下呂温泉は、有馬・草津と並び、日本三大名泉に選ばれている天下の名泉です。ツルツルの美肌になれる「美人の湯」として有名で、東海エリアの人気温泉地ランキングで常に上位に選出されています。
飛騨川を中心とした温泉街には湯めぐりができる多数の施設があり、地元スイーツや、名産の飛騨牛グルメの食べ歩きも楽しめます。
今回は、そんな下呂温泉を巡る観光モデルコースと見どころ、下呂温泉で行くべき観光スポットについて解説していきます。
下呂温泉観光モデルコース
ではまず、下呂温泉を巡る観光モデルコースを解説していきます。
下呂温泉観光モデルコースは以下の通りです。
✅下呂温泉観光モデルコース
下呂温泉を巡る観光モデルコースは、まず江戸時代に宿場町として栄えた「飛騨金山」に立ち寄り、「筋骨めぐり」や「奥飛騨酒造」の観光を楽しみます。そのあとは、下呂温泉の中心地へ移動。温泉街の食べ歩きや下呂温泉合掌村などの観光スポットを巡っていきます。
下呂温泉は車がなくても下呂駅から徒歩移動で散策できます。▶下呂市バス路線図
飛騨金山も併せて観光するなら車・レンタカーが必要です。移動時間は名古屋駅から2時間ほど。レンタカーは岐阜駅や名古屋駅など主要な駅で借りられます。
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下呂温泉の観光の見どころ
下呂温泉の主要観光スポットは以下の通りです。
✅下呂温泉の主要観光スポット
- 飛騨金山
- 奥飛騨酒造
- 横谷峡四つの滝
- 下呂温泉噴泉池
- 加恵瑠神社
- 下呂温泉合掌村
- いでゆ朝市
- 温泉寺
下呂温泉の観光の見どころは、開放感抜群の下呂温泉名物「噴泉池」や、合掌造りの民家で集落を再現した「下呂温泉合掌村」、漬物、地酒、民芸品などのお店が軒を連ねる「いでゆ朝市」などです。
温泉街では地元スイーツや、名産の飛騨牛グルメの食べ歩きが楽しめるほか、「湯めぐり手形(¥1,300税込)」を購入すれば、3軒の温泉を巡ることができます。
宿泊はもちろん、下呂温泉です。宿泊施設は駅、温泉街周辺に点在しており、離れた場所にあるホテルでは送迎サービスも利用できます。詳細は以下リンクをチェックしてみてください。
さらに、下呂温泉から北に車で1時間のところには「飛騨高山エリア」があり、情緒ある古い町並みや飛騨牛などのご当地グルメが楽しめます。
観光モデルコースは以下の記事で解説しているので合わせてご覧ください。
下呂温泉への行き方
下呂温泉のある下呂駅までは、名古屋駅からJR高山本線の特急「ワイドビューひだ」を利用して1時間40分ほど。午前中は1時間に1本、午後は2時間に1本程度運行しています。
新幹線や飛行機のチケットは、「ホテル・旅館」と組み合わせたダイナミックパッケージでお得に購入することができます。このようなサービスは、以下の旅行会社で取り扱われているので、ぜひチェックしてみてください。
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下呂温泉で必ず行きたい8の観光スポット
では、ここからは上記モデルコースで行ける下呂温泉の観光スポットをそれぞれ解説していきます。
下呂温泉噴泉池
噴泉池は、下呂大橋の下の川原に湧き出る温泉です。開放感抜群で下呂温泉名物となっています。
加温、注水をしない源泉かけ流し。温度は夏が若干高め、冬はややぬるめです。無料で利用できますが、男女とも水着着用が義務付けられています。
朝7時から8時に毎日清掃しており、清掃後温泉が溜まるには6時間程度かかるので、午後2時頃からの利用がおすすめです。
下呂温泉合掌村
下呂温泉合掌村は、白川郷などから移築した国指定重要有形民俗文化財の「旧大戸家住宅」をはじめ10棟の合掌造りの民家を配した博物館です。
村内には、国登録有形文化財の旧岩崎家(民俗資料館)や旧遠山家の板倉があり、内部を見学することができます。
他にもお食事処「合掌茶屋」、陶芸や陶器の絵付け、和紙の絵漉きなどの体験施設「飛騨工房」、円空仏を見ることが出来る「円空館」もあります。
下呂温泉合掌村
所在地/岐阜県下呂市森2369
TEL/0576-25-2239
営業時間/8:30~17:00
定休日/無休
入場料/大人(高校生以上)800円、小人(小・中学生)400円
交通アクセス/JR高山線下呂駅より、徒歩20分
▶公式ホームページ
いでゆ朝市
いでゆ朝市は、下呂温泉街にある「下呂温泉合掌村」の入り口下で開催される朝市です。
地元産の野菜のほかに、トマトジュース、ブルーベリージャム、ぶなしめじや地酒、そして赤カブの漬物のほか、いろいろなお店が軒を連ねています。
味噌やこんにゃくなどは地元で生産・製造しているものも並ぶので、スーパーで買うよりいくらかお値打ちで購入できます。
いでゆ朝市
所在地/岐阜県下呂市森2369
TEL/0576-24-1000
開催期間/毎年3月上旬から11月下旬まで
営業時間/8:00~12:00
交通アクセス/下呂駅より徒歩15分程
▶公式ホームページ
温泉寺
温泉寺は、下呂温泉に伝わる白鷺伝説の薬師如来が祀られたお寺です。
下呂には昔、湯の峰から湧き出る温泉が突然止まってしまい村人が困りはてていた時、薬師如来の化身といわれる白鷺(しらさぎ)が舞い降りて、新しい温泉を村人に知らせたという伝説があります。
下呂駅からは徒歩で20分ほど。173段の石段を上がったところに位置し、境内からは下呂の町並みが一望できます。
加恵瑠神社
「加恵瑠神社」は、下呂温泉街の新しい観光スポットで、「げろ」にちなんだネーミングと「無事帰る」などの語呂合わせに縁起やご利益を願っています。
”加恵瑠大明神の石像に賽銭を奉納すると有り難いお告げが聞ける”とされています。
飛騨金山
下呂温泉から電車で30分ほどに位置する飛騨金山は、江戸時代に宿場町として栄えた地域です。近年、「筋骨めぐり」がテレビで紹介され、注目を集めています。
「筋骨(きんこつ)」とは、飛騨地方で迷路のように入り組んだ細い路地のこと。飛騨街道 金山宿には、建ち並ぶ民家の隙間に筋骨が張り巡らされており、現在でも集落の往来に近道として役立つ筋骨は、住民にとって欠かせない存在です。
情緒ある町並みを観光マップを見ながら散策することができ、かつての銭湯の建物や現役で動くポンプ式の井戸、飛騨と美濃を結んでいた渡船所の跡などを見ることができます。
金山町観光協会
所在地/下呂市金山町大船渡 679-1
TEL/0576-32-3544
営業時間/9:00〜16:00
▶筋骨めぐり公式サイト
奥飛騨酒造
奥飛騨酒造(旧髙木酒造)は、享保五年(1720年)の創業の老舗の造り酒屋です。
蔵見学(要予約)では、築190年の本店に展示されている江戸時代からの大福帳や、お雛様などを説明し、タンクが並ぶ酒蔵まで案内してくれるほか、大吟醸、吟醸酒、純米酒、にごり酒、米焼酎、麦焼酎など各種、試飲ができます。
奥飛騨酒造
所在地/下呂市金山町金山1984番地
TEL/0576-32-2033
営業時間/9:00〜17:00
料 金/見学料は無料、酒蔵見学は事前のご予約が必要
▶公式ホームページ
横谷峡四つの滝
横谷峡は、飛騨木曽川国定公園内にある渓谷です。
散策の山道をたどると「白滝」「二見滝」「紅葉滝」「鶏鳴滝」の4つの雄大な滝を見ることができます。落差はそれほどないですが、広い滝つぼが特徴で泳いだり水遊びが楽しめます。
郡上八幡
下呂温泉から車で1時間ほど西に位置する「郡上八幡」は、戦国時代末期から八幡城の城下町で、「宗祇水」に代表される清冽な水と夏の郡上おどりで有名な町です。
柳町の家々は侍町の面影を残しており、隣家との境に袖壁をもつのが特徴。江戸時代から変わらない地元の暮らしを感じることができます。
飛騨高山
下呂温泉から車で1時間北に位置する「高山市」は、険しい山に囲まれた盆地にある山岳都市です。広大な市の東側には飛騨山脈、西側には両白山地がそびえ、観光ガイドでは「飛騨高山」と記されます。
江戸時代には幕府の直轄領として栄え、今でも城下町や商家町の姿が残されていることから「飛騨の小京都」と呼ばれています。
観光では、高山の古い町並みでの食べ歩きをはじめ、天領時代の代官・郡代の政務所である「高山陣屋」、合掌造りの集落「飛騨の里」などが見どころです。
宿泊は飛騨高山温泉が利用できます。人気の宿泊施設は以下リンクをご覧ください。
観光モデルコースは以下の記事で解説しています。
下呂温泉の観光ガイドブック
下呂温泉については旅行情報誌”るるぶ岐阜 飛騨高山 白川郷’24”や ”まっぷる 岐阜 飛騨高山” でも紹介されています。そのほか、温泉や宿に関しては”るるぶ温泉&宿 東海 信州”があります。
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下呂温泉で人気のホテル・旅館
下呂温泉での宿泊は、「ホテルくさかべアルメリア(6,980円~)」が人気があります。
自慢の”展望露天風呂”や、和洋中50種以上のディナーバイキング&アルコール飲み放題、多彩なエンターテイメントショーなどが楽しめるリゾートホテルです。
楽天ゴールドアワード&日本の宿アワードを3年連続で受賞。日本のホテル・旅館100選にも選ばれています。
そのほか、1948年創業の老舗旅館「小川屋」は、東海地方最大級の広さを誇る100帖空間の畳風呂に、飛騨の食材をふんだんに使った郷土料理が魅力です。
2021年には楽天アワード金賞&日本の宿アワードTOP47をW受賞、さらに「朝ごはんフェスティバル」では2年連続で日本一に輝いています。
「下呂ロイヤルホテル雅亭(11,800円~)」は、貸切露天風呂や露天風呂付客室、畳風呂が人気です。
詳細は以下リンクをチェックしてみてください。
【下呂温泉観光モデルコース】まとめ
今回は、下呂温泉観光モデルコースについて解説してきました。
下呂温泉は、名古屋から2時間ほどの距離にあるので1泊2日の旅行に最適で、さらに、北部にある飛騨高山にも見どころが多いので2泊3日での旅行もオススメです。
モデルコースは以下の記事でまとめているので合わせてご覧ください。今回は以上です。下呂温泉観光の参考になれば幸いです。