日本の近畿地方に位置する滋賀には、日本最大の面積と貯水量を持つ「琵琶湖」をはじめ、世界遺産の「比叡山延暦寺」、大人の山岳リゾート「びわ湖テラス」、国宝の「彦根城」、琵琶湖に浮かぶパワースポット「竹生島」など魅力的な観光スポットがたくさんあります。
今回は、そんな滋賀県で訪れたいおすすめ観光スポット31選を解説していきます。
滋賀でおすすめの観光スポット11選【大津エリア】
石山寺
石山寺は、瀬田川沿いにある西国三十三所観音霊場の第13番札所で、奈良時代後期に聖武天皇の勅願により、東大寺の僧である良弁により開かれました。
敷地約10万平方mにおよぶ広大な境内には、寺名の由来となった天然記念物の硅灰石が露出し、国宝の本堂・多宝塔をはじめ、経典・聖教類、仏像、絵巻など多くの国宝、重要文化財が並んでいます。
平安時代には、石山詣が盛んで観音堂に参籠し、一夜を過ごすことが流行りました。特に清少納言や和泉式部などの作家が石山寺のことをその作品に描いており、女流文学の開花の舞台となりました。
中でも源氏物語の作者として有名な紫式部は、この石山寺に参籠し、十五夜の名月を眺めたとき源氏物語の構想を思い起こしたとされており、今でも式部が参籠した源氏の間が残っています。
石山寺
所在地/大津市石山寺1-1-1
TEL/077-537-0013
営業時間/8:00~16:00
拝観料/一般・中・高生600円・小学生 250円
交通アクセス/京阪電鉄・石山坂本線「石山寺」下車 徒歩10分
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近江国一之宮 建部大社
近江国一之宮 建部大社は、近江の国(滋賀県)を守護とする神として1300年以上の歴史と由緒を持つ全国屈指の古社です。古くから歴代朝廷の尊信が驚く、また武将たちの崇敬も深く集めました。
祭神は日本武尊で平安時代に源頼朝が伊豆へ流される際に立ち寄り、源氏再興を祈願し、その願いが叶ったことから、武運・必勝の神として知られています。
境内は日本武尊を祭祀する本殿を中心に、日本武尊の西東遠征に付き従い功労のあった家臣がずらりと祀られており、日本武尊を祀る代表社としての風格が漂います。
また、終戦直後の昭和20年8月に日本で初めて発行された1000円紙幣には、日本武尊の肖像画と建部大社が描かれています。最高額の日本銀行券でした。
建部大社
所在地/大津市神領1-16-1
TEL/077-545-0038
営業時間/境内自由(宝物殿・社務所9:00~16:00)
拝観料/無料(宝物殿200円)
交通アクセス/京阪電車「唐橋前」駅から徒歩約15分
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園城寺(三井寺)
三井寺は正式には「長等山園城寺」といい、天台寺門宗の総本山。境内にある霊泉(井戸)の水が天智・天武・持統の三天皇の御産湯に使用されたことから「御井(みい)の寺」と称され、「三井寺」の由来となったとされています。
境内には金堂や西国三十三所観音霊場第十四番札所の観音堂をはじめ、国宝や重要文化財などが多く残り、近江八景「三井の晩鐘」は日本三名鐘のひとつになっています。
また、「弁慶の引き摺り鐘」も有名で「弁慶の汁鍋」と呼ばれる大きな鍋とともに金堂の西側にある霊鐘堂に安置されています。
これまで数多くの映画・ドラマでの撮影現場にもなっており、近年では実写版『るろうに剣心』や連続テレビ小説「おちょやん」で使用されました。
園城寺(三井寺)
所在地/大津市園城寺町246
TEL/077-522-2238
営業時間/8時~17時
※ライトアップの期間は21時まで(21時30分閉門)
料金/大人600円・中高生300円・小学生200円
交通アクセス/三井寺駅下車 西へ徒歩約10分
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近江神宮
近江神宮は、大化改新を行った「近江大津京」の旧跡に鎮座し、天智天皇を御祭神として祀る神社です。皇紀2600年の1940(昭和15)年に、昭和天皇の聴許により創建されました。
境内には、朱塗りの楼門のほか、外拝殿、内拝殿、本殿が立ち並び、その重厚な造りは「昭和づくり・近江づくり」と称され、昭和を代表する神社建築として国の登録文化財に指定されています。
そのほか、天智天皇が大津京に漏刻(水時計)を設けられ、日本の時刻制度を定められたことから「時の神様」ともいわれ、境内には漏刻台や日時計、古代火時計などが設置されています。
また、『小倉百人一首』の第1首目の歌を詠んだ天智天皇にちなみ、競技かるたの聖地といわれ、競技かるたを題材にした漫画・アニメ「ちはやふる」の舞台としても有名です。
近江神宮
所在地/大津市神宮町1-1
TEL/0775223725
営業時間/神符授与所 9:00~16:30
時計館宝物館 9:30~16:30
料金/境内自由
時計館宝物館 300円、小中学生 150円
交通アクセス/JR湖西線「大津京」下車 徒歩 20分
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旧竹林院
旧竹林院は、比叡山延暦寺の門前町として栄えた坂本に点在する里坊(高僧の隠居所)のひとつです。
大宮川の清流を取り入れ、八王子山を借景にした池泉回遊式の一千坪の庭園は、国の名勝庭園に指定されています。
庭園内に二棟の茶室と四阿(あずまや)が巧みに配置され、中でも入母屋造り茅葺きの茶室(小間)は、珍しい間取りで「天の川席」と呼ばれています。
旧竹林院
所在地/〒520-0113 滋賀県大津市坂本5-2-13
TEL/077-578-0955
営業時間/9:00~17:00(受付は16:30まで)
定休日/月曜日(祝日の場合は開園、翌日定休)・祝祭日の翌日・年末(12/25〜12/31)
料金/大人330円、小学生以下160円
交通アクセス/京阪石山坂本線 坂本比叡山口駅から徒歩10分
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日吉大社
日吉大社は、全国3800余の日吉・日枝・山王神社の総本宮です。
天台宗の護法神であり、社殿の立つ場所が平安京の表鬼門にあたるため平安時代より都の守護神としても信仰され、方除け、厄除けのご利益で知られています。
広大な境内には40社近くの社殿が建ち並び、国宝である東西本宮の本殿や、神の使い「神猿さん」の彫刻がある西本宮楼門、山に見立てた山王鳥居など重要文化財も多く、境内全体が国指定の史跡となっています。
日吉大社
所在地/〒520-0113 滋賀県大津市坂本5-1-1
TEL/077-578-0009
営業時間/9:30~16:30
料金/大人300円、小人150円
交通アクセス/京阪石山坂本線 坂本比叡山口駅から徒歩10分
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比叡山延暦寺
比叡山延暦寺は、伝教大師最澄によって開山された天台宗の総本山です。1,200年以上におよぶ長い歴史のなか、数多くの名僧を輩出し、全盛を誇った平安時代末期には、3,000人の僧侶が集う修行道場として栄えました。
東塔、西塔、横川の三塔十六谷からなり、比叡山中に100以上の堂塔伽藍が点在。平成6年(1994)には「古都京都の文化財」として、世界文化遺産にも登録されています。
行き方はドライブウェイが利用できるほか、坂本比叡山口駅から徒歩10分の「坂本ケーブル」で山頂へ行くことができます。行き方詳細は公式サイトをご覧ください。
比叡山延暦寺
所在地/大津市坂本本町4220
TEL/077-578-0001
営業時間/8:30~16:30、西塔、横川は16:00まで。
※季節により変動あり。
料金/東塔・西塔・横川共通券 大人1,000円、中高生600円、小学生300円
交通アクセス/「八瀬比叡山口」駅下車、ケーブル・ロープウェイで「比叡山頂」→シャトルバスで延暦寺各地区へ
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西教寺
西教寺は、全国に450以上の末寺を持つ天台真盛宗の総本山で、聖徳太子が恩師の僧慧慈・慧聡のために創建されたと伝えられています。
その後、久しく荒廃していましたが、慈恵大師良源上人が復興。以来、西教寺は戒律・念仏の道場となり、現在に至るまで1日も絶えることなく念仏が唱え続けられています。
境内には、重要文化財である本尊の阿弥陀如来像や狩野派の襖絵が配された客殿、小堀遠州作の庭園などがあります。
また、戦国時代、織田信長(1534-82)による延暦寺焼き討ちで焼失した後、明智光秀(1528-82)が寺の復興に尽力したことから、境内には、光秀一族の墓もあります。
西教寺
所在地/大津市坂本5-13-1
TEL/077-578-0013
営業時間/9:00~16:30
拝観料/大人500円・中学生300円・小学生200円
交通アクセス/京阪石山坂本線 坂本比叡山口駅から徒歩20分
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おごと温泉
美しい琵琶湖畔に広がる「雄琴温泉(おごとおんせん)」は、1200年近くの歴史を持つ滋賀県下最大の温泉地です。
温泉は入浴後滑らかになる「美肌の湯」。現在でも湯治の郷として有名で、宿泊はもちろん、日帰り入浴や無料の足湯も楽しめます。
また、おごと温泉での宿泊は、「びわこ緑水亭」が人気があります。
露天風呂付き客室や近江牛のプランが人気の旅館で、楽天トラベルのブロンズアワード・日本の宿アワード2020をW受賞するなど評価は高いです。
そのほか、「里湯昔話 雄山荘」や、4年連続で楽天トラベル日本の宿アワードを受賞している「おごと温泉 暖灯館 きくのや」もおすすめです。
↓詳細・予約は以下リンクから。合わせてチェックしてみてください。
浮御堂
浮御堂は、寺名を海門山満月寺。平安時代に比叡山の僧・恵心僧都源信が湖上安全と衆生済度を祈願して建立したとされ、堂内には源信自らが刻んだと伝えられる千体の阿弥陀仏が安置されています。
びわ湖の最もくびれた部分から橋を渡して建てられており、湖面に浮いているかのように見えることから浮御堂と呼ばれます。
現在の建物は昭和12年の再建によるもので、昭和57年にも修理が行われ、昔の情緒をそのまま残しています。
湖中に浮かぶお堂の景観の素晴らしさは、近江八景「堅田の落雁」で名高く、松尾芭蕉はじめ多くの人々に愛され続けています。
浮御堂
所在地/大津市本堅田1-16-18
TEL/077-572-0455
営業時間/8:00~17:00
拝観料/300円
交通アクセス/JR堅田駅からバス「堅田出町」下車徒歩5分
びわこテラス
琵琶湖を見下ろすようにそびえる打見山(1,108m)と蓬莱山(1,174m)の間に、ゆったりと広がるびわ湖バレイ。関西で長年愛されてきたこのリゾートの2つの山頂エリアで楽しめるのが「びわ湖テラス」です。
打見山の山頂に雄大に広がる「The Main」、蓬莱山の山頂で静かにくつろげる「Café 360」。それぞれの個性的なテラスから、日本一の湖の素晴らしい風景を堪能できます。
びわ湖テラス
所在地/滋賀県大津市木戸1547-1
TEL/077-592-1155
運行時間/平日 9:30〜17:00(上り最終16:00/下り最終17:00)
土日祝・8月 9:00〜17:00(上り最終16:00/下り最終17:00)
料金/ロープウェイ:大人往復3,000円(土日祝・特定日3,500円)
小学生往復1,500円、幼児往復1,000円
交通アクセス/JR湖西線志賀駅下車バスで約10分、徒歩すぐ
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滋賀でおすすめの観光スポット3選【湖西エリア】
白鬚神社
琵琶湖中腹に位置する「白鬚神社」は、全国にある白鬚神社の総本社です。創建1900年の歴史を誇る近江最古の大社で「近江の厳島」とも呼ばれています。ご祭神は猿田彦命。
琵琶湖に浮かぶ朱塗りの大鳥居は、夕方のオレンジに染まる頃の光景が美しく、土日は日没後のライトアップが見られます。
白鬚神社
所在地/滋賀県高島市鵜川215
TEL/0740-36-1555
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メタセコイア並木
メタセコイア並木は、延長約2.4kmにわたりメタセコイアが約500本植えられているエリアで、マキノ高原へのアプローチ道として高原らしい景観を形成しています。
春の芽吹き・新緑、夏の深緑、秋の紅葉、冬の裸樹・雪花と四季折々の美しさから人気のドライブスポットで、日本紅葉の名所100選にも選出されています。
賤ヶ岳
琵琶湖北部に位置する賤ヶ岳は、1583年に羽柴秀吉と柴田勝家が覇権を争った「賤ヶ岳の戦い」の合戦場です。
琵琶湖八景の一つとして知られ、標高421mの頂上からは南北に奥琵琶湖と竹生島、東に伊吹山、北に余呉湖を一望できます。頂上までは、琵琶湖の景観と史跡を巡りながらのハイキングかリフトで行くことができます。
賤ヶ岳
所在地/滋賀県長浜市木之本町大音
TEL/0749-53-2650(長浜観光協会)
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滋賀でおすすめの観光スポット9選【長浜エリア】
長浜城歴史博物館
長浜城は、戦国時代末期に羽柴秀吉(豊臣秀吉)が築城したお城です。当初、秀吉は小谷城へ入っていますが、山城の不便さから、当時今浜(いまはま)と呼ばれていたこの地に城を築いています。
信長の名から一字拝領し、今浜から「長浜」に改名。その後、1615年(元和元年)に長浜城は廃城となり、資材の大半は彦根城の築城に流用されました。
現在の天守は1983年に犬山城や伏見城をモデルにして模擬復元されたものです。内部は歴史博物館として公開されています。
長浜城歴史博物館
所在地/長浜市公園町10-10
TEL/0749-63-4611
営業時間/9:00~17:00(入館は16:30)
定休日/年末年始(12/27~1/2)
料 金/高校生以上410円、小中学生200円
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長浜鉄道スクエア
長浜鉄道スクエアは、長浜の鉄道文化から、日本の鉄道の歴史について学ぶことができる資料館です。
現存する日本最古の駅舎・旧長浜駅舎などから構成されており、長浜鉄道文化館には北陸本線に関する鉄道資料や鉄道模型を、北陸線電化記念館にはD51形蒸気機関車とED70形交流電気機関車を展示しています。
また機関車の運転席への乗車や駅長服試着、さらに鉄道模型や鉄道のおもちゃの操作体験をすることもできます。
長浜鉄道スクエア
所在地/長浜市北船町1-41
TEL/0749-63-4091
営業時間/9:30~17:00(入館は16:30)
定休日/年末年始(12/29から1/3)
料 金/大人300円、小・中学生150円
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豊国神社
豊国神社は、長浜城主豊臣秀吉公を祀る神社で、秀吉の没後に長浜の町民がその遺徳を偲んで建立されました。事代主大神、豊臣秀吉、加藤清正、木村重成を祭神としています。
神殿は神明造で江戸時代中期の建築。お社には、秀吉公と共に恵比須様が祀られ、1月の十日戎、武者行列が繰り広げられる10月の「豊公まつり」の際には、商売繁盛や出世を願う人で賑わいます。
また、近江長浜6瓢箪めぐりの第一番札所としても知られています。6つ揃った「六瓢箪」は無病(六瓢)息災のお守りにいわれ、さらに蔓が伸びて果実が鈴なりになるさまから、開運招福・子孫繁栄の象徴ともされています。
豊国神社
所在地/長浜市南呉服町6-37
TEL/0749-62-4838
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黒壁スクエア
「黒壁スクエア」は、北国街道沿いに続く古い街並の一角にある、「黒壁ガラス館」を中心としたエリアの総称です。
歴史的建造物を再生利用した約30の施設があり、ガラスショップや工房、ギャラリー、体験教室、レストランやカフェなどが点在しています。
「黒壁ガラス館」は、明治時代から黒壁銀行の愛称で親しまれた約120年前の銀行を改装した建物で、有形文化財です。1階は国内のガラス作品が、2階は海外のガラス作品が取り揃えられています。
黒壁スクエア
所在地/長浜市元浜町12-38
TEL/0749-63-4091
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大通寺
大通寺は真宗大谷派(東本願寺)の別院で、慶長7年(1602)に長浜城跡地に創建されたのが始まりです。その後慶安4年(1652)に現在の場所へ移転されました。
絢爛豪華な桃山文化を垣間見ることができ、伏見桃山城の遺構と伝わる本堂や大広間、長浜城の追手門を移築した脇門(薬医門)など、建造物の多くが国と市の重要文化財に指定されています。
また、観賞式枯山水庭園である含山軒庭園、蘭亭庭園という国の名勝も寺内にあり、障壁画など貴重な文化財も多数有しています。
大通寺
所在地/長浜市元浜町32-9
TEL/0749-62-0054
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長濱八幡宮
長濱八幡宮は、平安時代より続く長浜の氏神様です。1069年ごろに源義家公が後三条天皇の勅願を受け、石清水八幡宮より御分霊を迎えて鎮座。それ以来地域の産土神として親しまれてきた。
兵火により社殿のほとんどを焼失したものの、長浜城主となった羽柴(豊臣)秀吉により修復がなされました。境内にある高良神社は、ボケ封じの宮として知られています。
また、毎年4月13日から16日にわたって行われる例大祭「長浜曳山祭り」も有名で、絢爛豪華な山車「曳山」の上で地域の子供たちの手による「子供歌舞伎」が披露されます。
長濱八幡宮
所在地/長浜市宮前町13-55
TEL/0749-62-0481
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竹生島(ちくぶしま)
竹生島(ちくぶしま)は、沖合約6kmに浮かぶ周囲2kmあまりの小島です。全体が緑の樹木に覆われ、古来より多くの信仰を集めています。
島内には宝厳寺、都久夫須麻神社が建ち、宝厳寺の弁才天は日本三弁天に数えられています。また、宝厳寺の唐門は秀吉の大坂城の唯一の遺構と伝わり、都久夫須麻神社の本殿とともに国宝に指定されています。
島全体も神秘的な空気に包まれているため、関西でも有数のパワースポットのひとつです。大河ドラマや映画の舞台にもなっています。
竹生島までは長浜港から毎日4~5便のフェリー(約35分)が運航しており、島内では1時間ほどの観光が楽しめます。彦根港、今津港からのフェリーでもアクセスが可能です。
琵琶湖汽船 竹生島クルーズ
所在地/長浜市港町4-17
TEL/0749-62-3390
乗船料(往復)/
大人3,200円 学生2,500円 小学生1,600円
竹生島拝観料/大人(中学生以上)600円、小人 300円
※竹生島にてお支払い
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伊吹山
伊吹山は標高1,377mの滋賀県最高峰の山で、日本百名山の1つです。四季を通じて登山者やハイカーに人気があり、山頂からは琵琶湖、比良、比叡の山々や日本アルプス、伊勢湾まで一望の大パノラマが広がります。
また、古くは『古事記』や『日本書記』にその名が記され、東征中のヤマトタケルノミコトが荒神を退治するために登頂したという伝説でも知られています。山頂部にはその日本武尊の石像と、伊吹山の神の白猪の像が設置されています。
山頂までは、伊吹登山口からの登山(片道約3時間30分)か、伊吹山ドライブウェイ(有料・冬季閉鎖)から車で山頂付近まで上がることができます。そのほか、春・夏シーズンには伊吹山登山バスが運行しています。
伊吹山
TEL/0749-53-5140
営業時間/8:00~20:00 ※季節により変更あり
入山協力金/300円
伊吹山ドライブウェイ往復通行料/
普通乗用車3,140円・自動二輪車2,200円
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小谷城跡
小谷城は、長浜市の小谷山(495.1m)にあり、浅井(あざい)家が3代にわたって居城としていました。築城は大永5年(1525年)ごろで、中世三大山城のひとつです。
織田信長との戦いで浅井家が滅んだ後、羽柴(豊臣)秀吉に与えられましたが、秀吉は今浜(いまはま)(現在の長浜)に城を築いたために、そのまま廃城となってしまいました。
自然の地形を利用して、東西の尾根づたいに各郭が配置され、本丸、大広間跡などから建物の礎石が出土しました。最頂部の大獄(おおずく)(495m)にも土塁が残っています。昭和12年(1937)に国の史跡に指定。
また近くにある温泉旅館「須賀谷温泉」は、浅井長政と妻のお市の方が湯治に通ったという歴史の秘湯で、源泉かけ流し式の温泉は赤茶色の天然温泉で日帰りでの入浴も楽しめます。
楽天トラベル日本の宿アワード2019を受賞するなど評価の高いお宿です。詳細は以下リンクをチェックしてみてください。
滋賀でおすすめの観光スポット8選【彦根エリア】
彦根城
彦根城は、井伊直政の子 ”直継”の代に約20年の歳月をかけて築城された井伊氏14代の居城で、江戸時代以前に建設された”現存12天守”の貴重な建築物です。
三層三階の天守は、関ヶ原合戦の前哨戦で耐え抜いた大津城から移築されたといわれ、外観の美しさのみならず機能面にも優れています。
全国的に見てもきわめて保存状態のよい城跡で、昭和27年(1952年)に国宝に指定。天守が国宝指定された5城のうちの一つです。なかでも大規模な馬屋は珍しく、国の重要文化財に指定されています。
城内には長浜城から移築されたといわれる天秤櫓や、城内の合図のための太鼓が置かれていた太鼓門櫓、大名庭園の玄宮楽々園などが残っており、天守最上階からは琵琶湖を一望できます。
彦根城
所在地/彦根市金亀町1-1
TEL/0749-22-2742
営業時間/8:30~17:00(年中無休)
料金/大人800円、小人200円
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玄宮園
玄宮園(げんきゅうえん)は彦根城の城内に江戸時代に造られた回遊式の大名庭園で、隣接する『楽々園』とともに『玄宮楽々園』として国指定名勝となっています。
延宝5年(1677年)に彦根藩4代藩主・井伊直興の命で作庭されたと伝わり、琵琶湖や中国の瀟湘八景にちなんで選ばれた近江八景を模してつくられました。
鳳翔台では抹茶を楽しむことができ、池に浮かぶ蓮や菖蒲の花が咲く初夏の季節は、花の香りが園内を包みます。
玄宮園
所在地/彦根市金亀町3
TEL/0749-22-2742
営業時間/8:30~17:00(年中無休)
入園料/[彦根城と共通]大人800円・小中200円
[玄宮園単独]大人200円・小中100円
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埋木舎
埋木舎(うもれぎのや)は、井伊直弼が17歳から35歳までの15年間を過ごし、文武両道の修練に励んだとされるお屋敷です。
徳川幕府の大老として知られる直弼の才能が培われた場所といわれ、現在は、直弼ゆかりの資料を展示しています。
「世の中をよそに見つつも埋もれ木の埋もれておらむ心なき身は」と直弼は和歌を詠み、自ら「埋木舎」と名付けました。
埋木舎
所在地/彦根市尾末町1-11
TEL/0749-23-5268
営業時間/9:00~17:00(入館は16:30まで)
定休日/月曜日(祝日の場合は翌日)、12月20日~2月末は閉館
入館料/大人300円、高大生200円、小中生100円
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夢京橋キャッスル口一ド
夢京橋キャッスルロードは、江戸時代の城下町が再現され、白壁と黒格子の町屋風に統一された約350mの商店街です。
レストランや甘味処、和雑貨のお店などが軒を連ね、近江牛メンチカツや近江牛ステーキ串、どら焼きなどの食べ歩きグルメが楽しめます。
また、隣接地にある「四番町スクエア」は、かつて”彦根の台所”として賑わった本町市場商店街を再現し、大正洋風建築の建物とガス灯が立ち並ぶノスタルジックなムードの町並で、食事や買い物ができます。
千代神社
千代神社は、天宇受売命(あめのうずめのみこと)・猿田彦命を御祭神とする古社で、井伊家の保護のもと産土神として信仰を集めています。
特に、天宇受売命は俳優の始祖、芸能の祖神と仰がれ、今も有名俳優や芸能関係の人々が芸の上達祈願に訪れます。
また、本殿は江戸時代初期に建てられた神社本殿建築の遺構として大変貴重な存在で昭和25年(1950)に国指定重要文化財に指定されています。
千代神社
所在地/彦根市京町2-9-33
TEL/0749-22-1237
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龍潭寺
龍潭寺は、井伊氏の始祖、藤原共保以来の井伊家の菩提寺で、奈良時代に行基(ぎょうき)によって遠江国(現静岡県)井伊谷に開基された、臨済宗妙心寺派の寺院です。
井伊直政が佐和山城主になったのを機に、昊天が佐和山(232.5m)山麓に移築され、禅僧の専門道場として多くの造園学僧を輩出しました。
江戸時代初期に建立された方丈は、彦根にある数少ない方丈建築の1つです。方丈襖絵前104面は、蕉門十哲の1人森川許六によって描かれたもので、東庭とともに市指定の文化財になっています。
また、寺院裏山の墓地には井伊直弼の母の墓や、直弼の側室であった里和の文塚など、多くの史跡が残っており、藍渓和尚伝来の七福神も拝観できます。
龍潭寺
所在地/彦根市古沢町1104
TEL/0749-22-2777
営業時間/9:00~16:00(年中無休)
料金/大人400円、小中学生150円
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多賀大社
多賀大社は伊勢神宮内宮の親神、伊邪那岐大神(いざなぎのおおかみ)と伊邪那美大神(いざなみのおおかみ)を祭神とする近江国第一の大社です。
日本最古の歴史書「古事記」にもこの神社の記述があり、712年にはすでにこの地にあったとされています。
生命の親神様であることから、古く「延命長寿・縁結び・厄除け」の神様として信仰を集め、鎌倉時代から江戸時代にかけては、武家や民衆にも信仰が広まりました。
駅前の大鳥居から神社までの参道にはおみやげ店などが立ち並び、春のしだれ桜、秋の奥書院の紅葉なども見事です。
多賀大社
所在地/多賀町多賀604
TEL/0749-48-1101
営業時間/8:00~16:00
庭園拝観料/300円
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豊郷小学校旧校舎群
豊郷小学校旧校舎群は、昭和12年に近江商人、商社「丸紅」の専務であった古川鉄治郎氏によって寄贈され、建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズ氏の設計で建てられた校舎です。
当時、「白亜の教育殿堂」「東洋一の小学校」といわれたほど立派な建物で、平成25年には国の登録有形文化財に登録されました。
近年、アニメ『けいおん!』(2009年)や映画『逆転裁判』(2012年)、NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』(2016年)など多くの作品の舞台やモデルにもなったことから、全国的にその名が知られています。
現在は、町立図書館や町の複合施設として利用されており、校舎は自由に見学することができます。
豊郷小学校旧校舎群
所在地/豊郷町石畑518
TEL/0749-35-3737
営業時間/9:00~17:00
定休日/月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始
料金/無料
▶公式ホームページ
【滋賀でおすすめの観光名所一覧】まとめ
今回は、滋賀でおすすめの観光名所について詳しく解説してきました。
滋賀観光には車があると便利で短期間でも多くの観光地を巡ることができます。車をお持ちでない方はレンタカーを借りるなどして観光に出かけましょう。宿泊は各地の温泉地で旅の疲れを癒してみてください。
今回は以上です。滋賀観光の参考になれば幸いです。