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食べ放題チェーンの店舗数ランキング【2026年】多い順一覧

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日本の食べ放題チェーン業界は、外食産業の中でも安定した需要を持つジャンルですが、その中身はこの数年で大きく変化しています。

かつては「すたみな太郎」に代表されるような、焼肉・寿司・惣菜・デザートを一度に楽しめる総合バイキングが主流でした。しかし現在は、単に「たくさん食べられる」だけでは差別化が難しくなり、各チェーンはジャンル特化や体験価値の向上にシフトしています。

特にコロナ禍以降は、テーブルオーダー方式や配膳ロボットの導入などにより、効率性と衛生面が重視されるようになりました。その結果、食べ放題は「安さ重視の業態」から、満足度・快適性を重視する外食ジャンルへと進化しています。

この記事では、日本国内の主要食べ放題チェーンを店舗数ベースで整理し、それぞれの特徴や業界の構造まで詳しく解説していきます。


食べ放題チェーンの店舗数ランキング(日本)

まずは、日本国内の主要食べ放題チェーンを店舗数の多い順にまとめました。
※ジャンル横断(焼肉・しゃぶしゃぶ・バイキング等を含む)

順位チェーン名店舗数(目安)ジャンル
1位焼肉きんぐ約350店舗焼肉(食べ放題特化)
2位しゃぶ葉約324店舗食べ放題専門店
3位しゃぶしゃぶ温野菜約210店舗しゃぶしゃぶ専門
4位ゆず庵約115店舗寿司・しゃぶしゃぶ
5位串家物語約100店舗串揚げビュッフェ
6位すたみな太郎約70店舗総合バイキング
7位PISOLA(ピソラ)約60店舗本格イタリアン
8位肉匠坂井約55店舗焼肉食べ放題
9位牛角食べ放題専門店約37店舗焼肉食べ放題
10位スイーツパラダイス約30店舗スイーツ
11位MKレストラン約22店舗しゃぶしゃぶ・飲茶
12位神戸クック・ワールドビュッフェ約20店舗世界料理バイキング
12位プレミアムカルビ約20店舗焼肉+デザート
14位じゅうじゅうカルビ約18店舗焼肉食べ放題

現在の食べ放題業界は、単純な「店舗数ランキング」というよりも、ジャンルごとに覇権が分かれている構造になっています。

その中でも、焼肉きんぐ・しゃぶ葉・温野菜の3ブランドは、異なる客層を取り込みながら市場を広くカバーしているのが特徴です。


食べ放題チェーンの特徴と業界構造

食べ放題チェーンは一見似た業態に見えますが、実際には「誰に・どんな体験を提供するか」によって明確に分かれています。

まず現在の主流となっているのが、焼肉きんぐに代表される高回転・ファミリー特化型です。このタイプは郊外ロードサイドに大型店舗を構え、家族連れを中心に安定した集客を実現しています。

テーブルオーダー形式を採用することで、ビュッフェ形式よりも衛生面と効率性を高めており、現在の食べ放題の標準モデルと言える存在です。

一方で、しゃぶ葉やしゃぶしゃぶ温野菜のようなヘルシー志向型も大きな勢力を持っています。焼肉に比べて脂っこさが少なく、野菜を多く摂れることから、女性や学生層に支持されやすいのが特徴です。価格帯も比較的抑えられており、「気軽に利用できる食べ放題」として日常利用を取り込んでいます。

さらに、串家物語やスイーツパラダイスのように、体験型食べ放題も独自のポジションを確立しています。自分で揚げる串カツや、季節ごとのコラボスイーツなど、単なる食事ではなく「楽しさ」を提供することで、特に若年層の支持を集めています。

そしてもう一つが、すたみな太郎のような総合バイキング型です。このタイプはかつての主流でしたが、現在はやや勢いが落ちています。


食べ放題チェーンの進化ポイント

食べ放題業界を語る上で重要なのは、「量」ではなく「仕組み」の進化です。

まず大きいのが、テーブルオーダー方式の普及です。以前のように料理を取りに行くスタイルではなく、席から注文できる仕組みに変わったことで、回転率と顧客満足度が大きく向上しました。

また、デザートやサイドメニューの強化も顕著です。プレミアムカルビのように専属パティシエを置く店舗まで登場しており、食後の満足度が来店動機に直結するようになっています。つまり、食べ放題は「メイン料理」だけで勝負する時代ではなくなっています。

さらに、配膳ロボットやモバイル注文などのDX(デジタル化)も進んでおり、効率化によって利益を確保しながら出店を続けられる企業が強い構造になっています。この点で、物語コーポレーション(焼肉きんぐ・ゆず庵)は非常に優れたモデルを確立しています。


まとめ|食べ放題チェーンの店舗数ランキング

食べ放題チェーンの店舗数ランキングでは、焼肉きんぐ がトップに立っていますが、業界全体を見ると単純な店舗数だけでは語れない構造になっています。

焼肉、しゃぶしゃぶ、体験型、総合バイキングといった異なる業態が共存し、それぞれが異なるニーズを取り込んでいます。そして現在の大きな流れは、「何でも食べられる」から「満足度の高い専門体験へ」という変化です。

今後はさらに、DXによる効率化や高付加価値化が進み、「どれだけ安いか」ではなく「どれだけ満足できるか」が競争軸になる可能性が高いです。