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【吉野山観光モデルコース】日帰りで巡る必見スポット7選

近畿地方の観光地

吉野山は、古くから金峯山寺の門前町として栄え、源義経の逃亡や後醍醐天皇の南朝の舞台となるなど、歴史に深く刻まれた場所です。

山域全体が世界遺産に登録されており、金峯山寺、吉野水分神社、吉水神社など、数々の歴史的建造物が点在しています。また、吉野山は「日本一の桜の名所」としても名高く、谷や尾根を彩る約3万本の桜が訪れる人々を魅了します。

今回は、この歴史と自然が融合する吉野山を巡る観光モデルコースと、その見どころ、ぜひ訪れていただきたい観光スポットをご紹介します。

吉野山観光モデルコース【日帰り】

では、吉野山を日帰りで巡る観光モデルコースを解説していきます。

吉野山観光マップ【全体図】

http://www.yoshinoyama-sakura.jp/

吉野山は、その広大な山域を参道が続く下千本・中千本のエリアと、ハイキングが楽しめる上千本・奥千本のエリアという4つのエリアに分けて呼ばれています。

見どころが多いのが下千本・中千本のエリアで、修験道の総本山で吉野山のシンボル「金峯山寺蔵王堂や、世界遺産の「吉水神社などの観光スポットがあるほか、参道では吉野の名物グルメ”くずきり”や”柿の葉寿司”を堪能できます。

下千本:吉野駅周辺から金峯山寺あたりまでの参道が続く賑やかなエリア。道沿いにはお土産店や飲食店が並び、散策しながら歴史的建造物を巡ることができます。

中千本:金峯山寺から竹林院群芳園あたりまでのエリア。お店や宿が建ち並び、桜の時期には吉水神社から見る「一目千本」と呼ばれる桜景色が圧巻です。

上千本&奥千本:より静かで自然のままの吉野山の風景を楽しむことができるエリア。桜の見頃が下千本や中千本よりも遅いため、桜の季節が長く続くのも特徴です。

吉野山観光には以下の奈良県推奨ルートマップも参考になります。
吉野歩くなら推奨ルートマップ

吉野山観光モデルコース【下千本&中千本】

では、吉野山観光モデルコースをエリアごとにご紹介していきます。まずは下千本&中千本エリアです。

✅吉野山観光モデルコース【下千本&中千本】

吉野駅
吉野観光&吉野山登山のスタート地点
→ ロープウェイ約3分 →
吉野山駅
ロープーウェイの山上の駅。徒歩ルートは約20分かかる
→ 徒歩約13分 →
金峯山寺 蔵王堂 (本堂)
吉野山のシンボルであり、修験道の総本山
→ 徒歩約7分 →
吉水神社
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一つ
→ 徒歩約14分 →
竹林院群芳園
千利休が作庭した回遊式庭園を擁する歴史深い宿

吉野山の下千本&中千本エリアの観光モデルコースは、ロープウェイの吉野山駅から出発して、世界遺産の金峯山寺蔵王堂→吉水神社→竹林院群芳園と巡っていきます。

約1.7kmの上り坂の参道に食事処、土産物店、旅館などが軒を連ねるエリアです。

吉野山駅から「竹林院前」、もしくは「奥千本口」まで路線バスが運行しているので、登りはバスで移動するのもおすすめです。
吉野山路線バスのご案内

また、車でお越しの方は、吉野山観光駐車場(下千本駐車場)や、如意輪寺駐車場が通年無料(桜の季節は予約制・有料)で利用できます。
吉野山駐車場案内(繁忙シーズンは臨時駐車場が増設されます)

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金峯山寺蔵王堂

金峯山寺は、1300年前に修験道の開祖・役行者が開いたといわれ、大峯山で感得した蔵王権現を自ら山桜に刻んで祀ったのが起源とされています。吉野山のシンボルであり、修験道の根本道場です。

本堂である蔵王堂(国宝)は天正20(1592)年の再建で、東大寺大仏殿に次ぐ木造古建築。木造桧皮葺では日本最大の大きさを誇ります。

内部には、我が国最大のお厨子があり、秘仏のご本尊金剛蔵王大権現の尊像3体がお祀りされているほか、多くの尊像が安置されています。

金峯山寺蔵王堂
所在地/吉野郡吉野町吉野山2500
TEL/0746-32-8371
営業時間/8:30~16:30 ※受付は16:00まで
定休日/年中無休
料金/800円(特別御開帳の期間は1,600円)
公式ホームページ

吉水神社

吉水神社は、もとは金峯山寺の格式高い僧坊でしたが、明治の神仏分離によって後醍醐天皇、楠木正成を祭神とする神社となりました。

源頼朝に追われた源義経が静御前に弁慶らと身を隠した場所であることや、南北朝時代に後醍醐天皇の行宮になったこと、豊臣秀吉が花見の本陣としたことなど数多くの歴史的逸話で知られています。

書院(重要文化財)には後醍醐天皇玉座の間や義経潜居の間、太閤秀吉花見の間などがあり、南朝の宝物を数多く展示しています。

吉水神社
所在地/吉野郡吉野町吉野山579
TEL/0746-32-3024
拝観時間/9時~17時(年中無休)
拝観料/600円
公式ホームページ

竹林院群芳園

竹林院は、聖徳太子の創建とも言われている美しい回遊式庭園のあるお寺で、格調高い宿坊としても有名です。

大和三庭園のひとつとなっている庭園は、豊臣秀吉(豊太閤)が吉野山の桜の花見に際して千利休が作庭し、細川幽斎が改修したといわれています。

竹林院群芳園
所在地/吉野郡吉野町吉野山2142
TEL/0746-32-8081
拝観時間/9:00~17:00
拝観料/無料(庭園は大人400円、中高生300円、小人200円)
公式ホームページ

吉野山では、参道に点在する旅館・宿坊・民宿に宿泊することができ、なかでも竹林院群芳園」は聖徳太子の創建と伝わる寺院で、格調高い宿坊としても有名です。

吉野荘湯川屋(15,840円〜)」は、創業400年の老舗の旅館で、吉野山の旬の食材を使用した山の会席料理が自慢のお宿です。

そのほかは以下リンクをチェックしてみてください。

吉野山観光モデルコース【上千本&奥千本】

では続いて、吉野山の上千本&奥千本を巡る観光モデルコースをご紹介していきます。

✅吉野山観光モデルコース【上千本&奥千本】

金峯神社
吉野山の奥千本にひっそりと立つ古社。金峯山の地主の神 金山毘古神を祀る
→ 徒歩約11分 →
西行庵
西行が武士を捨て、法師となり3年間侘住まいをしたと伝わる小さな庵
→ 徒歩約28分 →
高城山展望台
桜や紅葉など自然豊かな吉野の景色を一望できる
→ 徒歩約19分 →
吉野水分神社
吉野山に鎮座。安土桃山時代の文化が色濃く反映された美しい社殿が特徴

上千本&奥千本エリアの観光は「吉野山駅から奥千本口バス停までは路線バス」、もしくは観桜期に運行している「竹林院前⇔奥千本口(一般:400円)」を活用しましょう。

上千本・奥千本エリアは、徐々に坂道や山道が増えるハイキングコースとなっており、吉野山駅から歩いて行くなら片道で2時間ほどです。

上千本のエリアは、桜の季節に特に人気があり、吉野山を代表する展望スポットが点在しています。さらにその奥にある奥千本には、西行法師が約3年住んでいたとされる西行庵があります。

なお、吉野山近郊の観光スポット・モデルコースは以下の記事で解説しているので合わせてチェックしてみてください。

吉野水分神社

吉野水分神社は、水を司る天之水分(あめのみくまり)大神を主祭神とし、“みくまり”が”御子守”(みこもり)となまって、俗に子守さんと呼ばれ子宝の神として信仰されています。

現在の建物は、慶長9年(1604)、豊臣秀頼が再建したもので、水分造りと呼ばれる建築様式の本殿や弊殿、拝殿、楼門、回廊全てが重要文化財であり世界遺産に登録されています。

春にはシダレザクラ、初夏のスズランも美しく、山頂付近にあるので眺望も優れています。

吉野水分神社
所在地/吉野郡吉野町吉野山1612
TEL/0746-32-3012
拝観時間/8:00~16:00(4月のみ8:00~17:00)
拝観料/無料
公式ホームページ

高城山展望台

「高城山展望台」は、奥千本の水分神社から歩いて10分ほどの所にある展望台です。

標高約700mに位置し、春は桜、秋は展望台に続く坂道の紅葉が有名な場所で、通年、素晴らしい景色が眺望できます。

金峯神社

金峯神社は奧千本にあり、杉や桜の老樹におおわれて鎮座する神社で、吉野山の地主神、金山毘古命(かなやまひこのみこと)を御祭神として祀っています。

中世以降、修験道の修行場となり、「栄華物語」には藤原道長が祈願したところとして記されています。

また、 境内から坂道を3分ほど下ったところには、義経が弁慶らと潜伏したことにちなんで名付けられた「義経隠れ塔」が残っています。

金峯神社
所在地/吉野郡吉野町吉野山1651
TEL/090-3261-9968
拝観時間/自由参拝(義経隠れ塔・不定休)
拝観料/無料(義経隠れ塔 300円※要予約)

西行庵

西行庵は、『新古今和歌集』の代表的歌人の一人である西行が、武士を捨て、法師となり3年間侘住まいをしたと伝わる小さな庵です。

庵の中には西行像が安置されていて、西行が「とくとくと落つる岩間の苔清水汲みほすまでもなきすみかかな」と詠んだとされる苔清水も近くに残っているほか、西行を師と仰ぎ、ここへ2度訪れたという芭蕉の句碑も立っています。

行き方は、金峯神社右手にある山道を500mほど歩いて行きます。片道20分、往復40分の道のりです。

西行庵
所在地/吉野郡吉野町吉野山
TEL/0746-32-1007(吉野山観光協会)

吉野山観光のガイドブック

吉野山観光をもっと深く楽しみたい方には、以下の観光ガイドブックが役立ちます。これらのガイドブックは、モデルコースには含まれていない隠れた名所や地元ならではの体験情報も豊富に掲載されています。

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【吉野山観光モデルコース】まとめ

今回は、吉野山の観光モデルコースについて解説してきました。

吉野山は大阪からでも特急で約1時間15分で行くことができ、日帰りでの観光が楽しめます。さらに近郊には真言密教の聖地で同じく世界遺産の「高野山」があり、吉野山と合わせて1泊2日旅行もおすすめです。

吉野山近郊の観光モデルコースは以下の記事で解説しているのでチェックしてみてください。

今回は以上です。吉野山観光の参考になれば幸いです。

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