上伽藍は、弘法大師・空海が高野山を開山した際、真っ先に造営に取り組んだ場所で、奥之院とともに高野山の二大聖地の一つです。
壇上とは大日如来が鎮座する壇、または修行の道場の意味。密教思想に基づく曼荼羅(まんだら)の世界観を具現化したものといわれ、高野山全体の総本堂である「金堂」や高野山のシンボルともいえる高さ48.5mの「根本大塔」など19もの諸堂が建ち並んでいます。
なお、壇上伽藍は金堂に右肩を向け時計回りで巡るのが正しい参拝順路とされています。
壇上伽藍
所在地/伊都郡高野町高野山132
TEL/0736-56-2011
営業時間/8:30~17:00
料金/金堂:中学生以上500円 小学生以下無料
根本大塔:中学生以上500円 小学生以下無料
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徳川家霊台
徳川家霊台は、1643年(寛永20年)に徳川3代将軍・家光によって建てられた霊舎で、向かって右側に初代将軍・家康、左側に二代将軍・秀忠が祀られています。
もとは大徳院の境内でしたが、明治時代、大徳院が他の寺院と合併したためこの霊台だけが残されました。
建物は桁行三間、梁間三間の一重宝形造であり、内部は蒔絵などが施された豪華絢爛な造り。江戸時代の代表的霊廟建築として重要文化財に指定されています。
徳川家霊台
所在地/伊都郡高野町大字高野山682
TEL/0736-56-2012
営業時間/8:30~17:00
料金/中学生以上 200円、小学生以下 無料
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女人堂
高野山は明治5年まで長く女人禁制でした。その間、高野七口にはそれぞれ女人堂が建っており、女性はそこから先へは行けませんでした。その女人堂で唯一残っているのが不動口の女人堂です。
女人信者は弘法大師空海の御廟を拝みたいと、女人堂から女人堂へ八葉蓮華の峰々を辿ったといわれ、この道を「女人道」と呼んでいます。
このコースは、弘法大師御廟を取り囲むようにそびえる魔尼山・楊柳山・転軸山の高野三山を巡る女人道トレッキングコースです。(距離:約10.7km 標準歩行時間:約3時間30分)
高野山霊宝館
高野山霊宝館は、高野山真言宗・総本山金剛峯寺をはじめ、一山の寺院の貴重な仏像・仏画をはじめとする文化遺産を保存管理し、一般にも公開する目的で、大正10年(1921)に開館した博物館相当施設です。
国宝21件、重要文化財147件、和歌山県指定文化財16件、重要美術品2件、合計182件、約2万8千点弱を収蔵するほか、年1回の夏期特別展と、年間を通じての企画展・常設展により順次公開しています。
高野山霊宝館
所在地/伊都郡高野町高野山306
TEL/0736-56-2029
営業時間/5月~10月:8:30~17:30
11月~4月:8:30~17:00 ※入館は各閉館時間の30分前まで
休館日/年末年始
料金/一般1,300円、高校・大学生800円、小・中学生600円
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【和歌山でおすすめの観光名所】まとめ
今回は、和歌山でおすすめの観光名所について詳しく解説してきました。
和歌山観光は車での移動が便利で、効率よく移動すれば短期間でも多くの観光地を巡ることができます。宿泊は白浜温泉や勝浦温泉で旅の疲れを癒してみてください。
今回は以上です。和歌山観光の参考になれば幸いです。