明太子は福岡の代表的な名物で、韓国で食べらていた「たらこ」のキムチがその起源であると言われています。現在では、福岡県内に数百もの専門メーカーが存在し、福岡土産の定番となっています。
そこで、今回は福岡で人気の明太子をランキング形式でご紹介します。ほとんどの商品はネット通販で手に入れることもできます。実店舗や販売店については、公式サイトのリンクをご確認ください。
福岡で人気の明太子ランキング
では、福岡で人気の明太子をランキング順にご紹介していきます。
ふくや「味の明太子」
「ふくや」は、辛子明太子を日本ではじめて製造・販売した老舗です。ふくや創業者の川原俊夫が、試行錯誤の末に”明太子”を生みだして以来、70年以上にわたって厳選した素材と味にこだわった商品を提供しています。
ふくやの辛子明太子は、「真子(まこ)」と呼ばれる最も明太子に適した状態の良質な「たらこ」を使用しています。雑味がなく旨みがしっかりある「真子」の美味しさを活かすため、味つけはごくシンプルにとどめ、アルコールやみりんなどは一切使用していません。
味の決め手は特製ブレンドの唐辛子です。個性の異なる3種類以上の唐辛子を組み合わせて、辛味と甘み、香りの絶妙なバランスを調和させます。さらに、唐辛子を非常に細かくパウダー状にすることで、たらこに調味液がしっかりなじみ、香り高い明太子を生み出しています。
ふくやの定番商品は「味の明太子」です。「レギュラー(辛口)」や「どっから(激辛)」、マイルドなどからお好みの「味」を選べます。
味の明太子
賞味期限/冷蔵15日
製造元/ふくや
▶公式ホームページ
明太子のかねふく
「かねふく」は博多で50年以上の歴史を持つ明太子専門店です。産地で漁獲されたスケトウダラの卵の調達から、塩漬け、そして明太子への加工まで一貫して自社で管理しており、卵はすべて天然にこだわっています。
さらに、長年の匠の技による”粒立ち工程”を徹底して行うことで、明太子一粒一粒の極上のつぶつぶ感を生み出しています。
かねふくの人気No.1商品は、ボリューム感たっぷりの「ふとっぱら辛子明太子」です。テレビ番組で紹介され、大きな反響を呼びました。原料を直接仕入れることで、大きな卵も使用できます。かねふくならではの希少な大型サイズの明太子です。
また、かねふくでは、日本で唯一の明太子専門テーマパーク「めんたいパーク」を運営しています。全国に6か所あり、できたて明太子の直売店や、めんたいミュージアムやフードコーナーなどがあり、明太子工場の無料見学も楽しめます。
やまや「辛子明太子」
やまやの「辛子明太子」は、創業以来守り続けている”匠のたれ”に168時間じっくりと漬け込み、熟成させることで、まろやかでコクのある明太子の味わいが生まれます。
この製法は、創業者である山本秀雄が、冷蔵庫に1週間放置していた明太子を食べて、その味が格段に向上していたことから生まれました。
原材料であるスケトウダラの卵は、社員が技術指導員として漁に同行して選別したものを使用しています。調味液には福岡県の酒造所である「喜多屋の純米大吟醸酒」や、香り豊かな九州産の柚子、北海道羅臼産の昆布を加え、まろやかで濃厚な旨味を引き出し、辛子明太子の味に奥行きを与えています。
明太子 やまや
賞味期限/14日(要冷蔵)
製造元/やまや
▶公式ホームページ
福さ屋「辛子めんたい」
「福さ屋」は、福岡・博多で美味しい辛子めんたいこを作り続けてきた辛子明太子専門店の老舗です。厳選されたたらこを、魚醤を加えた濃厚な香辛調味液の中で三昼夜熟成させ、ほどよい辛さとまろやかな旨みを生み出します。
厳選された唐辛子は、キレのある辛みと風味に加え、甘みも持ち合わせています。これにより、辛子明太子の味が一層引き立ちます。
人気の明太子は2種類あります。「辛子めんたい 博多」は、北海道産の原卵と国産の唐辛子と本みりん、そして創業者 笹木吉夫の生誕地である北海道礼文島の利尻昆布を贅沢に使用し、全ての原料にこだわり作り上げた福さ屋の自信作です。
「謹製辛子めんたい」は、厳選された原卵のみを使用し、明太子本来の上質な旨味とピリッとくるクセになる辛さ、弾けるようなプチプチとした食感を楽しめる逸品です。
味のめんたい 福太郎
辛子明太子屋「福太郎」は、1973年から製造を始め、1974年から福太郎という屋号で「味のめんたい福太郎」というブランドの明太子を販売開始しました。産地と育ちにこだわり、厳選された素材を用いて明太子を製造しています。
使用する調味料は唐辛子をベースにした30種類以上のバリエーションがあり、それぞれの素材に合わせて使い分けています。魚卵によって数種の調味液を作り、ゆっくりと二度漬けすることで深いコクと旨味を生み出しています。
さらに、販売元である株式会社 山口油屋福太郎は、様々な明太子ブランドの開発に取り組んでいます。辛味のない唐辛子を使用した「お子さまめんたい」や、大吟醸「日子の詩」を使った高品質な「大吟醸めんたい」といった商品のほか、辛子明太子風味せんべい「めんべい」は、博多土産としても喜ばれています。
島本「辛子めんたいこ」
博多辛子明太子の「島本」は博多で創業45年。希少な国産原卵ならではの圧倒的な旨みや粒感で、宝石のような美しいワンランク上の明太子を福岡博多より提供し続けています。
たらこを漬け込む調味液は、昔から受け継がれてきた秘伝の製法に基づき、たらこの鮮度を保つために、比較的短い時間で調味液を染み込ませます。さらに、日本酒ではなく焼酎でたらこを漬け込み、着色料などを使わないことで、素材の旨みを邪魔しないすっきりとした味に仕上げています。
島本で人気があるのは、定番の「オリジナル辛子明太子」。そのほか、「昆布漬け辛子明太子」や「大吟醸仕込みの辛子明太子」があり、「めんたいマヨネーズ」や「いかめんたい」などの商品も好評です。
博多辛子めんたいこひろしょう
「博多辛子めんたいこ ひろしょう」では、希少な北海道産の卵にこだわり、安全と美味しさを追求した明太子を販売しています。国産の原料の買い付けから製造・販売まで一貫して行っており、清酒と独自で調合した辛味とうま味・風味のバランスの良い唐辛子で168時間じっくり熟成させています。
地元・福岡はもちろん、著名人や芸能人にもファンが多いことで知られ、某テレビ番組で取り上げられてから「ひろしょう」の辛子明太子は一躍有名になりました。
まるきた水産「辛子明太子 博多あごおとし」
「まるきた水産」が製造している辛子明太子「博多あごおとし」は、“あごが落ちるほどうまい”との声からブランド名に採用されました。
素材は極寒のベーリング海・オホーツク海で水揚げされた新鮮なスケトウダラの卵を使用し、長崎県産の海塩で塩蔵した塩たらこを、数種類の唐辛子をブレンドした秘伝の調味液にじっくりと漬け込み熟成させます。
魚一筋の匠が本来の旨味を引き立て、ふっくらとなめらかでありながら、しっかりとした粒感、旨味、穏やかな辛味が特徴です。
鳴海屋「辛子明太子」
鳴海屋は、昭和3年(1928年)に福岡市博多区で米穀商として創業した老舗です。昭和43年に「鳴海屋の辛子めんたい」が誕生し、創業以来の食文化への貢献という伝統を受け継ぎ、「品質本位、こだわりの味」を追求しています。
水揚げされたスケソウダラから取り出したタラコは、一つ一つ丁寧に品質を吟味し、九州の地酒や厳選された唐辛子などの調味料を用いて、丹念に漬け込んでいます。素材の旨味を大切にし、できる限り調味料の量を控え、タラコが持つ本来の味を最大限に引き出しています。
稚加榮「辛子明太子」
「稚加榮」は、1961年に創業した博多を代表する料亭です。独自のこだわりを持った稚加榮ブランドの明太子を提供しており、料亭の味を家庭で楽しむことができます。
新鮮なたらこを中から厳選し、卵本来の美しい形と弾力、美味しさをそのままに、粒揃いのものが稚加榮の辛子明太子になります。一粒一粒に生きる「活き」の良さに、こだわりを追求した料亭ならではの一品です。
あき乃家「ワイン仕込からし明太子」
明太子専門店「あき乃家」は、1992年に創業し、1994年より看板商品の「ワイン仕込からし明太子」を販売しています。
山梨県産の2種類のワインををはじめ、酒・りんご・昆布・かつお等16種類の食材でじっくりと熟成させ、まろやかな味に仕上げています。
粒の一つ一つまでしっかり漬かっているため、箸を入れたときのはじけるような感触、爽やかでコクのある味わいはワイン仕込ならではの特長です。
【福岡で人気の明太子ランキング】まとめ
今回は、福岡で人気の明太子をランキングで解説してきました。これらの明太子は主要な駅やデパート、福岡空港などでも入手可能で、お土産としても最適です。
福岡・博多を訪れた際はぜひ購入してみてください。